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アニア

レビュー

 

▼アニア アニマルアドベンチャー ASシリーズ レビュー

  •  ■アニアの小パッケージレビューその2

コンテンツ

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アニア AS-22
ゴマフアザラシ
(水に浮くVer.)
アニア AS-22
ハシビロコウ
アニア AS-13
チーター
(ワイルドVer.)
アニア AS-13
チーター
(走るVer.)
アニア AS-17
ライオン(メス)
(子ども付き)
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■アニア AS-17 ライオン(メス)(子ども付き)

2015年4月23日発売 / 715円(税込)
流石は一番人気動物、アニアライオンは雌雄両方単品パケがあるのです。
こちらは子供もついた親子セットぞよ!

「AS-17 ニホンザル」(2013年12月発売)と入れ替わりでラインナップされています。
ニホンザルは干支アニアとして2015年12月に屏風&敷物付きのバリエーションも登場しましたが、
シーズン限定なので現在はどちらも廃番となっているぞよ。

口が開く!

くちにいれない!

アニア図鑑カードもきちんとメス仕様なのだ。

アニアライオン
子ども/メス

2体封入の親子セットとなっている。

ネコ科動物の中でも唯一群れを形成する事で知られるライオン。
このプライドと呼ばれる軍団は1〜多くて3・4頭くらいまでのオスと12頭前後のメス、そして子供達で構成されるが、
この群れの中心はずばりメス!
食料の調達から侵入者の排除まで、様々な仕事をメスが担い、オスは群れに顔を出したり出ていったりと1か所に留まらないと言う。
ライオンの群れはほぼ血縁関係にあるメスとその子供達で構成されており、
群れが大きくなりすぎると娘達が独立し、新たな群れを作って放浪のオスを迎える。
こうする事で結果的に近親間の交尾が避けられ、遺伝的多様性を保つ事も出来るのだ。

メスライオンは一度に1〜5頭の赤ちゃんを産み、生後6か月ほどまでプライドのメスのお乳を共有して育てる。
この子供達はオスもメスもたてがみが無く、逞しい猫ちゃんのような姿をして違いがない。
赤ちゃん期には体に斑点模様を持つが、成長と共に次第に消えてゆき、
3歳くらいになるとオスは鬣が生えだしてメスと区別できるようになると言う!
5〜6歳ともなると鬣が生えそろい、我々のイメージする立派なオスライオンの姿が完成するぞよ!!

アニアでは若い頃に見られる斑点模様がプリントで再現されている。
子ライオンなどごく小さなフィギュアなのに仕上げが細かいですよ〜。
メスにも斑点が見られるので、これはまだ若い個体かもしれないぞよね。
成獣になったライオンからはすっかり斑点が消えると言う事です。
子とメスアニアを比べると、子ははっきりとしたプリントだが、メスはドットプリントとなっている。
これは成長して斑点が消えゆく過程を表現しているのかもしれないぞよ。


成長したライオンはまさにサバンナの王者・・・!
およそ敵無しの最強動物となり、自然界に天敵は存在しない!!
しかしそれも立派なオトナのライオン、それも健康体に限るぞよ・・・この世は弱肉強食っ!
か弱い子供や弱り切った老ライオンなどは、ハイエナや水辺のワニに狙われる事もあると言う・・・!
そしてライオンの最大の天敵は、おろかなにんげんども・・・!
生息地の開発や密猟は勿論、野蛮なハンターどものトロフィーハンティングが今尚問題となっているのだ!!
国際的にはこの様なトロフィーハンティングは禁止するよう法整備が進められていると言うが、
生き物をただ娯楽の為だけに銃で撃ち、それを無邪気に楽しむとは・・・とんでもない感性の持ち主がいたものぞ!

トップ。
ネコ科動物のしなやかな体が造形で再現されている。
なんでも子ライオンは生まれてからひと月でネズミなどの小動物で狩りの練習を始めると言う。
失敗したり反撃されたりして、少しずつ野生の感を養ってゆくぞよ。

ボトム。
ライオン肉球・・・かくにんっ!
ごく小さな子ライオンの肉球もきちんと塗装されていますよ。

アニアはワンアクション付きの動物フィギュア!
メスライオンは口が開閉します!

