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■第1章 生物の巨大化 |
2024年、夏休み目前・・・!
平成の昔、ゴジラとモスラが戦い、近年ではしばしばピカチュウが大量発生する事で知られるこの横浜みなとみらいに、
恐竜達が大進撃・・・ッ!!
おろかなにんげんどもよ、今こそ集結の時が来た!
パシフィコ横浜に集い、恐竜どもを迎え撃つのだっ!!
今回のレポートはわたくし著「ばらむツZ」8巻の中でも
まんがレポートとして掲載しているので、こちらも合わせてお楽しみくださいぞよ!
(全巻無料ぞよ)
「巨大恐竜展2024」と題されたこの催し、
会期は2024年7月13日〜9月13日までの夏休みシーズン。
会場となるパシフィコ横浜展示ホールAには、恐竜の二大分類の中でも竜盤類、その中でさらに「竜脚類」へとスポットを当てた展示が展開されると言う!
何を隠そうこの企画展、もともとはロンドンの大英自然史博物館で開催されたものの国際巡回展で、
横浜が記念すべき第一会場目と言うのは気合が入っているではないか!
最大の目玉として、世界最大級の巨大竜脚類「パタゴティタン・マヨルム」の全身復元骨格標本がやってくると言うのは、なんとしても見物せねばなるまい・・・!
わたくしは最初の三連休を避けた平日・16日に出かけてゆくと、ぱらぱらと小雨が降るのは案外丁度良かったかもしれん。
と言うのもこの梅雨を開けると10年に一度あるかないかという猛暑がやってくると言うのは、ひきこもりわたくしの体力ではとても耐えられん・・・!
晴れ空の観覧車を見られなかったのは残念であるが、まず過ごしやすい一日に当たったと言えるだろう・・・!
ちなみにJRみなとみらい駅を降りてパシフィコ横浜までの道程は殆どずっと屋根があるので、傘を持たずに会場まで来る事が出来ますよ。
会場の9時に合わせて突入・パシフィコ横浜・・・ッ!!
入口のとこのコンビニでパシフィコ横浜の縮尺模型ガチャを売っているのを横目に、
展示会場となるホールAへ足を運ぶと、やはり平日の早朝・・・ッ!
列も殆ど伸びておらず快適ぞよ・・・!
これが三連休は物凄い大盛況だったと言うから、夏休み直前、嵐の前の静けさと言ったところでしょう。
チケットは一般が平日2400円、高校・大学生が1800円、小中学生が1200円、三歳からは700円となる。
休日は一般が2700円、それ以外が200円増し料金なので気をつけよう・・・!
わたくしはインターネットでオンラインチケットを購入したが、平日早朝ならば当日券で十分だろう。
ちなみに閉場は17時までぞよ。
ここからいよいよ会場へ突入ぞ・・・っ!
入場すると、ででーんと本展の目玉・パタゴティタンの巨大看板が登場!
ロンドンからやって来た巨大竜脚類など、これを逃したら恐らく日本で見る機会はまたとあるまい・・・!
2024年の夏休みに、とんでもないヤツが上陸したものぞ・・・! |
本展は竜脚類を目玉に、恐竜のみならずあらゆる巨大生物の進化と衰退を、全5章で追いかけてゆくと言う構成となる。
会場を入って右手に早速登場するのはスペインから産出した後期ジュラ紀の竜脚類「トゥリアサウルス」ぞよ!
いきなり首のなが〜いヤツが現れたぞよね!?
あんまりでかいので下半身が生体イラストなのはご愛敬ぞ!
長い首と尾を持ち、四足歩行する事が特徴の竜脚類の中でも、
比較的原始的な進化段階に位置するのがこのトゥリアサウルスぞよ!
