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「タマムシ展」(2025) 

レポート

 

▼「玉蟲 -生きた宝石-」 レポート

  •  ■大桃定洋博士 タマムシ類コレクションレポぞよ!

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「玉蟲-生きた宝石-」
レポート
大桃定洋博士
タマムシ類コレクション
■大桃定洋博士 タマムシ類コレクション 標本箱写真

前ページのレポートに続き、本ページでは会場に展示された大桃定洋博士のタマムシ類コレクションの標本箱写真を記録するぞよ。
会場はご覧の通り文京区教育センターの一部屋を使ったもので、長机に並べられた標本箱全体をはっきりと写真に収める事は難しい。
どうしても影になったり、反射したり、中身が小さくて見えなかったりする。

しかし、先にも説明した通り、現在東京大学総合研究博物館では収蔵品のデータベースの作成、
及びネット上での公開事業が進められており、本タマムシコレクションも何れは目録がデジタル化され、
標本箱の綺麗な俯瞰写真や種名の確認が出来るようになる筈ぞよ。
ここで記念に写真を撮っておけば、あとからデータベースで照らし合わせて確認できるに違いないのだ!

データベースでは標本箱単位の写真が掲載されており、標本一つ一つを取り出して見る事は出来ないようだが、
学名や産地、採集者などのラベルデータは細かくデジタル化されているようだ。

大桃定洋博士のタマムシコレクションは約25000頭、2200種以上からなる一大コレクションなので、
こりゃラベルを写し取るだけでも一大事業になってしまうぞよね!

ちっちゃいのがいっぱいおりますよ〜。
台紙標本がとにかくいっぱいありますね!
これは会場で眺めてもちびっちゃ過ぎて良く判らん。
データベースで種名が判ったらネットの画像検索ではっきりした写真が出て来るかもね。

地味な色から金属光沢を帯びたものまで様々ある。

タマムシ科は腹部第1節と第2節が癒合して動かない事や、
頭部顔面が垂直で後頭部が前胸背の中にはまり込んでいる事などの特徴を持つぞよ。
多くは紡錘型だが、例外的に異形の種も知られており、円形、瓢箪形、筒形などなど様々ある。

日本産種の最小では体長約2.3mmのハイイロヒラタチビタマムシがあり、
最大種は体長約4センチ前後のヤマトタマムシやウバタマムシが知られる。
外国産では最小種は体長約2mmのオーストラリア産、ムカシチビタマムシ。
最大種は7〜7.5センチのマレー半島産ムモンオオルリタマムシや、
南米産のオオタマムシがあるぞよ。

前翅はキチン質からなり、ここに含まれる金属の種類と量によって色調が決まると言う。
赤紫色部には銅や亜鉛が多く含まれるぞよ。
角度依存性を帯びた色彩の変化は多層膜干渉による構造色であるとは先に説明した。

タマムシ科の分類もまた、多くの動物種同様、分子系統解析によって再考が必要となった。
この系統樹も会場に張り出されていたが・・・
タマムシ科は15000種もいるのでちょっとここでは容易に書ききれないぞよ!
と言うかわたくしの手に余るぞよよよよ・・・!

日本のタマムシだけでみれば、国内では4亜科16族30属220種が棲息する。
これに加えてまだ20種くらい未記載種が知られているぞよ。
日本を含む極東アジアに生息する多くの種が地味な姿をする。

東南アジアに分布の中心を持つ仲間が日本まで分布を広げている例もあるぞよ。
ヤマトタマムシはルリタマムシ属の中では最も北まで分布を広げた種であり、
日本から朝鮮半島、中国、ベトナムでも見られる。

東南、熱帯アジアには大型美麗種の代表格であるルリタマムシ属、
世界最大種を含むオオルリタマムシ属、
派手な原色を組み合わせたオウサマムカシタマムシ属やハデムカシタマムシ属など、
奇天烈な色彩を纏ったものが多く見られる。
他にはフトタマムシ属やメカクシタマムシ属がアフリカ大陸から進出している。

地理的に孤立したオーストラリアには900種にも及ぶ固有種が見られるぞよ。
派手な原色のオオムカシタマムシ属やムカシタマムシ属、
宝石のようなアラメムカシタマムシ属などがその代表であり、
この3属が全体の半数を占めると言う。

中近東〜地中海沿岸地域には小型から中型種からなるマルタマムシ属が繁栄しており、約1000種見られる。
他にサビタマムシ属も代表的。
欧州を代表するものには小型だが美しいヒメヒラタタマムシ属200種がある。

アフリカには全体が長毛で覆われたり、房状毛を備えたケブカフトタマムシ属や、
金属光沢に輝くフトタマムシ属、頭部が胸部の下に隠れたメカクシタマムシ属など奇抜な種が分布する。
マダガスカルを代表するカワリタマムシ属は奇異な体型の種を多く含む。

