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  •  ■特撮のDNA 2022「東京タワーにギャオス飛来!」レポート

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■特撮のDNA/平成ガメラ3部作 展 東京タワーにギャオス飛来!(2022)レポート

またまたやってきたぞ、東京タワー!
夏休み最後に、東京タワーで巨大怪獣大激突!!

ゴジラ・モスラ展」に続く特撮のDNA後半戦!
平成ガメラ3部作展 東京タワーにギャオス飛来!
特撮の聖地にギャオス強襲!!
迎え撃て、地球の守護神・・・ガメラ!!

会期は2022年8月11日〜28日まで
大人1700円、子供800円で入場できます。
前半戦と同じく当日券で入るのが一番お手軽なのだ!

入口には歴代ポスターが集結!
今回は平成三部作展と言う事で、昭和ガメラはここだけの登場。

「小さき勇者たち」関連も今回はお休み。
前半戦と同じく、展示内容で言うとやはり蒲田で開催された
「特撮のDNA 〜平成ガメラの衝撃と奇想の大映特撮」展から省略された小規模版と言った趣です。
一方で今回が初出となる目玉の展示品も複数あると言う事で、期待が高まる!!

特撮のDNAとは!?

前述の通り今回は平成ガメラ3部作特化の展示会!
と言う事で会場に入るといきなり「大怪獣空中決戦」の特集コーナーが登場!

見上げるとギャオスを追うガメラの姿が!!

ガメラ 飛行モデル
通路真上なので見逃しがちなポイント!!

ギャオス 飛行モデル
もちろんみんなはこの2体に気付いたぞよね!?

我々の頭上で再現される超音速バトル!
入場いきなりでこれは滾りますぞよ・・・っ!

ガメラ アップショット用スーツ頭部 / ガメラ 海用スーツ頭部

ガメラ アクション用スーツ頭部 / ガメラ メカニカル・マペット頭部
通路のケースにはガメラ頭部がずらりと展示。

貴重なイメージボードの数々。

樋口真嗣特技監督使用の台本の数々。
どれも貴重な資料ばかりだ!

ガメラ ひな型
スーツを作る為の模型ですが、遠景カットにも用いられたそう。

勾玉
やっぱりこういうアイテムがあって、ガメラの代弁者が登場するというのがドラマの補強になっていてイイと思うぞよね〜!
怪獣映画って、こいつらなんで戦ってるんだ・・・!?と言う理由付けが弱くなりがちですけど、
ガメラやモスラはその辺の宿敵関係の整理が巧いぞよね!
怪獣映画と言えばやっぱりゴジラと言うのが一般的な認識だと思うぞよけど
そう言う観点から言うと、わたくしは入門には絶対
平成ガメラ三部作か平成モスラ三部作をおすすめしますぞよ!!
とにかく怪獣の戦う理由が明白で、ドラマがすっと入ってくる、これは大きい!

ガメラ 回転ジェット検討用甲羅

ガメラ 飛行モデル

つり橋を逃げる長峰
少年を抱く米森のミニチュア

ギャオス アクション用スーツのあしゆび

ギャオス 飛行モデル
CG制作の為に作られたという5寸モデル。
戦闘機のようなフォルムが生物兵器感を強調して格好良いぞよ!

ギャオス アップショット用スーツのあしゆび。

ギャオス アップショット用スーツ頭部
ラストシーンの撮影で爆破された為、スーツの現存しないギャオス。
頭部だけが当時の姿で残されている・・・。

槍ギャオス。
ギャオスの高速飛行形態と言えばこれ!

ギャオスに食べられた中央線&ギャオスアップショット用ツメ
実際の撮影に使われた貴重な資料の数々を間近で鑑賞する事ができるのだ・・・!

特撮美術デザイナー・三池敏夫氏にフォーカスした東京タワーの背景美術制作にまつわるコラム。

こちらはパンフに掲載されており、おうちでじっくり読めるのが嬉しい。

東京タワーに巣くうギャオス。

こちらは当時の遠景用モデル。

シリーズでも印象的なビジュアルを間近で体感・・・!!

