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摘まんだ生き物ガチャ・ミニフィギュア

レビュー

 

▼摘まんだ生き物ガチャ・ミニフィギュア レビュー

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■ノルコーポレーション 学研の図鑑ライブ 昆虫バスボール トノサマバッタ

2023年02月04日 / 462円(税込)
学研の大人気図鑑シリーズ「学研の図鑑LIVE」がバスボールになった!?
お風呂に投入すると昆虫フィギュアが出てくる楽しいバスボールに、ミニ図鑑もおまけに入ってくるぞよ!

ラインナップはカブトムシ、キアゲハ、オオクワガタ、ナナホシテントウ、ゲンゴロウ、トノサマバッタの6種。
個人的にはキアゲハかフィギュア化の珍しいゲンゴロウ辺りが欲しいところぞよ・・・!

バスボムは水色で爽やかな空の香りと言う事である・・・。
早速お風呂に入れてみましょう!!

投入!
なかなか玩具を買ってくれないお父さんお母さんでも、
この手のバスボムは使い道があるので気前よく買ってくれたりするからちびっ子の味方だ!
また逆に、お風呂に入るのを嫌がる子供も、玩具で遊べるとなると素直に入ったりもするから親御さんにも頼もしい!!
加えてミニ図鑑で昆虫の事も学べるとなれば死角無しである・・・!
さぁ、なんの虫が出てくるかな・・・!?

ぷか〜・・・。
おっと、思いがけず絵面がヤバイぞよよよよ・・・。

お風呂に溺死体として現れたのはトノサマバッタでした!
4〜5センチ程度の可愛いミニフィギュアです。

バスボールに封入されているので耐水性の柔らか成型、
その都合もあってか造形も塗装もほどほどと言った塩梅だ。
という事なのでかる〜く紹介しましょうかね〜。


日本全土で夏から秋にかけて見られるトノサマバッタは
公園や河川敷を住処とする体長3.5センチ〜6.5センチ程の大型バッタ。
トノサマ、と名前がつくが大抵のバッタがそうであるように、オスよりメスの方が大きいぞよ。
同じ種のバッタでも幼虫の時から密度の低い環境で育ったものを「孤独相」と呼び、
これが普段見かける緑で丸みを帯びたトノサマバッタ。
逆に高密度にうじゃうじゃ発生すると「相変異」と呼ばれる現象が起こり、
黒褐色のほっそりした身体つきの個体が生まれだし、
翅が長く後ろ足が短くなって、集団でまとまって行動するようになる。
このように育ったものを「群生相」と呼び、能力や生態に変化が生じるぞよ。
日本では稀な事ですが、群生相となったトノサマバッタは飛蝗と呼ばれ、
大群をなして長距離を移動するようになり、自然の緑を食い荒らすばかりか、
おろかなにんげんどもが一生懸命作った作物をたった一日で根こそぎ食べ尽くしたりする。
肉食性が高まり、凶暴さを増し、元々高い飛行能力もさらに増して手が付けられない。
恐ろしい変化を見せるのだ・・・!!

バッタの大群がやってくると蝗害によって人々は大変迷惑する・・・恐ろしい一面を秘めた昆虫ですが、
このバスボールフィギュアは緑なので可愛い孤独相のバッタでしょう!

特徴的な後ろ足。
破損防止の為かぷにぷにしている。
ぷにぷにの昆虫フィギュアがお風呂に浮かぶ様は結構キモカワであるぞよ〜。
虫が苦手な人は注意かもね!

トノサマバッタはこの発達した後ろ足の腿を動かし、
内側にある発音小歯で翅脈を擦り、チチチチチッ!という風に音を立ててもも鳴きするぞよ。
鳴くのは主にオスで、メスにアピールする為だと考えられる。
こういう原始的な方法で鳴くので、どうも気温や湿度で鳴き声の周波数が変化してしまうらしい。
するとメスがオスの鳴き声に反応しなくなる、と言う事が起こる。
もしかしたら生存に不利な気温で交尾・産卵のエネルギーを無駄にしない為の仕組みなのかもしれないぞよね!
不思議なことですよ〜。

ボトム。
全体にゆるいフィギュアだがお腹側もちゃんと色分けされている。

そしておまけのミニ図鑑!
この小冊子でバスボールから出てきたフィギュアの事を調べる事が出来る。
お風呂に入ったあとにも楽しめる嬉しいおまけだ!!

昆虫達の生息地がひと目にわかる実写マップ。
この中だとやはり草原の昆虫が最も身近ぞよね〜。

本当の大きさ比べと題して1/1サイズの写真が掲載されているぞよ!

フィギュアを並べて見比べる事が出来ます。
このトノサマバッタは概ね1/1サイズと言って良いサイズ感のようです。

ヒュンッ!!

ぱくっ!!
わたくしの玩具爬虫類・昆虫館では餌として重宝しそうなフィギュアぞよ。
入浴中も入浴後も楽しめるバスボールフィギュア、
おろかなにんげんどももひとつ摘んでみてはいかがでしょうか!

:このリンクを踏んでお買い物をするとわたくしにちょっと還元されてサイトの運営費になるぞよ!
・「学研の図鑑ライブ 昆虫バスボールBOX
・「学研の図鑑ライブ 恐竜バスボール 単品

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■タカラトミーアーツ あそべる生物フィギュアシリーズ トカゲキングダムU グリーンイグアナ/フトアゴヒゲトカゲ

タカラトミーアーツより、2024年1月発売の一回300円ガチャ。
迫力のスタイルと楽しい可動ギミックで大人気の「あそべる生物フィギュアシリーズ」に、
大人気だったトカゲキングダムの「2」が早くも登場!
ラインナップはグリーンイグアナとフトアゴヒゲトカゲの2造形×カラーはA・Bの2パターンぞよ!

全長約14センチサイズの生物フィギュアがたったの300円で手に入る・・・!?
タカトミアーツ驚異のガチャシリーズに新登場したのが、このグリーンイグアナ!
こちらは緑を基調にグラデ塗装と縞模様がプリントされた豪華彩色のAバージョンぞよ!
ちなみにBバージョンはグレーを基調としたカラバリで、お腹側が色分けされておらず、背中の縞模様もオミット。
尻尾に茶の縞模様が入ったバリエーションでした。

全長90〜130センチ、最大では2メートル・体重5キロにもなると言われるグリーンイグアナは、アメリカ大陸最大のトカゲの一つ。
メキシコ北部の熱帯雨林から中央アメリカ、カリブ海の島々、ブラジル南部にまで広く分布し、
水辺や水面近くにある樹上で過ごし、交尾や産卵以外で地面に降りてくる事は稀。
一方泳ぎはとても上手で、危険を察知すると枝の上から水へ飛び込み逃げてしまうという。
どっしりとした姿は愚鈍な印象を受けるが、体を左右にくねらせて泳ぐ様はなかなかに優雅ぞよ。
また走りも早く、全力疾走するイグアナは滑るように駆け、目で追う事も難しい程俊敏な生き物なのだ。

最大ではおろかなにんげんどもに匹敵する程の全長ともなるグリーンイグアナ。
まるで古生物の様なシルエットはとても格好良く人気があり、ペットとしても流通している。
ほんの赤ちゃんなら3000円、大人でも数万円ほどで買えると言うからお手頃ぞよね!
基本的には温厚な性質を持つと言われ、抱っこ出来るほど人に慣れ、手から餌を与える事も出来るなど大人しいと言うが・・・
繊細な生き物なので飼育環境をきちんと整えなくてはならない。
ビタミン欠乏しないように紫外線ライトを当ててやったり、水遊びできる水場を作ってやったり、勿論体を休める枝も必要だし、
何よりイグアナは飼育下で10年から15年近くも長生きするから、生半可な気持ちでは難しい!

はじめはほんの小さな赤ちゃんでも、すくすくと育っていけば1メートルを超える巨大生物に変じてゆくグリーンイグアナ・・・。
ペットとして安易に買ったは良いが飼いきれず、
自然に還すなどと都合の良い事を言って野外に放たれるものは世界各地で後を絶たないという・・・!
この日本においても、沖縄は石垣島で1994年頃からもとはペットだったものと思われるグリーンイグアナが定着!
大繁殖し、数多くの個体が生息するまでになってしまったから驚くべき事ぞ!
この様に外から持ち込まれた外来生物が定着してしまうと、もともといた生物を脅かす事にも繋がり大変危険ぞよ・・・。
確かに・・・グリーンイグアナがその辺に棲んでいたら実に面白い事ですが・・・
おろかなにんげんどものエゴが自然のバランスを壊してしまったかと思えば、どんな恐ろしい災厄に繋がるとも限らない!
この様な事は絶対にあってはならないのだっ!!

こうした背景から、グリーンイグアナはペットとして親しまれる一方、生態系被害防止外来種にも指定されているぞよ。
本商品ではそんなグリーンイグアナを・・・全長約14センチのビッグサイズでガチャフィギュア化!
およそ300円とは思えぬ巨大感に、迫真のリアル造形で立体化している!
こちらのAカラーは彩色も豪華で素晴らしい仕上がりだ!

グリーンイグアナは頭から尻尾にかけて鱗が発達し、鬣状のトゲトゲが生えている。
これはクレストと言って、大人になる程鋭利で長くなってゆきとても格好良い。
このフィギュアでは安全のためにやや丸みを帯びているが、きちんと再現されているぞよ。

見よ、この鱗のディテール感!
爪もきちんと色分けされている。

Aカラーはお腹側もクリーム色で色分けされていて大変豪華だ。
狙うならこのAカラーだが、Bカラーのグレーっぽい色味も案外それっぽく良い感じぞよ。

あそべる生物フィギュアシリーズはその名の通り可動ポイントを備える!
グリーンイグアナは頭部を持ち上げる事で口を開閉可能!
喉下のたるみはデューラップと言って、これもまた大人になるにつれて膨らんでゆく部分だ。
グリーンイグアナは興奮時はクレストとデューラップを膨らませ感情を示すぞよ。
顎横にある丸いコブもまたイグアナの特徴的な部分で、これは鼓膜下大型鱗と呼ばれ、オスで特に目立つようになる。
このコブは樹上に紛れると、まるでもっと巨大な生物の大きな目玉のように見え大変恐ろしく、
イグアナが外敵から身を守る為の威嚇の役割があると考えられるぞよ。

更に四肢、尾が軸ぶっさしなので・・・、

こんな風にシルエットを変える事が出来る!
まさに遊べる生物フィギュアと言えるだろう・・・!

イグアナはデューラップを膨らませながら時に首を縦に振り、これはホビングという行動ぞよ。
頭を振る回数、ふり幅で示す感情が異なると言われ、威嚇の時にも求愛の時にも使われるというが・・・
トカゲの類は何を考えているのかよくわからん!
おろかなにんげんどもにホビングを読み取る事はなかなか難しいだろう・・・!

ぱくっ!
恐竜の様な見た目だが、グリーンイグアナは意外な事にほぼほぼ植物食。
小松菜、ニンジン、サニーレタス、チンゲンサイなどが大好物で、
ゆでたカボチャなんかも食うと言うからペットで飼う時も餌の心配がないぞよね。
勿論昆虫なども捕食するが、これは幼体の時の栄養補給と言う面が強いみたいぞよ。
意外と言ったがよく考えてみたら恐竜だってごく一部の肉食獣脚類を除けば殆ど全部植物食か雑食なのだ。
この世には栄養価の高い植物が溢れているから、不思議な事では無いのかもしれないぞよね。

続いて同時ラインナップのこちらはフトアゴヒゲトカゲ!
2023年7月に発売された前弾の「トカゲキングダム」から引き続きのカラバリ再録となり、
Aはくすんだイエロー、Bは明るめのイエローとなっている。
こちらは彩度の高いBカラーぞよね!
今回はカラバリ再録なのでさくっと紹介しよう。

シリーズ 4色目となるカラバリだが・・・
今弾ではやや塗装が簡略化された代わりに、A・B共に背中に縞模様が入るようになり、
特にBカラーにおいてはちょこっとグレードアップと考えられなくもない。

前弾「トカゲキングダム」のAカラーと比べると・・・やはり前弾Aの方がずっと豪華彩色だ!
とは言え300円のちびっ子価格・・・今回のフトアゴヒゲトカゲもかなりお得な仕様ですよ〜。
フトアゴヒゲトカゲの解説&商品仕様は前弾レビューも参照のことぞ!

造形は「1」と恐らくまったく同じぞよね。
「2」の予約段階では「フトアゴトカゲ」と愛称で呼ばれていたが、
製品ではきちんと「フトアゴヒゲトカゲ」としてのラインナップとなりました。

Aと比べると細部彩色が省略されている事がわかる。
前弾Bは縞模様無しだったが、今回はA・B共に縞模様が入ったのは嬉しいポイントだ。

ラインナップ並べて〜。
2造形×カラバリなので今回もセミコンプぞよ!

