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■第3章〜わけてつなげて大行進編 |
それではちらちら映っていたが後回しにしていた「哺乳類大行進 The PARADE」を見ていこうじゃないか〜!
こちらは本特別展のメインとも言える大展示で、会場に集結した剥製標本約200点が分類ごとに並び、
各分類群の外見の似ている点や異なる点を目で見て楽しめる大行進となっている・・・!
200体もの哺乳類が並ぶのだから、それは壮観で全部をいちいち紹介できないが・・・ま、雰囲気をお伝えする感じで行こうじゃないか!
まず登場するのはアフリカ獣類のジュゴン、メスと幼体ぞよ!
おまぬけなお顔が可愛いぞよね!!
ずら〜っと並ぶ剥製たち。
色分けと奥行きで枝分かれの過程を現す。
目立つジュゴンから紹介したが、手前のカモノハシらが最も古いタイプの哺乳類ぞよ。
ちっちゃいズグロテンレック、ハリテンレック、後ろにツチブタもいる。
ケープハイラックス、キボシイワハイラックスがアジアゾウ(これは幼獣)に近縁であるとは先にも説明したとおりだ。
その下には有袋類が並び、ミナミオポッサム、チャイロコミミバンディクート、フクロネコ、
右下には原獣類のカモノハシがいるの見えるぞよか?
右上のあたりは異節類コーナーに突入している。
ココノオビアルマジロ、ケナガアルマジロ、ムツオビアルマジロ、スベオアルマジロ、
オオアリクイ、ミナミコアリクイ、ヒメアリクイと、見切れちゃってるけど総登場。
上の方の写真と合わせて探してみて欲しいぞよ!
有袋類からはウォンバット、クマクスクス、シマオイワワラビー、フサオネズミカンガルー
ゴマシオキノボリカンガルー、スナイロワラビー、フクロギツネ、フクロモモンガ
異節類はノドチャミユビナマケモノ、フタユビナマケモノなども並ぶ。
せっかくなのでわたくしの好きな動物達はピックアップして見ていこう!
原獣類単孔目のカモノハシさん。
向うに液浸標本と骨格があったが、これは生体に近い標本ぞよね!
我々のイメージするカモノハシのフォルムぞよ!
やはり原獣類単孔目のハリモグラも並ぶ。
これらは日本では見られないレアな生き物ぞよ・・・!
アフリカ獣類管歯目のツチブタ。
動物園では展示はあっても隠れている事も多いので、全身がはっきり見られるのは嬉しい。
ま、細部を見るとちょっとぼろい気もするが・・・。
アフリカ獣類長鼻目のアジアゾウの子供。
アジアゾウは妊娠期間が22か月にも及ぶと言う!
まだ鼻と耳が未発達ぞよね。
どうして子供のまま死んでしまったのだろう?
剥製からは様々なドラマが感じられるぞよ。
アフリカ獣類イワダヌキ目キボシイワハイラックス!
笑顔が可愛い動物ですが・・・剥製はやや無表情ぞよ。
これがネズミのようだが、実はゾウに近縁という話が本特別展の主題ぞよね。
確かこの展示会には埼玉県こども動物自然公園も協力していると掲示があったと思う。
ひょっとしてこのキボシイワハイラックスちゃんはこども動物自然公園でお亡くなりになった個体かも・・・?
