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■バンダイ マクロス7 1/65 VF-17S DXステルスバルキリー
こちらもアニメ「マクロス7(1994)」放送当時のDX玩具。
バンダイより、4980円(税込)で発売されたみたいぞよ。
ファイヤーバルキリーと一緒に発掘したのでおまけで紹介しよう!!
こちらは劇中で軍のエース「ダイヤモンドフォース」の主力機として登場する
「VF-17 ナイトメア」の三段変形を再現した玩具となる!
これまでにないステルス攻撃機をモチーフとしたバルキリーであり、「F-117 ナイトホーク」がモデルとなっているぞよ。
パッケージはこのバトロイド形態でパッケージングされた初期のものと、
ファイター形態でパッケージングされた後期のものがあり、後期版の方が仕様が豪華との事であるが後述だ。
当時品にして見よ、このスタイルの良さ・・・!
VF-17Sは劇中において、軍側の主人公とも言えるキーキャラクター、ガムリン・木崎が搭乗する機体である。
ダイヤモンドフォースとしてVF-17Dを愛機としたガムリンさんであったが、
第24話から隊長に昇格し、こちらの指揮官機仕様へと乗り換えたぞよ。
玩具ではリデコとしてVF-17D、Sの2体がラインナップされており、
それぞれカラーリングと頭部造形が異なっている。
VF-17と言えば「マクロスF(2008)」では新統合軍の主力として
バージョンアップしたVF-171が現役で登場したぞよね!
F仕様では機首が伸びてちょっとステルス機感が薄れたが、
主人公のアルト君がほんの一時期更なる改良機である白いVF-171EXに搭乗するなど優遇されていたぞよ。
玩具も様々出ているが、オリジナルのVF-17の可変トイはこのバンダイ製とYAMATO製くらいなもので、
特にバンダイが発売した当時品は今にしても3形態を概ね破綻なく、
また扱いやすい仕様で再現しており、傑作トイと名高い出来である・・・!!
何気にファイヤーバルキリーよりも塗装箇所が多く、
統合軍マークや各部ラインなど初めから彩色済みなのが嬉しい・・・!
どうやらこれは後期版の仕様で、初期版はマークなどシール再現だったようだ。
買うならファイター形態の後期パッケージがオススメかもね!
ボトム。
ファイヤーバルキリーに比べて肉抜き箇所など少なく、
一見すると変形トイとは思われないまとまりの良さである。
変形ギミックの都合もあり、各部割と柔軟に可動する。
付属のガンポットは片手持ちから・・・、
両手持ちも可能で隙が無い・・・!
頭部機銃も勿論動きます。
実に格好良いぞよね・・・!
単純な出来で言えばファイヤーバルキリーよりこちらの方が上であろう・・・!
正確な発売日がよくわからないが、恐らくこっちが後発の都合、よく練られているのかもしれない。
脚部も程よく可動するので、動きのあるポージングも可能となっている。
ファイヤーバルキリーとの違いとしては、各部にスーパーパック用のジョイント穴が見当たらない。
こちらは初めから発売予定が無かったみたいぞよ。
もっとも、ファイヤー&ブレイザーバルキリーの追加パーツも結局未発売に終わった事は残念でならん。
前述の通り後期版は頭部から各部マークに至るまでほぼ塗装済みだが、
バトロイド形態では腿となるエアインテークのみシールでディテールを再現している。
それでは早速変形させてみようじゃないか・・・!!
ステルスバルキリーはこれまでにないシルエットのバルキリーと言う事で、
変形ギミックも独自のものとなる・・・!
比較的シンプルな変形でシルエットがガラッと変わり、各形態でまとまりが良いのは流石であるが、
何より凄いのはそれをちびっ子向け玩具で再現するバンダイの職人技よ・・・!!
同シリーズのファイヤーバルキリー同様、かなり頑丈で直感的に遊べる作りは、
説明書を見なくてもがしがし弄りまさせる安心感があるぞよね・・・!!
まずはガウォーク形態に変形だ!!
ステルスバルキリーのガウォーク形態はアニメOPでもお馴染みぞよね!
拳を収納すると肘からレーザー砲が飛び出すギミックがあり、独特のシルエットを再現している。
こちらの肘のレーザー砲を展開した形態は強攻モードとされ、
ステルスバルキリー最大の目玉変形の一つでもあるぞよ。
ガウォークと言えば八の字に開いた足!
腿にロールがあるのである程度開けるのも嬉しい。
おしり。
翼回りがひっかけやすいので大型汎用スタンドなどで浮かせて展示も可能ぞよ。
やはり浮遊状態で飾ると格好良い・・・!!
