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| ■第34回 東京ミネラルショー 展示レポート |

また1年をだらだらと過ごし、何も為す事なく終えてゆこうとしているおろかなにんげんどもよ、ごきげんよう!
今年もやってきたぞ、日本最大級の鉱物即売会「東京ミネラルショー」!!
世界各地からディーラーが集い、様々な標本を生で見て直接購入できると言う石好きにはたまらない催し!
そしてこの会場では生物の痕跡が長い年月をかけて石と置き換わった化石もまた購入できると言う事で、
古生物ファンからも大注目のイベントなのだ!
今年も年末最後の大散財と行こうではないか!!

会場は池袋サンシャインシティー文化会館ビルの2階、3階、4階に渡る広大なスペース。
会期は2025年12月12日〜15日までの四日間!
今年は四日間通し券1200円のみの販売となり、電子チケットを購入した場合も入口で紙のチケットと引き替えて入場する事となるぞよ。
各フロアを移動する時もこのチケットの提示が求められ、つまりは四日間出入りし放題なのでお得ぞよね!
最近はなんでもかんでも電子電子で風情が無いので、こういう紙のチケットが記念に残ると嬉しいぞよな〜。

更にチケットの引き換え時に公式ガイドブックも貰えるぞよ。
こちらはフルカラー34ページのパンフレットで、各フロアの出店名簿を兼ねている。
どこにどの業者が卓を出しているのか、お目当てのお店がある人はこの冊子でチェックするとスムーズに会場を回れるぞよ。

更に会場の特別展示の内容も網羅されており、図録も兼ねている。
四日間入り放題でこんなに立派なパンフも貰えて1200円って太っ腹ぞよね!?
年末にお小遣いが残ってないぞよよーっ!と嘆いているおろかなにんげんどもも、
会場の様子を見物し、特別展示を見に行くだけでも十分元が取れる内容となっているので、
ちょっとしたお散歩のつもりで参加し、
気に入ったお手頃なお土産化石を500円とか1000円で買って帰るだけでも満足できるイベントだ!

今回のイベントと戦利品は「ぞよちゃんねる」の動画でも取り上げているので、
こちらも合わせてお楽しみくださいぞよ!!

「クサリヘビ科 中新世 フランス(実物)」
「ナトリックス 中新世 中国(実物)」
さて、会場でゲットした戦利品を紹介する前に、まずは今年の特別展示を紹介しよう!
今年は「海で進化したヘビの不思議―発掘によって研究が進んだ肢のあるヘビを考える―」と題し、
恐竜時代の大量絶滅を生き延び、陸上へ上がった蛇の不思議を特集している。
そう、今年の干支は巳年!
蛇はこの日本でも古くから神様の遣いとして親しまれ、生命力の象徴として崇められてきたものだが、
2025年の最後にこの縁起の良い動物を学んじゃおうと言う事なんですね!

「カルソサウルス 白亜紀セノマニアン〜チューロニアン スロベニア(複製)」
現生種に限っても4200種以上が知られている蛇。
その最大の特徴は四肢を持たないにょろっとした姿とはおろかなにんげんどもも良く知っている事でしょうが、
勿論もとから手足の無い姿で出現した訳ではない。
元々は小型の陸生トカゲに近い姿の有鱗類の一系統が進化するうえで、
胴の伸長と共に手足を退化させ、独自のスタイルを手に入れたものが蛇であるぞよ。
初期のヘビ類は海生環境に適応したものも知られており、多様な環境に分化していた。

「テティサウルス 白亜紀チューロニアン モロッコ(実物)」
初期のヘビ類は後期白亜紀セノマニアン期の地層より見つかっており、既に前肢を失っていたが、
後ろ肢は小さく保持していた。
つまり、有鱗類の祖先から進化してゆく過程で肢を退化させていった事が示唆されているのだ。
なぜ蛇は四肢を退化させていったのか?
それには二つの説が考えられている。
一つはナジャシュと言う基盤的ヘビ類に代表される陸上性の蛇が、
地中で生活するうちに足を必要としなくなり、退化していったと言う説。
もう一つがナジャシュよりより古い時代のエウポドフィスらに基づく海生起源説。
つまり、海で泳ぐうちに遊泳能力を高める為に四肢を退化させたと言う考え方ぞよ。

「エウポドフィスの若年個体 白亜紀セノマニアン レバノン(実物)」
解説ではユーポドフィス、ラベルではエウポドフィスになっていて表記ゆれを起こしていたが、
ここではエウポドフィスで統一するぞよ!

