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■2024年クレしん映画コラボアニア |
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■アニア 『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』すごいゾ!恐竜対決セット 2024年7月20日発売 / 3300円(税込) 2024年8月9日より上映されている夏休み映画「クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記」とのコラボアニアが登場! こちらは映画に登場するディノズアイランドの恐竜達がまるっと手に入る「恐竜対決セット」ぞよ! いつもより横長のパッケージは、映画タイトルに合わせて絵日記風のデザインも含まれておりコラボ感を強調しているぞよ。 先に説明しておくと、本商品に含まれるリアルな恐竜達はアニアの通常ライン「AL」シリーズの映画イメージカラー、 つまり流用造形のカラバリである。 実際の映画に登場する恐竜達はこのパケ裏の日記絵の姿をしており、玩具とはデザインがやや異なるぞよ。 アニアのアニメ映画コラボ、かつ恐竜と言えば「映画ドラえもん のび太の新恐竜」などが思い出されるが、 この時は全て新規造形で登場したものが、今回はほぼ流用で賄われている・・・ これは一体どうした事だ!? と不思議に思いながら映画を見に行ったわたくしですが・・・ まずこの映画における恐竜達の秘密、そしてオチを見ると、わざわざ新規造形はしないかもな・・・と やや消極的に納得がいったのですが、 ま〜最初はネタバレ無しで玩具を紹介していこうじゃないか!! くちにいれない! お馴染みの恐竜達に加えて、新規造形のしんちゃんアニア2体が含まれる。 ブリスターは蓋つきなので開封後も綺麗に戻せるのが嬉しいぞよね! まずは新規造形アニアを見て行こう! こちらは本セットにのみ含まれる「ナナ(にっこりナナver.)」と、「しんちゃん(夏休みしんちゃんver.)」ぞよ! 劇中で一生に一度しかない5歳の夏休み(・・・?)を楽しむしんちゃんは、毎日違う服を着ているぞよ。 こちらの黄色に青い胸ポケットの衣装はしんちゃんがディノズアイランドに遊びに行くときなどに着る余所行き衣装である。 と言う事でちゃんと劇中登場デザインなんですね! 映画ゲストキャラクターのナナを語るには、まず本作品のストーリーを紹介しなければなるまい・・・! せっかくの夏休みに不景気でどこにも遊びに行けない野原一家であるが、 そんな時東京に「ディノズアイランド」というテーマパークがオープンしたので子供達は興味津々! このテーマパークはどんな不思議か、本物の恐竜を現代に蘇らせたものが目玉であるという・・・ お金持ちの酢乙女あいちゃんの計らいでこの大人気テーマパークにいち早く遊びに行ける事になったカスカベ防衛隊は、 大迫力の恐竜達を大いに楽しむのであった。 一方その頃、野原家の飼い犬・シロは川原で不思議な生物と出会う。 お腹を空かせていたこの生き物は、ディノズアイランドから謎の青年・ビリーの手によって奪取されたものが、 アクシデントで離れ離れになった迷子であった。 やがてこの生き物はカスカベ防衛隊の知る所になり、野原一家に迎えられる。 好物のバナナからとって名付けられたこの謎の生物・・・ナナの秘密を巡る一夏の大事件が今始まる・・・! と言うのがこの映画のストーリーぞよ。 しんちゃんアニアの台座は勿論着脱式。 無くても一応自立します。 このナナは果たしてなんであるのか? これは言っても良いだろう! おろかなにんげんどももピンと来たように、ナナは本物(?)の恐竜の子供である・・・! 背中に帆がある最も有名な恐竜と言えば・・・そう、スピノサウルスぞよね! 本作に登場する恐竜達は比較的リアルな造形をして、クレヨンしんちゃん世界の生物とはやや異なる描かれ方をしているぞよ。 一方でスピノサウルスの子供であるナナは、まさにクレしんワールドの登場キャラクター的デフォルメ感で描かれる。 この違いが実は、この映画における恐竜の存在、その秘密に大きく関わっているが・・・ 後述する事にして、ここではネタバレは控えよう!! トップ。 ボトム。 この二体はこのセットのみで手に入る新規造形アニアとなる。 アニアはワンアクション付きの動物フィギュア! しんちゃん&ナナアニアは首がロール可動し表情をつける事が可能。 こんな風にぴとっ・・・! と可愛いシーンなど作れちゃいますよ。 惜しむらくは、本作でナナと共に主役を務めると言っても過言ではない犬のシロがアニア化されなかった点ぞよね! や〜・・・この映画のグッズでシロを出さないって言うのは画竜点睛を欠くと言ったところであろう・・・が、 劇中だとシロってしんちゃんと違って特別な日常衣装とかないので、そのあたりがピックアップされなかった理由と言えるかもしれない。 と言うか、本作のグッズでシロの立体物って他メーカーからも全然出ていない。 なんならナナのフィギュアもない! これも映画のオチと関係している気がするぞよね〜・・・。 続いてこちらはご存知ティラノサウルスだ! 本作ではマサオくんの一番好きな恐竜として登場し、ディノズアイランドにも大きな個体が飼われているぞよ。 劇中では全長約12〜13メートルのもっふもふの羽毛恐竜として登場。 腹側以外の全身が比較的ふさふさとした毛で覆われており、頭部には鬣の様な緑の毛を備え、 また腕にも赤い風切羽の様な毛を生やしたデザインをしているぞよ。 前述の通り、本商品はアニアの通常ライン「AL-13 ティラノサウルス(羽毛付きVer.)」の原型を流用しており、 劇中のティラノの特徴をカラーリングのみで再現しているので、姿は映画とやや異なる。 って事でちょっと映画とイメージが違うんじゃないか?と文句を言いたいおろかなにんげんどももおられるかもしれませんが、 このカラーリングが実に格好良いぞよね! 通常ラインの「AL-13」はグレーカラーなので、なんならこのクレしんカラーは通常版の上位互換と言っても過言ではない格好良さだ。 この羽毛ティラノが手に入るだけでも、本セットには大きな価値があると言って良いだろう!! そしてまた驚きなのは、映画の中でティラノサウルス、どちらかと言うとちょいキャラなんですよ〜。 本作の主役級恐竜は間違いなくスピノサウルスなんですね! ティラノと言えば恐竜モチーフの作品では必ずメイン級に登場するのがお約束だが、時代も変わると言う事か・・・。 ちなみに本作にはティラノ、トリケラ、アンキロ、ステゴ、ブラキオ、ギガノト、 そしてヴェロキラプトルなどお馴染みの恐竜が登場する他、 ギガントラプトルやグアンロン、シアッツ、タペヤラ、トゥパンダクティルス、ナヴァホケラトプス、ビスタヒエヴァーソーなどなど 珍しい恐竜・古生物達も多く登場するのが見どころとなっている! もっとも、福井県立恐竜博物館が監修するとは言え、 アニメ映画の復元恐竜を劇中ではっきり見分ける事など不可能に近いのだが・・・ 映画のパンフにはちゃんと設定と名前が紹介されているのでそちらで答え合わせをするのも楽しいだろう! そしてまた、時代と言えばティラノがもっふもふになっているのも現代的であるぞよ・・・ と言いたいところだが、わたくしの認識ではティラノサウルスもっふもふ説が鱗説を覆す程支持された事など歴史上一度もない! 最早説明するまでも無い事ですが、鳥は恐竜の子孫である。 恐竜の二大分類のうち、竜盤類獣脚類恐竜の仲間で、最も進化した爬虫類こそが鳥類なのであって、 鳥は恐竜そのものなのだ。 そして恐竜は鳥に進化する以前から、体に羽毛の構造を持っていた。 ティラノサウルスの原始的な仲間と言える中国で発見された獣脚類・グアンロンなどに羽毛の痕跡が見つかっていることから、 進化型のティラノサウルスにも当然羽毛はあったと考えるべきだろう。 しかし、初期の羽毛は飛行の為ではなく、体温の保温の為の機能を備えていたとも考えられ、 後期白亜紀の気候に巨大なティラノサウルスがもっふもふの毛を纏っていたなら、 かえって体温調整の邪魔になったに違いない。 よって、ティラノサウルスは生まれたての頃には羽毛があったが、成長するにしたがって抜け落ちたのではないか? と言うのが信憑性の高そうな考え方なのである・・・! これを裏付けるように、ティラノサウルスの化石には鱗の痕跡も見つかっており、 少なくとも全身もふもふではなかった事も判明しているぞよ。 そこんとこ言うとこのAL羽毛ティラノは背中側のみ毛を持ち、全体としては鱗のディテールが見えるので、 映画劇中のデザインよりは比較的リアルであるとも言える。 