本家とも言えるアニアと並べてもこのサイズ感・・・!
タカトミアーツは慈善事業なのか・・・!?

集結・トカゲキングダムッ!!
300円ガチャとは思えんビッグサイズに、生物の特徴をよく捉えたリアル造形が光る大人気シリーズぞよ!
ラインナップも2造形×カラバリで気軽に回しやすく、特に豪華仕様のAカラーが出た時の喜びと言ったら他に代えがたいものがある・・・
ちびっ子から大人までオススメできるガチャぞよね!!
最近の高額アイテムも良いのですが・・・
こういうのがねー、本当に楽しいガチャだとわたくしは思うなーっ!!


ぞよちゃんも会いに行った!グリーンイグアナは上野動物園で会う事ができますぞよ!


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・「シュライヒ ワイルドライフ イグアナ
・「BACALYSO 動物惑星 グリーンイグアナ

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■バンダイ いきもの大図鑑アドバンス カミキリムシ ゴマダラカミキリ

バンダイより、2024年1月第3週登場の1回1000円ガチャ!
過去に「くわがた04」にゴマダラカミキリがラインナップされた事がありましたが、
今回はラインナップ全てカミキリムシ、かつ新規造形のアップデート版ぞよ!

「テナガカミキリ」、「ルリボシカミキリ」、「ゴマダラカミキリ」、「ホシベニカミキリ」の全4種。
それぞれ専用造形&塗装でカミキリムシの魅力を最大限に再現する異色弾!
お値段1000円とお手頃価格なので気楽に回せる・・・とはだんだん感覚がマヒしている気がするぞよーっ!!

じゃん!
中身は「03.ゴマダラカミキリ」でした!
今回は最もボリュームのあるテナガカミキリがアタリ枠だが、どれも豪華仕様でハズレ無しぞよ。

世界には3万種以上、日本でも900種以上が知られるカミキリムシ科の昆虫のうち、
日本全土で見られる普通種としてお馴染みなのがこのゴマダラカミキリぞよ!
メスの体長は約3.5センチ、オスはやや小さく2.5センチ程度だが、
非常に長い触覚を持ち、メスでは体長とほぼ同じ長さ、オスは1.5倍程の長さがあるからそのシルエットはなかなかのインパクトぞよね!
成虫は樹の葉や樹皮を食べ、産み付けられた幼虫は生木の内部を1〜2年かけて食害する事で知られ、
その対象は果樹や街路樹など数十種以上にも及ぶため、大変危険な害虫として恐れられてもいるぞよ。

成虫は5〜9月に活発に活動するゴマダラカミキリ。
都市部でも緑のある所ならどこにでも住まうが、意外と探さねば見つからないのは、
他の虫共と違ってこいつが然程積極的に光に集まる習性を見せない為かもしれない。
そんなポピュラーながらにもプチレアなゴマダラカミキリですが・・・しばしば庭木や街路樹を枯死させるため大変迷惑な奴ぞよ!
ただ葉っぱや樹皮を齧っているだけならまだしも、ゴマダラカマキリのメスは交尾後、
樹の根元から1メートルくらい上に食らいつき大穴を開けてしまう!
そしてその中に産み付けられた卵は、1〜2年かけて木の内部を食い荒らし成長してゆく。
こうして内部に深刻なダメージを負った樹木はスカスカになり折れてしまったり、枯れてしまったりするのだ。
この為農家などではとても嫌われており、哀れゴマダラカミキリは見つかり次第抹殺される運命にあるぞよよよよ・・・。

そんな嫌われ者・ゴマダラカミキリを、本商品では全長6・5センチの拡大サイズで立体化!
23箇所可動の本格アクションフィギュアとして1000円ガチャに封じ込める事に成功している!
特徴的なカーブを描く触覚を含めれば体感サイズは14センチ程あり、なかなかのボリューム感ぞ!
原型ははお馴染みJMCによるCTスキャンを元にし、
動物フィギュア造形で知られるCount blue三浦二郎氏による彩色モデルを元に彩色されている本格仕様。

淡いブルーの彩色はとても美しく、フセツや触覚までフル塗装なのはかなり豪華な仕上がりと言えるだろう!

白と黒のゴマまだら模様のコントラストに、ブルーのグラデーション、お尻から覗く黄色がちょっとおしゃれさんぞよ。
枯葉や腐葉土など、分解されたものを好んで食う昆虫と言うのは数多いるが、
カミキリムシの凄いところは葉っぱだけでなく生木までもりもり食う点にある!
わざわざ腐った木を探さずとも、おろかなにんげんどもが植えた街路樹がそのまま餌になるので、
ゴマダラカミキリは自然の失われゆくこの現代でも日本全土にその勢力を広げる事が出来たぞよ!

トップ・ボトム。
見よ、このフル可動フル彩色の芸術的美しさ・・・っ!!
やはり昆虫玩具のメインと言えばカブトやクワガタですが・・・たまにカミキリムシと言うのも物珍しくて楽しいものぞ!

キシャーッ!!
カミキリムシとは「髪切虫」と書き、その鋭い大顎はしなやかな髪すらぱつんと切ってしまう程だと言う。
その名の由来ともなったこの大顎は勿論開閉可能!
このようなほんの小さな生き物が、樹木をかじかじして穴を空けてしまうとは恐るべき事ぞ・・・!

アドバンス弾と言う事で当然脚は全て可動、肘にも一軸可動が設けられており、繊細なポーズを取らせる事が出来る。
足先の裏まで丁寧に色分けされている点に注目ぞ!
ゴマダラカミキリは過去に500円弾にも収録された事があるが、1000円でこんなに豪華になるんですね〜。

そして本弾最大の見所と言えばこのなが〜い触覚!
500円弾ではポリプロピレンで出来ており、頑丈だが塗装と相性が悪く未彩色だった。
そこでバンダイはカプセルトイ初となる新素材スチレン・ブタジエン共重合樹脂(SBS)素材を新たに採用!
アドバンス弾では塗装を施したものを丸めてカプセルに収める事に成功したと言う・・・!
カプセルには丸まって入っているので、温め矯正などしてから本体に装着しよう!

根元はボールジョイントで動きます。
ゴマダラカミキリはバラの木も大好物・・・わたくしのお家のお庭にもバラが植わっているのが、
確かにこいつを見かけたことがある・・・!
お前はバラを食いに来ていたぞよか・・・!!
その後繁殖した様子もないので恐らく薬でコロっとやられてしまったのだろう・・・危ういところぞよ・・・。
このようなカミキリムシ、実際に見かけると非常にぞっとするキモさがある・・・
玩具で見ると、お顔など愛嬌があるし、大顎も格好良く、色も美しくて可愛いのだが、
実物は何かが生理的に受け付けないのは・・・わたくしが思うに触覚が不気味なのだ。
この長い触覚が左右別々にぱたぱたと動く・・・これがキモいのだ!
思えばカブトムシやクワガタは愛されるのに、なぜゴキブリが嫌われるかと言えば、家屋に進入してくる事は勿論だが、
やはり触覚!
触覚が不気味っ!
この嫌悪感、遺伝子レベルで刻まれているとしか思えんぞよーっ!!

アドバンス弾なので勿論前翅は開閉可能!

ジョイント穴も設けられており、飛行形態に変形できる設計ではあるものの、
専用の後翅がない為本商品だけでは成り立たない・・・。
一応500円弾のゴマダラカミキリに付属した後翅を装着する事は出来るが・・・
果たして今後カブクワよりずっとニッチなカミキリムシに対応する塗装済み後翅は発売されるのだろうか・・・。

いきもの大図鑑の見所、お腹がうにうに動く!
これがキモカワなんですよ〜。

ぶーん!
中国ではカミキリムシを総称して天牛と呼ぶように、カミキリムシは天高く飛び上がる飛翔能力も持っている。
もっとも前翅を展開し、手足をバンザイさせて飛ぶ様はとても飛行能力に優れているとは思えないぞよ・・・。
恐らく高く飛び上がって木から木へ飛び移るなどして移動するのだろう。
ゴマダラカミキリがどこからお庭に入ってくるのか不思議だったが・・・
現代の日本にはそこら中に街路樹があるので、少しずつ緑から緑へ渡り歩いたり、
また車にくっついたりしてやってくるのかもしれないぞよね。
そしてまた、近年問題となっているのは外来カミキリムシの跳梁ぞよ!

ゴマダラカミキリにそっくりなツヤハダゴマダラカミキリというものは、
国際自然保護連合により「世界の侵略的外来種ワースト100」に認定されるほど危険な種であると言われ、
これが日本でも増えつつあると言う。
そしてクビアカツヤカミキリやサビイロクワカミキリ、果ては専門家ですら同定が難しい謎の外来カミキリなど、
異様な色彩を纏った巨大な外来種が日本の住宅地で繁殖しつつある驚異!
これらは恐らく輸入木材や輸送用パレットの内部に幼虫のまま潜み運ばれてきたものが
成虫として出現し、やはり緑から緑へ移動し勢力を広げつつあるのだろう・・・
げに恐ろしき侵略天牛が跳梁跋扈するようになれば、この日本は瞬く間に枯れた土地になってしまうに違いない!
敵の敵は味方と言う・・・今こそ人類と在来カミキリが手を取り合って、外来カミキリに立ち向かう時が来たのだ・・・!!
ちなみにこのような外来カミキリは特定外来生物に指定されているものもある為、生きたまま運ぶとお縄になってしまう・・・!
見つけたら捕まえて遊ばず、ぷちっと殺っちゃうのが世のため人の為ぞ〜。

そんなワケで実物は不気味に蠢く害虫なカミキリムシも、
フィギュアになると美しく愛らしい姿を安心して愛でる事が出来るのです。
後翅無しとはいえフル彩色フル可動で1000円はお得ぞよ〜。
おすすめ弾ぞ!


生き物と昆虫を大特集する「虫屋ときつね」もよろしくぞな!


:このリンクを踏んで何かポチると、このサイトのサーバー代になったりならなかったりするぞよ。
・「学研_メタルキットシリーズ ゴマダラカミキリムシ 増補改訂版
・「昆虫食 国産 スズメバチ (スパイシーマサラ味)

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■シルバニアファミリーくじ 赤ちゃん&手押しぐるまセット くるみリスの赤ちゃん

シルバニアファミリーをテーマにした常設レストラン「森のキッチン」などで開催される「シルバニアファミリーくじ」
こちらは2023年春頃に当てたヤツぞよ。
以前は一回600円で豪華景品が当たる仕様だったが、
2023年から一回700円に値上がりしたのでややお得感が無くなってしまったぞよよよよ・・・。

一回700円で上位賞は大きなお家セットや乗り物セット、くじオリジナルのお人形セットなどもありかなり豪華!
一方下位賞は一般販売版の赤ちゃん人形ブラインドパックや、一応限定の選べる手押しぐるまセットなどで、
600円ならまずギリギリハズレ無しと言った感じだったが・・・

700円となるとハズレが一転厳しくなってくる!
なぜなら赤ちゃんパックは量販店で500円くらいの割引で売られているし、
手押し車セットの一般販売版は双子人形二体入りで800円くらいで売られているからだ・・・!
それでもワンチャン豪華景品か限定景品にかけて引く・・・ッ!
こういう気概がなければいけなくなったぞよ・・・。

牧歌的な台紙ぞよ〜。

こちらの賞は中身を選ぶ事が出来るので、今回はくるみリスの赤ちゃんを選びました。
セットの手押しぐるまは一般販売版と同造形だが、一応くじ限定カラーではあるらしい(?

人形自体は一般販売版の「シルバニアファミリー くるみリスのふたごちゃん」に入っているものと多分一緒。
パンツの色も同じぞよ。
せめて衣装がカラバリならな〜。

シルバニアファミリーはエポック社が1985年から販売する超ロングセラー人気アイテム。
フロッキー加工によりごく微細な毛を静電植毛した動物人形と可愛らしい本格家具でお馴染みぞよね!
衣装の着せ替え遊びが出来るなど集めれば集めるほど楽しい玩具ぞよ。

こちらの赤ちゃんシリーズは特に人気のある小サイズバリエーションだ。
人形は好きに名前を付けて自分だけの世界観で遊んでも勿論良いが、
実はそれぞれプロフィールが設定されているのは意外なポイントかもしれない。

このくるみリスの赤ちゃんはくるみリスのウォールナット一家の双子ちゃん「アリッサ・ウォールナット」と言う名前ぞよ!
ピンクパンツが目印の女の子だ!

