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摘まんだ生き物ガチャ・ミニフィギュア

レビュー

 

▼摘まんだ生き物ガチャ・ミニフィギュア レビュー

  •  ■ガチャガチャ系、摘んだもの紹介

コンテンツ

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1/35マチカネワニ骨格
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スタジオソータ
博物モデリング倶楽部・弐
1/35 アーケロン骨格
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ターリン
不思議な生き物 カモノハシ
3:卵をあたためる
←その3はこちら その5はこちら→
 

■ターリン 不思議な生き物 カモノハシ 3:卵をあたためる

ターリン・インターナショナルより、2023年5月発売の1回300円ガチャ。
ラインナップ全てがカモノハシというファンにはたまらないガチャとなっております。

ラインナップは「1:ノーマル」、「2:食べる」、「3:卵をあたためる」、「4:授乳」、カモノハシづくしの全4種!
サイズは3〜5.5cm、ゆるかわ造形のデフォルメミニフィギュアぞよね。

一回回してみたところ・・・3の「卵をあたためる」カモノハシでした!
つぶらなおめめが・・・きゃきゃきゃきゃんわっ!!

この健気な眼差しが人々を狂わせる・・・。

カモノハシはオーストラリアにのみ生息する、現生唯一のカモノハシ科の哺乳類!
カワウソとビーバーの合体した様な姿に、アヒルのようなクチバシを備え、
更にオスの後ろ足のカカトには鋭い毒針を持つなど、様々な生物の特徴を併せ持つ奇妙奇天烈な生物ぞよ!
あまりの摩訶不思議さに、はじめこの動物の標本を目にした研究者は、
複数の動物をツギハギして作った偽の標本でないかと疑ったほどだ!

その不思議さは生態にも及び、哺乳類の癖に卵生で、通常1〜2個の卵を産むと体と尻尾の間に挟み温めるという・・・。
まさにこのフィギュアの姿そのものではないかーっ!!
という事で、カモノハシ特集だけあって結構通なポージングが選択されているみたいぞよね。
卵は別パーツで分離して飾る事も出来る一方固定されず、ごく小さなものなので紛失には注意だ。
ちなみに抱卵はメスが行うのでこのフィギュアもメスのカモノハシと言う事だろう。
卵は約10〜12日で孵化し、暫くお母さんのお乳を吸って成体より一回り小さいくらいまでに成長すると独立。
約2年で大人のカモノハシになると言われ、それから20年ほどの寿命を生きるとされているぞよ。

何を隠そうわたくしは幼少の頃、オーストラリアで野生のカモノハシ見物ツアーに参加した事がある。
大人から子供まで、みんなで探検隊に加わり、森の中を歩むと、カモノハシの住まう川まで観察に繰り出したのだ。
そこへ至るまでには、もちろんカンガルーを見たり、巨大蟻塚を見物したりしたぞよ。
この蟻塚と言うのが物凄く、おろかなにんげんどもの背丈など超えるものまであるというからビッグなのです。
ガイドさんはこの蟻塚に棲むアリは口に含むと甘いのだ!
などと言って子供達の前で蟻を食って見せた。
わたくしも促されたが・・・不気味なので当然食べなかったぞよ。
健気な子供達は自分の脳みそでものを考える事を知らないので、
誘われるままに蟻を口に含み、飲み込んでいたぞよよよよ・・・。
あとで大人の一人がわたくしに耳打ちした。
ガイドさん、あとで蟻を吐き捨てていたよ・・・と、そう!
ガイドさんは蟻を飲み込む子供達を嘲笑い、自分は味わうだけで吐き捨てていたのだっ!!
それからワラビーと言う愛らしい動物も見物したぞよ。
小さなカンガルーと言った趣の野生のこの動物は極めて可愛らしい見た目をするが、
ガイドさんはとにかく想像を絶する程汚いので絶対に素手で触ってはいけない!と警告していた。
ワラビーは日本の「埼玉県こども動物自然公園」などでも見る事ができますが・・・
流石に日本で飼われているものは清潔だろう。

道中オーストラリアの様々な不思議に出会いながら、わたくし達を含む探検隊は遂にカモノハシの住処である秘境の川に辿り着いた!
次第に日の落ちてくる鬱蒼とした森の中・・・わたくし達はカモノハシの現れる事を待って、待って・・・
あっ!
今あそこの水面を動いたのは、野生のカモノハシではあるまいか・・・!?
・・・?
というなんだかよくわからん体験をしたのち、ガイドさんに連れられて行ったカモノハシ館では
牙を抜かれた飼いカモノハシちゃんが水槽の中を泳いでいた・・・お、おいーっ!!
最初からこっちをじっくり見せてくれぞよーっ!!
疲労困憊、腹ペコのわたくし、夕食はステーキだというから喜びもひとしお。
しかしその肉のカンガルーかワニ、牛を選択できるという事にはぎょっとする。
そうそう、オーストラリアにはワニもいっぱいいるのです・・・。
わたくしは見るからにマズそうなゲテモノは避けて、牛を食べたが・・・。
まず食えなそうなカンガルーはさておき、ワニと言うのは臭みのない鶏肉のような味がすると言う・・・。
現生の竜盤類獣脚類恐竜である鳥類は、最も進化した爬虫類である。
つまり、同じ爬虫類が鳥のような味をして不思議な事はなく、それはもしかしたら恐竜の味にも近いかもしれない。
今にして思えばワニを食べておけば良かったなと思うものである・・・。

たらふく食っておねむなわたくし達を乗せたバンは最後に星空の下へ繰り出した。
車内ではカンガルーの革を鞣して作ったカモノハシ型キーホルダーをガイドさんが販売し、商売上手ぞよ。
わたくしも妹も、これをそれぞれ買ってもらったはずだがもうどこへ行ったのかわからないのは残念なことぞ。
そして乾いた星空を眺めながらキャンプファイヤーを囲み、ガイドさんらが振る舞ってくれた紅茶。
焚火で温めたお湯を、茶葉の入った缶に入れ、紐で繋がれたこれをぐるぐると振り回して抽出するというショーも披露され、
ティーカップに注がれたこの紅茶の、驚くほど甘く、疲れた体に染みわたる事よ・・・。
わたくしにとってカモノハシは、この様な幼少の思い出と共に心に刻まれる、特別な動物でもあるぞよ。

そのカモノハシちゃんが、こんなにつぶらな瞳のデフォルメフィギュアになるとはね!
めちゃくちゃ可愛いですよ〜。

オーストラリアでしか見られないカモノハシ。
ガチャガチャならなんと300円でハズレ無しだ!
どれが出てもカモノハシなので摘んで回すのもおすすめぞよ〜。


なんか動物見にいくと・・・尻しか見られないがち!? 「ばらむツ」もよろしくね!




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■スタジオソータ 博物モデリング倶楽部・弐 1/35 アーケロン骨格 ブラウン

スタジオソータから発売の、本格骨格模型シリーズ「博物モデリング倶楽部」の第二弾として発売されたアーケロン骨格。
ガチャ版とブラインドボックス版で同時展開されており、
こちらは2022年10月発売の一回500円ガチャポン版ぞよ。
以前にブラインドボックス版も紹介しているのでくわしい商品内容はそちらも参照のこと

基本仕様はガチャポン版と全く同じ。
ラインナップ中一色だけ販路によって異なるカラバリが混じっており、
ガチャポン版は「ブラウン」、ブラインドボックス版では代わりに「グレー」が封入されています。

その為ミニブックもガチャ専用だがまず書いてある内容は変わらんぞよ。

博物館風ネームプレートのペーパークラフトはガチャ版にも入っている。
と言う事で単純にブラインドボックス版の方が50円高く、ガチャ版の方がややお得となっているが、
ガチャはどうしても中身が歪んで入っているのでブラインドボックス版の方が綺麗と言えば綺麗。
ま、どっち買っても大体一緒ぞよね。

おーっ!丁度中身はガチャ限定カラーのブラウンバージョンだったぞよーっ!!
前回紹介の蓄光版よりディテールが見やすいぞよね。

約7500万年前の後期白亜紀に生息した巨大ウミガメ。
その全長は4メートルにも達したと言われ、現生の最大種で甲羅の形態が近いオサガメの2メートルを遥かに超える!
おろかなにんげんどももご存知の通り、カメは現在も見られる生き物だが、
そのなかでもこのアーケロンは白亜紀末の大量絶滅を乗り越えられなかった。
その要因は定かで無いが、少なくともアーケロンの化石は北アメリカ大陸の内海からしか見つかっていない為、
遠洋を回遊する習性を持たなかった事がわかっている。
巨体故に融通が利かず小柄なウミガメ達との生存競争に敗れ姿を消していったのかもしれないぞよ・・・。

こちらは以前に紹介したブラインドボックス版の完全な色違いとなります。
なんでもう一個買ってきたかと言うと、非常に出来の良い骨格模型なのでちょっと豪華に塗装して大事に飾ろうと思ったぞよね〜。
せっかくなので前回と違うガチャ版を回してみたと言う訳だ。
出たのがガチャ限定のブラウンで塗ってしまうのはややもったいない気もするが・・・。

えいや!
と塗っちゃいました。
いつも通りクラシカルなブロンズ像風のイメージぞよ!