近年のハイエンドバルキリートイは落っことしたら一瞬で壊れてしまうだろうが、
このDX版は適当に遊んでいても壊れない安心感があるぞよ。
勿論腕を展開し、通常のガウォーク形態にしたり、
逆に腕を収納しガウォークファイターへも変形可能だ!
ここから脚部を収納する事で・・・、
VF-17の特徴でもあるステルス攻撃機をモチーフとしたファイターモードに変形!!
お〜っ!
見事に三角形に収まっているではないか〜っ!!
実は変形はややタイトなのだが、コツさえ解っていればするっと変形できる。
とにかく頑丈なので説明書を見なくとも直感的に遊べるのが嬉しい!
そしてなんと・・・戦闘機玩具と言ったら外せないランディングギアが・・・、
きちんと別パーツで設けられている喜び・・・!
ファイヤーバルキリーでは機首のシルエットが大きく崩れてしまったが、
本商品は玩具然としながらもきちんと着艦形態が再現されています。
ステルスバルキリーは立体化難易度の高い可変メカでもあるぞよ。
なぜならファイターでは薄く、バトロイドではマッシブに描かれるので、
三形態をバランスよく再現しようとするとどこかで破綻が生じるのだ。
本商品もバトロイドはややスマートで、ファイターはこのように分厚くなってしまっているが・・・
まずキッズ向け玩具では十分な再現度と言えよう・・・!!
このような形状の矛盾を3DCG時代にすり合わせてリファインされたのが
マクロスFに出てくるVF-171というワケなのです。
着艦するともたっと脚部が接地してしまうのもご愛敬だ。
あんまり精密で繊細だと遊びにくいし、このくらいで丁度良いですよこのくらいでーっ!!
これでも十分薄くて格好良いぞよね?
劇中にはレイとビヒーダが搭乗するサウンドフォース機、VF-17T改ストームバルキリーも登場するが、
残念ながら変形トイは発売されなかったぞよ。
はじめはバサラの挑戦にいら立ちを覚え、止めさせようと躍起になっていたガムリンさんが、
次第に歌の力に感化され、バサラの最大の理解者となってゆく・・・これが熱いッ!!
視聴者が最も共感するキャラクターがこのVF-17Sのパイロット・ガムリンさんなのだ・・・!!
「マクロス7」にはここではかき切れないほどの名エピソード、
名セリフが溢れ、心に残る名作となっている・・・。
こういう熱いロボットアニメ・・・最近あんまりないぞよね!?
わたくしは近頃の軟弱でボソボソ喋る優男主人公があまり好みでない。
もっと芯が熱く、言葉に力強さのあるキャラクターが好きなのだ!!
流行と言うのはぐるぐる巡るものぞ。
そろそろまた熱血の時代が近づいているんじゃないぞよかな・・・!?
機体下部も程よいメカディテールが格好良い。
VF-17のガンポッドは脚部に収納される設定なので、機体下部に懸下は出来ませんが・・・、
なぜかネジ穴がジョイント径と一致するので、適当な個所にマウントする事は出来る。
こういう遊び心、玩具設計の妙ぞよね〜。
このシリーズの良く出来た所は、全く異なる変形ギミックを備えたVF-19とVF-17が、
3形態でほぼほぼ同等のサイズ感に変形する事である。
1/65スケールというのは正確ではない気もするが、
玩具としては並べた時に違和感のない大きさになるのが嬉しい。
当時品の可変バルキリー2機の紹介でした!
現代目線で見ても実に良く出来た玩具であるぞよ。
シリーズファンは一度は遊んでみて欲しい傑作トイとなっている!
最近のハイエンドトイは勿論良いが、こういう素朴な玩具でしか得られない心の潤いがあるぞよね〜。
本格ロボットバトルエッセイまんが(?)「ばらむツZ」もよろしくぞよ!!
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・「HG マクロス7 VF-19改 ファイヤーバルキリー サウンドブースター装備」
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■バンダイ マクロス7 1/65 VF-19改 DXファイヤーバルキリー
こちらは恐らく1994年のアニメ「マクロス7」本放送当時に発売されたDX玩具。
定価は不明だけど、バーコードを調べたところどうやら4980円で販売されていたようだ。
パッケージは2タイプあり、バトロイド形態で梱包された縦長のものと、
ファイター形態で入った横長のものがあったみたいぞよ。
同じくバンダイから2024年に新発売のプラモ「HG ファイヤーバルキリー」と並べる為に発掘してきたのでせっかくだから紹介しよう!
ファイヤーバルキリーの詳細は上記レビューも参照のことだ!
初代「超時空要塞マクロス(1982)」のヒットの要因の一つとして、
タカトクトイスの発売した傑作バルキリー玩具の存在があげられる!