トップ。

ボトム。
リアル生物の紹介ばかり書いていると疲れるので、たまの箸休めぞ〜。


手押しぐるまは連結器を展開し、シリーズで連結する事が出来る。
くじで集めずとも一般販売版と連結も可能だ。

単体だとハイハイポーズですが・・・

こんな風に手押し車につかまり立ちできるポージングと言う訳ぞ。
なかなか考えられているぞよ〜。

勿論手押しぐるまに乗せて遊んでも良い。
遊び方は無限大なのだ!

前述の通り、一般販売で双子人形の入ったパッケージが殆ど同価格帯で売られているので、
下位賞である本景品は完全にハズレぞよ・・・。
一応、くじ限定のアイテムとして、シールを貰う事が出来るのでそこはやや嬉しい・・・!
これは双子ちゃんのもう片割れ「アンブローズ」ぞよね。
黄色い衣装が目印ぞよ。

ゾイドとライダーの絆が高まる時・・・秘められた力が覚醒する・・・ッ!

その名は・・・ワイルドブラストッ!!
丁度良いサイズ感なので色んな乗り物にのせて遊ぶのも良いだろう・・・!
お人形遊びの世界は果てがないぞよーっ!!


ぞよちゃんも時々回す! 「ばらむツ」はシルバニアくじを(勝手に)応援しています!


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・「ゾイド AZ-03 ムラサメライガー
・「AZ-06 ライガーゼロフェニックス
・「シルバニアファミリー 赤ちゃんハウス


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■バンダイ いきもの大図鑑アドバンス トノサマガエル オス・四肢緑個体

バンダイより、2024年1月第4週発売の一回1500円ガチャ!
ラインナップは全てトノサマガエルで、「オス、緑色」、「オス、灰褐色」、「オス、四肢緑個体」、「オス、ブルー」の全4色ぞよ!

大人気可動カエルシリーズの第三弾ぞよね!
一回1500円とガチャにしては高額だが・・・およそ1500円で買えそうにない豪華仕様の玩具が出てくるのに加えて、
今回は全てトノサマガエルのオスなのでハズレ無しで摘まみやすいのはありがたい!

じゃん!
おっとこれは・・・四肢緑個体が出たみたいぞよね!
トノサマガエルと言うとオスは緑や茶色っぽい地色、メスは白や灰色をするという。
この個体は緑の部分が多く、手足が透け感のある茶と言うバリエーションぞよ。
オンラインだと緑色、灰褐色が当選率30%、四肢緑個体、ブルーは20%と言う事なので、
この四肢緑個体はアソート率が低くややレアのようだ。


日本では本州、四国、九州と広く分布するトノサマガエルは、池や水田に見られる体長5〜9センチ程度のカエルぞよ。
アマガエルよりは大きめだがウシガエルらと比べると小さく、中くらいのカエルぞよね。
後肢が発達しておりジャンプが得意で、水平方向に1メートル、垂直方向に45センチもの飛び上がりを見せ、
水辺では外敵の気配を察知すると素早く水中の泥に身を隠すなど動きは俊敏。
臆病かと思えば縄張り意識は極めて強く、脅かされたと思ったら仲間のトノサマガエルですら食ってしまうと言う頑固者ぞ。
冬眠してしまう冬の寒い時期以外は毎年4月〜10月くらいまで長くみられ、
身近な生き物だったが近年では生活環境の破壊が進み数を減らしていると言う。

本商品ではそんなトノサマガエルを、リアルなカエル造形物で知られる「カエル工房」の桶本和男氏の手による本格原型で立体化。
全長約7センチ、17か所可動の本格アクションフィギュアに仕上げているばかりか、
シリーズではお馴染みC.S.Model Designの田中寛晃氏の彩色モデルを参考に、
粘液でぬめぬめと湿ったカエルの質感から、リアルな斑紋まで丁寧に再現されている決定版ぞ!

トノサマガエルとしてはまずリアルなサイズ感のフィギュア、
頭部はMABS、ボディはPVC、関節はPCと素材選択されており、
繊細ながらにも可動フィギュアとして強度アップが図られているぞよ。
関節などクリア素材なのでやや心許ない感もあるが・・・というかわたくしは最初から割れているのを引いちゃったが・・・ッ!
ま、近年は汎用関節なども売っているし、がしがし遊び倒して壊れたら自分で修理する・・・と言うのも楽しいのかもしれない・・・。
透明緑の小関節はなかなか見つからなそうだが・・・。

ぷりぷりのおしり。
この足の透け感が実にカエルっぽいぞよ。

トップ。
各部にはグラデ塗装が施され、斑紋など色味の違うプリントで細かく再現。
成長したオタマジャクシの頃から見られると言う背中線もきちんと引かれているぞよ。

トノサマガエルの姿はダルマガエルの類とそっくりだが、お腹に斑紋を持たないので見分ける事ができる。
このフィギュアもお腹は綺麗な白なので正確だ。
1930年代のごく近年まで、トノサマガエルは日本全国で分布していると考えられていたが、
41年に西日本の一部の個体群がダルマガエルと言う別のカエルである事が発見され、
その後関東から仙台にかけて分布する個体群もどうやらトノサマガエルで無い事が判って来た。
そして交雑が可能である為、両者の生息域が重なる場合は自然に混ざり合い、ますますどっちがどっちなのかよくわからん塩梅ぞよ。
おろかなにんげぇん!
貴方が幼少の頃水辺で戯れたトノサマガエル、実はダルマガエルちゃんかもしれませんよ〜!

多くのカエルは前肢に4本、後肢に5本の指を持つ。
おろかなにんげんどものように手も足も5本の指が生えているワケではないぞよ。
これは現生の両生類に近縁とされる、古生代後期〜中生代前期に繁栄した
分椎類という化石種の両生類の特徴を受け継いでいるものと考えられるぞよ。
このような生物学的にも正確なカエルの造形物を、
全身の可動ポイントを使って生体さながらのアクションで遊べるっ!
これが楽しいんですよ〜。

四肢を伸ばしてすい〜っと遊泳ポーズ。
殆ど多くを水辺で過ごすトノサマガエルは、4〜5月の田植えの時期になると、水田に集まって産卵を行うぞよ。
約1800〜3000個もの卵が詰まったぬめぬめの卵塊を生み、これは一週間程度で孵化。
おたまじゃくしとして水の中で落ち葉や生き物の死骸などを食べて過ごし、6〜9月頃になると変態してカエルの姿になるのだ。

勿論口も開閉できる。
ピンクの透け感が非常にリアルぞよね!
顎下の透明感はグラデ塗装で再現されているが、これが非常にリアルでカエルっぽい!
本物のトノサマガエルはもっとビニールっぽい白い顎のものもいるだろうが、
ホンモノ以上にホンモノらしい演出といいますか、こういう誇張や「らしさ」も造形物では大事ぞよね!

子供の頃は親に似ないおたまじゃくしでも、結局は親に似たカエルになる。
蛙の子は蛙、などと言う言葉もあるように、カエルは身近にあり、また変態して姿を変える不思議な生き物ぞよ。
ぬめぬめの気持ち悪さと、愛嬌のある可愛らしさが同居した、奇妙に愛らしい生物は、ガチャガチャの世界でも大人気。
多くの商品が毎年のように登場しているが、
本格アクションフィギュアをこの価格帯で出せるのはバンダイだけの強みと言えるだろう!!

遊び方無限大ッ!
日本最古のまんがと言われる「鳥獣人物戯画(鳥獣戯画)」に登場する相撲カエルは、一説によるとトノサマガエルであると言う!
まんが的コミカルな動きもこのフィギュアには似合うぞよ。

ぴょーんッ!
遊泳力とジャンプ力に優れ、行動範囲も広いかに思えるトノサマガエルだが、
近年は水田が整備され、水路がコンクリートで覆われるなどして水辺を移動できなくなり、全国的に減少傾向にあるという・・・!
おろかなにんげんどもの利便性がトノサマガエルの住処を奪うとは切ないことぞ・・・。

おろかなにんげんどももその辺の水辺にトノサマガエルを見かけたら、
虐めたり攫ったりせず、そっとしておいてくださいね。

いきもの大図鑑驚異のギミックッ!
舌がちょっと伸びる・・・ッ!
ベロが引き出し式になっており、口の外に出す事ができます。
これはカエルシリーズ初のギミックだ!

トノサマガエルは肉食性で、動いているものを見るや飛びかかり、粘性の舌で引き込むと、口に入るものなら何でも食べてしまう!
昆虫、蜘蛛は勿論、同属のカエルや蛇までも食うと言うから貪欲ぞよ!
トノサマガエルは他のカエルに比べても口の構造が強固な為、この様な食性を可能とするのだ。

むしゃむしゃむしゃ。
哀れバッタは餌食となってしまったぞよ。

いきもの大図鑑驚異のギミックその2!
アマガエルに引き続き付属する鳴嚢(めいのう)パーツと、専用パーツリムーバーぞよ。
リムーバーは基本薄茶だが、この四肢緑個体にだけは緑成型色のものが付属するのでややレアだ。

リムーバーピックを口から差し込み、鼓膜を押し出して外し、代わりに鳴嚢パーツを差し込む事で・・・、

鳴嚢を膨らませた形態に差し替え変形できるのだッ!!
トノサマガエルのオスは繁殖期の夜になるとこの様に、喉の鳴嚢を風船のように膨らませてメスを誘う。
この歌の届く範囲がオスの縄張りとなり、別なオスがテリトリーに侵入すると激しく鳴いて威嚇するのだ。
そして歌に誘われてメスが近づいてきたら、すかさず背中に抱き着いてしまう。
カップルはくっついたまま落ち着いた場所に移動すると、放卵・放精を行い、やがて数多のおたまじゃくしが誕生すると言う塩梅ぞよ。

この差し替え変形も蛙フィギュアで意外と無いギミックだ!
なんでないかと言えば・・・やはり頬の膨らみを差し替えで再現するのはなかなか難しいからだろう。
このいきもの大図鑑も、ぱっと見それっぽくはあるものの・・・、

明らかに鼓膜から袋が飛び出す奇妙な形態になってしまっている。
前述の通りトノサマガエルは頬の横にある袋を風船にするのであって、
耳から袋が飛び出す訳ではない。
目いっぱい鳴嚢を膨らませて、耳の上までかかった姿と捉えられなくもないが、まず正確な姿とは言い難いぞよ。

前弾のアマガエルにも鳴嚢ギミックがあったが、こちらはきちんと顎が膨れておりそれぽかった。
トノサマガエルの場合は左右に装着しなければならない都合上、差込口がなく、
更に左右連結するとパーツが大きくなりすぎてカプセルに収まらない為、
丁度都合の良い位置にあった鼓膜と差し替えるギミックが採用されたのだろう。
正確ではないものの、玩具と割り切ればなかなか面白いギミックではあるぞよ。

いきもの大図鑑カエルシリーズ並べて〜。
どれも可愛いカエルちゃんで、構造も進化し続けておりどんどん繊細な動きも可能となってきているが・・・
やはり耐久性に疑問ありぞ!
パーツがポロポロ落ちやすく難アリの声も聞こえたアマガエルですが・・・
大事に飾ってあったものを久々にじっくり見たら、腕にクラックが走っていた事は大ショックッ!!
お、おいーっ!
やっぱりこのミニミニサイズに可動を仕込むのは無理があるぞよーっ!!
技術力や材質云々以前に、物理的に無理があるでしょ・・・。
今度可動構造を見直した「アマガエル02」が出ると言うが、どこまで強度を増してあるのか気になるものです。
今回のトノサマガエルも関節はクリアパーツが採用されており、前述の通りわたくしは割れたやつを引いちゃった。
これも耐久度は低そうだ。
なんだかんだ第一弾のツノガエルは可愛く頑丈で一番遊びやすかった気がするぞよ。
わたくしもお気に入りぞ。

そんなワケでいきもの大図鑑トノサマガエルでした!
やや気になる点はあるものの良く出来たカエルアクションフィギュアである事に変わりはない・・・っ!
1500円でこの仕様はかなり豪華で、ひとつ摘む分には満足度の高いアイテムと言えるだろう!
バンダイ・・・こといきもの大図鑑においてはわたくしもお主にあまり文句は言うまいッ!!
次は海外の毒々しいカエルちゃんを頼むぞよ〜!


ぞよちゃんもお気に入り! 「ばらむツ」は蛙シリーズを(勝手に)応援しています!


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■バンダイ いきもの大図鑑 かぶとむし04 ヤンソンテナガコガネ


バンダイより、2023年1月第一週登場の一回500円ガチャ。
大人気かぶとむしシリーズの第4弾ぞよ。
「かぶとむし04」は過去にオキナワカブトモーレンカンプオオカブトを紹介しているので、
製品の仕様・詳細はそちらも参照のことぞ。
この弾はキャンペーン合わせで再販されたので結構多く出回っているみたい。

そんな中新たに入手したこちらは「ヤンソンテナガコガネ」!
ガチャ台紙に主役としてでーんと載っているメインラインナップぞよ!!