本体素材はPVC&ABSなので特に処理もせず直接アクリジョンで塗っています。
柔らかいパーツと固いパーツが混在しており、組んでいく傍からぽろぽろ外れがちなので、
塗る前に接着してやると良いだろう!
わたくしは分解する時の事も考えて木工ボンドで固定しているぞよ。

2023年には第三弾となるマチカネワニが発売され、
第一弾のヒト骨格も2024年3月に再販が決定と大人気のシリーズ。
続く第四弾が待ち遠しいぞよ。

塗装した事でよりディテールが見やすくなった。

ガチャポントイとは思えない立派な骨格模型ぞ。

とても格好良い!

トップ。

ボトム。

アーケロン骨格の本格玩具と言う事で唯一無二のアイテムとなっている。
生体フィギュアはちらほら出ているが、
本サイトでも「大むかしの海 古代海洋記」を紹介しているのでそちらも合わせてお楽しみくださいぞよ。

おしり。
ほんとは両ヒレを上に跳ね上げたポーズが正位置だけど、
動きついてても良いかなと思って右ヒレ下げたままぞよ。


以前に紹介済みの蓄光版と並べて〜。
さらっと塗装仕上げを紹介のアーケロン骨格でした。



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■スタジオソータ 博物モデリング倶楽部・参 1/35マチカネワニ骨格 ドライブラシ

2023年9月発売 / 660円(税込
スタジオソータが放つ、立派な骨格模型が手に入るガチャ&ブラインドボックスフィギュアシリーズ、
「博物モデリング倶楽部」の第三弾として登場した1/35 マチカネワニ骨格を紹介ぞよーっ!!

作家性の強いガシャポン&ボックストイを発表しているSO-TA、もともとの由来は
「ごっつええ感じ」を英訳した「State of the art」の頭文字と言う事ですが、
ブランドの認知度向上などを目標に15年掲げられたロゴを一新し、「スタジオソータ」として新たに展開中。
本商品も新ロゴがついてるぞよ。


この博物モデリング倶楽部、前弾のアーケロンが非常に出来が良く、
続くマチカネワニはわたくしも発表からずっと楽しみにしていた!
今回も500円ガチャ版とブラインドボックス版で同時展開だが、例によって箱の方がちょっとお高く、今回はおまけ付きぞよ。
パケ底には組み立て難易度もあるが、結構高めに設定されている。

ブラインドボックス版のラインナップは「ドライブラシ」、「蓄光」、「アイボリー」、「グレー」の4色。
ガチャ版はグレーに変わって「ブラウン」がラインナップされており、販路によってカラバリが異なります。
また、公式通販でボックス購入すると重塗装の「オリジナルカラー」版とポストカードが貰えました。

裏面は組み立て説明書となっている。
パーツ点数多めだが、開封後説明書通りにパーツを並べ、組み付けていくだけで完成するので簡単ぞよ。
接着剤必須となっているが、パーツの合いも良いので無くても平気なのだ。

中身。
小分けに入っているので説明書を良く見ながら組み立てよう!
前回のアーケロンは結構パーツのポロリがあったが、今回は組み立てキットとしても洗練されており、
玩具としての出来も向上している感触ぞよね。

さくっと完成したこちらは〜・・・おっと!
大当たりのドライブラシバージョンぞよーっ!!
通常ラインナップ中唯一塗装済みの豪華版だ!

全長19センチはあろうかと言う、およそガチャカプセルに収まると思えない大ボリュームの本格骨格模型!
し、しかもモチーフがマチカネワニ・・・!!
マチカネワニの骨格模型玩具なんて世界でこれだけしか発売されていないぞよーっ!!
これはすごいぞ〜っ!!

長らくワニがいないとされていた日本にも、実は太古の昔にはワニが存在したぞよ。
それが今より45万年の昔に生息した大型ワニ、
マチカネワニことトヨタマヒメイア・マチカネンシスだ!
頭骨の長さは1メートルを超え、全長は7.7メートルとも推定される大型種で、
1964年に大阪大学豊中キャンパスでほぼ完全な形で見つかった事から、
ワニの生態を明らかにするうえでもとても貴重な存在と言われているぞよ。

日本では45万年前に絶滅してしまったマチカネワニ。
かつて爬虫類学者の青木良輔氏は2001年の「ワニと龍」と言う本の中で、
マチカネワニに近縁な大型種が有史以降まで生き延びており、
このワニ類の形態進化の隙間を埋める中間種が古代広東人と共存し、彼らによって絶滅させられたのではないかと書いたぞよ。
そして古代人が戦った超巨大ワニ達が、伝説の生き物・龍の起源ではないかと考えたのだ。
時は流れ2022年、古代中国の標本の中に、マチカネワニに近縁の大型ワニが見つかり、そこには人間による切断痕が確認できた。
古代中国でワニは恐るべき害獣であり、畏怖する「龍」であった事が証明されたのだっ!!
悲しい事にワニ龍説を唱えた青木良輔氏はこの説が証明された直後、コロナ風邪でこの世を去ってしまったそうです。
もし先生が今も生きておられたら・・・この格好良いマチカネワニ骨格の発売を大いに喜んだことでしょう・・・!!

本商品は前弾のアーケロン骨格同様、株式会社GB2の代表・ふじわらかつひと氏の手によるガレージキットが原型となっている。
マチカネワニの実物化石は大阪大学総合学術博物館で見る事が出来るが、
復元骨格が東京駅の博物館「インターメディアテク」内にも展示されており、
ふじわらかつひと氏はその頃撮影不可だったマチカネワニを何度も通ってスケッチし、造形を仕上げたと言う。
この博物館は現在は撮影可となり、更に入場無料と言うから太っ腹ぞよ!

と言う事で非常に熱の入った作品であると言う事が窺える本作。
本格造形に加えて大ボリュームで満足度も大なのだ!

前回のアーケロン骨格から台座支柱が太くなり組み付けやすくなりました。
アーケロンは結構組み立てが難しく、わかってる人向けだったけど、
本商品は全体的にガチャポントイとしてよりブラッシュアップされた印象で扱いやすくなっています。
組み立て難易度高そうで躊躇っているおろかなにんげんどもにもおすすめの一品ぞよ〜。

神話の正体見たり!
超巨大ワニ・マチカネワニ!
こんな狂暴な奴がかつて日本にもいたとは驚きぞよ!
絶滅してほっとするような、ちょっとがっかりなような。

強度を出す為か肋骨の右側は開閉されていない。
腕に自身のある猛者は余分な個所を切り取ると、よりリアルな作りになることでしょう。

基本的に固定ポーズですがちょっとだけ可動箇所もあるぞよ。

こんな感じで頭部がロールし口も開閉可能!
好きなポーズで飾る事が出来るのだ。

そして嬉しいオマケ、同スケールの1/35ヒト骨格が付属します!
こちらはカプセルに合わせた丸型ランナーなのも面白い。

組み立てるとちっちゃい人体模型が完成!
並べるとマチカネワニの巨大さが良くわかるぞよ!

古代中国人はこんなサイズ感のワニと戦っていたらしい・・・。
お、おいーっ!
こいつほんとに槍とかで倒せんのーっ!?

マチカネワニは頭だけで1メートル級・・・一度でも齧られたら致命傷だ!

一般にワニは噛む力は強靭だが、顎を開く力はあまりないと言われている。
つまり隙を見て口を封じてしまえば容易に倒せると言う事ぞ!
この弱点を知っていれば何ほどのものでもないのだーっ!!

がぶーっ!!
ってこんなでかいワニの口を塞ぐなんて並みの戦士じゃ敵わないぞよね!

哀れ骨になっても食べられてしまう人体骨格・・・太古の野生は無常ぞよ!

インターメディアテクではこんな風に壁に貼り付けて展示されているそうですよ。
実物とフィギュアではポーズがちょっと違うぞよ。
わたくしもインターメディアテクは行ってみよう行ってみようと思いながら行きそびれている・・・。
そのうち写真撮りに行きたいものぞ。

そして!
ブラインドボックス版のみのおまけ差し替え脚パーツと交換すれば、遊泳ポーズにも変形できちゃう!
と言う事で一つ買うなら箱版一択ぞよ。

すい〜っと優雅な遊泳ポーズ。
せっかくのブラインドボックス限定パーツなのでこっちの形態で飾る事にしたぞよ。

45万年前の湿地帯や川にはこんなワニが生きていた・・・恐るべき太古の神秘ぞよ!
ちなみにマチカネワニの名前は化石発掘場所である待兼山に由来する。
そのまた由来には諸説あるようだが、なんでもその昔、美しい女を慕う男が毎夜山を越えて通い、人目を忍んで逢瀬を重ねていた、
ある夜男が女の心を疑い隠れていると、女は夜になっても男の姿が見えない事を悲しみ歌を詠んだと言う。
待ちくれて 現に見えし面影の 夢もつれなき山風の音・・・
密かにこの歌を聴いていた男の恋は更に燃え上がり、女の健気な事には際限がなく、
逢瀬を繰り返した二人は遂にふもとの川に身を投げて恋を成就させてしまったぞよ。
以来この川を待兼川、そして山を待兼山と呼ぶようになったぞな・・・。
もしかしたら二人が龍に化身したかと思うとロマンチックな話じゃないですか〜。
そしてまた、マチカネワニの学名「トヨタマヒメイア・マチカネンシス」もまた日本神話に登場する女神・トヨタマヒメに由来するぞよ。
海神の娘であるトヨタマヒメは竜宮に住まい、真の姿は「八尋大和邇(やひろのおおわに)」であるという。
八尋和邇と言えば因幡の白うさぎにも登場するが、ここで言うワニとは海のサメの事ぞよね。
ん?
ワニがサメ・・・?などと野暮な事は言うまい。
スカイツリーのすみだ水族館にも「シロワニ」ってサメいるからきっとみんな知ってるぞよね!
マチカネワニは発見当初、クロコダイル科のマレーガビアル属の新種と考えられており、「トミストマ・マチカネンセ」と名付けられていた。
しかし後にあの龍説を唱えた青木良輔氏が再研究すると、新しい属のワニである事が判明し、
サメ=ワニ=トヨタマヒメにちなんで「トヨタマヒメイア・マチカネンシス」と再命名した訳です。
こっちの名前もロマンチックで典雅ぞよね〜。
マチカネワニは女神様の化身ぞよ。
ありがたや、ありがたや。


今回も博物館風ラベルが付属します。
一緒に並べると気分はさながら博物館ぞよ!