「エウポドフィスの模式標本 白亜紀セノマニアン レバノン(複製)」

「エウポドフィスの模式標本」
肢のある蛇・エウポドフィス。
日本公開は20年ぶりと言うからおまけにして貴重な展示会ぞよ。

「ポントサウルス 白亜紀セノマニアン レバノン(複製)」
未だ多くの謎に包まれたヘビ類進化の謎を解き明かすには、
蛇と系統が近いと考えられる分類群を研究する必要がある。
蛇が出現した後期白亜紀には、やはり細長い体の爬虫類、アイギアロサウルス類とドリコサウルス類が多様化しており、
これらは白亜紀末の海で最強の頂点捕食者として君臨したモササウルス類と系統的に近縁であると考えられていたぞよ。
長い尾を持ち水中で魚類を捕らえる事に長けていたと考えられるモササウルスの祖先・ポントサウルスや、
細長い体幹と短い尾を有し、ラグーン環境において泥の中に潜む甲殻類らを食っていたとされる
トカゲとヘビの中間種・エウポドフィス。
このようなにょろっとした動物が同時期の同地域に共存していた事から鑑みるに、
ヘビ類とモササウルス類は共に中東地域の白亜紀前期〜中期に有鱗類の共通祖先から進化してきたと考えられるぞよ。
このポントサウルスの実物化石は日本初公開なのでレアなヤツぞよね!

「モササウルス 白亜紀マーストリヒチアン オランダ(複製)」
ヘビ類は次第に四肢を失いながら多様化し現在に至る。
一方で海のモササウルス類は白亜紀末の大量絶滅によって姿を消してしまったぞよ。

「モササウルス」
映画「ジュラシック・ワールド」で活躍すると一躍人気者古生物となったモササウルス。
ちびっ子にも嬉しい展示物だ!

「ティタノボア 暁新世 コロンビア共和国(複製復元骨格)」
会場には目玉展示として中期〜後期暁新世に生息した超巨大なボア科の絶滅種・ティタノボアも登場!
2000年代初頭にコロンビアから見つかったこの蛇は、全長12.8〜14.3メートルとも目される半水生の巨大モンスターぞよ!
体重は730〜1135キログラムで、主に魚類を食っていたとされている。

こんな奴に巻き付かれたらおろかなにんげんどもなどひとたまりもないぞよね!

ティタノボアのすぐ横は出店ブースとなっているぞよ。
会場の写真撮影は特別に禁止されているワケではないが、商品写真を撮る時はお店の人に撮影して良いかお伺いを立てるのがマナーぞよ!
そしてインターネットにアップする時はお客さんのお顔は隠してあげるのがお互いにとって安心ぞよ!
意外とうっかりさんわたくし、
こんな即売会でカメラを持って歩いていたらがちゃーんとやって数百万の賠償金を背負わされるのが目に見えている。
従って今回はカメラは持っていかなかったので写真はスマホ画質だがご愛敬だ!
ブースの写真もありません。
このティタノボアの背景に映っている雰囲気で大体会場の様子、つかめるぞよかね?
ちなみに四日開催中、土日は人が歩けんほどむぎゅむぎゅになると言うので、わたくしは最終日の朝に覗きに行きました。
ご覧の通りまあまあ空いていて快適だったぞよ!
なんでも重い石を持って帰りたくない業者は最終日にはぐんと値引きしてくれると言う噂もあるので、
おろかなにんげんどもも来年は強かに作戦を立ててゆくが良いぞよ!