親子セットなのでこのパケだけで組み合わせ遊びが楽しめるが・・・、

もちろんオスライオンを加えればさらに遊びが広がるぞよ!
特にアニアではオスライオンの種類が豊富なので、好みの組み合わせを探すのも楽しいのだ。

造形のテイストで言えば2017年に発売され、既に廃番となっている「AS-29 ライオン ( ワイルドVer. )」が似合うと思うぞよ。
目元の大きさが同じだし、特に鼻の彩色がそっくりなので並べた時に映えるのだ!

むしゃむしゃむしゃ。
ライオン達はシマウマやヌーなどの大型動物をオスが追い立て、メスのチームワークでトドメを刺す。
戦いに大きく貢献するのはメス達だが、真っ先にご飯にありつくのは体の大きなオス。
最後の最後にお腹を空かせた子ライオン達が残飯を貪ると順番が決まっているのだ!
過酷な自然の掟ぞよ・・・っ!!

このメスライオン親子はアニメ「アニアキングダム」でも、
レッドバレーの王・レオニーのプライドの一員として複数登場している。

第5話「さいきょうの王!レオニー!」においては、ヴェロキラプトル軍団に捕まり、人質にされてしまった子ライオン。
敵の卑怯な作戦に、さしものレオニーも万事休すか・・・!?
と思われたその時、ルッタが勇気を見せ子ライオンを見事救出っ!
初めは頑なな態度を見せたレオニーもやがてはルッタの勇敢さを認め、共に戦ってくれるようになっていったぞよ!!

組み合せ遊びが捗るメスライオンセット!
わたくしが大富豪ならば1ダース欲しいところぞよ・・・!!
おろかなにんげんどもも、このメスライオンパケをゲットして、
君のアニアキングダムにライオンのプライドを作ってみよう!!


人の世も獣の世も母は強しと言う事なのか・・・(ステータス的な意味で)!?
動物&古生物回も頻発する「ばらむツZ」もよろしくね!


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・「アニア AS-17 ライオン(メス)(子ども付き)
・「アニアと冒険! おしゃべりライオンのマップ図鑑 (初回限定版)

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■アニア AS-13チーター(ワイルドVer.)

2019年10月24日発売 / 715円(税込)
「ワイルドver」としてリニューアル登場したAS-13チーター
2024年2月に3代目となる「走るver」への再リニューアルにより廃番となっています。

もともとAS-13は2013年8月発売の「AS-13 チーター」だったので、
本商品「ワイルドver」はアニアにおける2代目チーターなのです。

首が動く!
しっぽが動く!
草付き!

くちにいれない!

毎度おなじみ図鑑カード。
日本語と英語で2枚付属ぞよ。

ワイルドverとなって再登場したチーター!
長く通年ラインナップでした。

多くはアフリカの北部、東部、西南のサバンナや半乾燥地帯、またイランなどに生息するチーターは
現生種では唯一のチーター属であり、世界最速の哺乳類と言われる動物ぞよ!
その速さと言ったらおよそ3秒で時速96キロまで加速する事ができ、方向転換も自在。
逃げ惑う獲物を俊敏な動きで追い詰める野生のハンターぞ!

全長は110センチ〜150センチほど、尾は50〜90センチ近くあり、体重は35〜65kgと無駄のないしなやかなフォルムをする。
主に単独で行動し、狩りは日中、インパラなどの中型の哺乳類やノウサギや鳥類など小型動物を標的とする。
最高時速は約110kmとも言われる瞬足のチーターだが、しなやかで軽量化された肉体は持久力を失ってしまった。
全速力で駆け続けたならあっと言う間にエネルギーを使い果たし、自然界では致命的な隙を生む事になるだろう。
したがってチーターの狩りは瞬足、そして必殺!!
鋭い視覚で狙いを定めたなら、草陰を音もなく必殺の間合いまで忍び寄り、
飛び出したが最後、相手の喉元に食らいつきあっと言う間に窒息死させてしまうと言う!!
トドメを刺すまでの時間はごく短く1分ほどの刹那の一瞬・・・!
そしてチーターは獲物を横取りされないよう、亡骸を咥えたまま茂みの中へ姿を消し、一人ゆっくりとお肉を貪る・・・
まさにチーターはサバンナの忍者なのだ・・・ッ!!