前弾のアーケロンも1/35なので一緒に並べて遊ぶ事ができるぞ!
ふじわらかつひと氏はガレージキットでメイオラニアや馬、
ディアブロケラトプス頭骨やトリケラトプス幼体頭骨なども同スケールで発表されているので、
もしかしたらこの中から次回作が選ばれるかもしれませんね。
大きいものではティロサウルスやパキリノサウルスも作られているようだが・・・さすがにこれはガチャには入るまい。

近年お手頃価格の本格骨格模型が続々登場しており、盛り上がりを見せる古生物玩具たち!
特にこのマチカネワニは他ではまず見かけない貴重な立体化となっており、強くおすすめしたい一品だ!
おろかなにんげんどもよ〜っ!
玩具売り場&ガチャ売り場へ急げッ!!


更にぐぐーんと遡る事白亜紀には、ワニにそっくりだけどワニじゃないチャンプソサウルスという生き物も存在した!
「ツZ」レポ編で「恐竜科学博」の思い出を振り返ろう!




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■タカラトミーアーツ あそべる生物フィギュアシリーズ 深海のひみつ 海・底・世・界 ダイオウグソクムシ/ラブカ

タカラトミーアーツより、2023年9月に登場の一回300円ガチャ。
2021年に「深海のひみつ」が、2022年に「深海のひみつ DEEP ADVENTURE」が登場し、本弾は続く第三弾となっているぞよ。
ラインナップは新規造形で新たに加わった「タカアシガニ A」 「タカアシガニ B」 に加え、
過去弾から人気の「ラブカ」 「ダイオウグソクムシ」をリカラー再録する全4種ぞよ!

今回の目玉は新しくラインナップされたタカアシガニ・・・なのですが!
わたくしは過去に手に入れそびれていたダイオウグソクムシとラブカ狙いだったのでその2種を紹介するぞよ!
今回ね〜・・・闇市でゲットしたのでミニブックがないんですよ・・・すまんぞよねぇ。

という事で欲しかったこちらはダイオウグソクムシぞよ!
2021年の第一弾から再録されたカラバリで、コスト増が影響したのかやや簡易塗装となりました。

ダイオウグソクムシは世界最大のワラジムシ類で、成長すると全長は50cm、
体重は1kg以上にもなる巨大なダンゴムシ・フナ虫の親戚ぞよ!
メキシコ湾、西部大西洋の200〜1000メートルの砂泥底に生息し、
海底に転がる魚類や他の生物の死体を貪って生きていると考えられているが・・・
水族館の飼育個体は5年以上も絶食した記録があり、ほんとはどういう食性なのかやや謎ぞよ。
どうやら飼育がとても難しく、蛍光灯の明かりでさえ害になり、明るすぎるとすぐ死んでしまうなど繊細みたいぞよね。
大きな複眼は3500個の個眼からなると言い、弱い光への感度が極めて高い!
光の届かぬ深海で暮らす生き物なので、普段は海底で静かに餌の落ちてくるのを待っているのだろう。
きっと殆ど動かないのでエネルギーも消費せず、飲まず食わずで生きていけるのだ。

そんなワケなので採集の際にも慎重な作業が求められ、
潜水艇のロボットアームで拾い上げたら、すぐに光を通さない箱に移して引き上げる。
そのまま海面の持ってきてしまうと、日光で失明し死んでしまうから大変ぞよ!

そんなダイオウグソクムシを本商品は7cmサイズで立体化しています。
結構ダイオウグソクムシって玩具いっぱい出てるけど、300円はお得ぞよ。

表側はグレーでグラデ塗装されている。

第一弾はお腹側も綺麗に塗装されていたが、今回は省略。
世界がどんどん貧しくなるぞよ〜っ!!

そして「あそべる生物フィギュア」なので本商品の場合は足が一列ずつ可動ポイントになっており、
左右に開けるのですが・・・写真だとよくわからないぞよね。
ダイオウグソクムシは七対のフセツを備えるが、この特徴が正確に再現されているのだ。

人気者の割に謎の多い深海生物・ダイオウグソクムシ!
めちゃくちゃ巨大な海底のダンゴムシぞよーっ!!

海底の掃除屋と呼ばれ、漁網にかかった魚を食い荒らす事から猟師さんには嫌われているぞよ。
って事はやっぱりきちんとご飯を食べているのだ。
その割に絶食に強く小食で、本当はどこから栄養を得てここまで巨大化しているのか、
そのメカニズムは未だ解明に至っていないと言う・・・。
深海は不思議でいっぱいぞよ!

続いてこちらはラブカ!
これもまた第一弾からの再録で、元は赤みを帯びた色をしていたが今回はグレーカラーのカラバリ仕様だ。

このとてもカッコイイ魚はずばり深海性のサメぞよ!
大西洋、太平洋全域の、水深100〜1500メートルの上部漸深海帯と呼ばれる水深帯に生息しているレアな生物。
太陽の光は水深が増すほど水中に吸収され消失していくぞよ。
特に赤色の波長が真っ先に消えてゆく事から、この深度には赤い生き物が多く暮らしている。
色が吸収されて、水中では黒っぽく見えるからだ。
ラブカもほんとはほんのり赤みがかった暗い色をしており、第一弾カラーはそれをイメージしたものだろう。
本弾のグレーバージョンは深海カラーと言ったところぞよかね。

ラブカは最大全長はオスで165センチ、メスは196センチにもなる細長い体を持ち、
約8000万年の間殆ど姿を変えず存在している生きた化石の一つぞよ。
フィギュアではデフォルメされているが、この縞々に見える歯列には細かい牙がびっしり並んでおり、
その数は300本以上もあると言うから狂暴な奴ぞ!

前述の通り一般には2メートル前後だが、1880年に捕獲されたラブカの一種と思しきサメは、7.6メートルもあったと言う。
どうやら深海には大型のラブカも潜んでいるみたいぞよ・・・海の底には何がいるか判らない!
この様な巨大な古代ザメが時に浜辺に打ちあがり、シーサーペントなどの伝説に繋がったのではとも考えられているのだ!
深海のロマンぞよーっ!!

実は卵胎生で卵ではなくいきなり子ラブカを産む事も判っている。
お腹の中で卵を孵してから大きくなるまで育て、一度の出産で6〜12尾の赤ちゃんを産むのだ。
深海では小魚やイカ・タコなどを食していると考えられているぞよ。

ラブカは非常にレアな生き物なのですが、広域に生息しており時々日本でも見つかる事があります。
2023年現在はラブカを見られる施設は無いが、水族館でも短期間飼育展示された事があるぞよ。
でも、だいたい浅瀬にやってくるラブカは瀕死なので、あんまり長くは見られないみたいぞよね。
見られた人はラッキーぞよ!

そんなラブカを本商品は全長13.5センチで立体化!
細長い体は大きく4分割され、体を左右にくねらせる事が可能だ。
勿論口も開閉出来る。
世にも珍しいラブカの可動フィギュアとなっているぞよ。

こんな風に遊泳ポーズをとらせる事が出来ます。
魚類には珍しく頭部がボールジョイントとなっており、細かな表情を付ける事も可能ぞよ。

深海怪獣・ラブカ出現っ!!

稀に捕獲されるとニュースになる事もあるので、案外有名な深海生物かもしれないぞよね〜。
やっぱり見た目が格好良いからわたくしも玩具が一つ欲しかったのだ。

アニアと並べるとこのサイズ感・・・っ!!
なぜか異様に巨大なこの「あそべる生物フィギュアシリーズ」ですが、本商品はその中だと割とボリュームがない。
とは言えルッタよりデカいのでやはり300円とは思えぬ満足度の高さなのです・・・。
タカトミアーツは慈善事業ぞよかーっ!?

やはり人気、深海生物・・・っ!!
この「深海のひみつ」も毎年登場しており、今年で第三弾。
深海生物は他の弾にもちょいちょいラインナップされるので、どんどん仲間が増えてゆくぞよ。
この不思議可愛い造形・・・癒される〜っ!!