「メッセロピトン 始新世 ドイツ(複製)」
この辺になるともうすっかり足は見えない。

「エオコンストラクター 始新世 ドイツ(複製)」

「エオコンストラクター 暁新世 ドイツ(実物)」

「蛇類の椎骨 中新世 フランス(実物)」
「ギガントフィス 始新世 マリ共和国(実物)」
約4000万年前の始新世、現在のエジプトやアルジェリアに当たる古代パラテチス海沿岸域に生息した
絶滅ヘビ類のマドツカヘビ科に属するギガントフィスは
全長9.3〜10.7メートル、あるいは6.6〜7.2メートルと推定される大蛇であったぞよ。
なんでも現生のボア類やニシキヘビ類に似る為、締め付け攻撃が得意であったと考えられていると言う。

「パラエオフィス 暁新世 モロッコ(複製)」
パレオフィス属は絶滅した海生ヘビ類で、最小種では1.3メートル程度と言われる一方、
大型種では8.1〜12.3メートルにも達したと言う。

「ナミヘビ上科 中新世 フランス(実物)」
現生の全てのヘビ類の共通祖先は食虫性であったと考えられる(小型脊椎動物食説もあり)
しかし、6600万年前の大量絶滅、K-Pg境界を経て食性は多様化し、
恐竜絶滅後に繁栄した鳥類、魚類、小型哺乳類などを食うようになった。
一部の系統ではより強力な毒を発達させ、現生の多様な毒蛇が生まれたと言う。

「ナミヘビ上科」
食性の多様化はやがて落ち着いたが、例えばナミヘビ上科などは北アメリカや南アメリカに進出した時に更に急速に多様化。
大量絶滅と地理的・生態的条件の変化が進化を促進したと考えられている。

「ナミヘビ上科 中新世 ボスニア・ヘルツェゴビナ(複製)」

「蛇類の椎骨 始新世 フランス(実物)」
蛇の化石はバラバラになりやすく、全身骨格が産出する事は極めて稀であるぞよ。
殆どの場合、分離した椎骨のみと言う事が多い。

「蛇類の椎骨 始新世 フランス(実物)」
「方解石で覆われたミイラ化石 鮮新世 メキシコ(実物)」
「シリカで覆われたミイラ化石 中新世 ルーマニア(実物)」
従って、化石の研究も非常に難儀であるが、ごく稀にミイラ化したものが見つかり、
鱗の配置や内臓の位置などが保存されていると、分類・同定の大きなヒントとなる!

中になんか入ってるぞよね!
今回の特別展示では、そんな貴重な蛇のミイラ化石の実物まで見物できた。
これだけでも十分満足の内容だが・・・忘れちゃいけない、ここは鉱物即売会。
会場の出店ブースでは様々な鉱物、宝石の原石から加工品、化石やそのレプリカまで様々販売されている。
価格はほんの数百円のものから、数十万円、数百万円のものまで多岐に渡るぞよ。
数百万円は手が出ずとも、数十万円なら清水ダイブ、一生に一度の覚悟で買えちゃうかもしれないが・・・
おろかなにんげんどもよ、冷静になるぞよーっ!
そんな湯水のようにお金を使って、明日のごはんはどうするんだい!?
大体真贋もなんもわからんものを爆上げテンションでぽんと買うもんでは無いぞよよ〜!
って事で、我々のような素人おたくはお小遣いの範囲でおみやげ化石を買うに限るのだ!
今回は誇り高き庶民代表わたくしが、
おろかなにんげんどもにちびっ子クラスのお小遣いでどんなものが買えるのかを身を以てご披露しよう・・・!
↓戦利品レビューへ続く!
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・「マテル ジュラシックワールド(JURASSIC WORLD) バトルアクション モササウルス」
・「アニア AL-07 モササウルス (水に浮くVer.)」
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■ティラノサウルスの歯(歯根つき)レプリカ

東京ミネラルショーには恐竜、古生物好きが真っ先に向かう定番のブースがある。
それが博物館や大学、展示会向けに様々な研究用標本レプリカを納入している「パレオサイエンス」のブースぞよ!
ミネラルショーにおいてはお手頃価格の実物化石から本格的なレプリカを販売しており、
ちびっ子から通なファンまで幅広く楽しめるのだ!
そんなパレオサイエンスさんが即売会に出す定番の人気グッズに恐竜の歯レプリカがあり、
恐竜のおたくはみんなこれを一つくらい持っているぞよ。
みんなこの歯を即売会で買っていたぞよか・・・!
そんなのわたくしも絶対欲しいぞよーっ!!
という事で、今回はそのうち、真っ先にティラノサウルスの歯レプリカを購入させていただいたと言うワケだ!