東南アジアを中心に分布する大型コガネムシ、テナガコガネ属の中でも、
中国南部、ベトナム北部に生息するのがこのヤンソンテナガコガネ!
大きさは4〜7センチ、最大では7.8センチとも言われるぞよ!
このようなテナガコガネは幼虫の頃、長い月日を経て育った豊かな大木の樹洞に住まい、
そこへ溜まったフレーク状の腐食物を食して完全に木に依存して生活する為、
成虫となってもサナギ室に留まり過ごし、交尾の為に外に出てくる以外は全生活をシイやカシなどの木の中で暮らすという・・・。
この様な条件の整った生活環境は極めて少ないうえ、一世代のサイクルには3〜4年を要する為にもともと数が少なかったところへ、
原生林の破壊が追い打ちをかけ減少傾向にあり、世界的に保護される生き物となっているぞよ。
その希少性から、過去には数年にわたり生体が輸入・売買され、この日本でもインターネットを通じて流通していた頃があった。
当時のマニア達は飼育方法を確立し、やがて繁殖させたものを売買するまでになったが、
現在は特定外来生物に指定された為、生体の輸入・飼育等が禁止され、幻の存在となったぞよ。

どうして禁止されてしまったのか・・・と言えば、この種がとても希少で大事な昆虫である事に加えて、
日本の沖縄にもヤンバルテナガコガネと言うそっくりなテナガコガネが生息している事があげられる!
日本のヤンバルテナガコガネはヤンソンテナガコガネと姿は殆ど一緒だが、
やや小柄で、腕などはほっそりしている。
もし同じ生息域にヤンソンテナガコガネがやってきたら、ヤンバルテナガゴガネは競合に負けて淘汰されてしまうだろう!
昆虫の交尾器は鍵と鍵穴の関係にあると良く言うぞよね。
亜種同士でも地域性の変異が邪魔をして交尾出来ない事もしばしばあるくらいだ。
このようなテナガコガネはきっとまだ沖縄が中国大陸と地続きであった頃にやってきて、
取り残されたものがヤンバルテナガコガネとなったものだろうが、
とても近縁で他の種と交雑も可能ぞよ。
つまり、うっかりヤンバルテナガコガネのいる林に外来テナガコガネがやってきてしまうと、
交雑して地域性の遺伝子が汚染されてしまう可能性がある!
こういう事態を防ぐ為に輸入・飼育が禁止となる事はまず仕方がない事と言えるだろう!

さて、そんな今では幻となり見られなくなったヤンソンテナガコガネちゃんを、
バンダイは株式会社JMC協力のもと、CTスキャンで正確に再現!
全長7センチ、前脚含め12センチもの1/1最大サイズ、18か所可動の本格アクションフィギュアとして立体化!!
およそ標本と見紛う本格仕様は目を見張るものがある・・・!!

ヤンソンテナガコガネのアクションフィギュアなど世界に一つだけだろう・・・
これが500円で買えてしまう驚き・・・ッ!!
二重になったフセツの爪など細かい部分まで完全再現されているぞよ。

彩色もとても綺麗で、胸部と前翅で色味の違うメタリック感が採用されるなど豪華ぞよ。
しかしヤンソンテナガコガネと言えばオレンジの美しい毛が生えているのも特徴の一つ・・・。
特に目立つ胸部ワキの毛などオミットされているのはやや寂しいぞよ。

本物は裏側にも毛が生えて、お腹などは光沢感もあるのだが、500円シリーズなので未塗装なのはご愛敬。
たのむ・・・バンダイッ!
アドバンス弾でヤンバルテナガコガネを頼むぞよーっ!!

500円シリーズですが全ての脚が可動仕様!
これは豪華ぞよ!!

肘が曲がるのでこんな風に木を抱えるポーズも出来ちゃいます。
この様な長い腕はオスの特徴で、バトルの際にはこの腕をパワフルに振り回し、相手を木から振り落とすのだ!

しん・・・。
可動脚なので死んだポーズも出来ちゃいます。
テナガコガネは標高がある程度高く、シイやカシ類の巨木がある天然林に住まう。
巨木にどうしてテナガコガネの巣となる大きな洞が出来るのか、様々な要因が考えられるが、
キツツキに穴を開けられたり、木材腐朽菌が影響したり、あるいは枯れ木を食うシロアリなどの昆虫が先に棲むなどして、
彼らが内部を食い荒らし、洞の内部に老廃物と泥状のフレークが溜まってゆき、
これがテナガコガネが卵を産む豊かな土壌となるのだ。
そこから3〜4年幼虫はフレークを食べて育ち、育ち切った年の8〜10月頃に成虫が外界へ現れると、
交尾して次の世代へバトンを渡し死にゆく。
この様な死体ポーズは生命を全うした尊いポーズと言えるだろう・・・ッ!!


当然腹部はうにうに可動!

むにっ!
これがいきもの大図鑑甲虫の最大の特徴の一つでもあったが、
残念ながら2024年の最新弾ではオミットされてしまったぞよよよよ・・・。

そしてこれも最新弾から削られたギミック、飛行形態への変形ッ!
別売り台座&後翅セットを装着する事で完成します。
ヤンソンテナガコガネには後翅大が対応するぞよ。

世にも稀なる飛行形態のヤンソンテナガコガネフィギュア・・・ッ!
恐らく世界初の一般販売品であろう・・・。

カナブンやコガネムシの仲間には前翅を閉じたまま、隙間から後翅を展開し飛行する者がいる。
この為空気抵抗を受けず、弾丸のように飛ぶのだ。
しかしテナガコガネはカブトムシのように前翅を左右に持ち上げて飛ぶようだ。

こんなに長い腕を持ち、かつ前翅も持ち上げて飛ぶのではきっと飛行は得意ではあるまい!
少しジャンプして、飛ぶと言うより羽ばたきながらポロっと落ちてゆくみたいに移動するのかもしれないぞよ。

日本ではまず普通に見られないヤンソンテナガコガネの、
更に稀な飛行シーンを、このフィギュアならじっくりいつまでも眺めていられる幸せ・・・ッ!!

う、美しいぞよぉ・・・っ!!

追いかぶとむし04、ヤンソンテナガコガネでした!
や〜、これは絶対欲しかったからゲットできて良かったぞよ〜。
バンダイのいきもの大図鑑にはこう言う滅多に見られない希少昆虫のCTスキャン再現モノをどんどこ出していただきたい・・・ッ!
ひきこもりなのでなかなかガチャを回す機会がないし、
500円でダブると悲しすぎるのでわたくしはたまに摘むだけだが・・・ッ!!
コンプレビューはインターネットのおたくに任せるぞよよよよ・・・。


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■タカラトミーアーツ あそべる生物フィギュアシリーズ 世界の亀たち1 アオウミガメ/スッポン/ワニガメ

2023年12月発売 / 1回300円ガチャ
タカラトミーアーツが放つ、低価格路線ちびっ子向け生き物ガチャシリーズ
「あそべる生物フィギュア」に大人気の亀シリーズが登場!
タイトルに「1」とあるように、既に3月に「2」の発売が決定しているなど、気合の入ったシリーズである事が窺えるぞよ。

ラインナップはアオウミガメ、スッポン、ワニガメの3種。
今回もAカラーとBカラーが存在し、造形×カラバリで全6種となっております。
ここでは造形のみセミコンプ紹介するぞよ。

まずは「アオウミガメ」を見ていこう!
日本では主に小笠原諸島で産卵する事で知られる大型のウミガメ、アオウミガメ。
スカイツリーのすみだ水族館では小笠原諸島を特集しており、
アオウミガメの赤ちゃんが見られる事でお馴染みの亀さんぞよね!

緑がかったこちらはAカラー。
Bはもう少し赤みがかった色をするようです。
300円で巨大な生物フィギュアが出てくる事で毎度驚かされる「あそべる生物」シリーズですが、
今回は5〜6センチと実に常識的なサイズ感。
しかし塗装が非常に凝っており、特に甲羅などはかなりリアルな塩梅!
AカラーとBカラーがある時はAがアタリの重塗装版、Bが簡易塗装版と言うのがお約束ですが、
見本を見る限り今回はどちらも遜色ない出来に見えるぞよ。
サイズ感よりも塗装の豪華さを取った弾と言えるだろう!

アオウミガメ・・・って青くないじゃん!
と思うなかれ、その由来は甲羅の色でなく体脂肪が緑色である事にある。
ここで言うアオとは青信号の青、つまり緑の事ぞよね!
なんでも海藻を食べる為に肉が緑に色付くのだと言うが、かつては卵も含めて食されたウミガメたちも、
乱獲や混獲の影響で数を減らし絶滅が危惧される生き物となってしまったが為に、近年は大事に保護されている。
したがって食用に捌いている所もまず見る事が出来ない為、
肉が何色をしているのかほんとのところわたくしは見た事がないのでわかりません・・・。

体長は1メートル前後、最大では1.5メートルにもなると言う巨大なアオウミガメは、
まるで作り物の様なかわいらしさを備えており、動いている所を見るとアニメやゲームのキャラクターのようぞ。
世界各地の温かな海の沿岸地域に住まい、時には陸に上がって、
アザラシやアホウドリの隣で甲羅干しをする姿も見られるが、産卵時以外に陸へ上がるウミガメは珍しいとされる。
アオウミガメはこれまでに2亜種が見つかっており、
2つのうち東太平洋に生息する個体は主だった個体群とは異なる形態を備えるものが多く、
これをクロウミガメと言う独立種として扱う考え方もあったが、希少生物なので採集が制限されている事、
大型なので運ぶのが容易でなく、剥製にすると歪んで正確なデータが得られない事など様々な要因が重なり、
長らく正確な事はわからない時期が続いた。
しかし、近年の分子系統解析によれば地域性の変異に過ぎないと言う結論が出ているようだ。
つまりクロウミガメはアオウミガメの亜種で、アオウミガメは2種類いると言う事ぞよね。
分子系統解析ってとても便利で色々な事がわかるみたいぞよね!
大体これを用いるとそれまで亜種とされていた分類群がDNA上では然程違いがない事がわかり、
シノニムとしてまるっと統合されちゃう事が多いみたいぞよ。

ウミガメと言えば・・・ウミガメの卵!
時期が来るとウミガメは捕食地から長い距離を泳ぎ、産卵地の海岸近くの海で交尾を行い、
夜間に砂浜へやってきて、足ヒレで穴を掘り産卵。
80〜200もの卵を数回に分けて生むと言う。
お母さんウミガメの去ったあと、卵は約2か月で孵化。
砂浜に姿を現した赤ちゃんは一生懸命海を目指すが、これがウミガメ人生の中で最も危険な瞬間ぞよ!
移動する子ガメを蟹やカモメ、様々な捕食者が狙っているのだ!
無事に生まれたとしても、大人になる事の出来る子ガメは極めて少ない。
その確率は1000匹に1匹とも言われているから、全滅する事も珍しくないという事だ・・・!
なんと過酷なウミガメ人生ぞよよよよ〜・・・っ!
これが為にウミガメは安易に捕獲したり食したりしてはいけない、とても大事な生き物となっている。
すみだ水族館をはじめ、保護活動も盛んだが、一方で問題視されるのは子ガメの放流会だ!
砂浜に残されたウミガメの卵を攫ってきて、大事に孵化させ、生れた子ガメを人間の手で放せば生存率が上がるのではないか?
こういう考えのもとに行われるイベントであるが・・・ちょっと待て、おろかなにんげぇんッ!!
これっておかしいぞよね!?
ウミガメの卵なんて砂浜に埋めといたら勝手に生まれて子ガメは海に戻っていくワケぞよ。
勿論無事に孵化出来る確率がアップするから全く無意味ではないが、
海には様々な捕食者がいるから子ガメの死亡確率が高いのは変わらない。
とりわけこのイベントの問題は、子ガメの放流を人間の子供達にやらせる事にある。
子供達が子ガメを海に放つシーン・・・大変感動的で画になるぞよね?
しかもなんか良い事した気分になるし。
そのシーンを撮影し宣伝に利用せんが為に、子供に合わせてこのイベントは昼に行われる事も多いが、
普通子ガメの孵化は夜に起こる。
なぜなら捕食者の目を避け、闇に紛れて海に帰る為だ。
ウミガメの赤ちゃんを昼間に放流したら、それこそ捕食者の格好の餌。
さらに、孵化から時間が経ち元気のなくなった赤ちゃんはエネルギー不足で沖まで泳いでいけず岸に打ち上げられてしまう。
恐らく放流会で放った子ガメは全滅している事だろう・・・。
全てはおろかなにんげんどものエゴが招いた悲劇・・・ッ!!
令和の世にウミガメの放流会をしているおろかなにんげぇん
がいたらそれは独り善がりの感動を得んが為に子ガメを殺す邪悪な者どもであるっ!!
もしウミガメの赤ちゃんを保護するなら、卵が孵化する直前に砂浜に埋めてやり、自力で脱出させる事だ。
それが叶わなければ、孵化直後速やかに夜の砂浜に放ち、やはり自分で海に向かわせるしかない。
そしてまた、放つのは採集した場所と同じ砂浜でなければならないぞよ。
卵を別な砂浜に移動させると、脳の発育に影響が出るなど様々な問題が生じる為だ。
自然のいきものはあるがままが最も良い環境なのだっ!
小笠原諸島のウミガメを保護しているすみだ水族館は、約一年間赤ちゃんを育ててから海に放っている。
つまり外敵に襲われにくい大きさになるまで待っているワケだが、これは個人や小さな組織ではとても出来まい。

本商品はグラデ塗装で甲羅の質感を再現しており、これがとても綺麗ぞよ。
亀の甲羅は種類によって形が決まっている。
鱗の数を数えれば、それがなんと言う亀なのか判る為、見分ける時にも役立つぞよ。
アオウミガメの場合、椎甲板という中央の列が5枚、
肋甲板と言う左右の列が4枚となる決まりぞよ。
また、額の額板という鱗の配列も決まっており、アオウミガメは2枚。
このフィギュアではこれらの特徴が正確に再現されているぞよね!
とてもリアルな作りと言えるだろう。

お腹側もグラデ塗装されていて美しい〜。
360度抜かりなしの仕上がりぞよ!