推定全長は20メートルを超えると考えられており、巨大恐竜の先駆け的存在として後期ジュラ紀に登場したのだ。
スペイン東部から左前肢、頭骨の断片、歯、椎骨、肋骨などの部分骨格のみが見つかった当初は、
ヨーロッパ最大の恐竜として、体長は35〜39メートル近くあると見積もられた事もあったようだ。
後に他の地域からも見つかり理解が深まり現在に至るぞよ。
恐竜は骨盤の特徴から大きく二つに分けられる。
一つにはトリケラトプスを代表する鳥盤類で、これらは全て絶滅し現代では見られない。
もう一つは竜盤類と言うグループで、このうち獣脚類恐竜達の一部は鳥類となって現代に生き続けている。
そしてまた、長い首が特徴の竜脚形類らもこの竜盤類に含まれるが、これらは鳥盤類と共に絶滅し現代には一つも生き残っていないぞよ。
なぜ恐竜の中でも竜脚類は特に巨大化したのか?
どうして現代まで生き残る事が出来なかったのか?
このような謎を紐解いてゆくのが、本企画展のテーマと言う事である・・・!
その前置きとして、我々にガツンとインパクトを与えてくれる最初の展示物が、このトゥリアサウルスなのだ・・・!
その足元に展示されるこちらは中期ジュラ紀の獣脚類恐竜、「メガロサウルス」の下顎ぞ!
この化石は1970年代に発見されたと思われるもので、イグアノドンと並び最初期に発見された恐竜として有名だ。
世界で最初に正式な名前がついた獣脚類とされ、こちらも象徴的である。
本企画展で焦点が当たるのは恐竜だけではない・・・!
こちらは中国で見つかった新生代の哺乳類長鼻目「ステップマンモス」!
マンモスの中でも最大級を誇るそのサイズは、肩の高さまでで約5メートル、体重は20トンにも及ぶと言う、恐竜に引けを取らぬ巨大生物ぞ!
内側にうねる二本の長い牙も特徴だ。
こちらはかつて松花江マンモスとされたものだが、後にステップマンモスと同種と判明した標本である。
現生生物、古生物問わず共通する事には、
体が大きい事はそれだけ有利な形質であると言う事ぞ!
大きければ力も強く、生存に有利であり、長生きだから当然子孫も多く残す事が出来るだろう。
アメリカの古生物学者・エドワード・ドリンカー・コープはこのように考えた。
生物は進化すれば進化する程巨大化する傾向にある・・・!
この法則は恐竜の全てに当てはまるものではないが、「コープの法則」として現代の進化学においてもしばしば言及されるぞよ。
と、このように本企画展の第1章「生物の巨大化」では、恐竜のみならず様々の巨大な生き物を特集しているというワケぞ。
何を隠そうこのわたくし、小さくて可愛い動物も大好きだが、大きな動物も大好きなのだ。
ロボットも怪獣も、なんだってデカければデカいほどカッコイイ・・・!!
おろかなにんげんどもも、この展示会でどんなでっかい奴と会えるのか楽しみぞよね!?
早速会場を進んでみよう!! |
海生哺乳類の代表として登場するのがこちら!
鯨偶蹄類のナガスクジラ、シロナガスクジラに次ぐ現生最大級の哺乳類ぞよね!
この骨格は2020年5月に福井県美浜町に座礁した死体を元に作られた標本で、全長18メートルのオスであるぞよ。
耳垢を使った年齢査定によれば、80歳を超える個体であると言う・・・!
頭骨だけでもとんでもねー巨大さぞよ!
現生のヒゲクジラの仲間では、最小種のコセミクジラが6メートル程。
これを除くヒゲクジラの多くは、成体で10メートルを超え、シロナガスクジラでは30メートルにもなる。
この大きさは、長さでは竜脚類の方が勝るものもある一方、体積で言えばシロナガスクジラを超えるものはないと言うから、
まさに地球史上最大の生物であるのだ・・・!
この企画展・・・一つ問題がある事には、展示物がどれもあんまり巨大なので、すっかり全身を写真に収める事が出来ないのが悔しいところぞ・・・!
会場が幕張メッセ辺りなら何とかなったかもしれないが、ご愛敬である。
わたくしの発見した法則に、玩具は大きければ大きいほど良いというものがあり、これを「わたくしの法則」と言う事は学界でも広く知られておりますが、
比例して置き場に困ると言う問題も悩ましい。
でっかい奴らで埋まったパシフィコ横浜はまさに、巨大生物の玩具箱なのだ・・・ッ!!
一つ一つの部位を間近で体感できる喜び・・・!