ティラノサウルスの歯レプリカと言ってもピンキリであり、海外からやってきたブースではほんの1000円のものも売っていれば、
パレオサイエンスでは超立派なティラノサウルス「スタン」のレプリカもあり、うん万円と言うお値段。
今回購入した吊るしのパッケージは5500円とお手頃価格で、お小遣いでも手の届く範囲。
入門編にはおススメのアイテムぞよね!?

これが超肉食恐竜、ティラノサウルスの歯のレプリカだ!
全長約21センチの本格模型。
迫真のディテールに彩色が施されており、本物と見紛う質感ぞよ!

あのティラノサウルスの歯がおうちに飾れる日が来るとは・・・感無量ではないかーっ!
有事の際には最強の武器となるずっしり感・・・これで闇バイトに押し入られても安心ぞよーっ!!

しかも先っちょだけじゃなくて歯根付きってのが珍しくないぞよか?
簡素なパッケージで元になった標本などは特に記載がないが、明らかに本物を型取りしたと思われる造形ぞよ。

ご存知ティラノサウルス・レックスは後期白亜紀の北米を支配した竜盤類獣脚類恐竜の王者であるぞよ!
全長は11〜13メートル、体重は6〜9トンに達したとされており、当時の生態系の頂点捕食者の一つであった。
その大顎は他の肉食獣脚類に比べても極端に強靭で、歯は恐竜の中でも最大級。
大きくて厚みのある歯はバナナ型と称されるぞよ。

おろかなにんげんどもは一度しか歯が生え変わらないが、恐竜は生涯何度も歯が生え変わっていた。
従って抜け落ちた歯がその辺に転がり、やがて化石となってごろごろ見つかる事がしばしばあるぞよ。
多くの大型肉食恐竜の場合、使っている歯の下に予備の歯が形成され、三か月強で生え変わったと考えられる。
しかしティラノサウルスのバナナ型の歯は成長に時間がかかったと見られ、生え変わる周期は二年以上とされているぞよ。
そして奇数本目と偶数本目の歯が交互に抜け、生え変わる仕組みであったと考えられている。
つまり、他の恐竜に比べてティラノサウルスは歯だけの化石が見つかる事は稀であると言う事ぞよね!

ティラノサウルスと言えばこの立派な歯を常に剥き出しにしていたか否かが昨今話題となっているぞよね!
最近では恐らく唇に覆われて、口を閉じた状態では剥き出しで無かっただろうと考えられるようになっている。
つまり、「ジュラシック・パーク」のような格好良いスタイルでなく、トカゲのような口だろうというワケぞよ。
陸上生物にとっては口内を乾燥させない事は大事で、歯のエナメル質を唾液で保護する為にも唇のある姿の方が妥当であろうと言う事ぞよ。

写真に撮ると肉眼では見えにくいディテールも顕著に映る!
おうちで恐竜研究ぞよ!!

このティラノの歯はかなりくたびれていてぼろぼろだが、ぎざぎざの模様・セレーションも再現されている事が判る。
この縁のナイフ状の鋸歯には、肉を切り裂いた時に肉片や脂が長時間残ったと考えられるぞよ。
これは細菌の温床となり、ティラノサウルスに噛まれた獲物は感染症を負ったかもしれない。
そして弱った獲物は例え一度目は逃げきれても、やがてティラノに追いつかれ食われてしまった事でしょう・・・!

ティラノサウルスの咬合力は6トンとも言われ、全ての陸生動物の中でも最強であったと言われている!
強靭なバナナ型の歯は肉を裂くだけでなく、骨までばりばりと噛み砕き、獲物を丸ごとぺろりと食う事が出来たぞよ!

こんなぶっとい歯で食いつかれたらおろかなにんげんどもなどひとたまりもないぞよね!?
このレプリカは20センチクラスだが、ティラノの歯は最大では30センチ級にもなった。
まだまだ上には上があると言う事か・・・!!