また、最新学説においてはティラノサウルスの歯は剥き出しではなく、 鱗状の唇に覆われていたのではないか?とも言われるが、 映画でもアニアでも往年の格好良い歯を剥き出しの姿で描かれるのはご愛敬ぞよ。 本作における恐竜は最新学説に則ったリアリティよりも映画の中で格好良く見栄えのする、 迫力のある造形でデザインされていると言う事ぞよね! アニアのティラノサウルス並べて〜。 ←から通常版(アニキンカラー)、ワイルドver、そして羽毛verの造形ぞよ→ 並べてみても今回のクレしんカラー、めちゃくちゃ格好良いぞよね!? 色数も多いし、落ち着いた色味も大変に雰囲気抜群で気に入っちゃったぞよ!! 続いてこちらはブラキオサウルス! 映画劇中では風間君が最も好きな恐竜に名前を上げた一匹ぞよね! ゲストキャラのアンジェラがこれに同意した時共感したおろかなにんげんどもも多かった事でしょう・・・! ブラキオサウルスは劇中でも全長約22メートルの竜脚類として往年のイメージ通りの姿で登場しており、 アニアの通常ライン「AL-04 ブラキオサウルス」を基にする本商品と比べても然程乖離が見られないのも嬉しい。 本作におけるブラキオサウルスはかなり重要な存在である・・・! ディノズアイランドのロボット技師・アンモナー伊藤の杜撰な管理によって ある雨の夜、東京の街に解き放たれてしまったブラキオサウルスがデパートを破壊! この事件が切っ掛けでディノズアイランドの恐竜に隠された秘密が露呈してしまう・・・と言うのが、 本作の物語を加速する大きなシークエンスなのである! 夜闇を行く巨大竜脚類の姿には否応なくワクワクさせられるぞよね!! アンモナー伊藤の不真面目っぷり、うっかりっぷりは間違いなく映画「ジュラシック・パーク」のネドリーのオマージュぞよね! ジュラパオマージュと言えば、野原家の窓の外に巨大な獣脚類が現れて・・・と言うのは「ロスト・ワールド」のオマージュだが、 元ネタではここでお犬が食べられちゃう! クレしんではシロが食べられると言うワケにはいかないので、ハラハラの中にも安心感がございます・・・。 と言う事で本作には様々な恐竜作品へのオマージュやリスペクトも多分に含まれているぞよ。 一方で実写ではなくアニメ、それも比較的リアリティレベルの低い「クレヨンしんちゃん」作品として、 奇想天外摩訶不思議なシーンも数多見られ、そう言う意味では新鮮な体験の出来る恐竜映画だったと言えよう! このブラキオサウルスは通常ラインの「AL-04 ブラキオサウルス」を基にしており、 通常カラーも茶色にグラデ彩色なので大きな差のない仕様と言える。 同原型のブラキオサウルスでは「アニアキングダム」のブラッキオが ファイヤーパターンが彩色された豪華なもので、一際見栄えがするぞよ。 そしてラストは「プテラノドン」ぞよ! ご存知プテラノドンは翼竜と言う飛行能力を有する太古の爬虫類で、恐竜には分類されないが、 アニメや映画だとしばしば恐竜の仲間として登場する事でお馴染みである。 本作においてもしんちゃんが最も好きな恐竜として「天ぷらドン」の名前を上げ、 風間君が突っ込むと言うような愉快なシーンが見られるぞよ! これもやはり劇中とはデザインが異なる。 映画におけるプテラノドンは背中側や胸元にふっさふさの毛を備えているのだ。 翼竜にも毛のあったものがいたと言われるから、そうした説を汲んだ姿と言うワケぞよね。 そこで改めて本商品の造形を見てみると、 どうやら胴体には毛の流れの様なディテールが見られるのは新たな発見ぞよ。 劇中でプテラノドンはディノズアイランドの空を飛ぶ一体として登場し、 翼竜は他にもディモルフォドンからタペヤラ、トゥパンダクティルスなど様々登場。 映画冒頭でビリーの駆る飛行メカを襲撃するのも翼竜達の役割だ。 このシーンは「クレしん」らしからぬシリアスな場面で、壮大な物語を予感させるワクワクの導入ぞよね! トップ。 劇中では全長9メートルの翼竜として登場するプテラノドン。 翼開長1.5メートルのタペヤラ、翼開長1.4メートルのディモルフォドン、 翼開長3メートルのトゥパンダクティルスと比べるとかなり大きめぞよ。 どうでも良いがパンフで翼竜達の大きさが「翼開長」だったり 「全長」だったり「開長時」だったりブレがあるのが謎ぞよよよよ・・・。 ボトム。 劇中では胸毛がある部分がクリーム色にグラデ彩色されており、なんとか彩色だけでイメージカラーを再現しようと言う頑張りが見られる。 結果的に色数が増え、非常に豪華な彩色となっているのは嬉しいポイントだ! こちらのプテラノドンは通常ラインの「AL-06 プテラノドン」を基にしたカラバリである。 黄色にグラデ彩色の通常カラーと比べると、本セット収録版は色数が増えており大変に豪華。 同造形としてはやはり「アニキン」verのプテイラが ファイヤーパターンのプリントされた豪華彩色で、こちらも格好良いぞよ。 本セット収録恐竜達! どれもこのパッケージだけで入手できるカラバリぞよ。 クレしんワールドには異質のリアル恐竜達が東京の街、そして春日部の街に現れてしまう・・・! と言うのが本作の大きな見どころである! なぜこれらの恐竜はクレしんワールドにありながらリアルな造形をするのか・・・? この違和感が本作の一つのフックにもなっているワケなのです。 アニアはワンアクション付きの動物フィギュア! と言う事でそれぞれ可動ポイントで動きをつける事が出来るぞよ。 羽毛ティラノは口開閉、足ロール、尾が二か所で軸入りボールジョイント可動となっており、 このように尾をくねらせる事も出来ちゃうぞよ。 迫力のアクションシーンを再現しよう!! ブラキオサウルスは首と尾の二か所が軸入りボールジョイント可動する他、 このように首の付け根がスイングするので、水のみシーンなども再現できる。 ジュラパでお馴染みの後ろ足立ちも出来ちゃうぞよ! プテラノドンは口が開閉する他、翼の付け根が軸入りボールジョイント可動。 このように大きくシルエットを変更でき、飛行ポーズを取らせて遊ぶ事が出来る。 ロール可動もするので翼を前に向けたり後ろに向けたりも出来ちゃいます。 翼竜には浮かせて飾れる汎用スタンドが欲しいところぞよね〜。 ま、フィギュアスタンドなど近頃は100均でも売っているので、各々てきとうな奴を使うが良いだろう! ティラノ、ブラキオ、プテラと人気所がまるっと手に入る恐竜セット。 なんなら本セットを買ったら通常版いらないのでは!?と言うくらい 上位互換的格好良いカラーとなっている。 そして最後にもう一つ嬉しいおまけ、 ディノズアイランドをイメージしたジオラマプレイマットが入っています! このまま立てて背景にしても良いのだが・・・、 こんな風に組み立てると半立体の背景ジオラマとなる。 映画の背景美術をそのまま使用しており、 中央に聳える展望台など、劇中そのままぞよね! ここにアニアをおけば、卓上がクレしんワールドに早変わり・・・! 簡単ジオラマだが雰囲気抜群ぞよ!! 劇中では平和なディノズアイランドをしんちゃんとナナが一緒に冒険する・・・ というようなシークエンスは存在しないワケですが、 そこは組み合わせ自由なアニアの強み! オリジナルのシーンを作って遊ぼう!! 映画のメインビジュアル風にティラノを見上げるシーン。 ポスターだと赤い背景にシロも一緒に恐竜を見上げているが、アニアにシロがいないのはつくづく残念である・・・。 ちなみに映画の前売り特典等では、 羽毛恐竜でない往年の姿のティラノサウルスに跨る野原一家と言うビジュアルの商品も見られた。 このティラノが3本爪であったために、ティラノは2本爪だろうがい!という指摘がインターネットで多く見られた。 わたくしはこれを、ひょっとして伏線なのでは!? と勘繰り、映画にはおろかなにんげんどもがDNAを弄って創造した3本爪ティラノと、 どこかロストワールドにひっそりと生き残っていた本物の2本爪ティラノ、両方が登場するのでは!? そしてナナこそが、本物のスピノサウルスの末裔として、映画の展開に大きく関わるのでは・・・!? などと妄想を膨らませていたが、実際の映画では・・・ま、当たらずとも遠からずではあったのだが・・・。 むしゃむしゃむしゃ。 アニアにはプレイセットとして様々な情景オブジェクトもラインナップされているので、 組み合せてより立体感を加えても楽しいぞよ。 プテラを飛ばせば劇中さながらのアニメシーンが再現できちゃう!! この背景マットは映画イメージを組む時にかなり重宝するアイテムぞよね! もっといろんな恐竜を組み合わせて遊びたいところだが・・・ まずはクレしんコラボアニアの単品パケを紹介してから存分に遊び倒すとしようではないか! と言う事で↓へ続くぞよ! ティラノ特集を「ばらむツ」で読もう! 恐竜展レポも掲載ぞよ!! :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ! ・「アニア『 映画 クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記 』すごいゾ! 恐竜対決セット」 ・「アニア しんちゃんとトリケラトプス」 「アニア しんちゃんとヴェロキラプトル」 「アニア ナナとスピノサウルス」 ▲TOP |