おろかなにんげんどもも、レポート斜め読みで済まさず、
是非この夏はパシフィコ横浜でこの巨大感を体感していただきたいものぞ・・・!
ナガスクジラが福井に漂着した例は、過去60年以上に遡っても記録が無いと言う稀な事である。
更にこれ程巨大なものは極めて珍しく、美浜町の理解と多くの関係者の尽力があってこの様に全身骨格標本として残されたのだ。
80歳と言うと老齢個体のようだが、実はナガスクジラの寿命については良く判っていない。
この広い海を自由気ままに暮らすクジラがどれくらいの年月を重ねているかなど、生きているうちは調べようがないのだ。
こちらの標本は、頭部解体作業中に耳垢栓が見つかった為に、その層を分析する事で約85歳と言う事が判明したが、
これがナガスクジラにとって中年なのか高齢なのかは良く判らないみたいぞよ。
巨大な哺乳類は何も海に限って存在するものでは無い。
こちらは新生代古第三紀の漸新世にユーラシアの内陸に広く分布したサイの仲間「パラケラテリウム」で、
体長は約7メートル、肩の高さまでは約5メートル、体重は11トンを超えたともされる巨大哺乳類。
もっとも、この種は部分的な化石しか発見されておらず、まだ全身像のつかめない古生物の一つでもあるぞよ。
こちらはお馴染み、食肉目の哺乳類「ホッキョクグマ」ぞよね!
体長は1・8〜2.5メートルにもなり、恐竜程ではないが現生種ではかなり巨大な動物であろう!
ドイツの生物学者ベルクマンは、今から170年以上も前に、陸生哺乳類は寒冷な地域に生息する程体重が重い(巨大である)事を発見した!
この現象は、体の大きな動物程、体温を維持するのに有利であるから起こるとされているぞよ。
つまり、恒温動物は体内で熱を発生させる一方、体表からは熱を放出している。
体重(体長の3乗に比例)の重い方が、体内の熱量が放熱量(体長の2乗に比例)を上回る為、
生息に有利であるというこの法則を「ベルクマンの法則」と言うのだ。 |
白亜紀末に絶滅した史上初の空飛ぶ爬虫類、翼竜達にも巨大なものがいた。
最も有名なのはこちら、翼開長7メートルにもなる後期白亜紀の「プテラノドン」ぞよね!
もともと原始的な翼竜達は翼開長1メートル程度だったものが、鳥類が登場すると小型翼竜達は次第にそのポジションを奪われ、
末期には巨大翼竜ばかりになったとされる。
本企画展には福井県立恐竜博物館も協力している為、福井からやってきた標本も数多く展示されているぞよ。
したがって春に開催された「オダイバ恐竜博覧会」で見た面々とも懐かしむ間もなく再会となった!
こちらのプテラノドンや・・・、
こっちの小さなケツァルコアトルスもお馴染みだ!
詳細は前述のオダイバ恐竜博覧会レポートも参照のことぞ!
このような翼竜達は、しばしば恐竜の仲間と思われているが、実は別の生き物である。
恐竜や現生のワニは、もう少し大きなくくりでは主竜類として近縁である。
翼竜や現生のカメは、主竜類と共に更に広いくくりで主竜形類に含まれると考えられているぞよ。
白亜紀末に鳥以外の恐竜達や翼竜が絶滅すると、地上はいよいよ哺乳類の天下となった。
その中で、大量絶滅を逃れた鳥達もまた、巨大化の道を辿ったものがある。
前期始新世の大型鳥類「ガストルニス」は大型の飛ばない鳥で、北米とヨーロッパから化石が見つかっている種ぞよ。
白亜紀末の大量絶滅で恐竜は死に絶え、生き残ったのは飛翔性の鳥類のみとなったが、
恐竜のニッチを生めるように巨大化するものが現れた。
このような無飛翔性肉食鳥類を恐鳥と言うぞよ。
多くの大型鳥類がダチョウのように小さな頭をするのに対し、
ガストルニスは大きな頭と尖ったくちばしをもっていた。
この事から、屈強な足の爪と鋭いくちばしで小型哺乳類を捕らえ喰らう肉食性と考えられるが、
頭骨の化石を用いたリン酸塩の同位体組成から草食性とする研究結果も発表されており、諸説ありぞ。
暁新世に繁栄した恐鳥類はしかし、始新世に大型哺乳類らが登場すると次第に盛り下がってゆき、
鮮新世から更新世頃に絶滅の道を辿り、現代では一つも見られない。
前期始新世に登場した「エピオルニス」は飛べない鳥としては最大級で、
推定500kgともされる最も体重の重い鳥であるぞよ。
かつてはマダガスカル島でのんびり豊かに暮らしていたが、
おろかなにんげんどもがやってくると狩猟や森林伐採などによって瞬く間に数を減らし、
遅くとも18世紀には絶滅してしまったと言われている。
上野動物園に立派な立像があるので有名ぞよね。 |
これはマジででかい・・・!