恐竜の歯のレプリカ入門と言ったらこのティラノの歯!
骨格模型やアニアと並べると高まるぞよーっ!!
今回、パレオサイエンスさんのブースではもう一つレプリカを購入したので続けてそちらも紹介しよう!
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・「アニア 冒険大陸 アニアキングダム ダーク・フレイム (ティラノサウルス)」
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■ギガノトサウルスの歯 レプリカ(歯根付き)

じゃん!
続いてこちらも同ブースでゲットしたギガノトサウルスの歯レプリカ!
ティラノと同格で5500円とお手頃価格ぞよ!

南米最大級とされる巨大獣脚類ギガノトサウルス・カロリニの歯根付き歯化石レプリカ。
ギガノトサウルスはあのティラノサウルス・レックスよりも大きいと宣伝される事もあるが諸説ありぞよ。
映画「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者(2022)」に登場した事が記憶に新しいぞよね!

全長は約19センチでティラノの歯より一回り小さめ。
こちらもリアルなディテールに彩色済みで同仕様ぞよ。

実はこのブースではティラノの歯だけ買って、
あとは会場を歩きながら小さなさもないおみやげ化石を買って帰るつもりだったのだが・・・
お店の人がこっちのギガノトの歯も大人気で、
しかもレアだとオススメしてくれたのでまんまと買ってしまったぞよ!

映画の中ではティラノサウルスと宿命のライバル関係を演じたギガノトサウルス
(しかし上映版では伏線となる冒頭シーンがまるまるカット・・・とほほぞよ・・・)!
後期白亜紀では最強ライバルの関係にあった・・・!
とは全くのデタラメ。
同じ後期白亜紀の恐竜でも、ティラノサウルスは北米のマーストリヒチアン期の地層から見つかるのに対し、
ギガノトサウルスは南米のセノマニアン期の地層から見つかっている。
つまり、後期白亜紀のお尻と頭で3000万年くらい時期が違う上に、
生息地も異なる為、二体が激突する様な場面は現実に起こり得なかったぞよ。

「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」のカットされたアバンのシーンではギガノトサウルスがティラノサウルスを圧倒する。
DNAから復活を遂げた両者は現代で再び激突し、テリジノサウルスの助太刀もあって現世ではティラノがギガノトにリベンジを果たす。
映画ではこういう構図が描かれたが、実際のギガノトサウルスはと言えば、ティラノに匹敵かそれを上回る巨体ではあったものの、
両者はそれぞれ別の強さを備えていたと考えられているぞよ。
前述の通り、ティラノは獲物を骨ごと砕いてしまう強靭なバナナ型の歯を備えていたのに対し、
ギガノトサウルスの歯は獲物の肉を切り裂く鋭利な短剣のような形をして、相手を出血させ弱らせる戦法に長けていたとされる。
従って咬合力だけで言えば、ギガノトサウルスはティラノサウルスよりは弱かったと言えるだろう!
しかし、その鋭利な歯は鋭く敵に突き刺さり、引きずり倒す事に適応していたと考えられ、
ギガノトのなんだか邪悪で狡猾なイメージはここから生まれているように思えるぞよね!

ギガノトの歯も鋸歯がばっちり再現されているぞよ!
この薄く鋭利なシルエット・・・まさに短剣と言うに相応しい姿だ!

近縁なカルカロドントサウルスの歯化石は比較的お手頃な価格で出回る事もあるが、
ギガノトサウルスの化石は基本的に市場に一切流通していないと言って良い。
従ってレプリカもレアであるぞよ!
や〜、こうして手に取ってみると満足度高くて買って良かったぞよな〜。

一説によると群れを成して生活する事もあったと言うギガノトサウルス。
この鋭い短剣状の歯で、アルゼンチノサウルスなどの巨大竜脚類に傷をつけ、
やがて出血がたたりふらふらになった所をとどめを刺していたに違いないぞよ!