「あそべる生物フィギュア」と言う事で今回も各部可動のアクションフィギュアとなっている。
アオウミガメは首、四肢がロール可動。
この様に泳ぐ様を再現できるぞよ。

亀と言えば頭や足を甲羅に収納する事が出来るのが一番の特徴であり、
後述するが今回の「世界の亀たち」でもこれがギミックとして再現されているぞよ。
その中でアオウミガメはラインナップ中唯一収納ギミックのない一体であるが、
ウミガメはそもそも頭や四肢を甲羅に収納する事の出来ない種である為、これも正確な作りなのだ。

続いてこちらは「スッポン」ぞよ!
お〜、これは珍しそうなラインナップぞよね〜。
黄色がかったAカラーと緑っぽいBカラーがあり、こちらはAぞよ。

この日本では本州、四国、九州と広くみられるスッポン科の亀、ニホンスッポン。
元々自然の沼や池、河に在来していた生き物と考えられるが、
養殖場から逃げ出した個体がそのまま定着した個体群もいると思われる為、正確な分布はわかっていない・・・
恐らくもう様々交雑して混じっちゃった後だろう!
それと言うのも、スッポンは人間との関わりが深く、西日本では古くから滋養強壮に利く高級食材として食され、
江戸時代には関東でも食べられるようになっていたと言う。
ゼラチン質を含んだ身は鶏肉の様な食感にコクがあり、汁ものや揚げ物に最適。
胆嚢以外全ての部位が食べられるうえ、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、脂肪酸など栄養満点で、
活血は精力剤にもなると言うが・・・
これはまず胡乱だし生の血液を口にする事は大変危険な行為なのでやめといたほうが無難だろう・・・っ!
(ビタミンや鉄分、亜鉛など含まれるので全く効果が無い事もないだろうが・・・)
それから、「月とスッポン」なんて言葉も良く使うぞよね。
お月様とスッポンの甲羅、どっちも丸いけど大きさも美しさもかけ離れている。
この様な存在を例えて使う言葉ぞよ。
ただしここで言うスッポンは、素盆、あるいは朱盆が訛ったものとも言われ、例えられているのは丸いお盆であるという説もある。
でも、夜空で輝く月と泥の中に住まうスッポンの方が意味が通じるし、
やはりスッポンの解釈のほうが正しいのではないかな?
おろかなにんげんどもはどう思うぞよ〜!?

亀と言えば固い甲羅が最大の特徴だが、スッポンは他の亀と違って甲羅表面が角質化しておらず柔らかい。
亀の甲羅は背骨と肋骨がドーム状になったものを角質甲板が覆っているが、
スッポンの甲羅はこの角質甲板が退化しており、骨を皮膚が覆っている状態にある。
これによりスッポンは他の亀より軽量化されているほか、水の抵抗を受け辛く、
水中で長時間身軽に活動出来る事に加えて、柔らかさを活かして岩の隙間に隠れるのも得意。
更にスッポンは噛みつき攻撃も得意技で、一度噛まれたら最後、二度とそいつを離さない執念深さを持っている!
どの種のスッポンも歯を持っていないにも関わらず、顎の力が凄まじいのだ。
おろかなにんげぇん・・・もしスッポンに指を噛まれたら腐り落ちるまで放してくれないかもしれないぞよぉ・・・
な〜んて事はなく、そんな時はしばらくじっと動かず敵意が無い事を伝えるか、
水につけてやると離れていくと言う。
こっちが痛がって慌てふためくから、スッポンも驚いて食らいついてくるってワケぞよね。

スッポンはクサガメなどに似た環境を好む淡水生の亀だが、それよりもさらに水中生活に適応している。
喉の毛細血管が発達しており、これがエラの様に作用して水中の酸素を取り入れる事が出来る為、
長く水中にいられるのだ。
更にスッポンは鼻先が長く、首もにゅっと伸びる為、水面に鼻先だけ出して呼吸できる。
この為、陸上で出会う事は滅多にないが、上陸したらしたで案外素早く歩くと言うから、のろまの亀のイメージとは真逆ぞよね。
この様な特徴からかなりタフな生き物らしく、そんなに綺麗でない水辺でも何食わぬ顔で生きている。
しかし変温動物なので、水温が15度を下回ると動けなくなり冬眠してしまうぞよ。

おしり。
おそらく本商品はニホンスッポン(キョクトウスッポン)をモチーフにした造形だろう。
一番スタンダードな姿ぞよね。

トップ/ボトム。
鱗のない柔らかでつるんとした甲羅の質感をグラデ塗装で再現。
お腹側もきちんと塗られています。
300円でこの仕上がりはお得ぞよーっ!!

スッポンは頭と手足を甲羅の中に収納する事が出来る特徴を持ち、これが本商品ではギミックとして再現されているぞよ。
上半身がブロックごとスライドし収納形態を再現できる他、前足は付け根で簡易ボールジョイント可動。
後ろ足は前後スイングで甲羅の下に隠す事が出来る仕組みだ。

この可動域を利用して活き活きとしたポージングを取らせる事も出来る。
まさに「あそべる生物フィギュア」・・・!!

おまぬけなお顔が可愛いスッポンぞよー!

ラストは「ワニガメ」!
赤みがかったAカラーと緑っぽいBカラーがあるうち、こちらはBぞよ。
あそべる生物フィギュアシリーズにおいて、
ワニガメは過去にも「危険生物大百科」にラインナップされていましたが、
今回のものは流用でない新規造形のようだ。

カミツキガメ科のワニガメ!
太古の昔は北アメリカ大陸広域で見られた存在だったが、寒冷化に伴い多くの化石種は絶滅、
現生種で本種のみが知られる、原始的な形態をそのまま残したワニガメ族の生き残りぞよ!
淡水生の亀としては世界最大種となり、オスは最大甲長80センチ、体重は100キロを超す者もいると言うから特大だ!
一方メスは小柄で、20〜40センチ、大きくてもオスの半分くらいの大きさぞよ。
水深のある河、池沼、湖などの水辺に住まい、完全水生で一生を水の中で過ごすが、
メスのみ産卵時に上陸し、岸から50メートルも離れた陸地までよちよち歩いていくと言う。
現在は許可なく得る事は禁止されたが、
このワニガメはガメラみたいな甲羅の格好良さから、かつてペットとして人気があり、

過去にはこの日本でも販売・飼育が可能だった為、盛んに取引された時期があった。
飼育下では20〜70年生きる長寿のうえ、前述の通りとても大きく成長するので、
飼いきれなくなったものをその辺に放すおろかなにんげんどもがいた事は想像に難くない・・・。
しかも、太古の昔の寒冷化を生き延びたワニガメだ・・・なんと日本でも越冬可能!
これがそのまま定着し、繁殖する様になれば日本の生態系に大きな悪影響を与える恐ろしい存在になり得るぞよ。
今のところ、野外でワニガメが繁殖した形跡は見つかっていないが、
上野公園の不忍池をはじめ、孵化しないまでも、各地で産卵は確認されていると言う・・・。
ぞぞぞ〜・・・っ


ワニガメは現生種で唯一、肋甲板と縁甲板の間に上縁甲板を持つ亀ぞよ。
基本的に3枚で、2枚や4枚のものもおり、地域性の変異があるようだ。
このフィギュアだと、横から見た時に上から2列目のトゲトゲが重なっている部分ぞよ。
3枚あるので一般的な上縁甲板と言えるだろう。
これは約2億1000万年前の古代亀に見られた特徴で、ワニガメが太古の形態を保ったまま現存する証拠なのです。

わたくしは持っていないので正確な事は言えないが、インターネットで見本を見る限り、
「危険生物大百科」のワニガメは上縁甲板が再現されていないように見える。
今回の「世界の亀たち」はどれも非常に正確な新規造形フィギュアとなっており、こだわりが感じられるぞよね。
かつてはゆるい造形が主だったが、近年の「あそべる生物」は非常にリアルで正確な造形をするようになってきているぞよ。
わたくしが思うに、バンダイの「いきもの大図鑑」が盛り上がっている事と無関係ではない筈ぞよ。
タカラトミーアーツの前身であるユージンは「原色図鑑シリーズ」としてリアルな生物フィギュアをいっぱい出していた。
この令和に再び訪れたリアル生物フィギュアブームでその血が騒ぎだしたのだろう・・・ッ!!

おしり。

トップ。
Bカラーですがきちんとグラデ塗装されているし、トゲトゲにはデジタルプリントと思しきディテールアップも施されておりかなり豪華。
この弾はAもBも遜色ない仕上がりに思えるが、Aはもっと豪華なのかな?

お腹側もきちんとグラデ塗装されているぞよ。

ワニガメも収納ギミックがあり、頭、四肢、尾を甲羅に隠す事が出来ます。
尻尾を丸めてしまう所が実にリアルぞよ。
なんでも亀は3つのグループに分けられると言い、
イシガメ科、ヌマガメ科、スッポン科は頭部と四肢を甲羅に収納できるグループ、
カミツキガメ科は四肢は収納できるが、頭部は不完全にしか入らないグループ、
ウミガメ科とオサガメ科は頭部も四肢もひっこめる事が出来ないグループであると言う。
今回の「世界の亀たち1」ではこれらのグループがそれぞれひとつづつラインナップされているので、
かなり詳しい人が企画しているように思います!
う〜ん・・・マニアックぞよーっ!!

スッポン同様、収納時は上半身ごとスライドする仕組みで、前足は付け根がボールジョイント、更に口も開閉。
後ろ足と尻尾はスイング可動となっており、これを利用してポーズ付けが可能ぞよ。

若いワニガメは口の中にピンクのちろちろした舌を持ち、
これを水中で動かす事でミミズなどに見立てて餌となる魚やカエルをおびき出し、捕食すると言う!
本商品では残念ながら小さすぎたのか、特徴的な舌は再現されていないぞよ。
大人になると色がくすんで目立たなくなると言うから、これは大人のワニガメかもしれないぞよね。
ワニガメは噛む力が非常に強く、おろかなにんげんどもの指を食いちぎる程で、
その力はライオンに匹敵する400kgとも言われている・・・ッ!!
しかし攻撃性は低く、人に噛みつく事は殆どないと言われているからまず安心と言ったところぞよ。

「マイクロサイズの亀たちを愛でる・・・。」と言うコンセプトの本シリーズ、
いつも大きさがウリの「あそべる生物」にしては小さめの5〜6センチだが、
リアルな造形に凝った彩色でかなり満足度の高いアイテムに仕上がっているぞよ!

本家アニアのウミガメと並べて〜。
アニア AS-20 アオウミガメ」、そして「アニアくじ」の浦島太郎のカメぞよ。
並べると細かな彩色はASアニアが勝るが、甲羅のグラデ塗装など綺麗でガチャも良い。
コンセプト違いって感じぞよね。

丁度サイズがAS親亀より一回り小さいので重ねて遊べるサイズ感なのです。

「あそべる生物〜」では様々な亀が登場している。
→は「大むかしの海 古代海洋記」のアーケロンで特大サイズ。
その隣が「みずべのなかま みんなの大自然」のアカミミガメで、こちらも収納ギミック持ち。
てっきりこのアカミミガメと同じサイズ感かと思いきや本弾はそれより一回り小さい可愛いサイズだった。

リアル造形に丁寧彩色が光る亀シリーズ!
こちらは第一弾と言う事で、早くも第二弾の登場が決まっているぞよ。
なんでも「2」にはガラパゴスゾウガメ、マタマタ、アカミミガメがラインナップされると言う・・・!
お〜、また人気の出そうなラインナップだ!
ガラパゴスゾウガメ欲しいぞよ〜。


ぞよちゃんも会いに行った! 「ばらむツ」はすみだ水族館の子ウミガメを(勝手に)応援しています!!