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■アニア 『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』 しんちゃんとトリケラトプス クレしんアニアはセットパッケージの他、こちらの単品パケも同時発売されているぞよ。 と言う事で続けて見て行こうじゃないか〜! まずはこちら、「しんちゃんとトリケラトプス」ぞよ! 2024年7月20日発売 / 1320円(税込) セットパッケージ同様、映画のテーマである絵日記をモチーフにしたパケデザインとなっている。 背景には映画前半の舞台であるディノズアイランドがあしらわれています。 今作、恐竜映画って事で色々恐竜の玩具が出るかと思いきや全然出ていないと言うね! メイン商材としては恐竜コスプレをしたカスカベ防衛隊が主で、恐竜そのものの商品は殆どありません。 そんな中でこのアニアは恐竜を主体とした貴重な商品となっているぞよ。 くちにいれない! アニアは動物の魅力や多様性を 楽しく身近に体感できる動かして 遊べる動物フィギュアシリーズです。 ぞよ! パカっと開封。 こちらには「しんちゃん(いつものしんちゃんver.)」と「トリケラトプス」が入っています。 恐竜に出会えて感激と言った表情のしんちゃんと、 クレしんワールドでは異彩を放つリアルな造形のトリケラトプスぞよね! しんちゃんの造形はセット版に入っていたものと共通。 彩色で衣装の違いを再現している表情違いカラバリとなっているぞよ。 スタンドパーツは着脱可。 ご存知トリケラトプスは鳥盤類恐竜の代表格として知られる後期白亜紀の周飾頭類、 角竜の最終形態ぞよね!! トリケラトプスに関しては「恐竜科学博」レポなどで散々特集したので、このうえ語る事もあるまい・・・ そちらも参照のことぞ! それを踏まえると、トリケラトプスは足の接地のさせ方であるとか、 実はトゲ状の構造が体に生えていただとか、様々な特徴が新たに明らかになっているが、 本商品ではどちらかと言えば往年のポピュラーなイメージで立体化されているぞよ。 もっとも、最新学説から大きく乖離している訳でも無い。 劇中では全長9メートルと設定されているトリケラトプス。 本商品の造形はやはり流用なので、映画劇中に登場するトリケラトプスそのものではないが、 角の曲がり具合などよく似ている。 しかし劇中のトリケラトプスには背中に小さな棘が並んで生えているなど細部はやや異なるぞよ。 二体を並べると、これが本物の恐竜・・・!? というような感激のレイアウトが作れるぞよ! この表情のしんちゃんは様々なシーンで重宝しそうだ。 おしり。 本シリーズの恐竜達はちょっとツヤ感のある仕上げとなっている。 アニアはワンアクション付きの動物フィギュア! しんちゃんは首がロール、トリケラトプスもやはり首が軸入りボールジョイントで可動する。 劇中では他の角竜らと共に群れを成してディノズアイランドに暮らすシーンが描かれたトリケラトプス。 後半では街に解き放たれ、おろかなにんげんどもを混乱に陥れたが、その正体は・・・!? また、劇中にはアニアギフトセットの子トリケラとそっくりな緑の子トリケラも登場した。 アニアの通常ラインには「AL-02 トリケラトプス」が通年販売商品としてラインナップされている(写真はFPDM限定カラー) 並べてみると・・・おや!? 明らかに造形が違うぞよね!! 実はこのトリケラ、通常版の造形ではなく2023年6月に発売された「アニアキングダム」の「トリー」の流用なんですね! アニキンアニアもやはり基本的には通常ラインの流用で賄われているシリーズなのだが、 なぜかこのトリーだけ恐竜族の中でも特別に新規造形されていたのだ。 トリーVerは全身の模様が実に複雑で細かく、また爪先も塗られているなど非常に豪華で丁寧な彩色がなされていたが、 ネームドキャラとしてちょっと主張の強いカラーリングだった。 それで言えば今回のクレしんverはいかにもモブの一般恐竜的カラーリングで、賑やかしに丁度良い個体に仕上がっている。 クレしんアニアの単品パケ、しんちゃん&トリケラトプスでした。 このパッケージのしんちゃんはテレビシリーズでお馴染みの衣装なので、 ファンなら是非ともゲットしておきたい一品ぞよね! と言う事で続いては余所行きしんちゃんを紹介する↓ トリケラ特集を「ばらむツ」で読もう! 恐竜展レポまんがも掲載ぞよ!! :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ! ・「アニア『 映画 クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記 』すごいゾ! 恐竜対決セット」 ・「アニア しんちゃんとトリケラトプス」 「アニア しんちゃんとヴェロキラプトル」 「アニア ナナとスピノサウルス」 ▲TOP |
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■アニア 『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』 しんちゃんとヴェロキラプトル 2024年7月20日発売 / 1320円(税込) こちらもクレしんverとして登場のヴェロキラプトル。 映画やアニメではお馴染みの恐竜ぞよね! パケ意匠は他と共通である。 余談だが本シリーズの単品パケはアニアの通常ライン、ALシリーズ相当となっているが、 ヴェロキラプトルはALシリーズなら1045円、アニキンのラプルカラーなら715円が定価なのでちょっとお高い。 尤も、ここでしか手に入らないしんちゃんアニアがおまけについているので 相応の価値はあると言えよう! くちにいれない! 頭が動く! スタンドパーツがつけられる! あし&しっぽが動く! 口が開く! こちらのパッケージには夏休みの余所行き衣装しんちゃん「しんちゃん(パーカーしんちゃんver.)」と 映画劇中カラーの「ヴェロキラプトル」がセットになっています。 劇中ではナナと一緒にカスカベ防衛隊のみんなで公園で遊ぶシーンなどで着ている フード付きの衣装ぞよね! やはり表情違いとなっており、何か訳知り顔にふむふむとした表情になっているぞよ。 ところでクレヨンしんちゃんのアニメにおいて、しんちゃんは絶対に正面を向いて作画されない事が一つの決まり事であるというが、 本商品ではキャラクターのイメージを損ねない絶妙な造形で正面顔のしんちゃんを違和感なく再現しているのは見所かもしれない。 一方のヴェロキラプトルは、劇中とはかなり印象が異なるぞよ。 パッケージ絵と比べてもわかる通り、劇中のヴェロキラプトルは全身に毛を備えた羽毛恐竜として描かれている。 ふさふさのトサカは胸まで覆って、体から尾にかけてももっふもふ、 腕には風切羽も生えるが、アニアではこれらが全て省略され、彩色による再現も施されていない。 しかし顔立ちは結構劇中の印象に近いぞよね。 ヴェロキラプトルもまた、鳥類と近縁な獣脚類であり、羽毛恐竜であったと考えられているぞよ。 したがってクレしん映画に登場するヴェロキラプトルは比較的現実に即していると言える。 ではアニアで羽毛が表現されていないのはなぜか? それはこのヴェロキラプトルが映画「ジュラシック・パーク」のイメージを引きずっているからぞよ。 玩具ではこのジュラパに登場する映画怪獣のビジュアルで造形される事が非常に多いのだ! しかも、ジュラパの中でヴェロキラプトルは非常に巨大で恐ろしい存在として描かれているが、 現実には全長2メートル程度、尾が長い事を考えればごく小型の獣脚類であったと言うのが実際のところであるぞよ。 クレしん映画ではリアルな羽毛恐竜として描かれ、 ディノズアイランドを訪れたしんちゃん達の乗るバスを襲うシーンで最初に登場するヴェロキラプトル。 設定では全長1.8メートルとなっており、劇中でも小型であると言及されている・・・が! どう考えてもでかい! 恐らく全長ではなく全高1.8メートルとして描かれているのではないぞよかな!? 終盤ではひろしやみさえと格闘するシーンも描かれているが、 ここでも立ち上がると大人より巨大である。 