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プラモ かんたん組み立て

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:プラモレビュー
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コトブキヤ
アルカナディア
ユクモ
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■コトブキヤ アルカナディア ユクモ

2023年6月発売 / 9240円(税込)
女の子×メカプラモで高い人気を誇るコトブキヤが新たに打ち出したファンタジー路線シリーズ・アルカナディアより、
おきつね巫女娘・ユクモちゃんを紹介っ!!

パケは箔押し仕様でたいへん豪華。
箱がデカすぎて思わず乾電池を横に置いてしまったぞよよよよ。
他では見ない様なマニアックなロボットプラモラインナップで根強い人気のあったコトブキヤですが、
2009年にオリジナルロボットプラモ「フレームアームズ」を発表した後、
2015年にその美少女化という異色の派生シリーズ「フレームアームズ・ガール」を発売するとこれが異例の大ヒット!
コトブキヤは女の子プラモと言う一大ジャンルを生み出した先駆者として頭角を現しましたが、
後追いでバンダイらが女の子プラモに参入し、コロナ化においてプラモ需要が高まるとこのジャンルは人気大爆発っ!!
今や各社が追従する形で女の子プラモは戦国時代の様相を呈しているぞよ

ぱかっと開けるとランナーぎっしり。
低価格路線で市場に切り込んできたバンダイとは裏腹に、
コトブキヤは偏執的なまでのパーツ分割によって、キャラクターの魅力を最大限まで引き出そうと言う職人芸。
こと女の子プラモにおいてコトブキヤはトップレベルの造形力を誇り、他の追従を許さない構えぞよ。
こちらのユクモちゃんは、おきつね×巫女さんモチーフと言う事で、わたくしも発表された時からぜひ欲しいとは思っていたのだが、
予約開始日には寝て起きたら既に売り切れだったと言う人気っぷりで発売日に買えませんでした。
ところが8月末になって、優待クーポンを何に使うか迷いながらブキヤの公式通販を眺めていると、ひょっこり在庫が復活しているではないか!!
これ幸いとポチったというワケです・・・どうも公式通販を覗いていると、ちょいちょいレアなプラモの在庫が復活しているのを見かけたぞよ。
欲しいプラモがある人はマメに覗いてみると良いかもしれませんね。

彩色済みパーツのセット。
実はこのユクモちゃん、初期ロットはこの彩色済みパーツにエラーがあり、スカートの模様のカラーパターンが間違っているのだ!
これは、公式に問い合わせをする事で正規パーツを送付してもらう事が出来ました。
今回届いたパッケージにはエラー版と修正版両方入っていたので、やはり再販ではなくひょっこり出てきた在庫のようだ。
正直どっちでも良くないっ!?って感じのエラーで、他メーカーならスルーしていただろうレベルの誤りだが・・・、
どちらかと言うとブキヤの職人としての性がこの対応に繋がったのだろう・・・!
こういうとこも好感度高いですよ〜。

表情パーツは全てタンポ印刷済みですが、好みで貼るようにデカールも付属。
また、巫女服の袖に貼る赤いラインのデカールも付属しますが、今回はかんたん仕上げなので使用していません。
ちなみにおろかなにんげぇんっ!
ほんとの巫女服にはこの赤いライン入ってないので、イラストなどでうっかり描かないように注意するぞよ!!
何が発祥なのか謎ですが、一見硬派な巫女さんキャラにまでこの赤い紐が描かれる事になった切っ掛けは、
多分「犬夜叉」な気がするぞよよよよ・・・。

もっとも、ユクモちゃんはミニスカファンタジー巫女なのでこの様なツッコミは野暮だろう。
コトブキヤのプラモキットはとにかくパーツ点数が多く、このユクモちゃんも基本ランナー数19枚と大ボリューム!
しかしパーツの精度は非常に高く、基本的には説明書を良く読んで組み立ててゆくだけで完成するので、初心者も安心ぞよ。

と言う事でさくっと完成!
まずはアルカナディアシリーズの特徴である2形態のうち、非戦闘スタイルの「ノーマルモード」!
今回は素組に加え、衣装や髪・尻尾パーツにメラミンスポンジをかけて簡易艶消し仕上げとしました。
プラモのツヤテカ材質に、メラミンスポンジをかけて表面の艶を押さえてあげる事で、少し見栄えが良くなるぞよ。
特に女の子プラモの場合、髪の毛などにこの処理を施すとぐんとイラストの雰囲気に近くなり、可愛さが増すのだ!
また、胸元と帯、首や腕のリングのポイントを筆塗りして差し色を追加しています。
ほんとは襟と腕のリングの一部も色が足りないけど、この辺は遊んでる時ガリっとやっちゃいそうなので省略ぞよ。