こちらは劇中の変形機構とシルエットを概ね再現した、当時としてはかなり本格的な可変ギミック玩具であり、
2008年にはバンダイから復刻版「オリジン・オブ・バルキリー」が発売されるなど、
マクロスを語る上では欠かせない玩具の一つとなっている。
本商品はシリーズの正当続編である「マクロス7」におけるタカトクバルキリーのポジション・・・と言っても過言ではない!
正当後継者として複雑な完全変形ギミックを、ちびっ子向け「玩具」で再現しよう・・・!
という気概のあるアイテムとなっているのだ!
本商品は「マクロスプラス」のYF-19を経て完成したVF-19をモチーフとしており、
「7」の劇中では熱気バサラの愛機として登場する「VF-19改 ファイヤーバルキリー」を再現したDX玩具となっているが・・・
このメカ、めちゃくちゃ変形設定が難しい・・・!
この時代、まだアニメのロボットを設計するのに3DCGなど用いない時代・・・
手書き作画で表現される各変形形態はあまり整合性が無く、
立体物で再現しようとすれば必ずどこかで齟齬が生じるのも仕方のない事ぞ!
ご覧の通り本商品の人型形態「バトロイドモード」はなんだかあまり格好良いとは言えず、
ノッポでアンバランスなスタイルとなってしまっているのはご愛敬だ。
デザイナーの河森正治氏はメカデザインの雛型として、変形ギミック検討にレゴを用いる事で有名だが、
なんでも本商品は河森氏のレゴ試作を参考に設計されたそうである。
しかし、いざ決定稿のアニメデザインが上がってくると、
バトロイド形態はマッシブな格好良いロボットとして描かれていたので
玩具と乖離してしまったと言う事みたいぞよね。
つまり、本商品のアンバランスなスタイルは監修に従ったもので、企画段階では正しかったようだ。
ファイヤーバルキリーあるある。
肩になぞの穴がある。
背中の丸穴ジョイントと合わせて、
恐らくサウンドブースターとの合体ジョイントとなる予定だったのだろうが、未発売に終わってしまったようだ。
本商品には一部リデコのカラバリとして、劇中後半で登場する統合軍の正式採用機
青い「VF-19S ブレイザーバルキリー」のパッケージも存在するぞよ。
肩の穴に加えて、脚部にもひし形の穴が設けられているのは、
ブレイザーバルキリー用スーパーパックを合体する為のものでもあったのかもしれないぞよね!
変形ギミックの都合、可動は主に上半身と膝程度に限られる。
あまり大きくは動かせないが、ランチャーポッドを構えるくらいは可能だ。
本体は概ね彩色済みで、稲妻マークや各部のマーキングなどをシールで再現。
メタリックの差し色が光るぞよ!!
素立ちは劇中シルエットと大分異なる印象だけど、ちょっと動きをつけてあげると案外悪くない!
テキトーにガシガシ遊べる、正に「玩具」的感触は実に楽しいものぞ!
同シリーズにはVF-17ステルスバルキリーもラインナップ。
どちらも1/65スケールと設定されており、
両者複雑な変形ギミックは全く別物にも関わらず、
3形態でほぼほぼ同等のサイズ感になると言うのはかなり良く出来ているぞよね!
今では「マクロス」と言えばすっかり深夜アニメに移行してしまったが、
この当時はキッズアニメとして放映され、子供向け玩具も出ていたとは羨ましいもんだ!
玩具設計の技術も時代と共にぐ〜んとアップし、
マクロストイと言えば完全変形で劇中さながらのシルエットを再現するのは当たり前になりつつあるが、
それに伴いどんどん高額化してしまいわたくしにはとても追いきれん!
またこう言う適当に遊べる大きいキッズ向け玩具も出してくれやーっ!!
バルキリーと言えば3形態で辻褄のあった技巧的変形ギミック!
本商品も当然のように完全変形を実現しているが・・・
VF-19の立体的な機首の変形ギミックを、ちびっ子でも扱いやすい玩具に落とし込んでいるのは見事なもんだ!
機首が折れてコクピットが縦になり、胸部アーマーを被せて上半身を構築すると言う、
初見では何が何やらわからんシークエンスが劇中同様の手順でほぼほぼ再現されている!
まずは中間形態の「ガウォーク」にチェンジだ!
見よ、この機首の美しいシルエット・・・!
これが変形トイとは恐れ入るぞよね!
バサラはこの形態の操縦を不得手としており、劇中ではあんまり用いられなかった中間形態。
まず見た目も間抜けな感じだが、後の「マクロスF」辺りになるとガウォークが特に格好良く描かれるようになった。
シリーズの代名詞的な形態でもあるぞよね!