つまり、クレしん映画におけるヴェロキラプトルは姿こそリアルな羽毛恐竜だが、 やはりジュラパのイメージを汲んだ大型獣脚類として描かれていると言うワケぞ! もっとも、クレしんは5歳時の視点で描かれているので、 ほんの子供にとっては小型獣脚類も巨大な怪獣のように見える・・・と解釈する事も出来る。 トップ。 ボトム。 台座は着脱可。 トップ。 劇中とは印象の異なるラプトルであるが、やはり色数が多く彩色は非常に豪華ぞよ。 このカラーもとってもカッコイイですよ〜! 豪華彩色の恐竜アニアが出ただけでも、この映画は価値のある一本であったと言えるだろう・・・!! ま〜内容に関しては・・・後述ぞよよよよ・・・。 しんちゃんは他のバージョンと同造形なので共通で首がロール可動。 ラプトルは口開閉、足がロール、尾が二か所でボールジョイント可動します。 実に悪そうな悪役怪獣然としたカラーリングだが、こんな風にぺたんとお座りポーズなども出来て可愛い奴ぞ。 尾をくねらせ大きくシルエットを変える事も出来、非常に格好良いのだ! ヴェロキラプトルは通常ラインの「AL-12 ヴェロキラプトル」と共通原型(写真はアニキンのラプルカラー) この原型は2016年から通年販売されている大人気ロングセラーアイテムの一つであるが・・・ 前述したとおり、ジュラシックパーク/ワールドの影響が色濃く出ており、 現実のラプトルの姿からは乖離してしまっているのは残念だ! 特にアニアではジュラシックワールドverのヴェロキラプトルも長く通年販売されているので、 余計に惜しいぞよね! タカトミーッ! だからもっと早く羽毛ラプトルを作っておけと言ったのだーっ! そうすればこういう時に使いまわせたのに・・・。 世界中の大人達は、ジュラシックワールドのヴェロキラプトルのブルーこそが、本物のヴェロキラプトルだと思い込んでいる。 しかし得てして子供の方が恐竜に詳しく、最新学説など学んでいるものぞ! 通なちびっ子からすれば、ほんとに欲しい玩具は羽毛ラプトルなんですよ! そこんとこよろしく頼むぞよーっ!! って事で劇中とはやや姿が異なるが、ま、格好良いカラーのヴェロキラプトルアニアではある。 一つくらい持っていても損はない一品であろう! そう言えば今回も福井の恐竜は映画に出なかった・・・日本の恐竜特集は「ばらむツZ」で読もう!! :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ! ・「アニア『 映画 クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記 』すごいゾ! 恐竜対決セット」 ・「アニア しんちゃんとトリケラトプス」 「アニア しんちゃんとヴェロキラプトル」 「アニア ナナとスピノサウルス」 ▲TOP |
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■アニア 『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』 ナナとスピノサウルス 2024年7月20日発売 / 1320円(税込) ラストはこの映画のメインゲスト、「ナナ」&主役級恐竜「スピノサウルス」のセットぞよ! どちらもこのパッケージのみで手に入るカラーとなっている。 パケ裏には渋谷で暴れるスピノサウルスの姿が描かれているぞよ。 ご覧の通り、通常ラインの流用であるアニアスピノとはややデザインが異なるが・・・ ここまで紹介してきた恐竜アニア、全体像は違えど どれも頭部造形は比較的似ているので、 ひょっとしたらデザイン段階の恐竜資料としてアニアが提供されていたのかもしれないぞよ。 映画ロゴも入った、夏休み販売の特別なパッケージとなっている。 くちにいれない! しっかり双葉社のライセンス商品ぞよ。 頭が動く! 口が開く! しっぽが動く! 「ナナ(笑顔のナナver.)」、そしてクレしん映画カラーの「スピノサウルス」の二体が封入! 間違いなく本作のメイン商材ぞよね!! ナナはギフトセットに入っていたものと同造形の表情違い。 スピノサウルスはアニア通常ラインの原型を基に、映画版デザイン風の彩色を施したカラバリとなっているぞよ。 ディノズアイランドからビリーの手によって脱出するも、翼竜達の襲撃を受け地上に落下。 迷子になっていたところをシロに保護されたナナは、本物の恐竜・スピノサウルスの子供ぞよ。 一方で本作には巨大な成体スピノサウルスも登場するが、 こちらはリアル調で描かれクレしんワールドからは浮いた存在として強調される。 ナナとディノズアイランドの恐竜達、この描写の違いはなんであるのか? これが本作の大きな仕掛けに繋がっているぞよ。 劇中では全長15〜16メートルの巨大獣脚類として描かれるスピノサウルス! 劇中では頭部にトゲ状のトサカを持ち、背中の帆は大きく二コブ連なり尾まで続いている。 渋谷の街を暴れると言う物語の都合上、実際のスピノより後ろ脚をがっしりと描かれており、 映画怪獣的誇張が見られるぞよ。 原型流用となるアニアはこれらの特徴を、彩色のみで概ね再現している。 この2024年はスピノサウルスが大活躍する年であった! 春にお台場で開催された「オダイバ恐竜博覧会」においてはココロ社製の等身大スピノロボがお披露目され話題を呼び、 7月から夏休みいっぱい開催中の横浜「巨大恐竜展」でも続投中ぞよ! そして8月のクレしん映画ではまさかまさかの主役大抜擢と言う事で、稀なスピノ特集の年と言えるだろう!! ナナトップ。 バナナが大好物だからバナナ、と名付けられそうになったところ、 ボーちゃんのアイディアで「ナナ」の名に着地したのだ。 名付けシーンではしんちゃんの憧れのお姉さん・ななこお姉さんにも勿論言及がある他、 エンドクレジットを眺めていて気付いたが、このナナ・・・CV水樹奈々というね!! パンフによるとオーディションによる決定と言う事だが・・・ まず初めから決まっていただろう事は想像に難くないぞよ。 ボトム。 にくきゅう(?)があるぞよ。 後期白亜紀に生息した最大級の獣脚類、スピノサウルスは勿論バナナなど食わん、魚食性ぞ! ま〜日本のスピリチュアル恐竜映画と名高い「REX 恐竜物語」でも獣脚類っぽい恐竜妖精がピーマンで育っていたので、 スピノがバナナ食っても問題はあるまい! というか、栄養があって労せず食えるなら後期白亜紀の誰しもバナナを食っていただろう・・・! 背中の帆は体温調整の為と言われる事もあるが、これは信憑性が低い。 どうやらスピノサウルスは半水生生活を送っており、 水中でのバランサーにこの帆を使ったのではないかとも言われるが真相は謎に包まれているぞよ。 スピノサウルスは上述の「オダイバ恐竜博覧会」で特集されていたので、詳しくはそちらのレポートも参照のことだ! こちらのアニアは比較的最新研究に近い姿で復元・造形されているが、 尾がまだスタンダードな獣脚類的でやや古い。 現在では水中で舵を取り、推進力を生む為にイモリの様な尾をしていたと言う考え方が主流であるぞよ。 映画劇中に登場するスピノサウルスも尾はやや太めに描かれており、この説を汲んでいる。 そして映画スピノは背中の帆が尾先まで鰭状に繋がっている事も特徴だ。 アニアではこの鰭が造形されていない為、彩色で表現されているが、 きちんと設定通り尾の先端下側まで回り込んでいるのは細かいぞよね! 事前情報ではナナ=スピノサウルスと言う事は隠されており、 巨大スピノも予告にはちらっと映るばかりであったが・・・スピノが他の恐竜達と格闘しているので、 勘の良いおろかなにんげんどもはナナとスピノに何か関連がある事にすぐ気づいた事だろう!! そう、この映画においてリアル恐竜達は殆ど全てしんちゃんの敵として立ち塞がるのだが、 この巨大スピノだけはカスカベ防衛隊を助けてくれる味方恐竜なんですね! なぜスピノはしんちゃん達を助けてくれるのか? わたくしは予告を見た時真っ先に、スピノはナナのお母さんなんじゃないぞよかな?と考えた。 次に思い浮かぶのは、ナナはファンタジーの存在であり、 しんちゃん達のピンチに心の力で超進化を遂げ、巨大スピノとなって戦ってくれるのではないか?と思いついたぞよ。 小さくて可愛い生き物が大きくなって人間に味方すると熱い! と言うのはガメラの頃からポケモンまで、少年心に響く王道展開ぞよね!? しかも舞台が渋谷となると、これもまたわくわく要素である!! 予告を見ただけでわたくしの脳内にはめくるめく恐竜大決戦が鮮やかに浮かび上がり、 「オラたちの恐竜日記」への期待を高めまくってくれたが・・・ 実際の映画においてナナとスピノはどんな関係だったのか? それはネタバレコーナーで後述したいぞよよよよ・・・。 アニアはワンアクション付きの動物フィギュア! ナナは首ロール、スピノは口開閉に尾が二か所で軸入りボールジョイント可動となる。 映画みたいに二足で立ち上がらせる事も勿論できますよ! 