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・「アニア AS-20 アオウミガメ親子 (水に浮くVer.)
・「スッポンジャーV
・「ムービーモンスターシリーズ ガメラ(2023)

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■バンダイ いきもの大図鑑アドバンス ヘラクレスオオカブト ヘラクレス・リッキー

バンダイより、大人気「いきもの大図鑑」シリーズの高額アドバンス弾。
2023年11月第3週発売の一回1500円ガチャぞよね!

ラインナップは全てヘラクレスオオカブトで、
基本となる原名亜種の「ヘラクレス・ヘラクレス」、キャラ人気の高い「ヘラクレス・リッキー」、
そして通好みな「ヘラクレス・セプテントリオナリス」の全3種。

ヘラクレスオオカブトは最強カブトムシとして日本におけるキャラクター的人気が非常に高く、
いきもの大図鑑シリーズでも度々登場しており、

「かぶとむし01」、「かぶとむし02」と初期シリーズにラインナップされたほか、
2023年7月には7700円の「いきもの大図鑑 プレミアム」としてヘラクレス・ヘラクレスが発売されたばかり。
今回のアドバンス版はプレミアムの廉価版的位置づけで、自販機販売に先んじてガシャポンオンラインでも発売されています。
販売形態によって製品仕様がやや異なり、オンライン版は自販機版の仕様に加えて、
胸角と後翅に分割がなく、更にディスプレイスタンドもセットのフルバージョン。
代わりに価格が1700円とやや値上がりしており、必ず送料もかかるのでちょっとお高いぞよ。
わたくしはオンライン版をポチるか迷っていたら、翌日には売り切れていて買えなかった・・・。
と言う事で流石はヘラクレス、とても人気がある弾なのだ!

パカっと開封・・・!
中身は最強カブトムシと名高いヘラクレス・リッキーだ!
どれが出てもヘラクレスオオカブトなので全部アタリなボーナス弾ぞよーっ!!

ギリシア神話の英雄ヘラクレスの名を冠した世界最大のカブトムシ・・・ヘラクレスオオカブト!
その体は約14〜15cm、最大個体ともなると全長18cmにも及ぶと言う超巨大甲虫ぞよね!
南アメリカ大陸などの亜熱帯地域に生息し、オスは長い胸角を備える事が大きな特徴だが、
この角は体長とほぼ同じ長さのものもいると言うからロングな武器ぞ!
ヘラクレスオオカブトは産地によって様々な特徴を備えた亜種が存在し、それぞれ区別され価値が付いているが、
これについては最後の方で詳しく記すとして・・・、

今回当たった「ヘラクレス・リッキー」はベネズエラからボリビアにかけて、
アンデス山脈に沿って6か国に広く跨り生息する代表的な個体群で、

飼育下でも大型になりやすい為日本でもとても人気のある種類ぞよ!

アーケードゲーム「甲虫王者ムシキング」に「ヘラクレスリッキーブルー」と言う名前で登場した事から、
前翅の青白い個体が有名だが、これはリッキー固有の特徴と言う訳ではない。
本来は黄色っぽい前翅が、何らかの理由で青白く変異したもので、恐らく紫外線を長時間浴びて変色したのではないかと言われており、
遺伝するものでは無いため飼育下でこの様なブルーヘラクレスを固定化する事は出来ないと言われているぞよ。
そもそもヘラクレスオオカブトの前翅は環境によって色が変わる事が知られている。
湿度が低いと黄色褐色、高いと黒っぽくなり、恐らく生息環境に溶け込むための擬態機能なのだろう。
紫外線で青白くなるのも、太陽の下で樹肌に溶け込むための適応能力なのかもしれない。
・・・ヘラクレスオオカブトは様々な色で知られるが、それは遺伝する形質でなく環境に左右され、
ブルーヘラクレスは後天的に脱色されたヘラクレスオオカブトであり、「ブルー」は亜種に数えられないと言う事ぞよね!
一方でブルーヘラクレスはとても格好良く価値がある為、人工的に生み出す事も試みられる。
方法は単純で、青くしたいヘラクレスに紫外線を照射して作り出すのだ!
そしてまた、羽化した時から青白い個体もいると言う事で、正確にどのような条件下でこの様に変色するのか未解明の部分も多い。
まだまだ謎に満ちた存在なのだ。


そんなゲーム人気にあやかり、本商品でも例にもれず前翅の脱色されたリッキーブルーとして立体化されているが・・・
塗装が実に細かい・・・ッ!!

グラデ塗装とプリントで本物の標本さながらの仕上がりは、
サイズ感と相まってガチャフィギュアの到達点と言えるものになっている・・・ッ!!
フィギュア全長は約16cmと1/1サイズ、32か所可動の本格アクションフィギュアで、
生体・標本販売、専門誌で有名な「有限会社 むし社」が監修しており、
3亜種の特徴をそれぞれ専用造形で正確に捉えている。
彩色監修はお馴染みC. S. Model Designの田中寛晃氏が担当しており、
まさにいきもの大図鑑の集大成とも言うべき弾と言えるだろう・・・!

お尻の毛なんかも造形と彩色でリアルに再現されている。
この弾はあんまりクオリティが高く、1500円とお手頃だった為、
先に出ていた7700円のプレミアム版を買った人達がちょっと怒った程だった。
思うに原型をプレミアムから一部流用しているが為に1500円で出せた面もあった筈ぞよ。
そしていきもの大図鑑シリーズ2023年ラストの超豪華かぶとむしでもあり、
2024年の500円甲虫シリーズからは腹部可動が削られ、
翅も開かなくなり飛行形態がオミットされるらしい事が発表されたので、

何か象徴的な商品ともなってしまったぞよ・・・。

ヘラクレスオオカブトのオスは体に匹敵する長さの胸角を備える事が大きな特徴だ・・・!
と言う事でこのフィギュアもオスのすがたぞよ。
リッキーの頭角はやや長く直線的、基部寄りに突起がひとつあり、先端の突起は板状。
胸角は強く湾曲し、赤褐色の毛を備えると言われている。
本商品では亜種ごとに頭部造形が異なる豪華仕様・・・!
いかに立体化人気の高いヘラクレスオオカブトと言えど、ここまで造形に拘った商品はなかなかあるまい・・・!

まるで標本のような姿にうっとり・・・。
しかし造形は生体イメージとなっており、そこもカブトムシフィギュアでは珍しいポイントぞよね。
カブトムシの玩具って展足ポーズのイメージが強いので。

お腹側にはスタンド穴があり、別売りのいきもの大図鑑専用スタンドを装着可能。
お腹側の毛も塗装されていて豪華ですね。
この毛の表現はリアルかと言うとそうでもない様な気がわたくしはしているが・・・
単純にフィギュアとして手の込んだ仕様なので気に入っているぞよ。

ヘラクレス・リッキー・・・動くッ!!
可動箇所32とおよそガチャフィギュアとは思えぬ本格可動で、様々な表情を付ける事が可能だ!

いつも通り胸と頭が独立可動するので、活き活きとした姿で飾る事が出来る。
実物標本は触って遊んだりできないけど・・・いきもの大図鑑はポージング自由自在ぞよーっ!!

こんな風に小首を傾げたポーズなんかも出来ちゃう。
おっと、頭を下げたら塗装ハゲが露出してしまった・・・!
ここは殆ど全ての個体で塗膜の癒着を起こしているというハゲポイント・・・。
本商品唯一の欠陥と言えるだろう。
バンダイ的にはここ「仕様」と言う事である。
お、おい〜・・・バンダイ〜・・・ッ!
そう言うとこだぞバンダイぃ〜っ!!

・・・と、言いたいところだが、本商品はフセツに至るまでフル可動仕様であり、
塗装に関してもとても1500円の玩具とは思えない内容となっているから、
少々頭部がハゲていたくらい大目に見ようじゃないか〜。
玩具で遊ぶ時は寛容さも大事なのです。

今回わたくしが引いたのは自販機版なので胸角が分割されている。
オンライン版は分割がなく、自販機版はややグレードダウンしていると言えなくもないが・・・
逆を言えば他の亜種と組み替えたりして遊べるので自由度が高いとも言えるぞよ。

いきもの大図鑑驚異のポイント!
前翅の開閉は当然の事として、お腹もうにうに動く・・・これがキモカワなんですよ〜。

彩色も非常にリアルですね!
しかし2024年の500円弾かぶくわからはこの腹部可動はオミットされてしまうようだ・・・。
いきもの大図鑑の大きな特徴の一つでもあっただけに、無くなるのは寂しいぞよよよよ〜。

しん・・・(コロン・・・
足がそれぞれフル可動なのでこんな風に死体ポーズも出来ちゃう。
その辺に転がしておろかなにんげんどもを驚かして遊ぶのも愉快なもんぞ。

いきもの大図鑑の真価は飛行形態にアリっ!!
なんとデフォで後翅が付属し、本商品だけで飛行形態が再現できる・・・!
しかもこの後翅、スタンドセットに含まれるようなCTスキャン原型のリアル塗装版だ・・・!
これはゴージャスですよ〜!!

前翅の裏面も塗装されていると言うね・・・!
や〜・・・こんなのがガチャガチャから出てくるとはね〜・・・。

カブトムシはこの様に前翅を持ち上げた姿で飛ぶぞよ。
空気抵抗が大きいし、ヘラクレスは体も巨大なので飛ぶのはあまり得意ではないだろう。
しかしそれだけに力強く、雷鳴のような翅音を上げて飛行するのだ!!

前翅の開閉の仕組みは生体観察を元に正確に再現されていると言う!
飼育下ではあまり見られない飛行姿勢を、いきもの大図鑑なら手に取ってじっくり眺める事が出来るのだ!!

世界最大級の甲虫であり、最大級飛行昆虫でもあるヘラクレスオオカブト!
なんでも飼育下のギネス保持個体は日本のブリーダーが出したと言う事で、日本でのヘラクレス人気の高さが窺えるぞよ〜。
モチーフにした玩具は数あれど、ここまで本格的な飛行形態をとれるものは他にあるまい・・・!

可愛くもあり、格好良くもある・・・ちびっ子達のヒーローぞよっ!!

スタンドセット付属の後翅と比べると、自販機版は分割があります。
とはいえCTスキャンを元にした原型に、彩色済みで遜色ない出来栄えぞよ。

500円カブトムシと並べて〜。
わたくしはちっちゃいヤツを標本箱風に飾ってるぞよ。
ヘラクレスを比べると・・・1500円と3倍価格とは言えめちゃくちゃでかい・・・ッ!!
そして塗装に関しては最早比較にならない高級感ッ!!
流石はアドバンス弾と言ったところだが、ヘラクレスは特に数が出るからここまで豪華なのであって、
流石に毎回この仕様では出せないだろう・・・たぶん・・・。

前回の1500円甲虫と言えばニジイロクワガタがあった。
これも足までフル可動仕様でメッキ塗装がとても豪華だったが・・・
ヘラクレスはビッグサイズに後翅まで付属するフルセット!
しかもフィギュアとしてのサイズ感が全然違う驚き!!
ニジイロクワガタにも後翅つけて欲しかったぞよーっ!!