アンバランスだけど一応自立可能ぞよ。
わたくしはこの玩具、もちろん放送当時購入した訳ではない。
「マクロスF」の1話を見て衝撃を受けシリーズにハマり、関連トイを集め始めたクチぞ。
その頃わたくしは授業をサボって毎週のように秋葉原に通っては旧ラジ館などを冷やかしだらだらと過ごしていたが、
当時はまんだらけなどにこの玩具がいっぱい売っていたのだ。
通常版はもちろん、限定のリミテッドエディション・メッキ版もよく並んでいたっけ、懐かしいぞよね!
そんなわたくしも近頃はとんと秋葉などにはいかなくなった。
まんだらけの黒いビルはこの令和にも健在であるが、
どうもラジ館の建て直しと共に街への愛着もわたくしの中からすっぽりと抜け落ちてしまったみたいぞよ。
ああ懐かしき我が青春のモラトリアム・・・(遠い目
本商品の特筆すべき点は、とにかく頑丈、これに尽きる!
マクロストイと言えばあまりにも煩雑な変形ギミックのせいで、説明書を見なければまともに弄れない事もしばしばあるが、
本商品はシリーズ屈指の難変形であるVF-19を、概ね設定通りに再現しながらも、直感的に変形可能な仕様に落とし込んでいる衝撃!
わたくしなどこの玩具、普段そのへんにほっぽってあって、思い出したように適当に弄って遊んでいるが、
全く壊れる心配のない堅牢さには毎度感心してしまうぞよね!
最近の玩具は高額の上にも繊細で、とても気軽に触る気になれない。
そこんとこ言えばやはりキッズ玩具は良い・・・!
心に無邪気な潤いを与えてくれるぞよ・・・!!
へんてこ形態なガウォークも、浮かせて飾ると何だか案外それっぽいじゃないか〜。
足が八の字に開くともっと良かったが、当時品にそこまでは求むまい・・・!
ここからさらに腕を畳んでガウォークファイターに。
更に脚部を収納して・・・、
ファイター形態にチェンジ完了!
本商品で最も格好良い形態がこの戦闘機形態と言われている!
パーツがぴたっと噛み合う感触・・・実に見事なりッ!!
恐らくサウンドブースター合体ジョイントでもあった背中の丸穴にランチャーポッドを懸下可能ぞ。
こういうギミックを見ると、一応VF-19って玩具化も念頭に置かれたメカデザだったのかな?と感じるぞよね。
フロントビューなど実に格好良い!
艶アリのギラギラ感など、OPに出てくる3DCGのファイヤーバルキリーを彷彿とさせるではないか!!
一応戦闘機玩具として、ランディングギアも再現されている。
機首下のパネルを展開し、脚部のパネルをひっくり返すと着陸形態になれるのだが・・・、
お、おいーっ!
これはちょっといい加減すぎるだろ!!
しかもこの状態だとランチャーポッドが接地の邪魔になるから外さなきゃいけないし・・・
ま、頑丈さに重きを置いたら繊細なランディングギアなどとても造形出来ないし、
おまけギミックとしてこうならざるを得なかったと言う事かな。
ないよりマシぞよ遊びは多い方が良いんだ!
総じて全体に良く出来た玩具ではある!
恐らくファイヤーバルキリー玩具史の中でも、最も変形遊びされてきた玩具が本商品であろう・・・!
現代のファイヤーバルキリーは、見た目はぐんと劇中に近づいたがとにかく変形が大変なのだ!
銀河の中心へ向けて旅を続けるマクロス7に謎の敵が襲来!
熱気バサラの挑戦が今始まる・・・銀河よ、俺の歌を聴けッ!!
複雑な変形ギミックをちびっ子向け玩具へと落とし込んだ傑作トイ・DXファイヤーバルキリーでした!
「マクロス」シリーズのウリであるリアルなメカ設定を、現代からすれば素朴な感触で再現しており、
遊べば遊ぶほど愛着の湧くアイテムとなっている!
もしまんだらけなどで見つけたら、是非とも手に取ってみて欲しい一品です。
やはり真っ赤なSFメカは良い・・・!
「ばらむツ」は合体変形メカを(勝手に)応援しています・・・!
:このリンクを踏んで何かポチるとささやかな報酬がわたくしに入り、サイトのサーバー代などになるのでよろしくぞ!
・「HG マクロス7 VF-19改 ファイヤーバルキリー サウンドブースター装備」
・「TINY SESSION マクロス7 VF-19改 ファイヤーバルキリー」
・「オビツドール マルチスタンド 大」
↑ちなみにレビュー内でこのでっかい玩具を保持しているスタンドはこれぞ
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