本作のメイン恐竜であるスピノサウルス。 アニアは前述の通り通常ライン「AL-15 スピノサウルス」を基に映画版彩色を施したカラバリであり、 非常に格好良く仕上がっているが・・・このアニアスピノ、どのカラーも毎回格好良くてどれも見劣りしないぞよね!! ←からAL-15、真ん中がアニアキングダムのスピン、本商品→となる。 直近で出たアニアキングダムのスピンも緑のスピノサウルスで格好良かったが、 クレしんverもそれに負けていないワイルドさだ! このスピノサウルス、「ジュラパ3」の映画スピノじゃなくて、 比較的最新学説に則った造形なのも嬉しいですよ〜。 しかしタカトミ・・・ッ! 前もってイモリ尾にリニューアルしていてくれたなら、もう少し劇中に近づいたものを・・・っ!! 恐竜ってちょいちょい復元図が変遷するので、こういう通年販売商品だと取り残されちゃう事もあって悩ましいぞよねぇ。 恐竜フィギュアで知られるフェバリットのフィギュアやソフビもまだイモリ尾スピノは出ていないし、 国内のイモリ尾スピノの立体物ってまだまだ数が少ないのです。 しんちゃんアニア並べて〜。 ギフトセット含めて3種発売されました。 特に真ん中の黄色いシャツのしんちゃんは映画のポスタービジュアルにも登場しており注目の一品ぞよ。 劇中では紫のシャツ衣装も登場する他、 特に渋谷決戦のシーンではアクション仮面モチーフの衣装に着替えており、 これがアニア化していないのはやや残念ぞよね・・・! メインゲストキャラクターのナナは表情違いで2種アニア化。 ナナの立体物は意外にも乏しく、アニアを除けばぬいぐるみがほんの数種あるばかり・・・。 メインキャラなのにこの扱い、ちょっと不思議な感じぞよね!? それはこの映画のオチを見るとやや理解されるかもしれませんぞよよよよ・・・。 劇中ではアニアの様な立ち上がりポーズの他、四足姿勢、さらに暴走モードも見せたナナ。 加えてカスカベ防衛隊のスカーフを装備した姿も印象的で、これらの大きめソフビとか欲しかったところである。 そんな貴重なナナの立体物がゲットできるのが本パッケージ! 玩具売り場他、映画館売店でも売っているので、「恐竜日記」を見終えたあとは絶対ゲットしたい一品ぞよ!! これが現実世界のスピノロボだ! スピノ大特集を「ばらむツZ」で読もう!! :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ! ・「アニア『 映画 クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記 』すごいゾ! 恐竜対決セット」 ・「アニア しんちゃんとトリケラトプス」 「アニア しんちゃんとヴェロキラプトル」 「アニア ナナとスピノサウルス」 ▲TOP |
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■ネタバレ大考察!?「オラたちの恐竜日記」!! これにてクレしん映画「オラたちの恐竜日記」コラボアニアはコンプとなる!! 本シリーズのリアルな恐竜達はアニアの通常ライン原型を用いたカラバリアイテム。 新規造形はしんちゃん&ナナの二つのみで、それぞれのパッケージで異なるカラバリが入っていると言うワケぞよね! せっかく集めたから全部組み合わせて遊んでみようじゃないか〜! ティラノVSスピノ、恐竜王者対決ぞよっ!! さて、本商品は映画公開に先駆けて発売されたので、 わたくしもアニアで遊びながらこの映画はどんな物語なのだろう? ナナにはどんな秘密があるのだろう?とあれこれ想像を膨らませる事となった。 なんと言っても「クレしん」×「恐竜」×「夏休み」! このテーマで失敗する方が難しいくらい鉄板のネタぞよね!? そんなワケでわたくしは本作品に大いに期待しながら、 8月になって映画館に足を運び・・・見てきました、「恐竜日記」! おろかなにんげんどもも当然見たと思うのだが・・・ この映画面白かったぞよか? わたくしは率直に言って物足りなかったかなと! 感情的な面を抜きにして判断すると、 物語を通してロジックは破綻気味、キャラクター・ドラマ性に薄く、全体に散漫な映画であったと感じましたぞよ! それではどこが物足りなかったのか? これを一つ一つ紐解いていきたいのだが、 まず本作の物語に大きく関わるキーキャラクターのバブル・オドロキーを紹介したい。 彼は世界的に有名な興行師で、長年様々な奇想天外なアイディアを元にした催しで 人々を「アンビリーバブル!」と驚かせてきた天才仕掛け人である。 それが遂に、人生の集大成として本物の生きた恐竜を復活させ、 東京に「ディノズアイランド」と言うテーマパークを作ってしまったぞよ! これが向こう何年も満員でチケットが取れない程の大成功を収めるが、 ある夜バブルの手下、アンモナー伊藤のうっかりミスによって、 ブラキオサウルスがゲートから放たれ、街を破壊してしまった事からその秘密が露見する。 デパートに衝突して崩れ落ちたブラキオサウルス・・・その中身は・・・なんとまさか! 機械仕掛けのロボットだったぞよ!! そう、バブルは恐竜を蘇らせたと嘘をつき、その実精巧なロボット恐竜で客寄せをしていたのだ!! これを知った人々は、バブルの事をSNSで詐欺師と糾弾する! 手のひらを返すおろかなにんげんども、そして言う事を聞かない我が子らに怒ったバブルは、 遂にロボット恐竜を街へ解き放ち、人間を捕らえディノズアイランドに集め出した! バブルは収容所に集めた人間共に、 VTRなどを視聴させ自らの偉業を強制的に理解させるなどの奇妙な拷問を始めるのだった・・・ という感じなのだが、まずディノズアイランドの秘密が明らかになる過程が他のドラマと結びついておらず、 完全にうっかりミスなのが気になる所ではありますが・・・ そもそも恐竜がロボットだったら人々は怒るのか?ってトコぞよね! おろかなにんげんどももご存知の通り、毎年の夏には恐竜をテーマにした催しがそこかしこで開かれ人気を集めている。 ここにやってくる恐竜達は、実物化石は勿論目玉だが、大きな全身骨格では複製である事が多いぞよ。 そしてまた、ちびっ子に大人気なのが恐竜ロボット! リアルな生体を再現した復元ロボット・・・特にココロ社製のものは学術的にも正確かつ、動きもスムーズな事には驚かされる!! 今年はまさに、ココロのスピノサウルスロボがオダイバ恐竜博覧会でお披露目され、 この一体だけでも大変な話題と人気を呼んでいるのだ!! クレヨンしんちゃんの映画を見に来るちびっ子達は、恐竜とロボットの密接な関係、そしてその素晴らしさを体感として知っている筈ぞよね! もし、映画で描かれるディノズアイランドのような恐竜テーマパークが現実にオープンしたなら、 そこに住まうリアルな生態を再現し、活き活きと動く全長10メートル以上もの恐竜ロボを見たなら、 これは称賛と感動を以て受け入れられる筈であり、人々はバブルの偉業を称えるであろう・・・! アニメの中のロジックが現実に則している必要は無論ないにしても、 この映画の背景は大前提として、恐竜好きの子供たちにはやや受け入れがたい構造であると言えるぞよね! 第一、そんな事言ったらディズニーランドなんて全部偽物じゃないか! 続いてもう一人のキーキャラクターのビリー、 彼は冒頭でナナをディノズアイランドから連れ出した人物だが、実はバブルの息子と言う秘密を抱えているぞよ。 最愛の妻の為に、人生にささやかなアンビリーバブルを添える・・・これがバブルの原点であったが、 奇抜なアイディアが成功すればするほど、人々は更なる驚きを求め、バブルに期待するようになった。 この事にやがて苦しむようになったバブルは、妻の死によっていよいよ窮地に立たされてしまう。 人々の期待の視線から逃れるように、ほんの思い付きで口から出た「恐竜を蘇らせる」と言う大言壮語。 初めバブルは、ビリーと共にこの偉業を成し遂げようとしていたぞよ。 そう、子供の頃から恐竜に夢中だったビリーの夢もまた、恐竜復活だったのだ。 しかし、DNAから恐竜を復活させる実験は失敗続き。 業を煮やしたバブルは恐竜プロジェクトのリーダー・アンジェラ、 そしてロボット技師アンモナー伊藤らの手を借りてディノズアイランドの目玉をロボット恐竜で賄う事にした。 そんな時、ビリーは実験中に偶然スピノサウルスのDNAから本物の子供恐竜・ナナを生み出してしまう! ナナを金儲けの道具として利用する事しか考えないバブルにやがて反目し、 ビリーはナナを生み出した「父親」として、バブルの魔の手から救い出す事を決意するのだった・・・! と言う事なんですが、このビリーが劇中だとほんと、ぼけ〜っとしているばかりのつまんない男なんだ! 恐竜研究者にして遺伝子実験にまで精通するビリーであるから、芯には熱い魂を備えているはずぞよ! 