4つ付属する表情パーツのうち、通常顔。
視線をやや振っていますが、正面向きが欲しければ塗装を落とし、デカールを組み合わせて作る事も出来ます。
わたくしはプラモ作る時10年以上使ってるやっすいニッパーで適当に切ってるのだが、
今回髪の毛パーツをガリっと抉ってしまったのは参ったぞよよよよ・・・。
小さな傷だったので接着剤を流し込んで修正できたけど、おろかなにんげんどもの皆さんにおかれましては是非、
女の子プラモを作る時は切れ味の良い高級ニッパーを使う事をおすすめしますぞよ。

おまけとしてキャラクターイメージカラーのクリア台座が付属するので、このパッケージのみで一通り遊ぶ事が出来るのは嬉しい。
これはシリーズ共通のデザインで、ユクモちゃんの場合背中に差し込むアームと、尻尾を支えるアームがついた特別版。
遊ぶ時は尻尾ベースを主に使い、長期展示の際に背中アームを加えてがっちり固定すると安心です。

ユクモちゃん最大の特徴がこの大きな尻尾!
プラモとは思えぬもふもふ感が魅力なのだ。
ちなみにスカートの横が開いて腿が覗くデザインなのだが、プラモではスカートパネルに肌色パーツをはめ込む仕組み。
ここ、ごく小さいパーツで適当に組んでると見落としがちみたいだから要注意ぞよ。
プラモを組む時はきちんと説明書を読みこむのだーっ!!

各部の鈴の黒も塗っています。
ほんのひと手間だけで引き締まって見えるぞよね!
背中の手裏剣みたいなパーツは着脱出来、背中の穴を埋める蓋も別途付属。

トップ。
世にも珍しいケモミミ巫女さんプラモぞよ。

ゲームイラストやVTuberキャラクターデザインなど幅広く活躍されている人気イラストレーター
「necomi」氏の繊細なキャラデザを、プラモとは思えない温かみのある造形で再現している。

フル可動キットなので各部関節が可動し、様々なポーズを取らせる事が出来る。
特に膝には引き出し関節が採用されており、伸ばした時に関節が露出せず、綺麗なラインが出ると言うこだわり様。
コトブキヤは女の子プラモだけでも多くのシリーズを展開しており、それぞれに特徴があるのだが、
この「アルカナディア」シリーズはファンタジーものと言う事で、特に柔らかな雰囲気が追求されているぞよ。

表情その2・ぷくー顔。

単なる怒り表情でなく、頬を膨らませた造形なのが面白い。
表情交換には前髪を取り外す必要があるが、軸が結構固めなので予めヤスリ掛けしておくと遊びやすくなるぞよ。
他、腕と腰の接続軸も少し調整しておくと組み換え遊びがやりやすくなるのでオススメです。

次世代エネルギー「アルカナ粒子」によって発展を遂げる近未来、
人々はVRMMO「アルカナディア」の仮想空間に熱中していたが、ある時異変が発生!
仮想空間の生命体が現実に出現し始めたのだ!
なんとアルカナ粒子は異世界から齎された不思議な物質だったのです・・・。
現実化した異世界生物のうち、友好的なもの「ディアーズ」と絆を結んだ人間「マスター」は、
共に力を合わせて異変の元凶・・・アルカナパワーの結晶「ストーン」回収を目指す事になる・・・っ!!
と言うのが本シリーズ「アルカナディア」のバックストーリーぞよ。
このユクモちゃんは自然属性を持つ獣人型のディアーズで、
引っ込み思案ながらマスターを主様と慕い健気に戦うおきつね娘と言う事である。

ブキヤのフレームアームズ・ガールは量産型メカって感じだったので、キャラ設定が設けられているのは「アルカナディア」の特徴の一つぞよね。
正直世界観設定を読んでも今のところなんのこっちゃって感じなのですが、
どうもPVを見ると現実世界のディアーズって小人サイズの様なんですね。
なのでこのプラモも1/1設定なのかもしれないぞよ。
現時点でもYoutubeでミニキャラクタードラマが配信中なので、
もっとキャラクターが出そろったらアニメ化などのメディアミックスがされそうですね〜。

第三の表情、しょんぼり顔。
おっと、腰がズレちゃってるけどご愛敬ぞよ。

尻尾は当然着脱できるほか、ケモミミを外し、髪の毛を塞ぐパーツも別途付属。
そしてユクモちゃんだけのおまけとして、おきつね族待望の狐手ハンドが付属っ!!
これは嬉しいおまけぞよっ!!