剥製だけでなく、骨格も一緒に並んでおり、展示と行進は混然一体となっているぞよ。 |
手前の緑のコーナーはユーアーコンタグリレスたちだ。
エンペラータマリン、ケナガクモザル、クロシロエリマキキツネザル、
コモンツパイ、ゴールデンライオンタマリン、シロガオサキ、スレンダーロリス、マレーヒヨケザル
フンボルトウーリーモンキー、ヒゲサキ、ニシメガネザルなどなど
霊長目に混じって登木目のツパイも隠れているぞよ。
手前には齧歯目たち。
見切れているがハダカデバネズミ、タテガミヤマアラシ、チュウゴクヤマネ、カナダヤマアラシ、グンディ
バンパステンジクネズミ、マーラ、カピバラ、パカ、アグーチ、ビスカーチャ
デグー、パカラナ、チンチラなどなど。
シラガマーモット、ムササビ、インドオオリス、ジュウサンセンジリス、ニホンモモンガ
セイブハイイロリス、オグプレーリードッグ、シベリアシマリス・・・皮膜を持つ齧歯目は浮かべて展示してあるものもいるぞよね。
トビウサギ、アマミトゲネズミ、マスクラット、アカネズミ、ハタネズミ、ケナガネズミ、それにアメリカビーバー
ゴールデンハムスターも齧歯目の仲間だ。
奥の霊長目の続きは
シロテテナガザル、アヌビスヒヒ、アビシニアコロンブス、ボルネオオランウータン
ゲラダヒヒ、ブラッザグエノン、ニシゴリラ、マントヒヒ、モモジロリーフモンキーなどなど。
兎形目としてはカンジキウサギ、アマミノクロウサギ、タカネナキウサギ
ユーアーコンタグリレスは数多くいるぞよ。
このユーアーコンタグリレス齧歯目のトビウサギなど実に可愛らしいビジュアルをしている!
まるでポケモンのような不思議なフォルムぞよ〜!
哺乳類大行進の中から気に入った動物を探すのも楽しみの一つぞよ!
青いコーナーはローラシアテリアの哺乳類達となる。
天井を行くのは翼手目のオオアラコウモリ、ユビナガコウモリ、ハチマキカグラコウモリ、セバタンビヘラコウモリ
インドオオコウモリ、キクガシラコウモリらだ。
ちょっと小さくてじっくり見ないと区別がつかないかもしれないぞよね!
さっきからちらちらと映っていたが、
天井にはローラシアテリア鯨偶蹄目でも一際大きいニタリクジラ、ツチクジラ、イッカクらの全身骨格が浮かぶ。
この写真の奥はシャチの全身骨格!
手前のやつはユメゴンドウぞよ。
鯨偶蹄目は充実しており、イボイノシシ、ビクーニャ、カワイノシシ、クビワペッカリー、イノシシ。
キョン、オジロジカ、アカシカ、プーズー、ノロジカ、トナカイ、ダマジカ
インドマメジカ、ヤマジャコウジカとシカさんシリーズも数多。
真無盲腸目のアズマモグラ、ニホンジネズミ、ヨーロッパハリネズミ、チビトガリネズミらもこじんまりと混じる。
それに一番高い所にいるのはわたくしの大好きなオカピだ!
流石にキリンはいないが・・・向こうに全身骨格が並んでいたのは紹介したぞよね!
スプリングボック、グランドガゼル、ギュンターディクディク、ジェレヌク。
ズグロダイカー、セスジダイカー、オリックス
シベリアアイベックス、ヒマラヤタール、アルガリ、ターキン、シャモア、シロイワヤギ
クロリーチェ、リードバック、コープ、オグロヌー、セーブルアンテローブ、カーマハーテビースト
ガウル、シタツンガ、ブッシュバック、クーズー、などが並ぶが、
このような角のあるウシ科の類はどれがどれやらわからんぞよ!
しぼんだビクーニャぞよ。
ちっちゃいのは所謂ウリボーだ。
オカピたちをアップで。
上野動物園のオカピのトトはちょっと前に死んでしまった。
悲しいぞよよよ・・・。
シャチは生体の姿も並ぶ。
鯨類の骨格標本の玩具、意外とないぞよね〜。
ほしいな〜。
カバは頭部だけがやって来ていた!
一応主役級なのにコビトカバにポジションを奪われた形ぞよ・・・!
コビトカバはこのようにまるっと剥製が来ていますよ。
入口に中身や全身骨格もあったし、コビトカバ好きには嬉しいイベントとなっているぞよね!
この辺は奇蹄目だ。
アメリカバク、クロサイ(幼獣)、サバンナシマウマ、マレーバク(幼獣)、インパラ、ロバなどが集結。
ずらっと〜。
賑やかなサルたち。
可愛いインドマメジカ。
これはネズミイルカだ。
以前化石種のヌマタネズミイルカを紹介したぞよね!