実際行動だけ見ると、変わってしまった父からナナを逃がす為に体を張り、 生命を生み出してしまった責任を負おうと必死な面も見られる。 しかしどうも物分かりの良すぎる優男と言った感で、あんまり印象に残らないキャラにわたくしには思えた。 そもそも、前提としてバブルとビリーは恐竜という共通の夢を持っていたのか? それにしてはバブルはほんの思い付きで「恐竜を復活させる」と出まかせを言ってしまい、結果ビリーの手を借りる事になった・・・ 一連の描写は場当たり的に感じられるぞよね! と言うのも、バブルは記者会見でその場にいた男がたまたま着ていた恐竜Tシャツを見て、 苦し紛れに思いついたこのアイディアをポロっとマイクに向けて喋っちゃったんですよ。 つまり、バブルの恐竜テーマパークのアイディアに、ビリーは介在していないのだ。 こりゃあちょっと奇妙なストーリーラインぞよね! もっとシンプルに、「恐竜」と「夢」、そして「親子」をテーマに筋書きを整理する必要があるだろう! この映画は様々な要素がそれぞれ別な方向を向いていて、最終的に収束すると言う事がなく、 結果全体的に散漫な印象を受けてしまうのだ。 そして物語の中心となるキーキャラクターはもう一人いるぞよ。 それがゲストヒロインのアンジェラだ。 ディノズアイランドのガイド役として登場し、中盤まではバブルの手下、恐竜プロジェクトのリーダーとして、 ナナを巡りカスカベ防衛隊&ビリーと敵対するも、ひろし&みさえに説教されて心を入れ替え心強い味方となる彼女もまた、 実はバブルの娘にしてビリーの姉であるぞよ。 変わってしまった父に、母の生きていた頃の優しい心を取り戻して欲しいと言う一心で献身的に支えていたものが、 当のバブルには不要と切り捨てられ、野原一家と触れてようやく目が覚める彼女もまた夢を持っている。 それがなんとバスガイド! 後半ではバスガイドに転身して捕えられたおろかなにんげんどもの逃走を誘導するなどの活躍を見せ、 ここはちょっと面白く、またバスガイド姿は可愛らしくもあり見所である!! 思えば恐竜ガイドの時から博識なボーちゃんに張り合うなどのオチャメな姿勢を見せていたが、これが伏線だったのだ。 この映画は薄味ながらも家族をテーマにしており、 オドロキー一家と野原一家、そしてビリーとナナの親子関係、またシロとナナの家族としても結び付きを描いているのだが、 ここにまたしても「夢」やらなにやらまでも加わるとなんだかごちゃごちゃとして両家族間の対称性に欠け、 うすぼんやりとしてしまうぞよね! 特にこの映画、しんちゃんの妹であるひまわりが完全にドラマの外におり、ちょいキャラなのだ! 姉弟と兄妹の関係を描かないなら、そもそもキャラクターを増やす必要ないぞよね! ビリーとアンジェラは役割を統合して整理しても良さそうだ! 本作において、しんちゃんを除く野原一家は終盤で敵の手に落ちドラマからは殆ど脱落する一方、 大きく活躍するのが愛犬のシロである! そもそも川原で迷子になっていたナナを見つけ、最初に仲良くなったのがシロだったのだ! シロとナナが戯れ、野原一家に迎えられるシークエンスは非常に愛らしく、 またタイトルともなる絵日記の演出も眩い一夏の思い出が刻まれていく様には胸がほっと暖かくなるぞよね! そんなある日、ナナは蝶を追いかける最中、野生の心がメラメラと湧き上がり、 結果的にしんちゃんを傷つけてしまう! 流血沙汰・・・! こりゃあとんでも無い事になったぞ、とハラハラすると、何があったと問うひろしにしんちゃんは転んだだけだと返す。 じっと見つめ合う二人・・・ひろしはきっとナナがしでかしたのだと気づくが、しんちゃんの心意気に免じて不問とする。 男と男のやり取りぞよ! また、ナナが家族に打ち解けてゆくなかで、シロもまた初めは拾われっこだった事を思い出し懐かしむみさえ。 これらのシークエンスは本作の中で特に印象に残るイイシーンであるが・・・ これってこの映画のドラマじゃなくて、テレビシリーズの積み重ねからくる感動ぞよね!? テレビシリーズとの繋がりはゲストキャラからも大きく感じられ、 しんちゃんがディノズアイランドに行く事になる切っ掛けとして、あいちゃん&黒磯が登場。 酢乙女家はディノズアイランドの出資者の一つと言う事で、なんならドラマに大きく関わっても良さそうだが、 チケットを持ってくる以上の活躍が無い事は非常に残念である・・・! 他にもミッチー&ヨシりん、幼稚園の先生たち、埼玉紅さそり隊、団羅座也、 更には売間久里代から、声無しで四郎さんまでスクリーンに登場するのは嬉しいサプライズだろう! しかし、これらのキャラクターもドラマ的な役割は無いに等しく、終盤の恐竜との対決ではむしろ唐突感があるなど どう受け取れば良いのか悩ましいファンサービスでもあるぞよよよよ・・・。 映画ゲストと言えば、アンジェラの手下としてサン・ヨウ・チュウの三葉虫トリオが登場するが・・・ こいつらもドラマに全く関係しなくてなんなんだ?って感じぞよ! 本作のメインテーマとしてはもう一つ「恐竜」があげられる! 恐竜デザインはアニメーターの神戸裕太氏の手によるもので、 リアルな恐竜骨格に肉付けしながらも映画怪獣的誇張も見られ、 クレしんワールドにおいては異質な存在感があり、非常に格好良いものに仕上がっている! 監修には福井県立恐竜博物館が関わっており、資料提供を行っている事からその造形は比較的現実に則していると考えて良い。 アニアレビューでも前述したように、本作における恐竜の全てが最新研究に基づいているかと言えば疑問であるが・・・ 竜盤類の多くには羽毛があり、鳥盤類には羽毛がないなど、ツボは押さえていると言って良いだろう! 恐竜研究は日進月歩、どの説を拾うかで復元図も変わってくるのだから、 ティラノサウルスがもふもふだからと言って必ずしも間違いとは言い切れんのだ! そしてまた、本作のメインゲストである子スピノサウルスのナナもまた神戸裕太氏によってデザインされているが、 これが非常に愛らしく、そしてまた従来のスピノのイメージからは大きく離れながらも、 ひと目にスピノの子であると判る完成度の高さを誇るぞよ! 劇中でナナはシロと特に仲良くなり、シロから教わって必殺芸を習得するのだが、 わたあめをすると尻尾があるのでゾウさん(おちんちん)に見える・・・と言うギャグも冴えていたぞよね!! 加えて、ディノズアイランドの恐竜達とナナのデザインの乖離が物語のキーとなっているのも面白い! ディノズアイランドの恐竜達はなぜクレしんワールドから逸脱したリアルな造形をするのか? どうして現実の最新研究からやや乖離した、映画的誇張が見られるのか? これが実はロボットだったから、と言う真相には、恐竜好き程納得がいったことでしょう! 映画終盤では完全にロボット怪獣になっちゃって、口から火炎放射は吐くわ、 バイクに変形するわやりたい放題である! 全てのロボット恐竜がカスカベ防衛隊の敵として立ち塞がるなか、 スピノサウルスロボットだけは何故かしんちゃん達の味方として恐竜軍団と戦ってくれる! スピノサウルスはナナにとってどんな存在であるのか・・・? これがね・・・なんと・・・全く関係ないんですね!! そんな事ある!? 渋谷の街で恐竜軍団と戦う巨大スピノサウルスのシーンは、間違いなくこの映画最大の見せ場である。 ここに助っ人として登場する巨大スピノに、全く何のドラマも敷かれていない事には愕然!! 劇中で巨大スピノロボは、メンテナンス中に暴れ出した為にバブルに粛清され、廃棄処分となったものであるぞよ。 これが恐竜大進撃の際に開いたゲートから街に彷徨い出て、しんちゃん達の窮地にたまたま偶然駆けつけるのである。 どうしてスピノはしんちゃん、そしてナナを守ってくれるのか? ディノズアイランドの恐竜ロボは、ビリーの研究に基づき鳴き声による通信が可能で、 これがあるからこそアイランド内でリアルな恐竜の生態を再現できていたのだ。 つまり巨大スピノロボは、同族であるナナの声を聞いてピンチと判断し、仲間になってくれたワケぞよね! 深掘りすれば、父親であるビリーの研究が子であるナナを救った事には何か意味が見いだせそうぞよ。 このように、紐解いていけば納得できる理由が設定されてはいる。 しかし設定に終始してドラマに繋がっていないのは極めて残念でならない。 わたくしが思うに、この巨大スピノのドラマ、もともと脚本にあったものが削られたんじゃないぞよかな? 現実のスピノサウルスが子育てをする動物だったかどうかはわかりませんが、 劇中のナナの知能を考えるに、親子関係や情を持った動物であってもおかしくない。 恐らく、巨大スピノはナナのお母さん代わりとして製造されたものだったのではないぞよかな? ナナがディノズアイランドを脱出した事で、我が子を失った巨大スピノは嘆き悲しみ暴走を始める。 それが為にバブルに不要と判断され、処分されてしまうのだ。 