そして・・・!?

本展示の目玉その1!
クラウドファンディングで修復されたという「お座りギャオス」!!
今回が初出の展示物だ!!

タワーの足元には大小さまざまな卵も・・・。

更にギャオスの巣くう破壊された東京タワーは、前述の特撮美術デザイナー・三池敏夫氏の設計による1/70スケールミニチュアで、
25年以上保管されてきた当時品!
こちらも展示は本会場が初出となる貴重なジオラマだ!!

当時の模型と間近に展示されているので、見比べるのも楽しい。

そんなギャオスに迫る、このシルエットは・・・!?

なんとこちらも初出の展示!

クラウドファンディングで新たに作られたというG1ガメラだ!!

G1ガメラのきぐるみはG2ガメラに改造され、そのまま撮影に続投した為現存しなかったが、
それを当時の型を使い、限りなくオリジナルに近い姿で再現したのがこのガメラなのだ!!

令和に復活、G1ガメラ!!

この可愛くも凛々しいお顔を見よ・・・!!

こちらもパンフに掲載されている「G1ガメラ復活への道」コラム。
G1ガメラ復元は「永久保存化計画」と称され、当時の姿を限りなく再現しながらも、
劣化の大きいスーツ素材をFRPに置き換え、長期保存可能な立像として再造形するという
非常に手間のかかった大プロジェクトだという・・・!!

当時の型からラテックスとウレタン製の撮影用スーツと同仕様のガメラ原型を作り、
その原型からシリコンゴムを使って新たな型を取り、最終的にFRPで造形するという永久保存化計画の裏には
様々なドラマがあったという・・・。

完成したガメラは、鉄骨などの芯を使用せず完璧に自立する頑丈なものとなった!!

復元に携わった特撮プロップ修復師の原口智生氏は、インタビュー内でG2・G3ガメラも復元したいと語っており、
令和に3大ガメラが復活する日も近いのかもしれない・・・!!

ガメラ尻尾。
力強い足と3点で接地している為、自立可能なのだ!

ガメラ甲羅。

暗黒魔獣ギャオスを迎え撃て・・・ガメラ!!

ガメラの瞳に使われる半球型アクリルは当時のスペアを使って再現されたそう。

迫力の姿をあらゆる角度から鑑賞可能!
本展示会一番の目玉と言っても過言ではない立像だ!!

続いてG2コーナーへ。

ガメラ 飛行モデル メカニック仕様
中央のバンドはフロンガス缶を固定する為のもの。
噴射口がハロゲン球で光るギミックだった。

ガメラ 飛行モデル / 自衛隊メカ

ガメラ ロングショット用ミニチュア 保存用モデル / ガメラ ロングショット用ミニチュア ウルティメイト・プラズマ仕様
奥の爪は巨大レギオンの折れた肢先だ!

ガメラ 飛行モデル
G2ガメラから進化してウミガメのような飛行形態を獲得。

この姿はこの間発売されたばかりのHGガチャにもラインナップされたぞよね!

炭化ガメラ ロングショット用
こちらも本展が初出の展示物とのこと。

ソルジャーレギオン アップショット用マペット頭部

ソルジャーレギオン マペット

ソルジャーレギオンもHGガチャで立体化されたばかり!
展示会の模型と手元のガチャで見比べるのも楽しい。

巨大レギオン頭部 完全系モデル

巨大レギオンスーツ頭部
こちらも恐らく爆破されたスーツの残りだろう・・・撮影の激しさを感じさせるぼろぼろの状態ぞよ!

ガメラ造形部のレリーフ

チリトリ

そしてG3コーナー!

G3の世界観が凝縮された一角。

トラウマガメラ スーツ頭部

劇中では一瞬の登場となる凶悪な顔つきのガメラ。

ギャオスハイパー マペット頭部レプリカ

ギャオスハイパー

幼体ギャオス屍体

貴重なイメージボードの数々。

G2に戻ってソルジャーレギオンのジオラマ。

そしてトラウマ級の敵怪獣・ソルジャーレギオン スーツが登場!!