激突、最強カブトムシッ!!
ヘラクレスオオカブトは全部で13もの亜種が知られており、オスの胸角の太さや突起の位置、体の色などで区別されると言うが・・・
これらの特徴は大型個体で顕著に表れ、小型の判別は非常に困難であると言われている。
特にメスなどは見た目で判別する事はまず出来ない。

その為、全ての亜種がシノニムであるという説も上がったほどである。
13種全てが今すぐ見直されると言う事は無いだろうが、
小型のオスやメスに大きな差が認められない以上、今後分類が整理される可能性は大いにあり得、
13亜種のうちいくつかは遺伝子上の差異はなく、せいぜい地域の変種個体程度の差であろうと言うワケぞよね。
なぜこのように細分化してしまうのかと言えば、
ヘラクレスオオカブトがとても価値のあるカブトムシである事が理由の一つに挙げられるだろう!
おろかなにんげぇん・・・もしお主が標本コレクターだとする。
憧れのヘラクレスオオカブトを入手して満足していたとする。
そこへ実はヘラクレスには13の亜種があると聞かされたなら・・・絶対コンプしたいと思うぞよね!?
標本商はこの様なニーズに応えるため、秘境の奥深くへ分け入って、
新しい「亜種」を「発見」してきて価値をつけ、高く売ると言うワケぞよ。
悪い奴もいるもので、この時採集地を偽ったり、交雑種を野外個体として流通させたり、
故意に変形させたり複数種を合体させた標本を新種として高く売ったり、
あるいは地域変異だと判っているのに嘘のデータを並べ論文をでっちあげ、新種記載して値段を釣り上げたり・・・
様々な悪事を働く者が多くいる!
昆虫と言うのは誰が、どこで、いつ採ったのかがとても重要ぞよ。
だから標本には必ずラベルがつき、これこそが昆虫標本の価値と言っても良い。
そこで嘘をつくと後から見た時になにもわからなくなってしまうぞよね。
価値の高い虫にはこの様な悪事がつきものなのだ。


どっこいしょーっ!!
勿論、ヘラクレスオオカブトの全てにこの様な悪意が含まれると断じている訳ではない。
ヘラクレスオオカブトはとても格好良く価値の高い甲虫であり、
人間が分類する以上そこには名誉欲、商業主義、あるいは単純な誤りなど、様々な思惑や事情が絡んでくると言う事なのです。
かつてヘラクレスオオカブトは、日本ではとても見られない幻の存在で、憧れのカブトムシだったぞよ。
それが今ではその辺で簡単に買う事が出来るようになってしまった。
ここに至るまで、科学的な面がおざなりにされる場面が多くあった訳ぞよ。
こうなると、今流通しているヘラクレスオオカブトの生体、標本が、学術的に正確なラベルがついているかかなり胡乱である。
もし、ヘラクレスオオカブトの亜種を整理するなら、今ある資料を見直すだけでは正確な情報は得られまい。
本気で研究するなら、原産地へ飛んで自分で採集する気概がなければいけない。
しかし、原亜種は既に保護規制で採集が禁止されているなど様々な事情が重なり、それも容易ではない。
バンダイのいきもの大図鑑公式ページでは、ヘラクレスオオカブトは13亜種に分類されると書かれてあり、
この2024年に至ってもヘラクレスは13亜種と言うのが一般の共通認識ぞよ。

すなわち「ヘラクレス」、「リッキー」、「エクアトリアヌス」、「セプテントリオナリス」、「オキシデンタリス」、
「トリニダーデンシス」、「ブリュゼニ」、「パスコアリ」、「タカクワイ」、「モリシマイ」、「トゥクストラエンシス」、
「レイディ」、「バウドリー」の13亜種ぞよね。
もっと正確なところでは、このうち「ブリュゼニ」は「トリニダーデンシス」のシノニム、
「バウドリー」は「レイディ」のシノニム、「トゥクストラエンシス」が「セプテントリオナリス」のシノニムであると言うのが定説、
あるいは既に無効となっており、有効なのは10亜種であろうと言われているのだ。
高値で集めてきた標本が亜種から格下げされてしまうのは寂しい事ぞよ・・・
全ヘラクレスシノニム説は、こういう背景もあって強く否定する者も多く、実際まだ証明された訳ではない。

しかし、分子系統解析などにより、それまで亜種とされていた生物がまるっと一種に統合されると言う事はままある事ぞ!
ヘラクレスオオカブトも、これから研究が進めばもっと分類が整理されてゆくかもしれないぞよね!

自然のみならず、人間の様々な思惑に左右されるカブトムシの世界・・・奥深いぞよぉ・・・。

1500円の限界突破・・・ッ!
いきもの大図鑑アドバンス弾・ヘラクレスオオカブトでした!
2023年ガチャの最高傑作・・・ッ!!
文句無しでオススメできるアイテムぞよ!
や〜、まさか夏休みでもないのにこんな凄いガチャが出るとはね・・・。
2024年のいきもの大図鑑はかぶくわから一部可動オミットなど波乱の幕開けとなりそうだが・・・
色々な意味で目が離せないシリーズぞよ!!


おきつね界では人気のペット、ちょろぎには大きく2つの系統がある。
「ちょろぎ」、と「つのちょろぎ」、これが何処からやって来たのかは「ばらむツZ」を読めば明らかになる事でしょう・・・。


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・「自由研究シリーズ No.26 EX-1 いきもの編 ヘラクレスオオカブト
・「冒険大陸 アニアキングダム イカズチマル

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■いきもん ネイチャーテクニカラー400 オーストラリア カモノハシ

いきもんより、2022年6月発売の一回400円ガチャ。
本格生物フィギュアシリーズ「ネイチャーテクニカラー」のオーストラリア編です。

ラインナップはタスマニアデビル、コアラ、ヒメウォンバット、カモノハシ、アカカンガルーの全5種。
どれもオーストラリアで見られる代表的な生き物ぞよね!
「ネイチャーテクニカラー」は2008年、株式会社奇譚クラブより販売開始された歴史ある生物フィギュアガチャシリーズ。
2014年にネイチャーテクニカラー部門が「株式会社いきもん」として分社化・独立して今に至るぞよ。
シリーズはこれまでに40シリーズ以上を展開し、
販売累計は1000万個を突破していると言うからその人気が窺えるぞよね。


オーストラリアの生き物と言えば・・・わたくしは当然一番可愛いカモノハシ狙いだ!
ぱかっと開封すると・・・おっと、ミニブックがカモノハシ仕様!?
なんとネイチャーテクニカラーはミニブックもそれぞれ専用のものとなっているんですね〜。
や〜・・・こだわりを感じるな〜。
と言う事で一発ゲット・カモノハシ!
実は残り数玉で覗いたら次がカモノハシだったからこれ幸いと引いたのでした。


カモノハシ、ゲットだぜ!
むむ・・・っ、かなり本格的でリアルな仕上がりだぞ・・・!?

このもふごわ感・・・これまでにないリアルなカモノハシオーラを感じる・・・!

カモノハシと言えば、この地球上でオーストラリアにしか生息していないとても珍しく奇妙な生き物ぞよね!
カワウソのような胴に、ビーバーのような尾を備え、クチバシはカモにも似る・・・様々な特徴を併せ持つこの生き物の正体は、
ずばり生きた化石とも言われる原始的な哺乳類!
最も特徴的なポイントとして、哺乳類なのに卵を産む卵生の動物・・・と言う事があげられるぞよ!
カモノハシの玩具は過去にターリンの「不思議な生き物 カモノハシ」なども紹介しているので、
カモノハシの解説やわたくしの思い出話はそちらも参照のことだ!

オスは最大60センチ、メスはやや小さく55センチ程となるカモノハシは、
オーストラリアで大事に管理されており日本の動物園では見る事が出来ない!
何度か日本に運ぶ計画もあったようだが・・・とても繊細な生き物で運ぶのが難しく、
オーストラリア政府の許可が下りなかったと言う事である・・・。
日本におけるオーストラリア生物の楽園と言えば、「埼玉県こども動物自然公園」では
珍獣クオッカワラビーの展示を、オーストラリアを除くと世界で唯一オーストラリア政府から許可された事で有名である!
もし日本で展示されるなら・・・やはり埼玉・・・ッ!!
こども動物自然公園をおいて他にあるまい・・・!
おろかなにんげぇ〜ん・・・ダ埼玉とか馬鹿にしくさってからに・・・
お前達はオツムがお豆腐だから知らないだけで、
埼玉にはなぁ・・・クオッカちゃんがいるぞよよ!!
カモノハシもこないかな〜・・・流石にカモノハシは難しいですか?

卵生のカモノハシは見た目のインパクトからとても有名だが、卵を産む哺乳類としてはハリモグラの存在もあげられる。
現在の地球上に卵を産む哺乳類はカモノハシとハリモグラの2グループだけが知られており、
これらをまとめて単孔類と呼び、人間からは系統的に最も遠い哺乳類とされ、
哺乳類進化の謎を解き明かすうえで非常に重要視されているのだ。

可愛らしい姿で人々から愛され、そのうちに秘めた遺伝子情報で研究者を虜にするカモノハシちゃんを、
いきもんはほんの5センチサイズで立体化している。
カプセルを開けて真っ先に思ったことは・・・ちっちゃいっ!
そしてごくちっちゃいサイズに詰まったディテールの情報量ッ!!
彩色も非常に細かくリアルで、わたくしが持っているカモノハシフィギュアのなかで最もリアルさが演出されているのが
このネイチャーテクニカラーと言っても過言ではない・・・ツ!!

お腹側もとても細かく塗られている。
特に注目すべきは後ろ脚の毒爪だろう!
単孔目の現生種のオスは後肢の踵に角質の蹴爪を持ち、カモノハシの場合ここに毒液を分泌する線があり、
外敵に出会うとこの蹴爪から相手に毒を注入し攻撃する事が出来る・・・この蹴爪がしっかり再現されているのだ!
こだわりを感じますね〜。
ちなみにハリモグラ類も毒腺を持つが、退化して機能しないみたいぞよ。

現生のカモノハシはユーカリなどが生い茂る場所を流れる水辺に生息し、
淡水のエビや甲殻類、昆虫などを食べて暮らしているぞよ。
しかしオーストラリアでは体長1メートルほどの巨大カモノハシの化石も発見されており、
この化石は発達した歯を備えていた事から、太古のカモノハシは他の動物を襲って食べる狂暴肉食獣であった可能性も示唆されている。
カモノハシ・・・奥深くまだまだ謎の多い存在ぞよね!!

わたくしは幼少の頃オーストラリアでカモノハシ探検に参加したとは以前にも書いたが、
オーストラリアへは学校の行事でも行った事がある。
その時はフェアリーペンギンの上陸パレードを見物したのだった。
この種のペンギンは早朝に海で餌を狩り、日暮れと共に巣のあるコロニーに帰ってくる規則正しい生活を送っている。
オーストラリアの海岸ではこれらのコガタペンギン達が集団帰宅する様を見学するのが定番の観光スポットとなっているのです。
これはオーストラリアの珍種とばかり今の今まで思っていたが・・・
葛西臨海水族園とかで普通に展示されていると言うから驚きだ・・・!
そしてこのオーストラリア旅行では幽霊を目撃した事も思い出深い・・・。
学友とホテルで眠っていると、夜中ふと怖気がして目が覚めた。
部屋の中に・・・我々以外に何かの気配がある・・・!
恐る恐る目を開けてみると・・・長い黒髪の女が部屋の奥からぬっと顔を出し、わたくしの事を覗き込んでいたぞよ・・・。
わたくしはびっくり仰天して震えあがると共に、驚愕した事には、その幽霊が貞子スタイルの黒髪日本人だった衝撃・・・ッ!!
や〜・・・オーストラリアにも日本の幽霊がいるんですねぇ〜・・・。


これまでに集めたカモノハシ人形。
←からいきもん、ターリン、そしてエイコーのミニチュアプラネットのカモノハシだ。
こうして並べてみるとネイチャーテクニカラーがどれだけリアルな造形かお判りいただけるだろう・・・。
どれもコンセプトの異なる可愛いカモノハシちゃんだが・・・いきもんだけ情報量が段違い・・・ッ!!
これは良いカモノハシちゃんをゲットしたものぞ。

ちっちゃいけど超リアル!?
歴史あるネイチャーテクニカラーシリーズのカモノハシでした。
だんだん集まって来たカモノハシ・・・
もうちょっと大きいカモノハシちゃんも欲しいぞよ〜!

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・「COLLECTA カモノハシ
・「サファリ社 アニマルフィギュア ワイルドサファリ カモノハシ
・「MOJO ANIMALPLANET アニマルプラネット カモノハシ

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■バンダイ いきもの大図鑑アドバンス ベタ(フルムーン ブルー&レッド)

バンダイより、2023年11月第5週登場の一回1500円ガチャ!
大人気「いきもの大図鑑」のアドバンス弾で、ラインナップは全てベタのカラバリとなっています。

「フルムーン ブルー&レッド」、「フルムーン イエロー&ブルー」、「フルムーン 鯉ベタ」、「フルムーン マスタードイエロー」の全4色。
どれが出てもベタのフルムーンで、彩色も凝っているのでハズレ無し弾ではあるが・・・、
一回1500円とはね・・・っ!!
最近のバンダイガチャは高級ぞよ〜。

中身。
いきもの大図鑑はカプセルぱんぱんに詰まって閉じていない事もままありますが、今回は球体の中にまるっと綺麗に収まっていて偉い。
一方で開封しないと中身がわからないので売り場で何が出たか判別できないと言う問題もあるぞよ。
わたくしは鯉ベタが一番欲しかったが・・・ん?
この色は・・・

「ベタ フルムーン ブルー&レッド」ぞよーっ!!
お〜、この色も美しくて豪華だから全然アリだ!
組み立ては簡単ですが、軟質のヒレが丸まって入っているので要温め矯正ぞよ。
今回はお馴染みのカプセル台座が復活しており、遊泳状態で展示可能となっているから流石アドバンス弾だ!