物語終盤、ナナの為に傷ついた体で駆け付けた巨大スピノは、同族を守る為にやって来たのではない。 我が子を守る為に駆けつけたのである!! こういう筋書きなら、ちゃんと映画のテーマである「親子」と関連するぞよね!? バブルとビリー、そしてアンジェラは実の親子でありながらお互いを理解できず、すれ違ってばかりいる。 しかしナナと巨大スピノ、人造生命と機械仕掛けのロボットの間には、確かな絆が結ばれている、と言う具合だ。 最終版、バブルの繰り出す黄金のバトル恐竜ロボの光線により首を切り裂かれ、完全破壊される巨大スピノ。 このシーンは非常に残酷に描かれており・・・ 加えてシロを傷つけられた事で野生の破壊衝動を取り戻したナナが暴走を始めるのだが・・・ シロはともかく、スピノは映画の中ではぽっと出の助っ人、 しかも単なるロボットが壊れただけなので、ちょっと納得しがたいものがある。 しかし、これが真実はナナの母親代わりのロボット恐竜だったなら・・・? 非常に悲しいシーンで、ナナの怒りがありありと伝わった筈ぞよ! こりゃあどう考えても、もともとは巨大スピノ=ナナの母親と言うストーリーだったとしか思えんぞよねぇ〜。 東京の街を行く巨大恐竜ロボ! 本作最大の見せ場は間違いなく最終決戦の渋谷であるが、ここに関連するメカが他にもいくつか登場する。 一つはバブルの「アンビリーバブル」な象徴的秘密兵器、巨大ガチャマシンだ! 美術設定の米田隆裕氏の手によるデザインが、劇中では3DCGで描かれており、 大迫力の巨大ガチャ玉から恐竜軍団が飛び出してしんちゃんを窮地に陥れる・・・ッ! かと思いきや、初弾はコインを間違えてギャグ恐竜ばかり出てきてしまうと言うずっこけ具合! 特に一際印象に残るのは、オルニトミムス軍団である・・・ これがなぜかLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂、劇中ではLIKE〜となっている)に陣取って、 モーニング娘。の「LOVEマシーン」を歌って踊っているのである! そしてそれを、アイドルファンに扮した恐竜ロボたちが見物しており、 なぜか成り行きでマサオくんがダンス対決を挑む事になるのだが・・・ ここ、ほんと意味不明過ぎてポカーンとしちゃったぞよね!? クレしんはキッズ映画なので、本作でも随所に散りばめられたギャグシーンでは子供達のくすくす笑う声が劇場に聞こえていた。 しかしこのダンス対決は本当に唐突かつ意味不明で、大人も子供もお姉さんも目が点になっていたぞよ! オルニトミムスが日本の未来ならぬ恐竜の未来を歌う舞台・・・ それを恐竜ロボが楽し気に見ている・・・ このシーン、わたくしには一体何を描いているのか読解する事が出来なかった。 おろかなにんげんどもの中でこれだと言う解釈をお持ちのお方がいたなら、こっそり教えて欲しいぞよ!! 一つ言えることは、恐竜ロボには歌を楽しむ程の高度なAIが搭載されているのではないか? と言う事ぞよね。 歌=鳴き声って事で、スピノロボが母親の情からナナを助けに来る事に繋がっていたのかもしれないぞよ。 そして恐竜に扮していたカスカベ防衛隊は、マサオくんがかぶり物を脱いだ事で人間である事がバレ、 恐竜軍団に襲われる・・・あ〜、よかった。 ちゃんとこのシーン、意味があったんだ!とほっとするオチがつくのは一安心。 続く巨大ガチャ第二弾こそが本当の恐竜軍団ぞよ!! カルカロドントサウルス、カルノタウルス、ギガノトサウルス、シアッツ、アクロカントサウルスらが出現し、 カスカベ防衛隊&ナナは大ピンチ! このガチャガチャ×恐竜のモチーフもまた鉄板ネタぞよね!? 余談であるが映画売店に「アニアのたまご」が売っていて、これは恐竜が卵型ガチャカプセルから出てくる玩具である。 発売されたばかりの大型プレイセット「アニア たまごをキャッチ!恐竜クレーン」もまた 恐竜×ガチャ玉をクレーンゲームと組み合わせた玩具であり、ガチャ×恐竜として本作と間接的に関連していると言える。 映画の中ではディノズアイランドのおみやげコーナーもフォーカスされており、 ここでカスカベ防衛隊は来場特典のガチャガチャを回すのだが、これも非常にツボを押さえているな〜と思いました! ちびっ子にとっては博物館展示よりも、最後のおみやげコーナーが一番嬉しかったりするのだ! 恐竜軍団に圧されるカスカベ防衛隊、そこへ颯爽と駆けつける巨大スピノ!! これが本作最大の目玉である事は先に申した通りだ! このシーンだけでも本作を映画館に見に行った価値があると言うものぞ! 惜しむらくはドラマが本筋と全然繋がっていない点であるが・・・ ま、このうえマイナス点を繰り返す必要もあるまい! アニメでスピノサウルスがこれほどまで心強い味方になる事など大変に珍しいぞよからね! 近年のロボット恐竜だと、「ゾイドワイルドZERO」のジェノスピノくらいなもんだ! そして圧倒のスピノロボを倒す為、遂にバブルとアンモナー伊藤が直々に操縦する戦闘恐竜ロボ 「アンビリーバブル・ザ・ファイナル」が登場するのだが・・・ これがアニメーターにしてメカニックデザイナー・石垣純哉氏の手による滅茶苦茶カッコイイ金色の機体なのだ! 石垣純哉氏と言えばバトスピで一番格好良いと言われる 「龍星皇メテオヴルム」や「超神星龍ジークヴルム・ノヴァ」などの怪獣デザインでも知られているぞよ。 まさに本作ラスボスの黄金のバトル恐竜ロボデザインには打って付けと言うワケぞよね!! と言う事で本作、恐竜映画であると同時にロボットアニメでもあるのです。 そしてクライマックスである。 暴走モードとなったナナはバブルらを圧倒するも、ビリーやしんちゃんにまで牙を剥き始めた! やはり恐竜と人間は共存できない定めなのか・・・!? ビリーはナナを生み出した「親」としての責任として、ナナの殺処分を決意する。 このシーンは、巨大スピノを粛清するバブルと重なる場面だ (つくづく巨大スピノにドラマがあれば映えたのにと思わずにはいられんぞよ) しかししんちゃんとシロの切実な説得によりビリーはこれを思い直し、ナナは正気を取り戻す。 あ〜やれやれ、色々あったけどハッピーエンドぞよね〜・・・と思いきやびっくり仰天! メカ恐竜最後の一撃によって、 彼らの頭上に渋谷109(劇中では1009)が倒れてきたではないか!! 大ピンチに陥るしんちゃんとシロを救ったのは・・・ナナであった! 倒壊する109をほんの小さな体で食い止めるナナ・・・! なんとか危機を脱する事が出来たしんちゃんとシロであったが、 その視線の先にはナナを抱くビリーの姿が・・・ その手の中で、恐竜パワーを使い切ったナナは、穏やかに絶命しているのであった・・・。 と言う事でね、この映画、ナナが死んで終わっちゃうんですよ!! う゛〜ん・・・こりゃあどうなんですか? どう受け止めれば良いぞよか? こんなにナナを可愛らしく描いて、しんちゃんとシロとの交流を見せて、最後は殺しちゃう。 ま、わたくしははっきり言って、映画の中で誰が死のうと構わんと思っているぞよ! なぜなら登場人物が死ぬことには普通、必ず意味があるからです。 人々はキャラクターの生き死にそのものに感動しているのではなく、 そこに至る積み重ね、過程のドラマに感動しているワケぞよね! しかし本作においてはどうか? どうも可愛い動物が死ねば感動するんでしょ?という浅い押し付けが感じられるぞよ。 なぜナナの死が嫌味に感じられてしまうのか? それはナナの死がドラマと結びついていないからである。 ナナはビリーが実験で産み出した人造生命体である。 この行いは創作ではしばしば禁忌とされ、人造生命は必ず悲劇的な末路を辿りがちぞよ。 神の摂理に逆らい、人の生み出した命は紛い物で、決して幸せにはなれないと言う事を本作は言いたいぞよか? しかし、映画の導入で人々はディノズアイランドの人造恐竜を極めて好意的に受け入れているぞよね! これらは実際にはロボットであったが、本物の恐竜であるナナを受け入れる背景がクレしんワールドにはあるのだ。 じゃ、殺す必要ないぞよね!? そしてまた、生きた恐竜の復活はオドロキー一家の悲願であり、バブルとビリー、そしてアンジェラの共通の夢であった筈だ。 この夢の結晶を物語の中で摘み取りながら、ビリーやアンジェラは夢を語りながら去ってゆく、 これも違和感のある終わり方ぞよ。 普通に考えたら、ナナを通じてオドロキー一家が、決して和解までいかなくとも、もう少し心の交流をして終わりそうなものだが、 バブルは普通に逮捕されて退場するのも寂しい幕引きぞよね。 モー娘。はなんだったんだよモー娘。は! 恐竜の未来を歌っていたんじゃないぞよか!? この映画の中で恐竜全滅しちゃってるんですけどーっ!! そもナナと言うキャラクターは、ビリーがスピノサウルスの遺伝子から生み出した人造生命であり、 スピノサウルスそのものではない。 