こちらは前回展示と同様、後ろ足のパーツが無い状態での展示です。

パンフには後ろ足込みの写真が載っているので現存していると思いますが、スペースの関係かも。

異形の姿を間近で見る事が出来ちゃう!!

一つ目の異様なフォルム・・・恐ろしいぞよ〜っ!!

でも後ろ足が無いとシルエットがきぐるみ然としてちょっと間抜け可愛さもある。

ガメラ アップショット用スーツ

こちらは当時品のG2ガメラ。

素材が劣化してぼろぼろの状態。
怪獣きぐるみの宿命ぞよね・・・!

かなりくたびれています。

当時の状態を残した貴重なスーツ資料ぞよ!

G3ポスター

量産型ガメラ甲羅&ガメラ頭蓋骨

戦闘機から見えるシーンのG3ガメラ頭部 / バニシング・フィスト用右手パーツ

シーンごとに様々なガメラ頭部の立体物が作られたとの事。

時を経て今尚力強い輝きを放つ瞳!

最終必殺技・バニシング・フィスト用のパーツ。

隣はイリスコーナー。

イリス スーツ頭部は撮影時のダメージで全体的に黒く変色している。

イリスのスケッチ。

イリス 頭部・胸部 完全系モデル
スーツ完成時の造形と色を保存する目的で作られたFRPモデル。

そしてガラスケースから振り返った先には・・・!?

二大怪獣激突!!

本展示会のもう一つの目玉!
「ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒」(1999)をオマージュしたジオラマ展示!

舞台を市街地に移し、二大怪獣が再び激突!

唯一無二のシルエットを持つ異色の敵怪獣・イリス!
あの邪神イリスの脅威を間近で体感!

浮遊状態でポージングされたテンタクランサー。

対するG3ガメラは展示用スーツだ!

こちらは展示用だけあってどっしりと構えた迫力のポージング。

瓦礫の上に立つガメラ!
最早おろかなにんげんどもなど眼中にないのか・・・!?

映画劇中さながらの構図が展開される!!

守護神VS邪神!
地球の命運やいかに・・・っ!?

二大怪獣の咆哮が聞こえてくるぞよ・・・!

迫真のディテール!
造形が極まってるぞよ〜っ!!

軟質のテンタクランサーは劣化でぼろぼろ。
歴史を感じる・・・!

イリス足元。
実際の撮影では上半身や触手が重すぎて、ほとんど歩いたりできなかったという・・・。

前回展示ではばらばらに飾られていた二体がこうして向き合うとは・・・熱すぎる!!

イリス細部。

ジオラマ全景。

そして特撮のDNAとしては初展示となるイリス幼体。

これはわたくしもはじめて見たのですが、確か過去に「ガメラ アキバ上陸!」というイベントで展示された事があったかと思います。
つぶらなおめめが可愛いぞよね〜!(邪悪

鳥の翼のようなフォルムの殻。
いや〜、秋葉のイベントはいかなかったので、今回会う事が出来てうれしいな〜。

イリス幼体ひな型

イリスに取り込まれた綾奈。

よく見ると殻がイリスになっているのがわかりますね。

金子大輝氏によるとってもかっこいい描き下ろしイラスト。
崩壊した東京タワーがドラマを感じさせる・・・。

柳星張の扁額。

ラストは樋口真嗣特技監督による描き下ろしの超決戦イラストで〆!!
令和の夏、束の間蘇ったガメラの勇姿を君の眼に焼き付けろ・・・!!

会場の様子を振り返ってみよう!

全体的な展示物は蒲田と比べるとだいぶ減っていましたが、そのぶん復活きぐるみなどが大きく取り上げられていました。

今回はこれを鑑賞できただけでも満足度が高かった!

会場に落ちるシルエットがまた格好良いぞよね〜!!