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■タカラトミーアーツ あそべる生物フィギュアシリーズ トカゲキングダム カメレオン/フトアゴヒゲトカゲ

タカラトミーアーツより、2023年7月発売の一回300円ガチャ。
バンダイが「いきもの大図鑑」の高額玩具で大人どもの心を鷲掴みにする一方、
タカトミアーツが超ハイペースでリリースを続け、ちびっ子達を夢中にさせているのがこちら。
その名も「あそべる生物フィギュア」シリーズぞよーっ!!

2023年夏休みの目玉として恐竜と共に登場したのがこの「トカゲキングダム」ぞよ!
ラインナップはカメレオンA・B、フトアゴヒゲトカゲA・Bの全4種。
2原型×カラバリ2で、基本的にAバージョンの方がちょっと塗装が豪華なのです。

早速一つ回してみると・・・おっと、こいつは「カメレオン B」ぞよね!
黄緑色の角付きカメレオンだ。
Aカラーは深緑に縞模様がプリントされて豪華だが、こちらのBもきちんとグラデ塗装されており決してハズレと言う訳ではないぞよ。

こちらは頭部に三本角を備えるジャクソンカメレオンがモチーフぞよね!
非常に格好良くて人気があり、ペットとしても流通する種ぞよ。
角が生えるのは成体のオスのみなので、このフィギュアもオスのすがたと言う事だ。

ジャクソンカメレオンはケニアとタンザニアに分布し、
標高1500〜2500メートルの寒冷山地にある森林に住まう角の生えた不思議なカメレオンぞよ。
全長は15〜6から最大では38センチほどになるものもあり、昆虫等を食す。
1960〜70年代にかけてペットとして乱獲され激減した為、原産地では輸出を完全に禁止している。
一方ハワイでは逃げ出したペット個体が完全に外来種として定着し爆増、
在来種の貴重なトンボなどを貪り食うと言うから、おろかなにんげんどもの罪は重いぞよ!
カメレオンは左右の目で別々の方向を見る事が出来る特徴を備えているが、
このフィギュアは目線が左右で別を向いていて通な造形ぞよ。

胎生で1〜3月に交尾をすると、8月頃に10〜最大で40頭ほどの幼体を生む。
体内で数か月の間赤ちゃんを育ててから産むと言う訳ぞよね。
ほんのちっちゃなカメレオンがうじゃうじゃ40匹も出てくるとは驚きぞよよよよ・・・。
生後一か月では5センチ程の子供が、6か月で14センチにまで育つと、すっかり大人と同じ様な姿になるのだ。
結構荒々しい気性で、威嚇の際には体を膨らませたり、カメレオンの特徴である体色変化で怒りを表現する。
オス同士では勿論、頭の角を使って戦うぞよ!!

こちらの「あそべる〜」は一部可動ギミックを備えたアクションフィギュアとなっている!
カメレオンは口が開閉し、尻尾がロールする他、

なんと体内に収納した舌を伸縮可能!
カメレオンはこのような粘着性の舌を瞬時に伸ばし、虫を捕らえるのだ!!
カメレオンの特徴をよく押さえているぞよね!

さらに足がロール可動になっており、

こんな風に開閉する事が出来ます。
カメレオンの足指は根元から二つにわかれて、合計5本ついてるぞよ。
前足の指は外側が2本、内側が3本だが、後ろ足は逆に外側が3本、内側が2本となっている。
この特徴がフィギュアでもばっちり再現されていますね!

このような構造の指と長い尻尾を木に巻き付けて生活するのだ。
有名な体色変化以外にも様々な特徴を備えたカメレオン・・・つくづく不思議な生き物ぞよ。

そんなワケで、こうやって何かに掴まらせて飾るのがベストぞよ!

こちらのカメレオン、実は5月に発売されたばかりの同シリーズ「奇妙ないきもの博物誌」から早速のリデコ収録ぞよ。
そちらのレビューやカメレオンの詳しい紹介は上記リンクも参照のこと。

今回の「トカゲキングダム」版では頭部が新規造形となり、角が生えている。
よく見るとボディも新造されジャクソンカメレオン風ぞよね!
「奇妙な生き物博物誌」版では頭部とボディの接続がやや甘かったが、「トカゲキングダム」版は調整されてカッチリと組み上がる。
僅か2か月でクオリティアップしているぞよ!
このカメレオン、かなり造形やギミックが凝っており「あそべる〜」シリーズでも渾身の一体と言う感じなんですね。
今後もバリエーションが増えそうな気がするぞよ。

カッコイイ三本角を備えたジャクソンカメレオン。
その姿はしばしば鳥盤類恐竜のトリケラトプスに例えられるぞよ。

アニアと比べてもこのサイズ感・・・っ!!
驚きの14cm・300円ぞよーっ!!

本弾は造形が2バリエーションなのでもう300円でセミコンプしちゃいましょう!

こちらは「フトアゴヒゲトカゲ A」ぞよーっ!!
Bカラーのグレーバージョンと比べると縞模様がグラデ塗装されていてちょっと豪華な仕上がりだ。

こちらは今回新登場の新規造形フィギュアですね。
う〜ん・・・実にリアルだ・・・。
これ300円ですからね!
タカトミアーツは子供の味方ぞよーっ!!

興奮したり求愛の時に喉を黒く膨らませて感情を表現するが、喉から首にかけて棘のような鱗が並んでおり、
これがまるで顎髭のように見える事からこの名がついた。
オーストラリア中央部〜南東部の乾燥地帯に生息する、全長40〜55センチの大きなトカゲぞよ!
寿命は10年ほどだが、成長が早く1年であっと言う間に40センチになるらしい。
比較的温厚な昼行性なので、ビジュアルの格好良さも相まってペットとして人気があるのだ。

日光浴が大好きで、昼間は木や岩の上で体を温め、夜になると安全な岩下や草陰に隠れて過ごすぞよ。
雑食性でバッタやコオロギ、植物の葉や花、木の実などを食べると言う。
お腹が減るとカエルや他のトカゲも食べちゃうらしいぞよ。
とても人間に懐きやすく、繁殖も比較的容易の為、日本でもペットとして多く流通しており、
愛好家の間では「フトアゴ」と親しまれ、お馴染みの生き物となっている。

なんともリアルな縞模様の塗装。
フトアゴヒゲトカゲには様々な色が存在するが、
どうやら体色を変える事で生息地に溶け込んだり、日光の反射を調整し、体温調整に役立てているみたいぞよ。

全体の造形は勿論、鱗や棘のディテールも非常に密度が高くとてもリアル!
300円で手に入る玩具とは思えんぞよ。
この弾は非常に人気があって、わたくしはららぽのガチャコーナーで探したんだけど見つからず落胆・・・。
と思いきや、ゲーセンの中にあるガチャコーナーで少数だけ生き残っているのを見つけてゲットできたぞよ!
や〜・・・わたくしは普段アーケードゲームあまりやらないから、
あんな奥まったとこに筐体があるとは思わず見落とすとこだったぞよ〜。

お腹側はクリーム色です。
フトアゴヒゲトカゲは平べったい体が特徴ぞよ。
これがぺたっとして可愛いんですね〜。

こちらもやはり可動ギミックを備えている。
口開閉の他、

足と尾が付け根でロールし、シルエットを大きく変える事が可能だ。
リアル造形に加え、文字通り「あそべる」フィギュアとなっている!!

アニアと並べてもこのサイズ感・・・。
タカトミアーツって慈善事業なのか!?
あらゆるものが高騰するこの令和で、どうして新規造形フィギュアが300円を保っていられるのか・・・
わたくしは不思議でならないぞよ・・・。

ルッタと共に冒険へ出発だ!
このシリーズはアニアの廉価版的存在である事に加えて、マニアックなラインナップが魅力的。
色々組み合わせて遊ぶと世界観が広がるぞよね!

トカゲキングダムの2種。
この弾はとても人気があったようで、2024年の1月には早速「トカゲキングダム2」として、
「グリーンイグアナ」と「フトアゴトカゲ」がラインナップされるみたいぞよ。
フトアゴトカゲはフトアゴヒゲトカゲの愛称ぞよかね。
恐らく原型流用のカラバリになるのだろう。
この様に、長いスパンで再販とカラバリ再録を繰り返す事で、タカトミアーツは300円の良心価格を維持しているのだ。

遊んで楽しいトカゲキングダム!
今回は2種1カラーのセミコンプとなりました。
この弾はほんと渾身の一作って感じで超オススメぞよーっ!!
夏休みの発売なので、今(10月)はもう売り切れちゃったかもしれないけど・・・見つけたら即ゲットぞよよ!!


ガチャガチャの極意・・・それは深追いしないコトぞ・・・人生の教訓も学べる「ばらむツ」もよろしくね!




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■タカラトミーアーツ あそべる生物フィギュアシリーズ ガチャアクション THE恐竜 6大恐竜大進撃 ギガノトサウルス

タカトミアーツより、2023年7月登場の1回300円ガチャ。
夏休みのお供に、ちびっ子価格のビッグサイズ恐竜フィギュアぞよーっ!!

「ギガノトサウルス」「ディロフォサウルス」「トリケラトプス」「タルボサウルス」「モササウルス」「オビラプトル」の全6種。
こちらはタカトミアーツが放つちびっ子向け生物フィギュア「あそべる生物フィギュアシリーズ」の恐竜編、
「ガチャアクション THE恐竜」の第8弾となっており、過去の人気恐竜が総登場のラインナップとなっています。

一回引いてみたところ・・・おっと!
こいつは映画「ジュラシックワールド 新たなる支配者」での活躍が記憶に新しい肉食獣脚類、
ギガノトサウルスぞよーっ!!