スピードを重んじるあまり、スタミナ不足に陥ったチーター。
アニアでも実にほっそりした造形ぞよね。
時速100km以上もの最速を見せるチーターだが、全力で走れる距離は300メートル未満、長くて600メートルほどと言われる。
日中に狩りをするのも、夜行性のライオン達と競合しない為と言われていて、
激しい戦いを避け、必殺の間合いを突き詰めてきたことが窺えるぞよ!
アニアでは特徴的な背中の斑点模様などを細かくプリントで再現。
キングチーターと言う種は背中に帯状の黒い線が入っていて、普通種と全く異なる姿に見える。
かつては独立種として数えられた事もあったが、遺伝子的には全く同じである事がわかり、変異個体に留まったと言う。

チーターにくきゅう・・・かくにんッ!!
一般にネコ科の動物は爪を出し入れする事ができるが、チーターは生後10か月あたりからひっこめる機能を失ってしまうと言う。
この爪が地面にぐっと食い込む事でスパイクの役割を果たし、全速力で駆ける時に有利なのだ。
常に最速を志すチーターなので、爪を引っ込める必要がなかったが為の進化と言うワケぞよね!

茂みに隠れ潜むチータの特徴を汲んで、本商品には「草」パーツが付属!
フィギュアと合わせてミニジオラマ的に遊ぶ事ができるぞよ!

ごく小さなパーツなのでちびっ子に与える時は紛失などに注意したいアイテムぞ。

アニアはワンアクション付きの動物フィギュア!
ワイルドチーターは首と尾が軸入りボールジョイントで可動します。
ちなみに初代チーターは素立ちポーズ、口の可動のみでした。

この様に姿勢を低く保ち、草陰からそろり、そろりと獲物との距離を詰めていく・・・。

そして今だッ!
というタイミングで駆けだし、超加速で獲物に飛びつくと、あっという間にトドメをさしてしまうのだ!
チーターに狙われた動物は自分の運命に気づかぬまま、ふつっと事切れる静かな末路を辿るのだ・・・!!

実物のアニア玩具がそのまま登場するストップモーションアニメ「アニアキングダム」
第19話 「爆走!アニアカップ!」では、本商品がエディのバディとして登場!
スタミナ切れを起こしながらもなんとかレースを駆け抜け、優勝を攫っていったぞよ!!
「君はなにもしてないけどな・・・っ!!」

肉食動物としては力、体力に劣るチーター、一見するとか弱そうなシマウマなどは、
持久力に優れる為、この2種が争った場合負けるのはチーターである!
その為、横浜の「ズーラシア」などでは、キリン、シマウマ、そしてチーターらを同じエリアで混合展示している程だ!!
餌が豊富にあれば、動物達も気ままに共存していけると言う事なのです。

ワイルドverとして長く通年販売されたチーターアニア。
この2024年2月、新たに「走るver」と代替わりをして役目を終える事となりました。
せっかくなので3代目チーターこと「走るver」を見ていこうじゃないか〜!
という事で↓へつづく!

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・「アニア AS-13 チーター (走るVer.)
・「アニア AS-13 チーター (ワイルドVer.)
・「アニア AS-13 チーター

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■アニア AS-13 チーター(走るVer.)

2024年2月15日発売 / 715円(税込)
という事で今年アップデートされたばかりの3代目チーター「走るver」ぞよ!
新たなギミックを備えた新生アニアだ!!

長く通年販売されていると人気動物程新陳代謝が必要なものぞ・・・!
新しく出れば前のと合わせてもう一個買おうかなと言う気になるものだ!!

首が動く!
ゆらすとあしが動く!