しかしスピノサウルスの生態は概ね再現されていると言うのが自然な受け取り方であろう。 すると、本作におけるナナの描写も気になってくるぞよ。 魚じゃなくてバナナを食うのはまず良いとして、プールで遊んで泳ぎが得意と言う言及はあるが、 ちっとも水にまつわる活躍をしない! なんでラストで109を押し返すんだよって話で、 クライマックスではしんちゃんとシロが水中でピンチに陥り、ナナが泳ぎで救い出すんじゃないんかい!? ってわたくしなんかは突っ込みたくなるワケぞよ。 ま、皆無って訳でもなかったが、やはり恐竜の生態を活かした描写や攻略法が もっとふんだんに欲しかったところぞよね! そんなワケでね! どうも取っ散らかったように感じられる本作、熱く語ってしまったけれど、 勿論これはわたくしのほんの感想なのであって、この映画を見て感動したというおろかなにんげんどもの心を否定するものでは無い!! 「オラたちの恐竜日記」には恐竜やメカ作画、シロとナナの愛らしい戯れなど、多くの見所があるのも事実であるぞよ・・・! それに、イマイチな映画を見てあーだこーだ言うこと自体もまた楽しいもんだ!! せっかく夏休みにクレしんの恐竜映画が上映されるのだから、一回くらいは映画館で見ても良いんじゃないぞよかな!? と言う事でおまけとして、劇場限定グッズをちょっとだけ紹介しようじゃないか〜! ↓レビューへ続くぞよ!! :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ! ・「アニア『 映画 クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記 』すごいゾ! 恐竜対決セット」 ・「アニア しんちゃんとトリケラトプス」 「アニア しんちゃんとヴェロキラプトル」 「アニア ナナとスピノサウルス」 ▲TOP |
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■「オラたちの恐竜日記」劇場限定グッズ まずはこちら、何は無くともパンフレットである! オールカラー880円で、あらすじから声優陣・スタッフインタビュー、 古生物学者の真鍋真氏のコラムも掲載された決定版ぞ! 表紙のメインビジュアル、改めてみるとメインキャラに加えて渋谷の街で大暴れする恐竜、 タイトルは背景をぶち抜きで登場したスピノが齧っていると言うわくわくのビジュアルぞよね! 裏表紙が赤背景に恐らくティラノを見上げるしんちゃん、シロ、ナナと言うポスタービジュアルと言う事もありますが・・・、 表紙にティラノがいない! 一見すると往年のティラノっぽい獣脚類はアロサウルスなのだ。 これはちょっと珍しいぞよね! 夜のシーンでわかりにくいが、劇中で野原家を踏みつぶしたのもアロサウルスだったかな? 本パンフ最大の目玉は綴じ込みふろくの「完全保存版!恐竜設定画集」であろう! キャラデザの神戸佑太氏の手による恐竜設定がこちらに網羅されているほか、 インタビューページにもナナやスピノのカラー設定が載っておりとても参考になるぞよね! 惜しむらくはラスボスの石垣純哉メカ恐竜の設定が載っていない事である・・・っ! 基本的にネタバレありで書かれているパンフなのでこれも載せて欲しかったですよーっ!! そして劇場グッズと言えばこれ! 「クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記 メダル」 825円(税込 いつものキラキラ箔押しケース付きの立派なメダルぞよ。 表はスピノしんちゃん、裏面はスピノシロとナナと言う可愛い仲良し絵柄ぞよ! わたくしはアニメや怪獣映画に行ったら絶対このメダルは買う事にしているのだ! パンフと共に記念に丁度良いアイテムである。 「クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記 ボトルキャップPVCマスコット」 1100円(税込 ぬいぐるみを除くと本作の劇場グッズ唯一の立体物がこちらである! ボトルキャップマスコットも定番グッズぞよね! 劇中でカスカベ防衛隊はバブルの放った刺客恐竜から逃れる為、恐竜に扮して敵を欺く。 このプテラノドンしんちゃんはそのシーンで登場する仮装ぞよ。 カスカベ防衛隊の恐竜衣装は本作のメイン商材となっており、イラストグッズが多く出ています。 そんな恐竜仮装カスカベ防衛隊、フィギュア立体物に関しては劇場グッズは本商品のみだが、 プライズ景品で5人全員のフィギュアが網羅されているぞよ。 一方で肝心のシロとナナのフィギュアがない・・・! これは本当に残念でならんぞよ〜っ! これね〜・・・やっぱりナナが最後死んじゃうのが大きく影響しているんじゃないぞよかな? 死んじゃうキャラのフィギュア買っても、なんか寂しくて悲しい気持ちになっちゃうぞよね!? わたくしはナナには最後、ビリーと共に恐竜の楽天地を求めて旅立って欲しかったですよ〜。 エンドロール後に立派な逞しいスピノサウルスに育った姿とか映して欲しかったぞよよよよーっ!! 玩具で言えばシロとナナが犬小屋に入ってるフィギュアとか、欲しかったぞよね!? ま〜後々に関連グッズなどまた出る事もあるかもしれんが・・・。 さて、話をボトルキャップの方に戻すと、同原型を用いた劇場グッズは他にもいくつか出ている。 マスコットシャープペン、マスコットボールペン、マスコットストラップとバリエーションがあるが、 恐らくフィギュア部分は同一原型ぞよ。 どれも1100円だが・・・このボトルキャップのみ、岩のジオラマが付属してちょっと豪華! 単体で飾れるのも嬉しく、フィギュアとしてなら本商品が最もおすすめとなっているぞよ。 勿論普段使いしたいならペンやストラップもアリだ! トップ・ボトム。 台座はペットボトルキャップ仕様でボトルキャップに装着できるぞよ。 なんか今にしてみると謎の玩具だが・・・ ずっと昔の90年代にはボトルキャップフィギュアが一大勢力として流行った時期もございました。 以上、「オラたちの恐竜日記」特集でした! 巷では正直芳しくない評価で溢れる本作ですが・・・ 興行としては好調な滑り出しであると言うのはまずめでたいもんだ! やはりちびっ子も大人も恐竜は大好きですから、その人気に引っ張られた好成績と言えるだろう! わたくしも正直、上映中何度も「う〜ん・・・」と首を傾げる場面はあったが・・・ 渋谷の街で戦うスピノサウルスのシーンには胸が躍ったぞよね!! おろかなにんげんどもの感想では特に悲しい結末を指して「クレしんらしくない」などと言われているみたいだが・・・ クレしんらしさとはまた大きく出たものだ!! これって結局、多くのおろかなにんげんどもにとっては なんかビミョ〜だったこの映画の後味を上手に言語化して消化できず、大きな言葉で貶し誤魔化しているだけぞよね? それはつまるところ、ナナが死ぬことの意味が映画の中で上手に示されていない事への不快感ではなかろうか。 クレしん映画でゲストキャラクターが衝撃的な死を迎える回に「アッパレ!戦国大合戦」がある。 この映画のラストは非常に切なく、また感動的であるのだが、なぜ人々は感動するのか? それはしんちゃんが過去に来た理由がゲストキャラクターの運命と密接に絡まり、 そこに至るまでの積み重ねが極めてロジカルに、また奥行きを以て描かれているからぞよ。 最後の最後に衝撃的な展開「死」を以てこれが明かされ、物語が収束する。 この事にみんな感動するのであって、人が死んだから感動しているんじゃ、実はないワケぞよね! 勿論、あんまりベタベタだと作為的過ぎてしらける訳ですが、 本作にはそう言う感動が無かったために、みんな納得しなかったのだ。 ま、とは申せクレしん映画はSFからファンタジー、ギャグまで幅広いジャンルを内包する作品群であるからして、 たまには散漫として何だか良く判らん怪獣映画が混じっていても良かろう!! 夏休みラストに映画館へ足を運び、あーだこーだ語り合うのも思い出になる事でしょう・・・ おろかなにんげんどもよ、劇場へ急げッ!! この夏開催された恐竜展レポまんがも掲載! 「ばらむツZ」で恐竜に詳しくなろう!! :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ! ・「アニア『 映画 クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記 』すごいゾ! 恐竜対決セット」 ・「アニア しんちゃんとトリケラトプス」 「アニア しんちゃんとヴェロキラプトル」 「アニア ナナとスピノサウルス」 ▲TOP |
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