レギオンコーナー。

この2体はガメラ展だとお馴染みですね。

ガメラ展となると展示物は必然ガメラとギャオス・レギオンのバリエーションになって濃密な空間に・・・。

平日に行ったのですが、会期終了間近だった為か結構人がいた!
平日の怪獣展と言えばゆったり見学できるのが常なので、これはちょっと誤算でしたぞよ。
やはり忙しなく駆け込むよりも会期早めに行くのがベストぞよな!

物販コーナー。
お高めのガメラフィギュアたち・・・とてもかっこいい。

飛行形態が特によかった。

色味の綺麗な二体。

展示イベントではいつも売り切れで売ってるの見たことない特撮大百科・・・。

関係者サイン入りポスター。

じゃん!
特撮のDNA/平成ガメラ3部作 展 公式パンフレット /  1500円
イベントでは外せないパンフはもちろん購入!

前述の通りG1ガメラ復元計画と東京タワージオラマのコラムが掲載されており満足度の高い一冊。

前半戦と同じく入場特典として特製うちわが貰えました。
夏休みも終わるというのに、まだまだ暑いですからね〜。

おまけ。
せっかく東京タワーにきたのでタワー内売店でおみやげを買いましたぞよ。
特製ショッパーに入れてもらえた!!

じゃじゃん!!
なんと売店の模型売り上げナンバーワン!!
東京タワー限定!
「東京タワーフィギュア」 / 660円

全高18cmのミニ東京タワー!
なかなかのサイズで存在感がありながらも、660円と言うお手頃価格がニクイ・・・!
これは売上ナンバーワンも納得ですぞよ!!
タワー本体は肉抜きされておらず簡易的な造形ながら、きちんと細かい所まで塗装されているし、
台座もちゃんと坂道になっている!
更に足元のフットタウンもばっちり造形されているというね・・・!
これはおすすめグッズぞよーっ!!

台座はねじ止めされている。
TOKYO TOWERのプリントもかわいい。

東京タワーの模型は、お手頃な奴だと3サイズくらいあって、もう一回り小さくて肉抜きされているタワーと、
組み立て式の立派な1000分の1東京タワー(1710円)と言うのがありました。
やっぱり高いのが一番造形は良い訳ですが、サイズ感的には小さい奴が他の玩具と一緒に遊べて楽しいぞよね!

と言う事で怪獣フィギュアと合わせて遊ぼう!!

東京タワーにギャオス強襲!
君の卓上で、超音速バトルを再現しよう!!

ガメラHGのガチャフィギュアと相性ばっちり!

当然モスラと組み合わせても良い訳です・・・!

いや〜、これは良い模型を買ったな〜。
こちらのミニタワーは東京タワーのオフィシャルネットショップでも購入可能!
怪獣玩具のお供におすすめですぞよ・・・!!

2022年夏の「ガメラ展」・・・
なんと言っても復元されたG1ガメラ立像に、当時品タワーの上に乗った修復ギャオス・・・!!
幼体イリスにも会えたし、お馴染みのG3ガメラ&イリスは対決ジオラマでの展示!
前半の「ゴジラ・モスラ展」がやや物足りなかっただけに、今回は見所も多く満足度も高かったと言えよう!
さらば東京タワー・・・わたくしの夏休みわくわくイベントもこれでラスト!
心置きなく夏を終える事ができましたぞよ・・・!!


今回のイベントは「ばらむツ16」のなかで(勝手に)レポートまんがを掲載中!
無料で読めるので、おろかなにんげんどももぜひDLしてみてね!
よろしくぞよ〜!!




・合わせて読みたい!過去の怪獣イベントレポート!!

■2022 特撮のDNA 東京タワーSOS

【2022年前半戦レポートはこちら】



■2019 特撮のDNA 〜平成ガメラの衝撃と奇想の大映特撮

【こちら】


■2018 特撮のDNA・東京展

【こちら】


■2019 ゴジラじゃない方展

【こちら】


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