スナメリのアップ。
これもネズミイルカ科ぞよ。
ちっちゃ可愛いマレーバクとサイの赤ちゃんぞよ。
骨格見上げて〜。 |
ぐるっと会場を反対側に回るとローラシアテリアの続き、この辺は食肉目ぞよ。
トラ、ピューマ、ユキヒョウ、チーター、カラカル、マヌルネコ
ユキヒョウがなんか食ってるぞよ。
下にいる細長いのはフイリマングースかな?
見切れてるけど奥にハクビシン、ビントロング、ヨーロッパジェネット、パームシベットらが並ぶ。
マヌルネコをアップで。
これは動物園で見られるぞよね。
クマ登場!
大きいのはヒグマとホッキョクグマぞよ。
ナマケグマ、メガネグマ、それにジャイアントパンダも並ぶので後の写真を注目ぞよ。
なんとなくサービス精神旺盛に思えるクマども。
タテガミオオカミ、コヨーテ、ドール、フェネック、セグロジャッカル、ヤブイヌなどのイヌ科コーナー。
フェネックちゃん・・・きゃきゃきゃきゃんわっ!!
シマハイエナ、ブチハイエナ
躍動感のあるポージングのものも。
おっと、パンダが出てきたぞ、その下はレッサーパンダだ。
アカハナグマ、オリンゴの一種。
アライグマもいたぞよ。
シマスカンクの尻尾も映っている。
イタチの類も多い。
ニホンイタチ、イイズナ、クズリ、シナイタチアナグマ、オナガオコジョ、フィッシャー
アナグマ、サハラゾリラ、ユーラシアカワウソにラッコもイタチ科なのだ!
ラッコちゃんは親子でちゅーしてる。
か、可愛いぞよーっ!!
イイズナと、鳥食ってるのがフィッシャーかな?
獰猛ぞよ。
ユーラシアカワウソはちょっと間抜け面だ。
オカピを反対側からも紹介しておこう!! |
食肉目はアシカ科に突入。
カリフォルニアアシカ、トド、オットセイ(幼体)、セイウチは大きいのと、下の小さいのは幼体双子ぞよ!
アザラシ科も並び、
キタゾウアザラシ、クラカケアザラシ、ゼニガタアザラシ、ゴマフアザラシ(幼体)、
ヒョウアザラシ、アゴヒゲアザラシ、ワモンアザラシ(幼体)、ウェッデルアザラシと大集結。
ぬいぐるみみたいなオットセイ幼体をアップで。
よく見るとちょっとぼろいのはご愛敬だ!
もちもちのアザラシ軍団・・・ちょっと縫い目とかも見える。 |
そして超巨大ミナミゾウアザラシ!
先に紹介した大吉の在りし日の姿ぞよ・・・!!
不気味すぎるぞよーっ!!
こんなのが海からぬーっと出てきたら海坊主と間違えても無理あるまい・・・!!
下にはちょこんと鱗甲目のミミセンザンコウがいます。
これで概ね紹介したぞよかな?
なにせ会場全体に200体もいるのでこれがこれ、と紹介するのは難しいが、あとは会場の様子として引きの写真を載せておこう。
ニタリクジラとツチクジラの並び。
左下には大吉の笑顔も。
会場内では動物が各分類ごとに色分けされて紹介されている。
本レポートを振り返る時もラベルやエリアの色に注目して読み進めると判りやすいかもしれないぞよ。
春休みの終わったすぐ後の平日だったけど結構お客さんが多くて賑わっていたぞよ。
休日は物凄い混雑かもね・・・!!
おっと、これはひょっとするとラベルを確認し忘れたかもしれない親子・・・
あっちにヒョウがいたから、ジャガーかな?
そっくりな動物は数多いてよくわからんぞよ!!
これにて特別展「大哺乳類展3」に展示された標本類は殆ど紹介した事になる。
やはり哺乳類ともなると、現生種に絞ってもその数は膨大・・・!!
全部で何種いるのかよくわからんが、たぶん1000種くらいの恐竜と比べても、
展示の密度がぐ〜んと上がるから、レポートを書くのも大変なのだ!!
おろかなにんげんどもも読んでいるだけで脳みそが疲れてしまったと思うが、本特別展はもうちょっとだけ続くので付き合って欲しいぞよ・・・!! |
第4章
哺乳類の分け方−過去から未来へ
科博巡り編へつづく→
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