■5ページ目:たてのカセキ、トリデプス、チゴラス、アゴのカセキ〜ひみつのコハク
恐竜の代表格、トリケラトプスモチーフの「タテトプス」と「トリデプス」
タテトプスを復元するために必要な「たてのカセキ」の模型。
そしてタテトプスがしんかした「トリデプス」の実物大骨格想像模型。
迫力のビッグスケール! 企画最初期段階から企画書にイメージ図が乗っていたと言うだけあって本展示の目玉のひとつと言えるでしょう!!
最新ゲーム「アルセウス」内で見られる壁の中に埋った化石とはまた違う解釈で立体化されている点も見逃せません。
わたくしは通なので裏側も撮っちゃう。これは貴重な資料になりますぞよ!
プロトケラトプスはより原始的な姿を保った角竜でほんの小さい種類なので、
もしかしたらタテトプスのモチーフはこちらなのかもしれない。角が無い所も一致するしね。
パネル解説でもしっかり二つの類似が触れられているじゃないか〜!
製作段階における実際のデザインモチーフはわからないけど可能性は高そうです。
トリケラトプスの頭部骨格模型もありました。こちらは等身大でなく1/2サイズ。
古生物の研究は日々進歩し続けている!
今後どのような説が主流となって来るのか・・・我々のよく知る考え方がひっくり返る日も来るのかもしれない・・・。
そして、ついに出たぞ!
入口の足跡の主!
ティラノサウルスモチーフの「チゴラス」の骨格模型だ!
XYでは勿論チゴラスを選びました。アマルスも可愛いからかなり悩んだけどね・・・やっぱりティラノでしょってことで。
ポケモンって初代からカセキの復元要素とかあり、かつティラノモチーフを採用してなかったってかなり珍しくないぞよか?
今回の展示でも主役級の一体です。
チゴラス復活に必要な「アゴのカセキ」の模型。
このコラムではカセキポケモンの復元が完全ではない説について触れられています。
ティラノサウルスの解釈の変化。
ポケモンの復元でも新解釈フォルムとか出たら面白くないぞよか?
チゴラスを思わせるティラノサウルスの子供の頭部。
ポケモンの骨格イラストは本展示用の描き下ろしで、グッズにもなっています。
カセキポケモンはカラーで彩色されていますが、古生物の描き下ろしイラストはセピア調で描かれています。
なぜなら古生物の体の色は始祖鳥を除いて判明していないからなのだ!
ティラノサウルスの頭部。
迫力のスケール感! 間近でじっくり見られますよ〜!
出口付近に登場の「ひみつのコハク」と本物の虫入り琥珀。
プテラの復元に必要なDNAが含まれている・・・のですが、あれ!?
中になんにも入っていないぞ〜!?
昔のイラストでは琥珀の中には古代の蚊が閉じ込められていて、ジュラシックパークよろしくそこからDNAを取り出す・・・と言う解釈だった筈。
模型を作った人が間違えちゃったのか!?
いや、これまでの解説からも、この展示が徹底監修されている事は明らか・・・なにか理由があるはず・・・。
もうおわかりですね。
そう! ポケモンの世界には琥珀に入りそうな小さな「蚊ポケモン」が存在しないのだ!
ポケモンの世界に普通の蚊が居たらおかしいですからね・・・マッシブーンは無理そうだし。
この矛盾を解消するために、蚊ではなく、プテラのDNAが直接琥珀に封じ込められていた・・・と言う新解釈が生まれたのでしょう。
ちなみに新アニポケ38話でも同様の解釈だった為、現在のシリーズでは共通設定だと思われます。
またまた発見のぐにゃぐにゃアンモナイト。
2021年に新種として記録されたばかりの種。
我らが日本産だ!
プテラに始まり、プテラに終わる・・・。
今回模型展示が無かったガラルカセキポケモン達。
この企画が2018年〜2019年頃に立案されたと言うだけあって2019年発売の「剣楯」登場ポケモンは間に合わなかったのでしょう。
ぜひいつか第二弾と言う形で立体模型を作って欲しいな〜。
しかし、ポケモン化石博物館はまだまだ終わらない!?
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