長く色鮮やかなヒレが美しいベタは、古くから金魚らと共に観賞魚として世界中で親しまれるタイ原産の淡水熱帯魚ぞよ!
ラビリンス器官と言う特殊な体の構造を持っており、エラ呼吸だけでなく空気呼吸で酸素を取り込める為、酸欠に強い。
その為ボトルアクアリウムで気軽に飼う事も出来る逞しい魚である。
オスの縄張り意識は極めて高く、他の個体が縄張りに入るとフレアリングと言う威嚇の末、激しい攻撃を行う性質を持つ。
この事からタイではオス同士をわざと混泳させ、バトルによって賭けを競う遊びまであり、
強く逞しいベタを産み出す品種改良も盛んであると言う・・・この事からベタは闘魚の名でも呼ばれるのだ!

そんな美しく逞しい戦士・ベタちゃんをいきもの大図鑑では全長13センチ、8か所可動のアクションフィギュア化!
原型制作は両生類・爬虫類・スローロリスなど生物を題材にした立体制作で知られる守亜氏、
彩色モデル制作をシリーズではお馴染みのC.S.Model Design 田中寛晃氏が担当。
製品は胸鰭、腹鰭をPC素材、尻鰭は軟質PVC、背鰭と尾鰭は硬質PVCとし、
各部素材の選択により、魚のしなやかな動きを玩具に落とし込んでいるから凝っている。
彩色も非常に美しく手間がかかっており、これが1500円はむしろ安い・・・!
ランダムで何が出るのかわからないのが悩ましいが・・・一個摘むならお値段以上の満足度と言えるでしょう!

この様な美しい彩色と模様のベタは、ショーベタと言ってコンテスト用に品種改良で固定化されたものぞよ。
特徴的な体型や鮮やかで美しい色を選択し、系統的に作り出されているのだが・・・。
いきもの大図鑑 ベタ公式ページ」を見ると、バンダイはこれを単なる尾鰭の形状の違いと単純に捉えており、
「ラウンドテール」、「ハーフムーン」、「フルムーン」などがある・・・と記している・・・。
特に注目したいのがハーフムーンとフルムーンの項目ぞよ。
公式ページでは広げると半月状になる尾鰭をハーフムーン、
更に広がるものをフルムーンと解説しているが・・・これは誤りだ!

この様なショーベタにおいて、尾鰭が180度開く姿が半月のように美しいものを「ハーフムーン」と言う。
もともとタイで人気を誇ったプラカットと言う品種が欧米で品種改良され生まれたのが「ハーフムーン」なのだ。
「フルムーン」は「ハーフムーン」を品種改良してより大きな尾鰭にパワーアップさせたもの・・・では実は無い!
「フルムーン」とは「ダブルテール」の「ハーフムーン」を指し、これは尾鰭を二枚持つベタの一品種である。
プラカットから産まれたダブルテールと言う尾鰭を二枚もつベタにハーフムーンをかけ合わせて生まれたのがフルムーンって訳ぞよね。
つまりフルムーンはダブルテールの系統に含まれ、プラカットの系統であるハーフムーンとちょっと離れているのだ。
そこでこの「いきもの大図鑑」のベタちゃんを見ると・・・どう見ても尾鰭が一枚しかないぞよね?
これではどんなに美しく広がった鰭をしていてもハーフムーンであり、いかに満月状に見えてもそれはフルムーンではない。
したがって本商品は「ベタ ハーフムーン」とするのが正確なのだ!

「ハーフムーン」と「フルムーン」は尾鰭の形状の事を言うのではない。
半月状の尾を持つ品種を「ハーフムーン」と呼び、ダブルテールのハーフムーンを特別に「フルムーン」と区別するのである。
このベタちゃんはご覧の通り非常に良く出来ているぞよね〜。
これをあえてフルムーンとして売る理由は一つも無いので、単純な誤りと考えて良いだろう。
生物造形を専門とする原型師らは、恐らくこの事に気づいているはずぞよ。
つまりバンダイ〜っ、キミが悪いよキミが〜・・・バンダイはいつもこう言ううっかりミスをするんだ。
あと、今年のお誕生日もバンダイはわたくしにハズレくじを引かせて5pを配った。
こういう姿勢にね〜・・・「バンダイ」が集約されているんだよなぁ〜っ!

ダブルテールのベタも尾鰭が二枚あると言うよりは付け根に切れ込みがあって二枚に見えると言うのが正確なとこみたいぞよ。
好意的に解釈するなら本商品は尾鰭の切れ込みがぴったり重なって一枚に見えていると言う考えも出来るが・・・

公式ページの解説が間違っているので単純ミスでしょう!
しかし一緒に掲載されている生体写真もハーフムーンに見えるぞよ・・・。
絶対写真提供して貰ったりペットショップで成体観察したりしたと思うのだが、なぜこんな奇妙な事が起こるのか。
不思議な間違いぞよ・・・。

気を取り直して動かして遊んでみよう!
メインのギミックとしてはボディが分割面で左右に動き、
しなやかなラインを作れる他、軟質のヒレがこれに追従しシルエットが大きく変わる、これが美しい!!
まるで本物のベタのような動きが玩具で楽しめる驚き!
こうして見ると結構分割も目立たないぞよね?

ちょっと鯉みたいな模様も入っていて特別感があり可愛いぞよ〜。
この商品は造形・彩色共に、リアルな生物フィギュアと言うよりは、
ベタをモチーフとした造形作品として楽しむのが良いと思うぞよ。

今回付属のカプセル台座へはアタッチメントで接続する方式なので、
別売りの生き物大図鑑専用ディスプレイスタンドに付け替えて豪華に飾る事ももちろんできます。

開封時に丸まった尾をドライヤーで矯正したけど、逆に言えば癖をつけて飾る事も出来る訳だ。
ちょっと折り曲げて水の動きを再現してみるのも楽しいかもしれないぞよね。

グラデ彩色の美しいハーフムーン。
第二弾で修正してダブルテールにして欲しいぞよ〜っ!

いきもの大図鑑のアドバンス弾で登場のベタでした!
まさかの魚類・・・しかも可動!
って事でね、製品自体は非常に良く出来ていてハズレ無しのオススメ弾となっている!
しかし商品名と解説が間違っているのはうっかりさんぞよ。
ま、この地球には数えきれないほどの生き物がいて、それら全てに精通する専門家になる事など不可能だから、
この様に間違ってしまってもそれは仕方のないことかもしれません・・・。
今回は初の可動魚類と言う事でパイプも無く、生体の専門家監修も受けられなかったのだろう!
昆虫シリーズがどんどん本格的になっていったように、シリーズが続けばより良くなってゆくハズぞよ。
今後の展開にも期待大だ!


ああ懐かしき「ツ」第一部・・・「ばらむツ」は観賞魚を(勝手に)応援しています!


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・「ベタ フィギュア

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■ゼスプリ キウイブラザーズ フィギュア2023

今年も出たぞ、キウイブラザーズフィギュア!
2019年より毎年販売されているフィギュア付きキウイパック、ここでしか手に入らない数量限定版が新ポーズで登場!
今年の対象商品は「ゼスプリ グリーンキウイ7個パック」となっており・・・、

こんな風にキウイパックにそのままキウイブラザーズのフィギュアが紛れていると言うユニークな販売方法だ!
販売店舗・価格は流通卸店、小売チェーンが決めてるのでお店によってまちまちぞよ。
毎年寒くなってきたら近所のスーパーで探してみよう・・・!
(や、今年の10月は夏継続って感じだった気もするが・・・)


去年は小粒のキウイが11個入ってたけど、今年は大粒のものが7つとなっている。
シリーズの詳細は2022年版レビューも参照のこと。

10月11日から販売開始された第一弾はキウイブラザーズ・ゴールドのフィギュア付き。
ゴールドフィギュアもグリーンキウイについているので要注意ぞよ!

第二弾は10月24日から販売開始され、こちらはグリーンのフィギュアがおまけに入っていました。

第一弾、第二弾共に帯のデザインがそっくりなので間違えないように注意しよう!

キウイブラザーズフィギュア2023年版
ゴールド / グリーン

ニュージーランドの農園ですくすくと育ったキウイブラザーズ。
ゼスプリキウイをアピールすると言う重大な使命を帯びて、はるばる海を越え日本の店頭へやってきた!
真面目で正義感が強いしっかり者のグリーンと、
陽気でのんきな甘えん坊のゴールドの大人気コンビぞよね!

今回はどちらもお座りポーズのカラバリかな。
温かみのある造形と質感が魅力のソフビ人形ぞよ。

ニュージーランド・タウランガに本拠を置くキウイフルーツの生産・販売会社「ゼスプリ・インターナショナル」
社名は情熱を意味するZESTと、精神の意であるSPIRITを合わせた造語ぞよ!
以前はゼスプリくんというキャラクターを看板に掲げていたが、2016年から二代目キャラクターとしてキウイブラザーズが登場!
はじめの2年は日本国内だけの展開だったものが、大人気となった為海外展開も開始された!
キウイブラザーズはゼスプリ・インターナショナル・ジャパンが生み出した日本生まれのキャラクターなのです!!

毎年2つずつ出ているキウイブラザーズフィギュアですが、実はキャラクターとしてはもう一人
「ゼスプリ・ルビーレッッド」をモチーフとするお嬢様キャラの「レッド」も存在するぞよ。
レッドはCMに登場せず、あんまりグッズにならないレアなキャラみたいぞよね。
それもそのはず、ゼスプリ・ルビーレッドは4月下旬〜5月下旬にかけてのごく短い期間に販売される、
レア味のキウイフルーツなのです。

トップ。
植物も生き物玩具ぞよ。

ボトム。
ゼスプリキウイの目印、ロゴシールもばっちり再現されている!
きちんと彩色された新規造形フィギュアがキウイのおまけに入っているとはお得ぞよ!

ぱっちりおめめとにっこり顔。
去年は並べるとよくわからん画になる泣き顔と笑顔の組み合わせだったけど、今年は並べて映える表情なのが嬉しい。

2022年バージョンと並べて〜。
毎年寒くなってくると登場するキウイブラザーズフィギュアでした!
このシリーズはとにかく販売方法がユニークぞよね!
普段キウイ買わないのに、この季節だけは売り場を探しちゃうって言う人も多いのでは〜。
毎年早い者勝ちなのでマメに情報をチェックしよう!


ぞよちゃんも集めてる!「ばらむツ」はゼスプリキウイを(勝手に)応援しています!!

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■タカラトミーアーツ あんもにゃいと ブルーグレー

タカラトミーアーツより2023年4月発売の、な、な、なんと・・・
このご時世に一回200円ガチャぞよーっ!!
これは凄いぞ〜っ!!

ラインナップは「白猫」、「黒ハチワレ」、「ブルーグレー」、「茶トラ」、「黒猫」、「グレーハチワレ」の全6種で、
ポーズ2×3色のカラバリラインナップ。
本体サイズは4.5センチの手のひら大と、200円とは思えぬボリューム感がウリぞよ。

ひとつ回してみたところブルーグレーが出ました!
猫が体を丸めて眠る姿がアンモナイトの化石に似ている事から、
猫ファンの間ではこのポーズを「アンモニャイト現象」と呼ぶとの事。
これはそんなぐっすりねこちゃんのフロッキーフィギュアなのです。

シルバニアファミリーなどでお馴染みのフロッキー加工。
これはフィギュアに糊を散布し、そこへパイルと言う細かい毛を静電気の力で植毛する技術を言うぞよ。
そのまま散布するとただの粉でしかないパイルを、静電気の力で同方向に立たせる事で、まるで毛の生えるかのように接着できるという訳ぞよね。
こちらはそんなフロッキー加工を施された猫人形というわけぞ。

グレー一色に見えるが、一応お鼻が塗装済みだ。
他のネコちゃんは模様が塗装されているものもあるが、ブルーグレーの体表は単色である。

本体はPVC製だが・・・樹脂の塊で思いがけずずしっと重みがある。
恐らくこの重さもアンモナイトに掛けているのだろう。
なんとなく持った感触も石っぽく、なかなか粋なアイテムぞよ。

まるんとまるまった猫ちゃん。
もふもふ感が見た目にも楽しいうえ、手触りも面白いのだ。

ちょっとした文鎮代わりにもなりそうぞよ。

おっと、にくきゅうもきちんと塗装されているぞ!
こういうポイントは外せません。

アニアのルッタと比べてもこの大きさっ!!
これが200円とは・・・タカトミアーツは慈善事業ぞよかーっ!!

奇しくもこの日は低価格ガチャでまんまるポーズを2つ当てたのであった。
タカトミアーツの200円あんもにゃいとでした。
これは意外な面白さがあるのでおすすめぞよ〜。

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