くちにいれない!

新しくなった図鑑カード。
なぜか情報量が減っているぞよ。

これが新しくなった3代目チーターアニア・・・!
おっと、なんだか全体につるんとしてしまったが・・・!?

比較的リアル造形のものが多いアニアですが、シリーズ全体で見た時に各々テイストはばらつきがあり、
迫真のリアル動物フィギュアもあれば、このように玩具然としたものも含まれる。
わたくしはリアルな方が好みだが、キャラクターナイズされた可愛い動物の方が好きな子もいる事でしょう・・・!
どっちが良いか断ずることは出来ず、タカトミもその辺の落としどころを探っているのかもしれないぞよね。

小さな頭に細い四肢、スリムな体型などチーターの特徴を捉えた造形。
全体に大味な感はあるが斑点模様はプリントで細かく再現されている。

脇腹が大きく抉れているのは・・・実はギミックに深く関わっているポイントぞよ!
新たな次元に突入した新時代アニアの秘密や如何に・・・っ!?

トップ。
ネコ科動物の中でもチーターは姿の似たヒョウなどではなく、ピューマの系統に属する。
チーターは大型ネコではなく、ピューマの様に大型化した小型ネコの仲間なのだ。
ライオンを初めとする大型のネコ科動物ががおぉぉぉっと吼える事が出来る一方、チーターは吼えて威嚇したりという事がない。
チーターは猫ちゃんの様ににゃお、にゃお、と可愛らしく鳴くのです。
まさにでっかい猫・・・っ!!

にくきゅう・・・モールドはあるけど塗られていない・・・っ!?
これはどうしたことだ!!
にくきゅうは塗っておいて欲しいですよ〜。

アニアはワンアクション付きの動物フィギュア。
3代目チーターとなる走るverはギミックがアップデートされている!
頭部が簡易ボールジョイント可動する他、四肢が前後にロールする仕様となり、瞬足のランニングポーズが再現できるのだ!!

この可動域を活かしてぺたんとお座り姿勢も出来る。
これは可愛いぞよ〜!

足は左右で軸が連結されており、クリックが無い。
その為、本体を振ると振り子のように前後に揺れるのだ!
実際のチーターはこの様に両足をぴったり揃えて振ると言う事はなく、
凹凸のある地面をリズムをつけて蹴ると言う感じだと思いますが・・・ま、そこまでつっ込むのは野暮というものぞ。

背中を持って振れば、まるでサバンナを駆けるチーターの姿ではないか・・・!
そう、走るverチーターはポージングアクションだけでなく、動的遊びを加えた新世代アニアなのです・・・!!

この様に四肢を縮めたポーズから、

四肢を前後に広げるポーズが振り子ギミックにより放たれる!
鋭い爪で大地を蹴り駆ける姿を遊びに落とし込んでいると言うワケぞよ!
ツイッターの投稿によれば、このチーターは新宅広二氏の監修によるものみたいぞよ。
新宅広二氏は葛西臨海公園・鳥類園を前身に持つNPO法人・生態科学研究機構の理事長であり、
動物行動学を専門とし、精通する分野は哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫などなど幅広く、
数多の科学番組や動物バラエティの監修から、博物館、動物園、水族館のプロデュースも務めると言う。
アニアのどこからどこまでを監修しているのかは定かでないが、
少なくとも新作のハシビロコウ、チーター、ナマケモノ、タツノオトシゴ、ハヤブサ、アルマジロは氏の監修によるものだと言う。
チーターにごっこ遊びギミックを取り入れたのも、新宅広二氏のアイディアによるものかもしれないぞよね。
またトリケラトプスの監修も務めたという投稿も見られるので、アニアシリーズ全体の立ち上げから関わっているのかもしれません。
そしてアニメ「アニアキングダム」の監修も務めると言うが・・・わたくしがやや気になっていたのは、
アニキンの恐竜ウンチクに誤り(と断ずる程でもないがやや気になるポイント)や超古い学説が含まれていた点だ!
氏の著書を見るとライトな面白動物雑学本をはじめ、ちびっ子向け恐竜本なども色々出している。
この様な立派な来歴を持つ専門家が監修しているにしては上述の点は奇妙な感もあるが・・・、
やはり刻々と学説の移ろう恐竜分野は専門家でも難しいと言う事なのか・・・!!
ともあれアニアがきちんと専門家に監修された正確な動物フィギュアであると確証を得られた事は喜ばしいぞよ〜!
本格的な玩具は集めがいがあると言うものだ・・・!!