また、前髪を取ると人耳がついているのですが、この耳パーツはアルカナディアシリーズ間で共通仕様となっており、悪魔耳などと交換可能。
人外キャラシリーズならではのこだわりぞよ。

ハンドパーツ一式に加えて、角度付き手首ジョイントも付属。
手首ジョイントは左右2種、計4つしか付属しないので、破損に注意だ。
ここもやはり少し軸を調整しておいた方が安心かもしれないぞよ。

前述の背中埋めパーツや、肩につけるリングの余剰パーツがついてきます。
ジョイント軸付きのモノもあり、交換する事でコトブキヤ製プラモの装備を装着する事が可能。
径の違う首ジョイントが2種付属し、交換する事でフレームアームズ・ガールやメガミデバイスと頭部を交換して遊ぶ事も出来て至れり尽くせりなのだ。
色んなキャラにファンタジー巫女服を着せる事が出来るから、遊び方無限大ぞよ!

アルカナディアシリーズ最大の特徴として、一部パーツを換装する事で戦闘状態「ウィライズモード」に変身できることがあげられる。
本キットの場合は両袖、左足に加えて、帯や尻尾パーツを組み替える事でより巫女風の衣装にチェンジ可能ぞよ。

尻尾パーツは腰紐を大きなものに組み替え、先端をまるまる交換する形。
パッケージが巨大だったのは、このでっかい尻尾が2種入っていたからなのでした。
ただ、基部が一つしか組めないので、余った尻尾を他キャラにつけたり、ダブル尻尾に出来ないのはやや残念である。

下駄が付属し足に装着する事で背が少し高くなるが・・・、

足元はほぼ完ぺきに色分けされており、本キットの見所の一つとなっている!
なんかこのシリーズ妙に足にこだわりがあるようだ。
専門家の話によれば、令和の美少女キャラは「太もも」が最大の注目ポイントとも言われており、
コトブキヤが時流を敏感に読んで商品開発をしている裏付けの一つとも考えられるぞよ。
ちなみに公式ページのイラストだと変身後の下駄も一色になってるので、ここはキット版のアレンジ箇所ぞよね。

ウィライズモード・変身完了ッ!!

「けちょんけちょんなのですっ!!」
衣装各部がボリュームアップし、より巫女風にアレンジされた他、尻尾が逆立って戦闘態勢となったユクモちゃん。
なんとも華やかで豪華な装いぞよーっ!!

バトルフォームとなっても尻尾下部をアームで支え展示可能。
結構安定しているので、このまま飾っても問題ないくらいぞよ。

腰の飾りが巨大化しボリュームアップ。
一方、尻尾先からはリボンが消え、上向いた警戒態勢となっている点も見逃せない。

もふもふの暴力なのだーっ!!

ぐるっと〜。
どこから見ても情報量が多く、楽しい立体物となっている。

今回はパチ組だけど、こだわる人は肌色部分の合わせ目消しなどに凝ったり、
女の子プラモは追求するとキリがなく奥深いジャンルなのです・・・。

4種目の表情、戦闘顔。
アイプリだけでも色数が多く、非常に豪華な仕様となっており、こだわりが感じられるぞよ。
表情パーツが全てプリント済みなので、わたくしの様なライトユーザーでも十分に楽しめる内容となっており、
値段にさえ目を瞑れば女の子プラモ入門にも最適なアイテムだ。

おきつね・ゴッド・ワンドォォォォッ!!
ユクモちゃん必殺武装、錫杖型の杖が付属!!
家事万能にして戦闘シーンでも頼もしいおきつね少女なのだーっ!!