北米では小型で地味なムツボシタマムシ属、黄色い斑紋や帯紋を纏うフナガタタマムシ属、中型で美麗のムネミゾクロタマムシ属らが代表的。
限られた地域ではクシヒゲ状触角をもつクシヒゲタマムシ属やコバネ型上翅を持ったコバネタマムシ属なども見られると言う。
中南米で見られる大型種オオタマムシは1属1種しかいないレアな巨大タマムシ。
オーストラリアのムカシタマムシ属に近縁と考えられるナンベイムカシタマムシ属も南米域を代表する種群ぞよ。
このように、世界には様々なタマムシが知られているのだ。

1790年にヤマトタマムシが日本産種として世界に紹介されて後、日本産タマムシ類の研究は様々な外国人研究者によって進められてきた。
これが為に当初は同定・新種記載も外国人研究者に依頼する時代が続いたが、
次第に日本人研究者の手で進めようと言う動きが活発になり、中でも黒澤良彦博士(1921〜2001)の功績は大きく、
今日の国内のタマムシ研究へと繋がっているぞよ。

タマムシは文化的にもおろかなにんげんどもと関わりが深く、
古くから人々の関心を惹いてきたのだ。

その中でも歴史に名を残す最強コレクションが本展示会では無料で見物出来ちゃうとは太っ腹ぞよね!!

箱全体を眺めて、気に入ったタマムシちゃんがいたらアップで写真を残すのも楽しいぞよよ〜!

意外とこう言う小さい中に貴重なヤツが混じっている・・・のかもしれない・・・。

やはりピカピカのヤツが目を引くが、案外地味な奴が超絶珍しかったりもする・・・かもしれない・・・。

おろかなにんげんどもはどう思うぞよか!?

会場奥ではタマムシの紹介ビデオも流れていました。

この赤いテーブルの上に乗ってるやつは特別にケースに入っているから特に貴重と言う事ぞよかね〜?

標本ラベルと別に種名のラベルも刺してあるから博物館用に整理されているのかもしれないぞよ。

キラキラの金属光沢は好まれそうだが、この辺のオレンジに紋が浮かんでるような奴は近くに飛んで来たら悲鳴が上がる事でしょう!

ちっちゃいのもある。

今回の展示回はあくまでコレクション全体の展示であって、
タマムシ一つ一つを詳しく紹介している訳ではないので、わたくしのような素人にはやや難しい面も見られた。
ま、気になったヤツをひとつひとつ調べてみるのも楽しい時間であるぞよ!

前ページでもピックアップしたが、大桃定洋博士の名前があるので博士が新種記載した種だろう。
これはインターネットでは全然出てこず和名も見つからないのでレアなタマムシに違いないぞよ。


会場の様子。

ケース入りのちっちゃいの。

こっちもちっちゃいの。

まだまだちっちゃいの。

ケース入りの箱は3つずつ、6箱ありました。

そして大型の美麗種は特別に壁掛けで展示されているぞよ。

人気があり有名なタマムシはここに集まっている。

オオルリタマムシ。

オオルリタマムシ。
ちょっと模様が違う。

とにかくいっぱいいるぞよ。

南アフリカのケブカフトタマムシ。
わたくしはこいつらがぱっと見て最も興味を惹かれました。
なぜなら毛が生えていて一際奇妙であるぞよ。


ハビロタマムシ箱。

ミドリフトタマムシ(Sternocera)の仲間達。

ルリタマムシシリーズ。

これはヤマトタマムシ箱ぞよね。

ニセフトタマムシの面白い話は1ページ目で紹介した。
こういうウンチクはわたくしが勝手に付け足してるだけで、会場パネルには載ってないのであしからずぞよ・・・!


隣の壁掛け展示。

カザリルリタマムシがいっぱいいるぞよ。

ウバタマムシシリーズ。

いっぱいいる。

オビルリタマムシ達。

セスジタマムシ(Irodotaenia)の仲間。

トゲフタオタマムシ(dicerca )の仲間。

ルリタマムシ属はいっぱいいるぞよ。

ツマベニタマムシとか色々。

ちっちゃいのも。

カドアカタマムシの仲間。

珍しい形のタマムシ達。

ちっちゃい台紙タマムシ。

地味にも斑紋の浮かぶタマムシ達。

ナンヨウタマムシ。

ちっちゃい色付きのヤツいっぱい。

ナンベイオオタマムシら。

タンザニアのタマムシ。

オウサマムカシタマムシなどの熱帯のタマムシたち。
などなど、ざっくりとした紹介でした。

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