←走るver / ワイルドver→
ワイルドverはワイルドと言うだけあって毛並みのディテールなど細かく迫真のリアル造形だ。
一方最新の走るverはキャラクターナイズされた緩い造形だが、サイズアップされかなり大きくなっています。
足にクリックがないので固定されず、置くとへたっとポーズが崩れてしまうが、
開ききったポーズかお座りポーズで置く事は出来るぞよ。


やはり個人的に気になるのは肉球が未塗装の点ぞよね・・・!
チーターは爪を収納する事が出来ないのも大きな特徴だから、何かそれをモールドで表現するなどの工夫も欲しかったところぞよ。
初めは絵本の挿絵風に始まったアニアがいつしかリアル造形になり、今またゆるかわ造形に戻ろうとしているのだろうか・・・?

チーターは自然界においても基本的に自分より小さな動物を狙い、シマウマのような大きな動物を襲う事はない。
なぜならシマウマの方がずっと馬力があって、パワーに劣るチーターは容易く蹴散らされてしまうからだ。
・・・がっ!!
自然は弱肉強食ッ!!
あまりにも腹が減ったらなりふり構わずシマウマに食らいつくチーターも中にはいるだろう・・・ッ!!
とくにこの走るverチーターなどは造形もでっかいのでワンチャンシマウマに勝てる可能性もあるぞよね!!

基本的には単独で放浪し餌を求めるチーターだが、時には小規模な群れで行動する事もあるという・・・。
そんな時は協力してキリンさんを倒す事も・・・全くないとは言えないかもしれないぞよ・・・!?

アニアで3度目の登場となる新作チーター走るverでした!
ワイルドverより大きくなり、新たな動的ギミックを備えた新時代アニアとなりました。
もうアニアチーターを持っているおろかなにんげんどもも注目の一品ぞよ!!

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・「アニア AS-13 チーター (走るVer.)
・「アニア AS-13 チーター (ワイルドVer.)
・「アニア AS-13 チーター

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■アニア AS-22 ゴマフアザラシ(水に浮くVer.)

2018年12月27日発売 / 715円(税込)
水に浮くverとなって再登場のゴマフアザラシ、
こちらは2024年2月をもってハシビロコウと入れ替わり廃番となりました。

「AS-22 ゴマフアザラシ」として2014年4月に発売されたパッケージはもともと、子供がセットになった親子パッケージでしたが、
「水に浮くver」へのリニューアルに伴いセット内容も一新。
新規造形のゴマフアザラシ+浮き輪のセットに変更されています。

首が動く!

くちにいれない!

日本語と英語の2枚付属するアニア図鑑カード。
お馴染みの仕様ですね。

水に浮くリニューアルバージョンのゴマフアザラシ。
旧verと比べると体に動きがつき、グレーだった体色は白っぽく変更。
付属していた子供フィギュアはオミットされました。

国内の動物園や水族館で最も多く飼育されているアザラシがこのゴマフアザラシぞよ!
世界中の海に広く分布するアザラシのうち、北半球にのみ生息する中型のアザラシで、
体長は1.4〜1.8メートル程度、灰色や銀色の毛並みは名前の通りゴマ模様を帯びて、
子供の頃は白やクリーム色をするが、生後2〜3週間ほどで徐々に産毛が抜け落ち、暗いゴマ模様になってゆくと言う。
このアニアは白っぽいので大人になりつつある若い個体と言ったイメージぞよかね。
旧パケから子供がオミットされたのも、このフィギュア単体で子供から大人までの成長期を兼ねているのかもしれないぞよ。
なぜ赤ちゃんが白色をするかと言えば、ゴマフアザラシは流氷と共に回遊する習性を持ち、
出産も流氷の上でするのだ。
白い産毛は天敵から身を隠すための保護色というワケぞよね!
冬には流氷に乗ってぷかぷかと北海道までやってきたりもするらしいぞよ!
オホーツク海や間宮海峡を4月頃まで繁殖海域として利用し、流氷が消滅すると去ってゆくのだ。