後期白亜紀の南米に生息した肉食獣脚類・ギガノトサウルス!
全長12〜14メートル、体重7〜8トンとも言われており、一説によればあのティラノサウルスをも上回る超大型肉食獣であったともされる!
映画の「新たなる支配者」ではティラノを上回る圧倒的パワーの持ち主として描かれたが・・・、
ほんとの所、ギガノトサウルスは頭骨や尾など肝心な部分の化石が欠けており、復元が正確か定かで無い。
実際にティラノサウルスより巨大だったかは、かなり盛られていると考えて良いだろう。
恐らくティラノよりちょっと全長は長いけど、胸幅で言えばティラノ程マッシブでは無かったくらいが妥当なとこみたいぞよね。

「新たなる支配者」を恐竜目線で語ると、太古の昔、ギガノトサウルスに敗れたティラノサウルスが、
おろかなにんげんどもの手によってDNAから現代に復活させられ、宿敵ギガノトにリベンジを果たす・・・
というドラマが一つの軸となっている。
そう、ギガノトとティラノは太古の昔からライバル関係だったのです・・・ってこれ、おかしいぞよね!?
ティラノサウルスの生息地は主に北半球、ギガノトサウルスは南半球に住んでいたとされ、
さらに同じ後期白亜紀と言ってもティラノは6600万年前、ギガノトは9390万年前と生息した時代に大きく開きがある!
白亜紀の昔に、これらの二大獣脚類が相まみえ、更にバトルを繰り広げたなど荒唐無稽も良い所なのだ!
現代で対決するのはまぁ、どうでも良いと思うんですが・・・
過去に遡ってデタラメな伏線を貼り、しかも劇場公開版では肝心のそのシーンをカットするとはね!
ほんと、どういう事なんだぞよ〜っ!!

そんなワケで盛りに盛られたギガノトサウルス。
ティラノ、スピノに次ぐ新たなヒーローになるかと思いきや、映画ではイマイチぱっとしない活躍でう〜ん・・・って感じぞよ。
造形は間違いなく格好良かったと思うぞよけどね〜。
せっかく出すならもっと凄い大暴れをして欲しかったところです。
おっと、このガチャは映画と関係ないのにどうしてもジュラワの話になってしまうぞよね!
ティラノよりデカい=強い!と言う文脈で語られがちなギガノトサウルスも、
現実にはティラノ程の強靭な顎のパワーは持たなかったと言われているぞよ。
そもそも、恐竜って別に戦闘生命体じゃないんだから、もしギガノトとティラノがひょっこり出会っても、
なるべく争いは避けていたに違いない。

さて、本商品ではそんなギガノトサウルスを驚きの14.5cmで立体化している!
こちらは2021年の「ガチャアクション THE恐竜 トリケラトプス登場」に初めてラインナップされたもので、
元は赤カラーだったものがグレーカラーとなったカラバリ仕様だ。

「ガチャアクション」と題されるだけあって各部可動のアクションフィギュアとなっており、
分割がかなり目立つのだが・・・、

そのお陰でかなりポージングの幅が広く、動きをつけるとぐっと格好良く見える!
これは手に取ってみて初めてわかる楽しさぞよね〜。

おろかなにんげんども、多分素立ちの写真を見て、頭と尾が浮いていてイマイチだな〜と思ったんじゃないぞよか?
この軸の長さがポーズをつける時に効いてくるのだ!
首と尾を左右に振れるので、動きのついたポーズがばっちり決まるという訳ぞよ!

めちゃくちゃカッコいいぞよーっ!
このシリーズは目が金塗装されている点もポイントなのです。

アニアと並べてもこのサイズ感。
このボリュームで300円っ!!
タカトミアーツはちびっ子の味方ぞよーっ!!

ギガノトサウルスはジュラワアニアでも発売されています。
並べるとジュラワ版はかなり怪獣然としたアレンジが施されているが、
頭部の雰囲気だけ見ればガチャの造形と結構共通しているぞよかな?
驚くべき事にサイズ感はほぼ同じだ。


前弾のスピノサウルスと激突だっ!!
たった600円で迫力の恐竜対決が再現できるぞよーっ!!
映画に文句を言いながら、玩具で遊ぶ時はやっぱり対決させちゃうわたくしです・・・。

ロール可動を主に内蔵するスピノに対し、ギガノトは軸の長い簡易ボールジョイント可動でスイングアクションを得意とする。
同シリーズながらコンセプトの違いが見られて面白いぞよ。

脚が左右に開くのも格好良いポイントぞよね。
300円とは思えないボリュームに本格可動が光るガチャギガノトでした!
どれが出てもハズレ無し、恐竜玩具の入門にもおすすめの内容となっています。



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■バンダイ いきもの大図鑑専用 ディスプレイスタンド カブトムシとクワガタ用後翅(大)セット

こちらはインターネットでバンダイのガシャポンが回せる「ガシャポンオンライン」限定販売のガチャ。
ガチャとは言っても中身は固定で何回回しても必ずこのセットが届く仕様です。
1回500円だが、別途送料が660円かかりやや割高なのでほんとはまとめ注文するのがお得ぞよ。
また、全国の「ガシャポン バンダイオフィシャルショップ」で店舗受け取りする事も出来、
その場合送料無料で受け取る事ができます。

こちらはその名の通りいきもの大図鑑専用のディスプレイスタンドセットとなっている。
今回は2023年8月25日〜9月30日にオンライン限定で発売されたものを購入しました。
付属の後翅は同シリーズのカブトムシ&クワガタの大きさに合わせて「大」「中」「小」のバリエーションが存在し、
それぞれ別商品として販売されたぞよ。
「カブトムシ&クワガタ用ディスプレイスタンドセット」には大きさ別に3種のパケがあると言う事ぞよね。
「いきもの大図鑑専用ディスプレイスタンド」は過去に「スタンダードセット」も販売され、
こちらは1回400円で後翅が付属せず、イモムシ用アタッチメントが入っているなど内容が異なる。
これらはオンライン限定かつ、期間限定で販売された為、シリーズの情報を良く追っていないと入手が難しいぞよ。
と言う事でなんかめちゃくちゃややこしくてめんどいんですよこのアイテム〜!

わたくしは今回、ガシャポンオンラインのクーポンを貰ったのでひとつ買ってみました。
一個だけ買うと割高ぞよね。
店舗受け取りも出来て、わたくしの行動県内の対象店舗には「東京ソラマチ店」がある。
この店はバンダイの直営店だから当然バンダイガシャしか置いておらず、
筐体ラインナップの充実度で言うとややイマイチな感が否めない。

しかも、ポチってから受け取れるようになるまで15日以上かかると言うから、
受け取りの為に予定を立ててわざわざ出かけていくのは面倒だ。

あとさ〜、ガシャポンオンラインの公式ページから直営店の店舗情報すぐに探せなくないぞよか?
どっかに載ってるのか!?
あ〜もう何もかもわけわかんないぞよーっ!
と、この様に

わたくしのように賢く聡明で勤勉なおきつね族でさえ億劫に感じる商品内容&販売方法。
おろかなにんげんどもってこれ全部理解してるぞよか〜!?

おっと、どうでもいい事を長々と書いてしまったぞよ。
それでは本商品のメインアイテムとなる「いきもの大図鑑専用スタンド」を見ていこう!
こちらは文字通り、バンダイが放つ大人気ガシャポンシリーズ「いきもの大図鑑」に対応する専用スタンドぞよね!

今回のカブクワセットには4つのアタッチメントが含まれる。
←からカマキリ用のクリップ、ハチ用、カブクワ用3mmピン、カブクワ用4mmピンとなっているぞよ。
カブクワ用だけど、アタッチメントを交換すればカマキリやハチにも使えるというワケなのだ。

早速お気に入りのゴライアスを浮かせて展示してみたぞよ!
アームの可動は非常にスムーズで、ネジを閉めれば緩みを調整できるし、
丸型ベースは大き目で安定感があり、2セット買えば支柱を2本刺せるのも便利。
アタッチメントの付け根にロールが無いのはやや不便な気もするが、
逆を言えば重量のあるものも支えられるので、重たいゴライアスなども安心して展示できる!
まさにいきもの大図鑑専用に相応しい台座となっているぞよ・・・!!

シリーズ初期についていたカプセル台座と比べてもリッチな仕上がりだ。
カプセル台座は角度を変える際にいちいち組み替えねばならなかったが、
専用スタンドはそのままアームの角度を変えられるので便利なのです。
500円でこの仕様なら十分満足ぞよけど、ま、言っちゃうとベースが丸いだけの「魂STAGE」ぞよね。
汎用台座なんて今はあちこちからいっぱい出てるし、
4mmピンがあればいいのでわざわざこのスタンドを選択する大きな理由は然程無いかもしれないぞよ。
一応カマキリ用のクリップがついているとはいえ、小さめなので汎用性も低いし・・・。

ところがこの台座セットにはいきもの大図鑑を拡張する大きな要素がもう一つおまけについてくる。
それがこの「カブトムシ・クワガタムシ用後翅」パーツなのです!
もともと本シリーズのカブクワには台座と後翅が付属し、飛行形態に変形できることがウリだったが、
最近のシリーズではこれらのパーツがオミットされていた。
本商品はそれを補完する内容と言う事ぞよね。

最近大きめのカブトムシをいくつか入手したので今回は大後翅を選びました。
早速サタンオオカブトに装着すると・・・おお、なんとリアルな飛行形態よ〜っ!!