獣脚類に典型的な特徴である鋸歯はギガノトの歯にもやはり前後に刻まれている。
要はステーキナイフと同じ仕組みぞよね。

断面は平べったく、楕円形をする事も特徴ぞよ。
そして前後から見るとやや歪曲しており、S字を描いているのもレプリカならよく観察できる。
なんと邪悪な刃だ・・・!

こういった歯のディテールは恐竜フィギュアではなかなか再現できない部分。
レプリカならではの楽しみぞよね!

ティラノサウルスの歯レプリカと比較ぞよ!
どちらも巨大な歯に違いないが、やはりティラノの方がどっしりしているぞよね!

一方でギガノトサウルスの歯はシャープで鋭い形状をしている。
どうやら同じ巨大獣脚類と言っても、攻撃方法や獲物の食い方は異なっていたみたいぞよ。

ティラノのバナナ型に対し、ギガノトの短剣型はより薄い。

映画の中で、我らがティラノサウルスのレクシィはギガノトサウルスに後れを取ってしまったぞよ。
しかし現実的に見ればちょっとこの歯でティラノよりギガノトの方が強いってのは無理があるぞよね!?
映画ではティラノに倒されたと言うよりも、テリジノサウルスにぶすっとやられてしまった間抜け感がぬぐえないギガノトサウルス・・・
こんなに格好良い短剣型の歯を持っているのに、なんと不憫なヤツ!
新作でもうちょっとヒロイックな出番を与えてやってくれぞよ〜!

そんなギガノトサウルスは古生物版アニアの通常ラインにも「AL−12 ギガノトサウルス(2025年8月)」としてこの夏に登場したばかり。
この日本ではちびっ子人気を着々と高めているぞよ!
そんなアニアと一緒に飾るのにも丁度良いこのレプリカ!
パレオサイエンスさんのブースに立ち寄る事があったら絶対ゲットしたい一品ぞよ!
さて、実は今回のお買い物でわたくしは二つもおまけを貰ってしまった。
↓ではそのおまけを紹介したい!
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・「アニア ジュラシック・ワールド ギガノトサウルス」
・「アニア AL-12 ギガノトサウルス」
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■モロッコ産 モササウルス 実物歯化石

じゃん!
それがこちらのモササウルスの実物歯化石!
パレオサイエンスさんのブースでは目玉が飛び出る程貴重で高級な実物化石も販売されているが、
ちびっ子でも手に取れるお手軽化石コーナーも設けられており、このモササウルスの歯などはその筆頭。
確かひとつほんの500円くらいで売っていたと思うぞよ。
どうやらおまけにも配っていて、わたくしはティラノとギガノトのレプリカを買ったので二つ貰えちゃったのだ!
な、な、な、なんて太っ腹なんだーっ!!

「ジュラシック・ワールド(2015)」で活躍すると、一躍ちびっ子の人気者になったモササウルス!
かつての首長竜人気のニッチにすぽっと収まって我が物顔で玩具売り場を支配しているが、
おみやげ化石においても比較的定番のアイテムぞよね!
博物館のミュージアムショップや、科学系の雑貨店、なんなら本屋さんの古生物フェアなんかでも目にする機会がある。

価格もお手頃だが、近年は映画人気に後押しされてかだんだん値上がりしてきた気がするぞよ。
今回貰ったおまけの化石はほんの2センチ大で、欠けも多いものだが、それでも一つ500円とは大分お手頃価格と言えるだろう!

後期白亜紀の海を支配したモササウルスは鱗竜形類の海棲爬虫類。
今回の特別展示でも紹介されていたぞよね!
モササウルスは広範囲に分布しており、やはり歯は生涯を通じて無限に生え変わっていたと考えられる。
しかも生息地は海!
化石が保存されやすい環境だった為に、おみやげにするくらいザクザク出て来るってワケぞよ。

モササウルスの歯は円錐形をしていて、実に怪獣の歯って感じで格好良い!
古生物の歯化石では最も入手しやすく入門的であるぞよ。
特にモロッコ産のものは最もポピュラーである。
モロッコではリン鉱石を盛んに採掘しており、化石も一緒にどっさり出てくる為ぞよ。

下から見ると外側と二層になっているのがよく見える。
外周がエナメル質であるぞよ。
2センチ大だと小さいので、底にひっつき虫をくっつけて、

こんな風にコルクに立てて瓶を被せて飾るのがオススメぞ!