寒い海域に生息する為、体は厚い脂肪に覆われずんぐりむちむちとしている。
食性は幅広く、魚の他にはイカタコ、エビなどの甲殻類から貝類まで食し、
息を止めて3分ほど、水深20メートル程度潜り獲物を探すが、
潜水能力に優れたゴマフアザラシはその気になれば20分、300メートル以上も潜っている事が可能だと言う。
好奇心も旺盛で、動物園などではおろかなにんげんどもが水槽の傍にやってくると愛らしく近づいてくる。
人馴れしていると言うよりも警戒心が薄く、自然界でもダイバーの傍に寄ってくる者が多いらしい。
このような海棲哺乳類はのんびり屋さんなので容易に狩る事ができ、毛皮や肉を目的として乱獲された過去があるぞよ。
ゴマフアザラシの場合、日本や旧ソ連がこぞって狩っていた為一時は個体数が減少した事もあったが、
近年では毛皮の価値が無くなった上に保護されるようにもなり、回復傾向にあると言う。
一方で数が増えたために北海道ではこれらの海獣類による漁業被害も年々増加していると言うのはままならんものぞ。

まるんとむちむちのフォルム・・・キャラクター人気も高く、
「少年アシベ」に登場するゴマフアザラシの赤ちゃん「ゴマちゃん」が最も有名なキャラクターだろう!
動物園でもポピュラーな生き物なので、今回廃番となったのはちょっと寂しいが・・・
長く通年販売していた訳だし、また忘れた頃に復活するのかもね!

おしり。

トップ。
全身のゴマ模様は勿論。足ヒレなど細かく彩色されていて丁寧。

おなか。
ゴマフアザラシは雌雄共に同じ姿をしてほとんど見分けはつかないが、
雄はお腹側に生殖器をしまう生殖孔を一つ持ち、雌は同じ場所に乳頭を二つ持つ。
おへその下の窪みが一つか二つかで見分けられるのだが、ごく微妙な違いなのでアニアでは再現されていない。

アニアはワンアクション付きの動物フィギュア!
こちらのゴマフアザラシちゃんは首が軸入りボールジョイントで可動し、表情をつける事が可能!

首を傾げたり、こんな風に立ちポーズも出来るぞよ。

付属の浮き輪はAS水に浮くverに入っている共通仕様。
←の二つはメイドインチャイナ、→のゴマフアザラシ付属はメイドインベトナムでちょっと色が薄い。
まぁロット違いによる個体差だろう。

ゴマフアザラシちゃんと組み合わせて遊ぼうっ!
きゃきゃきゃきゃんわっ!!

水に浮くverの真骨頂!
お風呂に浮かべて遊べる・・・!
アニア水生生物の共通仕様だが、こういう可動フィギュアでお風呂に入れて遊べるものは珍しいかもしれないぞよ。

アニア図鑑「北極の海の人気者セット」には流氷が付属するので相性ぴったり。
このセットに含まれる赤ちゃんアザラシはアゴヒゲアザラシである。
日本近海で見られるアザラシ5種のうち、ゴマフアザラシ、ゼニガタアザラシ、クラカケアザラシ、ワモンアザラシはゴマフアザラシ属だが、
アゴヒゲアザラシはアゴヒゲアザラシ属の別種。
近年地球温暖化などによりアザラシちゃんの回遊時期や生息域に変化が生じ、
北極海ではゴマフアザラシ属のゴマフアザラシやクラカケアザラシが出会い、交雑種が増えていると言うことです。

ざぱーんっ!
流氷を割ってホッキョククジラが登場!
驚いたアザラシちゃん達は転げ落ちてゆく・・・!!