CTスキャンを使用し、本物の標本から起こされた新規造形に、リアル彩色を施された本物と見紛う後翅・・・!
一般販売版の後翅からよりグレードアップした本格仕様!
いきもの大図鑑のカブクワはこの後翅を装備する事で完成すると言っても過言では無いだろう・・・!!

飛翔ポーズも専用台座でばっちり展示する事が出来る。
う、美しいぞよ・・・っ!

カブトムシとクワガタの後翅は殆ど同じ形なので、シリーズのあらゆる2種に装着する事が出来るのだ。
前述の通り昆虫のサイズによって対応する後翅のサイズも異なるが、これは台座セットの公式ページを見るだけでは把握できず、
最新弾に関しては本体のミニブックで確認するのが確実ぞよ。
これもやや不便でややこしいんですね〜・・・。

ものは良いだけに、もっと簡単に買えると嬉しいのだが、
この大きなサイズの後翅と台座がカプセルに入る筈もなく、現在はオンラインの期間限定販売となっているのは勿体ないぞよ。

ニジイロクワガタには中後翅が対応しますが、大でも装備すること自体は可能です。
見るからにアンバランスだが・・・
翅は大きければ大きい程格好良いじゃないですか〜。

この彩色の美しさ・・・本物と見紛う標本模型にはうっとり。

あえて巨大後翅を装備し迫力を出すのもまた一興!
玩具は自由に遊んでこそ楽しいのだーっ!!

シリーズのあらゆるカブクワに対応するので一つ持っているだけで遊びの幅がぐ〜んと広がります。
一点注意があって、後肢の根元はボールジョイントになっているのだが、
本体側の穴が結構きわどい位置にあり、無理にはめ込もうとすると穴が潰れてしまう事もある点。
本体側をドライヤーで温めるなどして装着すると安心ぞよ。
案外繊細なのです。

ぶーん。
まるで本物の飛行シーンを切り取ったかのような立体標本模型だ!

ある意味後翅が本体!?
「いきもの大図鑑専用台座&後翅セット」でした。
スタンドは便利だし、最新シリーズのカブクワを完全体にする為に一つは持っておきたいセットぞよね!
惜しむらくは期間限定でシーズンを逃すと再販を待つしかないと言う事でしょう・・・。
おろかなにんげんどもよ、ガシャポンオンラインをマメにチェックだ!



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■バンダイ いきもの大図鑑アドバンス ニジイロクワガタ 紫紺

バンダイより、2023年7月第5週登場の一回1500円ガチャ。
い、いっかいせんごひゃくえんっ!?
超高額のいきもの大図鑑アドバンス編ぞよーっ!!

ラインナップは全てニジイロクワガタと言う尖りっぷり。
ノーマル、紫紺、レッド、ダークブルーの4色あります。
どれが出てもハズレ無しだからそこは一先ず安心ぞよね!

じゃん!
中身は紫紺でした。
触覚と角だけ組み立て式だけど、今回は脚が装着済みなのでこの辺もちょっとリッチ。

ニジイロクワガタ 紫紺

ニューギニア南部、オーストラリア北部に棲息する不思議な金属光沢を持つクワガタ・ニジイロクワガタ!
普通この種は緑のボディにやや赤みを帯びたものが一般的だが、稀に青っぽい色を持つ個体が生まれてくる事がある。
この紫紺はその中でも一際鮮やかなものをイメージしたカラーだろう。
この様なレアな体色を持つニジイロクワガタには高額がつく事もあり、何より格好良くて人気が高いため、
世の愛好家たちはこぞってレア色を出そうとクワガタちゃん達を掛け合わせ、卵を産ませるのだ。
正にリアル色違いポケモン・・・っ!!


流石1500円もするだけあって彩色がう・・・うつくしいぞよ・・・っ!!
実際のニジイロクワガタは見る角度によって色が変わるし、
いくら青系統とは言えここまで発色が良いものはなかなか無いだろうが、立体物として単純に豪華で嬉しいぞよ。

やはりラインナップ中だと一般的なイメージの緑がかったノーマルとレッドカラーが人気みたいぞよね。
でも、本物だったらこの青系統の方がずっとレアぞよ!
そんなワケなので今回はアタリってコトで・・・良いんじゃないぞよか!?

つやてかおしり。

今回はほんと彩色が非常に凝っています!
艶消しっぽいざらついた胸に、頭部と前翅はメッキ調の塗装が施され生体の雰囲気を再現している他、
脚もきちんと塗装されている豪華仕様!
クワガタで1500円は高すぎるぞよ〜・・・と思いきや、
ここまでリッチな仕上がりだと思わず唸ってしまうぞよね!

いきもの大図鑑は極めて精巧な造形を各部可動で仕上げる、
本格アクションフィギュアシリーズでもある!
今回のニジイロクワガタも当然のように株式会社JMCによって実物標本をCTスキャンしたデータを元に造形されており、
彩色モデル制作を数々のいきもの立体作品で知られる三浦二郎氏が担当。
23箇所可動を盛り込み製品化しているという!!
例によってCTスキャン画像は公式ページで見る事もできるぞよ。


自慢の大顎が開閉できるほか、頭部と胸部は独立して可動。

更に脚もフル可動仕様となっており、付け根だけでなく肘も軸可動し、アドバンス弾ならではの作り込みだ。
縮めてひっくり返せばこんな風に死体ポーズも出来ちゃうぞよーっ!!

写真では本物と見紛う超リアルなニジイロクワガタ・フィギュアと思われるだろう。
しかし本物はオスで4〜6.86cmであるのに対し、本商品は全長10cmとなっておりかなりオーバースケール。
残念ながら1/1ではないものの、フル彩色フル可動仕様を思えばやむを得ないサイズ感と言ったところぞよね。
現実の秘境にも、もしかしたらこの様なサイズのニジイロクワガタが隠れ住んでいるかもしれない・・・
夢の超巨大個体として遊ぶのも良いだろう!!

この2023年7月にはタカラトミーのアニアでもニジイロクワガタが発売されています。
超絶リアル造形の本商品に対し、アニアはちびっ子向けの昆虫玩具入門として出来が良く、
コンセプトの違いが良く表れているぞよ。
ニジイロクワガタについてはアニアレビューも参照のこと。

基本的に黒色が多いクワガタの中で、どうしてニジイロクワガタがこのような金属光沢を備えるに至ったかはよくわかっていない。
一説によれば、夜行性の黒いクワガタに対し、ニジイロクワガタは昼行性である為、
日光を反射させ体温上昇を抑えるのだとか、周囲の光を反射して景色に溶け込むためなどと考えられているみたいぞよね。

メッキ調の前翅を持ち上げると現れる腹部ももちろんフル塗装。
こちらはメタリック塗料で塗られており、金属光沢の翅や頭部と区別されている。

もちろん腹部も動かす事が出来ます。
いきもの大図鑑の甲虫はお尻が動くの可愛いぞよね〜。

前翅の裏側もメッキ塗装されているばかりか、きちんとクリア塗料でグラデがつけられている。
お腹側もうつくしい〜っ!!

腹部にあるジョイント穴にはシリーズ共通の後翅を取りつける事が可能。
ニジイロクワガタには別売りの台座&中サイズ後翅セットが対応しますが、
過去の一般販売版に付属した後翅も装着できるぞよ。

いきもの大図鑑の一番の見所がこの飛行形態!
飛行形態に変形できるニジイロクワガタフィギュアなんてこれだけじゃないぞよか!?

ぜひ後翅もセットにしてほしかったが、
本体がここまで凝っていると塗装済み後翅までつける事は出来なかったのだろう・・・。

一般販売版後翅でも十分にカッコいいぞよね!?
まるで博物館にあるような本格標本模型となっている!

毎年夏休みになると沢山出る昆虫玩具。
なかでもこのニジイロクワガタは2023年の夏で最も注目された商品の一つだろう!

大きな敵にも果敢に立ち向かう!
美しきメタリック戦士・ニジイロクワガタ!
本物と見紛う造形&豪華彩色が見所ぞよ!
大人気であっと言う間に売り切れてしまった印象だが、
どこかで見つけたらぜひ一回は回してみて欲しいガチャぞよね!