昔買ってずっと飾ってるわたくしの宝物のモササウルス歯と並べて〜。
今回のは小さくて可愛いサイズ感だ。
モササウルスの歯には鋸歯が見られず、獲物を噛み潰す事でお腹を満たしていたと考えられる。
恐竜との違いがここにあるぞよね!

モササウルスの歯はいくつあっても良いぞよからね!
これは嬉しいおまけを貰ってしまったぞよ!!

ゲットした化石はアニアや骨格模型と一緒に飾ろう!!
おうちが博物館に早変わりぞよ!!
さて、ティラノサウルス、ギガノトサウルス、そしてモササウルスのおまけ・・・
なんと図らずも「ジュラシック・ワールド」の最強古生物セットが揃ってしまったぞよ!
丁度「大絶滅展」を見物したばかりのわたくしは、
ホント言うと今回は予算1万円くらいで三葉虫や太古の奇怪生物達の化石レプリカでも冷かすつもりだったのだが・・・
こうなってしまったからには仕方がない!
最後にヤツを買って帰ろうではないか・・・!!
という事で会場をうろうろと彷徨い歩いたわたくしの戦利品を最後にもう一つ紹介いたそう・・・!
↓レビューへ続くぞよ!!
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・「マッチボックス(Matchbox) ジュラシック・ワールド モササウルスを運べ!水陸両用レスキューシップ」
・「マテル ジュラシックワールド(JURASSIC WORLD) バトルアクション!ほえるディストータス・レックス」
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■モロッコ産 スピノサウルス 実物歯化石

そう、ティラノ、ギガノトに匹敵する最強恐竜と言えば・・・
映画「ジュラシック・パーク3(2001)」でティラノを上回る新スターとして描かれた、
後期白亜紀の半水棲巨大獣脚類・・・全長約14メートルとも目されるスピノサウルスぞよ!

これがスピノサウルスの歯!
しかもレプリカでない実物化石ぞよーっ!!

会場で売られている立派な実物化石の、それも恐竜のものとなればやはりお値段もそれなりになってくる。
それが格好良い肉食獣脚類のものとなればなおさらぞよ!
しかし、ことスピノサウルスの、それも歯だけはその限りでない。
大型肉食恐竜の歯の生え変わり周期は三か月強が基本と前述したが、
スピノサウルスは二か月ほどであっと言う間に生え変わっていたからだ。
しかも、スピノサウルスは魚食性。
水辺をテリトリーとしていた為に、歯も化石として保存されやすく、おみやげとして広く出回っているぞよ。

おろかなにんげんどもも、博物館のおみやげや雑貨屋さんなんかでスピノの歯、売ってるの見た事があるんじゃないぞよかな?
恐竜の歯では最も入手しやすく、大体1万円か2万円くらいあれば大きくて立派なヤツがケース付きで買えてしまうぞよ!
しかし庶民わたくし、ほんの1万2万がなかなか出てこない・・・!
そこで今度のミネラルショーではスピノをターゲットに絞ると会場を練り歩き、
良い感じの歯が無いか見て回ったのだが・・・
これがピンキリなんですね!
ほんの小さくてぼろぼろの奴は2000円〜3000円と言うのもあったが、同じくらいのサイズ感で数万円と言うのもあったし、
こりゃ何がどう違うんだかさっぱり判らん。
そこで厳選して見つけたのが写真の一品!

サイズは約8センチ弱で、お値段4500円!
おーっ!5000円以下とはまぁまぁお買い得であるぞよーっ!!
予算1万円で小さい古生物化石を買うと言う当初の予定はすっかり瓦解してしまったが、
代わりにジュラシックワールドの最強恐竜の歯入門セットを網羅する形となったのでまぁ良いか!
という事で気前良く買ってきたと言う訳だ!
おろかなにんげんどもよ、わたくしは明日から霞を食う!