脂肪をたっぷり溜め込んだアザラシちゃんは自然界では格好の餌だ!
サメやシャチなどの水中の天敵は勿論、氷上にもホッキョクグマなどが現れるから気を抜けないのだ!!

動物園ではアザラシとアシカが一緒の水槽で遊んでいる事も多いぞよ。
どちらも鰭脚類に含まれるよく似たそっくりの動物だが、比べるとアザラシには耳たぶがない。
そしてアシカは四肢を使って歩くのに対し、アザラシは陸上で後ろ足を使わず前足だけで這って歩く。
逆に水中ではアザラシは後ろ足で水を蹴って素早く泳ぐのに対し、アシカは前足で水をかいて泳ぐぞよ。
アニアでもこの違いが造形に現れているぞよね!

アニアの拡張セット的側面を持つ「トミカ動物園セット」にはあざらし看板が付属した。
成体と立像並べて飾るのもオツなもんぞ!

リニューアルを経て廃番の道を辿ったゴマフアザラシアニアでした。
せっかくなので新発売の後継「AS-22」であるハシビロコウも合わせて見ていこう!
という事で↓へつづく!


ぞよちゃんも会いに行った! 「ばらむツ」は動物園アザラシを(勝手に)応援しています!!


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・「アニア図鑑 はじめての水生生物 北極の海の人気者セット
・「アニア AS-22 ゴマフアザラシ (水に浮くVer.)

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■アニア AS-22 ハシビロコウ

2024年2月15日発売 / 715円(税込)
アニアメインラインに待望のハシビロコウさんが遂に登場!
ゴマフアザラシちゃんが廃番となり入れ替わりラインナップされました。

アニアシリーズでは過去に番外の「アニアくじ3 どうぶつのおともだち編」に
小サイズのハシビロコウがラインナップされた事がありましたが、
大きな通常ラインナップとして登場するのはこれが初めて。
人気動物なので待ち焦がれていたおろかなにんげんどもも多い事でしょう・・・!

くちばしが開く!
首が動く!
振るとくちばしがカタカタ鳴る!

くちにいれない

アニア図鑑カードが日本語と英語で2枚付属。
本商品の肝であるクラッタリングについて説明があります。

アニア通常ラインで登場のハシビロコウ!
異形のフォルムで異彩を放つ鳥類ぞよ!

ハシビロコウは本種のみでハシビロコウ科ハシビロコウ属を構成する珍しい鳥類。
かつてはコウノトリ目としてコウノトリに近いとされていたが、
近年の分子系統学に基づく分類の見直しでペリカンに近い事がわかり、ペリカン目へと移されたぞよ。
従来コウノトリ目にはコウノトリ科以外にサギ科、トキ科、そしてハシビロコウ科などが含まれたが、
コウノトリ科以外は全てペリカン目に整理される結果となった。
本商品のパケや図鑑カードでもきちんと「ペリカン目」と記されており、
最新研究に基づく商品化・立体化である事がわかるぞよね!

アフリカの湿地、パピルスの原料となるカミガヤツリの茂る水辺の草原に生息するハシビロコウは、
全長120cm、翼長は250cmにもなる大きな鳥ぞよ。
普段は単独で行動し、水辺の草地にじっと佇み
一説によれば日中の活動時間の60%もを微動だにしないと言うから忍耐強い。
なぜハシビロコウは動かないのか?
それはハシビロコウの好物であるハイギョを狙っているからだ!
肺魚はエラ呼吸でなく肺呼吸をする魚なので、時々水面に現れて息継ぎをする。
じっと動かないハシビロコウはこの瞬間をこそ狙っているぞよ!
ハイギョが水面に現れた瞬間、体全体を矢のように放ち、
40cmほどもある巨大なハイギョを、先端が鍵状になった巨大なくちばしで捕えて離さない!
ハシビロコウはこうして捕まえた獲物をくちばしでばりばりと粉砕し、つるんと飲み込んでしまうのだ。
この様な狩りをするが為に、同族がずらっと水辺に並んでいたら成立しない。
この為にハシビロコウは夫婦でさえもそれぞれ単独で行動するワケぞよね!