ちなみにこの錫杖、輪っかがそれぞれ独立可動し、好きな位置で保持も出来るこだわりっぷり。
動かしてるうちに外れちゃっても、枠の中に引っかかるので落っことして紛失する事も無く、
デザインレベルで良く検討されている感があり、細やかな気配りを読み取れるアイテムだ。

ユクモちゃん必殺武装その2!
仕込み刀ッ!!
錫杖の先っぽを取り外し、別途刀パーツを持たせる事で抜刀シーンを再現できます。
錫杖の飾り部分の裏側にはジョイント穴もあり、エフェクトなどを装着して遊ぶ事も出来、至れり尽くせりなのだ。

換装しても可動構造はそのまま引き継ぎなので、こちらの形態でも様々なポーズを取らせて遊ぶ事が出来る。

ちなみにスカートはパネル構造になっており、ある程度逃がす事が出来るので工夫次第ではダイナミックなポージングも可能となっている。

天使コンセプトの「ルミティア」、悪魔コンセプトの「ヴェルルッタ」に続き登場した狐巫女の「ユクモ」。
装備から見るに後方支援タイプのキャラクターみたいだけど、仕込み刀も持っている辺り接近戦も得意なのかもしれないぞよ。
続いて人馬コンセプトの大型キット「エレーナ」の発売が予定されているようで、界隈はざわついているとの事です・・・。
そのうち人魚やラミアなんかも出るかもしれないぞよね〜。
いや、コトブキヤなら出すね(断言

変身前後、2パターンの衣装パーツが付属するので、本キットのみで組み換え遊びも楽しむ事が出来る。

装飾パーツを欲張ったユクモちゃん・特盛形態ぞよーっ!!

各部ジョイントはコトブキヤの既存キットともある程度互換性があるので、
ブキヤプラモを集めれば集めるほど楽しいブロックトイ的な側面もあり、こちらも奥深いのです。

なにせ硬いプラスチックで出来ているので、柔らかな人体や衣装とはおよそ相性が悪く、
女の子プラモは大体可動を盛り込みやすいボディースーツや水着風のデザインになりがち!
それで言えばこのユクモちゃんは露出度控えめの可愛らしい雰囲気な点が珍しく、
ブキヤのノウハウを結集して作られた感もあり見所多し。
一方で髪の毛パーツなどのシャープさはプラモならではの繊細さで、完成品可動フィギュアに勝るポイントぞよね。

デザイン・可動・作りやすさ・・・全てが高レベルでまとまった完成度の高い本格キット!
文句無しにおすすめのアイテムぞよーっ!!

おまけ。
ブキヤ通販で買ったので、公式限定特典の「ロゴアクリルプレート」がついてきました。
8×4センチの組み立て式で、立てて飾る事が出来るぞよ。

シリーズと並べて飾る事が出来ます。
ちなみに公式通販の復活はほんの一瞬だったようで、数日で再び売り切れてしまったようだ。
またひょっこり復活するかもしれないので、欲しい人はマメにチェックすべし!
尤も、人気アイテムなのでほど近く再販もかかるでしょう。

おまけその2。
こちらはブキヤの株主優待で貰えるQUOカードで、毎年描き下ろし絵柄の自社キャラクターが描かれておりとっても可愛いアイテムなのだ。
わたくしは上場した年からずっと貰っているけど、今のところ毎回メインはアニメ版のフレームアームズ・ガールぞよね。

壽屋は2017年に株式上場を果たしたが、暫くは上場ゴールかに思われて然程注目されておらず、
わたくしも安くなってる時に記念にほんのちょっとだけ買って持ち続けていたぞよ。
そのうち優待でプラモが貰えるようにでもなったら買い増そうかな〜などと考えていたのだが、
「鬼滅の刃」がアニメ化したあたりから関連株としてやや注目されるようになってきた。
そう、コトブキヤは鬼滅を初め、様々なアニメフィギュアも作っているのだ!
特にコトブキヤはポケセン受注のポケモンフィギュアなども一挙に引き受けているので、材料は多くあったのだ。
そうこうしているうちにコロナ化となり、プラモブームが訪れると突如としてストップ高!
初値2650円で暫く下がる一方だった株価は、一時13800円にまでなり盛り上がりを見せたぞよ!!
現在は一時の急騰からやや落ち着き、また3分割された為一株2000円程度と買いやすくなりました。
現在は100株持っていると3000円の優待券、500株以上で6000円の優待券が貰え、
更に3年以上保有で描き下ろしQUOカードが、100株なら1枚、500株なら3枚追加で貰えるぞよ。
わたくしはちょっとしか持ってないので毎年QUOカード1枚ぞよ。
上場開始から500株買ってQUOカード3枚貰ってたにんげぇんっは先見の明があったと言うべきだろうっ!!
わたくしももっといっぱい買っとけばよかったぞよーっ!!
そしたら儲けたお金であの玩具も・・・この玩具も・・・いっぱい買えた・・・っ!!
く・・・くやしいぞよーっ!!


心温まるおきつね族の実話エッセイ奇譚(?)・・・「ばらむツ」もよろしくね!!

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