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■セリア 大発見化石コレクション Aタイプ/Bタイプ

こちらは2023年の夏休みに100円ショップのセリアで発売された恐竜の骨格模型。
大きいAタイプと小さいBタイプがあって、それぞれ三種の骨格のうちどれか一つが入っているぞよ。

まずは大きいAタイプの箱を見ていこう!
大きい方も小さいほうもどっちも100円でお買い得なのです。

中身はスピノサウルス、ヴェロキラプトル、プテラノドンの何れかで選ぶ事は出来ません。

う〜ん・・・見るからにな〜んか怪しいぞよねぇ・・・。

組み立て説明書が入っています。

中身はこんな感じの組み立て式で、要ニッパー。
あちこち成型が微妙でギザギザしたバリが残っていたり、ちびっ子に与えるにはやや危険な感じもするぞよ。
まぁ100円なんでね、こう言うので失敗して小さな怪我をしてみたり、危うい経験も経て人は大人になってゆくのだ。
あんまり神経質に過保護なのも良くないぞよね!(適当なフォロー

じゃーん!
最初の箱はスピノサウルスでした。

お前スピノサウルスじゃないぞよね?
なんだこれは・・・。

う〜ん、一見すると単弓類の様でもあるが、足のつき方は確かにスピノサウルスっぽいぞよ。
もしかしたらジュラシック・パーク3以前の、
80年代に見られたような、まだワニ顔じゃないごくごく初期の四つ足スピノサウルスなのかもしれないぞよ。
(ワニ顔だと判ったのは近縁のスコミムスが1998年に見つかった後のこと)


Amazonで検索するとこれとそっくりな造形のスピノサウルス骨格模型発掘キットがいくつか見つかる。
価格は1500円〜2000円程度で、100円のこちらは何らかの元原型を勝手にコピーしたものに思えるぞよ。
ディテールもかなり甘く、足など殆ど溶けてしまっているが、これはコピーによる劣化だろう。

と言う事で元は80年代くらいの骨格模型玩具で、
あちこちで何度もコピーされているうちに劣化しまくったのがこの100円スピノなんじゃないかな〜という想像です。

ちなみに100円なんで塗装の練習に丁度よさそうだと思ったおろかなにんげぇんっ!
ちょっと待ったぞよーっ!!
この玩具、素材がポリプロピレンなので普通に塗装すると大変な事になってしまう!
PP素材には塗料が定着せず、いつまでも乾かなかったりポロポロ剥がれたり、ろくなことが無いのだーっ!!
なので、きちんと専用プライマーを買ってくるか、
あるいは理由はよく判らないけどなぜか「Mrメタルカラー」は定着すると言われているので、
メタルカラーを下地に使うかするのがよかろう!
と言う事で練習台にするにはややめんどい玩具ぞよ。

Aタイプもう一個開封!

中身はプテラノドンでした。
こちらは専用台座が付属し、飛行姿勢で展示可能と気が利いているぞよ。

プテラノドンそのものがどの様な姿だったのか、正確かつ立体的に保存されている化石はごく少なく、
全身のバランスなどは不明な点も多いそうなので、この骨格の正確さはわたくしにはよくわからないぞよよよよ。

こちらもAmazonで検索すると「モノクローム 恐竜化石発掘モデルシリーズ」をはじめとして、
そっくりな骨格模型発掘キットがすぐに見つかる。
と言う事で何らかのコピー品と考えられるぞよ。

その割にパケには「株式会社セリアとエコー商事株式会社が共同企画したものです」などと堂々と書いてあるのも謎。

わたくしは100均の玩具なんて中国の胡乱な会社から
えいやっと一括で仕入れて適当なパケに詰めて売っているものと思っているのだが、
これも別にセリアが一から製造している訳ではあるまい。

天井から吊るして遊んだりも出来そうだ。
100円だから落っことしてばらばらになってもまぁいいかって感じだしね。

こちらはBタイプの小サイズバージョン。
大きさに関わらず100円なのです。

仕様はAタイプと同じで、PP素材の組み立て式プラモ。

トリケラトプス、ステゴサウルス、ティラノサウルスのうち一つが入っています。

説明書が付属。

バラバラ死体を組み立ててゆくと・・・、

中身はトリケラトプスでした!

おまえ・・・ほんとにトリケラトプスなのか・・・!?

物凄く貧弱ぞよーっ!!

なんか別の動物の頭だけトリケラに挿げ替えた様な弱弱しさ。

トップ。
こちらもamazonで調べるとそっくりな玩具がすぐに出てくる。
もしかしたら元は立派な骨格模型だったけど、
コピーを繰り返すうちにヘンテコなバランスになってしまった可能性もあるぞよ。

ボトム。
いろんなメーカーがいろんな形態で出してるフリー素材骨格模型みたいな玩具。
ゲーセンの景品でも見かけますね。
あるいは骨格模型の出どころはみんな一緒で、
仕入れたメーカーが色んな形式で販売してるのかもしれない。


ボリューム感はかなりあり、これが100円はお得な一方、
決して出来が良いとは言えないいい加減な骨格模型ぞよ。
適当にばらしてプレイセットの背景にでも使うのがよかろう!!



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■タカラトミーアーツ こむしちゃんのかんづめパート34 ノコギリクワガタ/パリーフタマタクワガタ

タカラトミーアーツより、2023年7月発売の一回100円ガチャ!
夏の風物詩・こむしちゃんのかんづめ第34弾ぞよ!

今年も出たぞ、「こむしちゃんのかんづめ」!
こちらのシリーズはタカラトミーアーツが毎年の夏休みに発売する定番アイテムで、
タカラトミーアーツの前身となった株式会社ユージン時代から現在に至るまで欠かさず出ている超長寿シリーズ。
第34弾と言う事は34年目と言う事なのです・・・歴史を感じるぞよね!

今回は3回回して大虫の「ノコギリクワガタ」と「パリーフタマタクワガタ」でした。
パリーフタマタクワガタは通常カラーに加えて超レアとされる「クリアホワイトver」も出たからアタリぞよーっ!!

ラインナップはヒメカブト、コーカサスオオカブト、ヘラクレスオオカブト
ギラファノコギリクワガタ、ヒラタクワガタ、パリーフタマタクワガタ、ノコギリクワガタの「大虫」8種に加えて、
バッタ、かぶとむし、くわがた、せみの「かんづめ」4種となっており、
タイトルに反して「かんづめ」ラインナップの方が少なく、缶詰が実質的な大当たりとなっているぞよ。
今年も缶詰引けなかったのは悔しいぞよよーっ!!

一時期はベトナム工場で作られていたこむしちゃんのかんづめ。
現在は輸送コストや生産スケジュールの都合で日本製に回帰し、34年間100円を守り続けているぞよ。
タカラトミーアーツはこのように、ガチャガチャのメインターゲットであるちびっ子達を喜ばせようと
日々努力しているのだ。

大虫は6.7〜10.5cm、かんづめは4cmサイズで、中に3cmの小虫が入っている仕様です。
造形はそこそこのリアル感で、頑丈なのでちびっ子の昆虫玩具入門には丁度良いぞよね。

ちなみに前回33弾の超レアはゴールドでした。
今年のクリアホワイトは新登場のニューカラーぞよ。

特に遊び方もないんだけど、足が硬めで全高があるので、こんな風にお尻を押すと・・・

ぴょーんと跳ねて飛んでいきます。
夏の風物詩100円ガチャ、歴史ある「こむしちゃんのかんづめ」
おろかなにんげんどもも、夏休みが来たらガチャ売り場で探してみよう!



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■いきもの大図鑑 かぶとむし05 サタンオオカブト

バンダイより、2023年7月第5週登場の一回500円ガチャ!
いきもの大図鑑夏休み編・大人気のカブトムシシリーズ第5弾ぞよ!!

ラインナップは「サタンオオカブト」、「ケンタウルスオオカブト」、「ビルマニクス(ビルマゴホンヅノカブト」
「ダイコクコガネ」、「ヤマトカブトムシ(赤褐色)」、「ゴライアスオリエンタリス」の全6種。
今回は結構変化球なラインナップで個人的にはどれが出てもアタリぞよね〜。
なお、シリーズの特徴だったカプセル台座&後翅はレア枠以外完全にオミットされており、
十全に遊ぶには別途スタンド&後翅セットを購入せねばなりません。
ぐぬぬぬぬ・・・。

おっと!
ガチャ台紙のメインビジュアルにもなっているサタンオオカブトだ!
これは大アタリぞよーっ!!

ボリビアに生息する悪魔の名を冠した大型カブトムシ・サタンオオカブト!
自然界における成虫の生態は謎めいており、夜間灯火に集まって来たものを採取している事から、
現地では「電球を壊す虫」などと呼ばれているぞよ。
サタンから随分スケールが小さくなっちゃった。

胸角には特徴的なブラシが生えており、ネプチューンオオカブトにそっくりな事から親戚と考えられているぞよ。
オスの全長は6〜11.5cmm、メスは4〜6cmとされる本種。
本商品は約12cmで立体化されており、ほぼほぼ1/1で夢の超特大サイズと言った趣だ。
全15ポイントが可動し、様々なポーズを取らせる事が出来る。
今回も頭角と胸角はCTスキャンによって正確に造形されており、
まさに遊べる昆虫標本とも言うべき仕上がりとなっている!