スピノサウルスの歯は円錐形をして細長く、断面は丸い形をしている。
そして鋸歯を持たない事も特徴の一つであるぞよ。
スピノサウルスは半水棲生活の魚食性なので、こうした特徴的な歯に進化したのだ。

てかてかしてるのは表面をボンドでコーティングしてあるのだろう。
ま〜この辺の欠けてるトコは砂が詰まっていて怪しいが・・・。
半身は残っていて全体のシルエットは整っているのでアリとしよう!

スピノサウルスはレプリカの歯もその辺で売っており、通販でも容易に買う事が出来るが2000円くらいする。
レプリカを2000円で買うならミネラルショーでちっこい本物を買った方が良いぞよね!
そして、「スピノサウルスの歯」として出回っている化石の多くは「何らかのスピノサウルス類の歯」であり、
この形の歯はワニ類(クロコダイル形類)らと混同されがちなので、信憑性は半分くらいである事は頭に入れておきたい。

ティラノとギガノトのレプリカも格好良かったが、やはり本物の歯にはレプリカに出せない味がある。
具体的には表面の茶色い膜状の構造。
これはエナメル質が保存されたものであるぞよ。
ぼろぼろなので随分酷使された歯なのかもしれないぞよね。

ティラノ、ギガノトのレプリカと比べるとこんな感じ!
両者に見られた鋸歯はスピノサウルスの歯には見られない。
形も大きく異なり、食性の違いが表れているぞよ。
映画ではあのティラノサウルスを倒した事でも知られるスピノサウルスであるが・・・
やはり実物の歯を見ると、いくらデカいとは言えこりゃあちょっとティラノに勝つのは難しそうである。

アニアと並べて飾っちゃおう!!
この2025年公開の映画「ジュラシック・ワールド 復活の大地」では新復元でスクリーンに帰還したスピノサウルス。
その記念としても良い品を手に入れたぞよ!!
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■おまけ カイヤナイト&化石の飾り方

さて、東京ミネラルショーにはもう一つお楽しみがあるぞよ。
それが恒例の大福引大会だ。
各ブースで合計2000円以上購入すると福引を一回引く事が出来る。
アタリが出ると綺麗な石や化石が貰えるのだが・・・、

おっと!
今年はアタリを引いたぞよ!
と言っても下位賞の鉱物標本で、中身はブラジル産カイヤナイトだった!
わ〜、青いキラキラの綺麗な石ぞよね〜。
 
藍晶石とも言われるカイヤナイトは、アルミニウムのケイ酸塩の結晶で、
サファイアと見紛う藍色が特徴であるぞよ。
特定の軸方向に割れやすい性質で、加工の難しい鉱物とされている。
宝石には特別興味のないわたくしですが、くじ引きのおまけと思うとなかなか愛着が湧いたぞよ!
当たれば記念にもなるし、嬉しい催しぞよね!!

さて、当初の予定とは大分違ってしまったが、人気恐竜の歯レプリカに実物化石までゲットしてホクホクの帰宅となったわたくし。
次に問題となるのはこれらの化石をどうやって飾るかぞよ。
ところがどっこい、現代の闇市こと百均には正に標本をしまう為としか思えんようなニッチな瓶が売っているので
頭を使う必要もないのであった!

って事で帰りがけに買ってきた百円の瓶に化石をしまうとこんな感じ。
おーっ!
まるで博物館か研究所にある研究サンプルみたいじゃないかーっ!
流石にでっかい歯のレプリカをしまうような瓶は百均には売っていないが、
そこは賢いわたくし、1リットルの透明水筒ボトルを目ざとく見つけて代用ぞよ!
これなら立てて飾っておけるし、遊ぶ時も取り出しやすい。
おろかなにんげんどももこれ真似して良いぞよよ!!

そして、標本と言えばなによりも大事なのはラベルぞよね!
ミネラルショーで鉱物を買うと大体ラベルも付けてくれるので大事に保管しよう!
歯のレプリカはタグをラベル代わりにしまえば記念にもなるからおすすめぞよ!
という事で東京ミネラルショー2025の庶民的レポートでした。
年末に楽しい思い出が増えたぞよね!
おろかなにんげんどもよ・・・おもちを食って元気に年を越そう!
恐竜と違って生え変わらん歯は大切にするぞよよーっ!!
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