後期三畳紀に栄えた魚竜類「ショニサウルス」の頭骨ぞよ!
イルカに似るが、その正体は水中生活に適応した爬虫類である!
前期三畳紀(約2億5000万年前)に現れ、急速に多様化・巨大化を果たした魚竜だが、
後期三畳紀に首長竜類が現れると生存競争に敗れ小型化してゆき、やがて絶滅。
入れ替わるようにモササウルス類が登場している。
このようにイルカや魚竜、モササウルス達は海に適応した結果、進化の袋小路に陥りみんな似たような姿に最終進化を遂げた。
これを収斂進化と呼ぶのはお馴染みぞよね!
シャスタサウルス科と言う大型化した魚竜の中でも最大級とされるのがショニサウルス・シカニエンシスである。
カナダに分布する後期三畳紀(約2億1600万年前)の地層から、後肢や腰、尾の先端などを除くほぼ全身がすっかり揃って見つかっている。
その全長は海生爬虫類の中でも最大級となる21メートルもあったと言うから実に巨大である。
全長に対して巨大な頭部は、発見部位に基づく復元で長さ約4メートル。
この巨大感・・・ぜひ会場で目撃していただきたい・・・!
夢に出そうな怖さぞよーっ!!
そんな巨大魚竜の隣にいるとちんまく見えるこちらは現生の亀、
セーシェル諸島の固有種「アルダブラゾウガメ」ぞよね!
インド洋に浮かぶセーシェル共和国のうち、サンゴ礁の隆起してできたアルダブラ環礁に生息するもので、
海岸沿いの草原やマングローブの湿地にのんびりと暮らしていたが、
おろかなにんげんどもが食用などの目的で乱獲した為に数を減らし、現代では大事に保護されるようになった種ぞよ。
最大甲長は123センチほどにもなり、現生ではまず大きな陸亀である。
亀もまたかつては巨大化進化の傾向にあった生き物で、
後期白亜紀の北米にいたアーケロンなどは甲長2.2メートル、全長では4メートルにもなったと言う。
タイ東北部で発見された前期白亜紀のワニ形類「チャラワン」のこちらは下顎。
顎の長さだけでも1.1メートル、全長は10メートルにもなったとされる。
こちらは現生の「ナイルワニ」の剥製だ。
このようなワニ類は後期三畳紀に登場し、中生代に繁栄したが、白亜紀末の大量絶滅を乗り越え現生でも見る事が出来る爬虫類ぞよね。
骨格と剥製を見てもわかる通り、ワニ類は2億年以上の間殆ど姿を変えていない。
初期の段階からワニ形類は様々な環境に適応できる理想的な姿を手に入れていたと言う事ぞ。
進化の到達点の一つと言えるかもしれないぞよね!
ドイツから産出した後期白亜紀の頭足類「パラプゾシア」は至上最大級のアンモナイトであるぞよ。
中でもこの標本は世界最大のアンモナイト化石として知られるもので、殻の直径が1.7メートルもある!
このようなアンモナイトは軟らかい体を持つ軟体動物である為、軟体部分は化石に残らない。
このパラプゾシアもやはり、殻の外周部分で軟体の入っていた箇所に当たる住房が失われており、
恐らく生きていた時は更に巨大な2メートルを超える大きさであったと考えられるぞよ。
北海道で見つかる後期白亜紀の代表的なアンモナイト類「メソプゾシア」も並んでいました。
こちらも殻の外側が失われているが、生前は1.2メートルはあったと見積もられているぞよ。
中生代になると、海には軟体動物を捕食する蟹などの捕食動物が様々現れた。
このような外敵から身を守る為に、軟体動物は殻をより大きく硬く発達させ、巨大化の道を辿ったと考えられるのだ。
比較として並ぶ現生種はご存知「ダイオウイカ」!