非常にカッコよく、本物そっくり。
標高の熱帯雨林に分布する為、この種は長い事タイプ標本だけが残っている珍種だったぞよ。
しかし、1967年ごろに日本の伊豆シャボテン公園昆虫館に5頭ほど標本が保存されている事が発覚。
種不明だったこの標本を昆虫学者の永井信二氏が調べてみると、伝説のサタンオオカブトだったからびっくり仰天!
その後、1990年代に新産地が発見され、その格好良さも手伝って広く知られるようになっていったぞよ。

この様な背景もあってサタンオオカブトは日本人に特に人気の為、需要に応えるために乱獲された歴史がある。
ボリビアでは1990年以降野生動物の乱獲、収集、保管が禁止さたが、
捕まえて上手い事持ち出しちゃえばお手軽にお金に換えられるので、
密猟・密売が問題となり、この種は絶滅の危機に瀕するまでになってしまった。
自然界では貴重なカブトムシちゃんなのです・・・。
しかしカブトムシは飼育・繁殖方法が確立しているっぽく、
日本で累代繁殖されたものがペットショップやヤフオクで普通に売ってるぞよよよよ。

サタンオオカブトの特徴の一つである前翅の点々もばっちり再現されている!
これが非常にリアルですよ〜。

そして!
なんとお腹側に毛のプリントが施され、情報量マシマシ。
このカブトムシ05はお腹の毛の再現も凝った弾なのだ。

他の種より短く、ぷっくりしたフセツも専用パーツで再現されているぞよ。
この様な足では木にしがみつく事は難しい為、地上をとことこ歩くらしいです。

全身フル可動なので前翅が開閉可能!
さらにお腹も複数パーツで構成されており、上下に動かす事が出来る。

足が短くがっしりしているので、力強く立たせたポーズを保持して飾る事が出来るのも嬉しい。

この超絶再現度を見よ!
バンダイに散々裏切られやや暗い印象を持っているわたくしですが・・・
悔しいが今ガチャガチャ売り場で最も輝いているのはこのいきもの大図鑑で間違いないぞよーっ!!
これからも最新技術をどんどこ導入したリアル生物フィギュアを作って、このジャンルを牽引していってほしいものです。
プラモと昆虫は信頼のバンダイぞよーっ!!


シリーズ共通のギミック。
別途後翅パーツを持っていれば装着し、飛行形態にする事も可能。

これは一般販売版の中後翅だからサタンにはちょっと小さいぞよね。
後翅はインターネット通販のガシャポンオンラインでのみ購入する事が出来るが、
これは別途紹介する予定。

戦え、サタンオオカブト!
悪魔の底力を見せるのだーっ!!
よし、今回はハズレ枠も欲しいし、もう一回回してみるぞよ!
と言う事で↓へ続く



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■バンダイ いきもの大図鑑 かぶとむし05 ゴライアスオリエンタリス

バンダイより、2023年7月第5週登場の一回500円ガチャ。
それでは2玉めの開封ぞよっ!!
これは・・・カプセルがパンパンで閉じ切っていないがはたして・・・!?

!?

バラバラ死体を組み立てると・・・でたぞ!!
レア枠のゴライアスオリエンタリスだっ!!
やったーっ!
大アタリぞよーっ!!

中央アフリカに生息するゴライアスオオツノハナムグリの亜種で、後翅の白い斑点模様が特徴的な為、
白斑のゴライアス、シラフゴライアスと呼ばれる事もある。
以前はこのゴライアス・オリエンタリスとゴライアス・メレアグリスが混同されていたが、近年分類が整理され、
別々の種と扱われるようになった。
しかしこの2種は斑点の大きさ以外殆ど違いが判らず、素人に見分けるのは難しいぞよよよ。

アナザーカブトムシと言った趣の巨大甲虫で、日本でも大変人気があるゴライアス。
わたくしも大好きで、カブトやクワガタよりもカッコイイとすら思っているぞよ!
SO-TAからゴライアスづくしのアニマリエコレクションが販売された事が記憶に新しいが、
「いきもの大図鑑」においては毎回レアアソートとして「かぶとむし」シリーズに混入されており、
入手が難しかった為に今回の引きは嬉しさもひとしおである。

造形としては過去弾のゴライアスと共通のカラバリ仕様。
「かぶとむし03」には「ゴライアスオオツノハナムグリ(ゴライアス・ゴリアテス)」が、
「かぶとむし04」には「ゴライアスクワドリマキュラトゥス」が、
今回の「かぶとむし05」には「ゴライアスオリエンタリス」がレアラインナップされており、
これで3度目の登場となる。

世界一重い昆虫として知られる「ゴライアス」、
「いきもの大図鑑」シリーズにおいてはゴライアス・ゴリアテスを、株式会社JMCの手により実物標本からCTスキャンし、
数々の動物フィギュアを手掛ける三浦二郎氏の手により彩色監修!
本物の標本さながらに仕上げているばかりか、
各部関節フル可動のアクションフィギュアとして立体化!
およそ500円ガチャとは思えぬ豪華な出来で、レアアソートも納得ぞよ!!

5〜10cmサイズの実物に対し、本商品は全長約9cmの1/1スケール。
可動箇所23箇所の本格仕様だ。

ひょこ。
こんな風に頭も独立して動かせるぞよ。
個人的にはラインナップ全部ゴライアスとか、色の綺麗なツノカナブンとかで1弾出して欲しいんですよ〜。
アドバンス弾でも良いからさ〜。
バンダイ〜、なんとかならんか〜っ!?

今回彩色が非常に美しいですね!!
この絶妙なマット感・・・無彩色な足に目を瞑ればかなりリアルなのでは・・・!?

過去弾には無かった仕様として、お腹側に毛の表現のプリントがなされており、情報量アップ!
これはリアルかと言われると微妙な塩梅だが・・・単純にフィギュアとして豪華なので見ていて楽しい仕様ぞよ。
足のブラシなどが未塗装なのが残念だが・・・ここはPP素材なので頑丈さと引き替えと言ったところですね。
ちなみに自分で塗ればいいじゃんと思ったおろかなにんげぇんっ!!
PP(ポリプロピレン)は気軽に塗装出来ないからよくよく考えてから筆を動かすのだぁ〜っ!!
PPは基本的に塗装が出来ないと言われており、仮に色が乗ってもあとからポロポロ剥がれたりして厄介ぞよ。
もしどうしても塗装したいと言うのなら、理由はよく解らんけどMr.メタルカラーは良く定着し、
プライマーとしても使用できると言われているので玩具屋さんで買ってこよう!

流石のレア枠、ゴライアスは肘も可動し、生体の動きを再現する事ができるぞよ。

くりくりのおめめが可愛いね。
いつも通り触覚までボールジョイントで動かす事が出来る。

木にしがみつくポーズも出来ちゃうのだ!

更に前翅が持ち上がり、お腹も複数パーツで構成され、上下に動かす事が可能。

外から見えないお腹もグラデ塗装が施され、大変リアル。
毎度500円とは思えぬ出来に驚かされる。

そして!
レア枠だけのアドバンテージ!
こちらのゴライアスには専用後翅パーツが同梱されているので、飛行形態にする事もできるのだーっ!!

前翅を持ち上げた時露出するジョイント穴にボールジョイントを差し込んで組み替えます。
翅を広げると18cmサイズで、いよいよカプセルに収まっていたとは思えぬビッグサイズフィギュアに変身するぞ!!

超重量!
超機動力!
ガチャガチャ界においても最大級のサイズ感だっ!!

お腹にジョイント穴があるので、過去のカプセル台座が使用可能。
もともとこの様なカプセル台座が付属する事もウリの一つだったいきもの大図鑑。
最近は台座と後翅が別途販売されるようになりましたが、
コガネムシ科の後翅はカブトやクワガタと別形状で流用出来ない為、ゴライアスには毎回後翅もおまけでついてくるのだ。

コガネムシやカナブン、ハナムグリ達はカブトやクワガタのように前翅を開かず、
胴体との隙間から後翅を広げて飛ぶ事が出来る。
この為空気抵抗が少なく、飛行に秀でているほか、足場がなくとも離陸できるのだ!

ただでさえ弾丸のように飛ぶハナムグリの中でも、最大級のゴライアスともなれば、
自然界でその迫力は凄まじいものに違いないっ!!
このフィギュアではそんなゴライアスの飛行ポーズを、間近でじっくりと鑑賞できるぞよ。

ちなみにコガネムシ、カナブン、ハナムグリってぱっと見どれもシルエットがそっくりだけど、
幼虫の時ハナムグリはなぜか背中で這って歩くらしいぞよ。
奇妙で不思議な生態なのです・・・。

生体標本と見紛うクオリティ!
まるで宝石のような姿にはうっとりとため息・・・う、美しいぞよーっ!!

ゴライアスの玩具と言えばSO-TAから発売の「アニマリエコレクション」!
こちらは夢の最大級サイズで、特にカッコイイ理想個体の姿を追求した逸品だ!

究極のゴライアスで攻めるSO-TAに対し、バンダイはフルアクションフィギュアと言う選択。
特に飛行形態に出来るゴライアスフィギュアはいきもの大図鑑だけの見所ぞよね!

いきもの大図鑑版のゴライアスの中でも、本弾は特に彩色も凝っている。
しかしSO-TAは脚までフル彩色で、特にお腹側が緑がかっているのが非常にホンモノっぽいとわたくしは感じているぞよ。

コンセプトの違いでどちらが勝るとも劣らないゴライアスフィギュアと言えるだろうっ!!

超重量VS超攻撃力!
今、甲虫界最強をかけた戦いが始まるっ!!
いきもの大図鑑レア枠のゴライアスでした。
今回は2回ともアタリと言う事でいつもハズレばっか引いているわたくしにしてはラッキーだったぞよ!!
今回ね〜・・・玉が殆ど筐体に残ってなかったんですよ!
このシリーズ人気ですから!
で、アタリはやっぱ上澄みの方に集まってるんですね〜・・・いきもの大図鑑の必勝法得たりぞよーっ!!

本物にも興味津々!?「ばらむツ」は昆虫標本&いきもの大図鑑を(勝手に)応援しています!




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