トップ。
獲物を捉える事に適し、捕まえた後は粉砕機としても機能する巨大なくちばし。
模様も綺麗にプリントされている。
学名の「Balaeniceps rex」はクジラ頭の王様を意味していて、ハシビロコウの特徴的な頭部はしばしばクジラにも例えられるのだ。

長時間立ち続ける為に安定性のある巨大な脚。
四本の指を開く事で湿地に体を固定するぞよ。
アニアにおいてはこの足が軟質素材で出来ていて、安全面への配慮が見られる。
一方、長期展示でふにゃっと転んでしまう事が考えられるのは悩ましい!
飾る時は背中を支えてやるか、尾羽の下に何か台を挟んであげると良いでしょう!!

アニアはワンアクション付きの動物フィギュア!
本商品は首に分割がありロールします。
ハシビロコウは若鳥の時は眼が黄色く、老成するに従い青色に変化してゆくと言う。
本商品は鮮やかな黄色い目なのでごく若い個体と考えられるぞよ。

そして口も開閉可能!!
可動軸の関係でやや玩具然としているが、本商品最大の見所にはこのギミックが関わっており・・・、

カタカタカタッ!!
本体を上下に振る事でくちばしがカスタネットの様に叩かれ音を発する!!
ハシビロコウはくちばしを叩き合わせて音を出し、仲間同士のコミュニケーションに使うと言う。
クラッタリングと言うこの習性を、本商品では楽しいギミックに落とし込んでいるのだ!
クラッタリングの意味は様々で、求愛や威嚇、仲間同士の交流など様々使われると言うが・・・
実際のクラッタリングはさながら銃撃戦かと言うけたたましいものである!!
アニアのギミックはカタカタして可愛いもんぞ。
ちなみにギミックの都合、口は基本的に開いたままの状態で固定されません。

ハシビロコウの玩具と言えば〜・・・
タカラトミーアーツの300円ガチャ「あそべる生物フィギュアシリーズ 奇妙ないきもの博物誌 第2頁」が
2023年の11月に発売された事が記憶に新しいっ!
これが実の良い出来で、300円とは思えぬ迫真のリアル造形だったぞよね!!
比べるとアニアは玩具然として可愛らしい姿だ。
どちらが好きかは好みによるだろうが・・・アニアは口が開閉できるのが嬉しいポイントぞよ!
ハシビロコウの解説は「奇妙ないきもの博物誌」レビューでもしているのでそちらも参照のことぞ。

湿地に聳える奇妙なシルエット。
ハシビロコウは水中をゆくハイギョやカエル、ナマズ、ナイルオオトカゲ、ワニの赤ちゃんなどなど・・・
美味しい獲物が浮上してくるのを根気強く待っている・・・

その技、瞬足の極みッ!!
ハシビロコウは一瞬のチャンスを逃さず、見事に今日のご飯にありつけたようだ!!

一般にハシビロコウの住まう湿地には大型の肉食獣が存在せず、巨大な成体のハシビロコウに天敵は存在しないと言われている。
一方でハシビロコウはワニの子供も食すことがあると言う・・・
という事は成体のワニと出会う事もある筈で、時にはうっかり食べられる事もあるんじゃないかとわたくしは思うのですが、
自然界の事はよくわかりません・・・。

上野動物園をはじめ、身近な動物園でも見物できるハシビロコウさん。
キャラクター的人気も高く、今までアニアにいなかったのは意外だったが、この度めでたく通年販売ラインナップとなりました。

キミも玩具売り場でハシビロコウさんをゲットし、アニア動物園の仲間に加えようっ!!
動きだけでなく音も楽しめる新たなギミックを備えたアニアぞよ!!

:このリンクからなんかポチるとサイトの寿命が延びるぞよ
・「アニア AS-22 ハシビロコウ
・「アニア ジュラシック・パーク 30周年記念セット

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