左から腕、口器、眼球となる。
水深700〜800メートルの深海に生息するダイオウイカだが、このような深さでは水温が僅か2〜4℃しかない。
低温環境で生き抜くためにダイオウイカもやはり、
より強く、より早く遠へ泳ぐ事をを目指し巨大化を選択。
大きくなることで代謝率が高まり、少ない食べ物で長時間動けるようになった為に、深海を生き抜く事が出来るようになったと考えられるぞよ。
同じ軟体動物でも、こちらは古生代ペルム紀の二枚貝類、「アラトコンカ科二枚貝」の化石ぞよ。
化石記録は古生代前期カンブリア紀に遡る二枚貝は、各時代の大量絶滅と共に巨大化する事で知られている。
今からおよそ2億7000万年前の古生代中期ペルム紀の赤道付近の浅瀬には、
このような不思議な形の1メートルを超える巨大な貝が転がっていたのです。
実はアラトコンカ科が最初に発見されたのはこの日本であると言うぞよ。
はじめはなんの形なのかさっぱりわからず、長らく謎の化石と扱われていたが、半世紀以上の時を経てようやく貝の化石であると判明した。 |
現生で最も繁栄する動物は虫であると言う。
石炭紀からペルム紀にかけては地球の酸素濃度が高かったと言われており、この時期には現代では考えられない超巨大な昆虫達が跳梁していた。
こちらはフランスから見つかったペルム紀の巨大昆虫「メガネウラ」
翅を広げた時の幅は70センチにも達する恐ろしい奴ぞ。
生体復元をみると、ますます現生のトンボに似るが、これはトンボではない。
翅脈の特徴、翅の構造は現生のトンボと大きく異なり、より複雑で、その飛翔のメカニズムはまだ明らかにされていないぞよ。
実は現代に現れて超絶進化を遂げ、メガギラスとなってゴジラと戦った事もある手強い奴ぞ!
生き物は進化すれば進化する程大きくなるとコープは言ったが、冷静に考えてみるとそんな事はない。
現代にもよく進化した小さな動物が数多溢れているぞよね・・・!
勿論生物の生存戦略は、巨大化だけではない。
中にはごく小さく進化する事で有利に生き残って来た種も存在する。
例えば左の「ノドアカハチドリ」などは、世界最小の鳥と知られる現生種だが、頭がほんの1センチもないのは玩具みたいなヤツだ。
鳥は恐竜の一種で、最も進化した爬虫類であるとは、最早おろかなにんげんどもにも広く知られるようになったが、
このノドアカハチドリは至上最小級の恐竜と言う事にもなるだろう!
右はごく小さなコウモリの一種で、現生では自在に空を飛ぶ唯一の哺乳類だ。
このような翼手目は哺乳類全体の5分の1にも上る大きなグループである。
小さな動物と言えば、現生の昆虫もまたごく小さい。
化石種においても、巨大昆虫ばかりでなく小さなものは沢山いる。
このゴキブリやハバチの一種などは、現生の虫共と殆ど変わらぬ姿をしている。
巨大な生き物は成長に時間と多くの餌が必要で、それだけでコストがかかるが、
小さな昆虫達は数多生まれ出で、あっという間に大人になってまた卵を産み増える。
体の小さい事にも多くのメリットがあるが、このような矮小な生き物共は本企画展のメインテーマからは外れるので割愛ぞ。
おろかなにんげんどもはなぜこの夏横浜にやって来たのか?
それは恐竜が見たいからだ!
次章ではいよいよ、恐竜進化の秘密を紐解いてゆくぞよ・・・!
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・「アニア AL-24 アルゼンチノサウルス」
・「アニア 冒険大陸 アニアキングダム ブラッキオ (ブラキオサウルス)」
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「第2章 恐竜の巨大化」へつづく→
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