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しながわ水族館(2024) 

レポート

 

▼しながわ水族館・徹底レポート!!

  •  ■リニューアルを間近に控えた2024年10月のしな水・ハロウィン仕様をレポするぞよ!

コンテンツ

 
その1
〜日本の淡水魚〜
その2
〜アザラシ・イルカショー〜
その3
〜トンネル水槽〜
その4
〜世界の海〜
その5
〜よこみぞゆりの
なんでもいきもの
ハロウィンパーティー〜
その6
〜JAA監修
水族館限定アニアレビュー〜
■1 誰も知らないアニアを求めて!旧しな水大探検ッ!!

2024年10月末・・・わたくしは品川から京急本線を乗り継ぎ、大森海岸駅に立った・・・!
駅から出て何の変哲もない道をてちてち歩く事8分、右手に突如として現れる看板こそが目的地。
「しながわ水族館」である・・・ッ!!

東京都品川区のしながわ区民公園内に構えるしながわ水族館は、
1991年に開館し、今年で開業33年目を数える本格水族館であるぞよ。
最強怪獣・デストロイアが出現した事でも知られている。

どうして突然ここへ足を運ぶのか・・・それはわたくしがゲットした極秘情報に関係している!
なんとこの水族館で、まだおたくが誰も知らない限定アニアが販売されていたと言うのである・・・ッ!!

タカラトミーが放つ本格動物フィギュア「アニア アニマルアドベンチャー」シリーズは、
いわば動物版トミカとも言うべきもので、わたくしは熱心に集めているがコアなおたく層はまだ形成されておらず、
もっぱらちびっ子向けの玩具であるぞよ。
これは時折、通な限定パッケージを発売するのだが、企業はインターネットでその事をちっとも告知せず、
プレミア価格などもつかないのでインターネット闇市(オークションやフリマアプリ)にも全く出品されない。
ほんとうにほんとうに、発見した人だけが買える知る人ぞ知るアイテムになりがちなのだ・・・!
わたくしはなんとかこの情報を察知しようと、インターネットに秘密の情報網を張り巡らせて日夜監視しているのである。

そんな中、2024年水族館限定アニアが発売されている・・・!
この情報がTwitter(X)上に呟かれたのは10月14日の事であった。
なんでも「アクアワールド茨城県大洗水族館」で購入した人があったと言う事ぞ。
そこから情報を遡ると、「カリフォルニアアシカ」と「バンドウイルカ」の限定アニアが8月から水族館限定で発売されているらしいことを、
「あわしまマリンパーク」の公式アカウントが呟いているではないか・・・!
このアカウントは「アニア」ではなく、「アニアフィギュア」というワードで発売告知をしていたが為に、
Twitterのポンコツ検索においては「アニア」のワードでソートできず、わたくしは見逃していたのだ・・・ッ!!
8月に発売されて気づいたのが10月とは、ひょっとしたら最早手遅れ・・・!
すでに売り切れてしまったかもしれないと思えばいかにも悔しく、
わたくしはこの限定アニアが欲しくて欲しくてたまらなくなったのであった。

なんでも水族館限定アニアは「一般社団法人日本水族館協会(JAA)監修」であると言う。
つまり、JAA関連の施設で販売されていると言う事だ!
公式ページのリストを見ると、わたくしの行動県内では「しながわ水族館」、「アクアパーク品川」、「カワスイ」辺りが近そうである。
更に言えばしな水とアクアパークはイルカのショーを催すので可能性が高そうだ!
そして両者を比べると、しな水は本格水族館だが、アクアパークは流行の技術に傾倒したキラキラ水族館で、前者の方がわたくし好みであるぞよ。
という事で目的地をしな水に定め、10月末にようやく足を運んだと言うワケである・・・!
ちなみに、10月24日には株式会社AQUAより、Twitter上で正式にこの二つの限定パケについて販売アナウンスが為され、
JAA加入施設にて販売中との情報が確定したのはありがたかったぞよ。
株式会社AQUA・・・やはり限定アニアの出どころはお主であったか・・・!
去年もネット上に殆ど全く情報の無い「ルッタ 夏祭りver」を埼玉県こども動物自然公園まで探しに行ったことは記憶に新しい・・・。
頼む・・・もっと早く告知してくれ・・・っ!!
というか、ひょっとしてわたくしがTwitterで探していたから10月になって呟いてくれたのだろうか・・・?
もしそうだとしたらありがたい事ですぞよ・・・!

そんなワケでやって来たぞ、「しな水」!
プロひきこもりわたくし、10月31日がハロウィンの日であるなどと全く知らなかったのですが、
なんとこの日までハロウィンパーティー仕様の催しが為されていたようで運が良かった!
思えばおやつの時間の和菓子にカボチャの頭を模したねりきりが出てきたのはそう言う事であったか・・・!
しな水に到着したのは朝の10時ちょいすぎ、開館が10時からなのでまだあんまり人がいない・・・
と思いきや、遠足のちびっ子どもとかち合ったのは驚いたが、ま、たまに賑やかなのも良いだろう・・・!
ゆくぞ、しなすいに突入ぞよっ!!

今回のレポートは「ばらむツZ」10巻にもまんが収録しているので、こちらも合わせてお楽しみくださいぞよ!!
いきなり究極合体して隕石破壊に向かっているが、レポまんがは中盤くらいに収録しているぞ!!


券売機でチケットを買うと、ちゃんと絵のついた奴が出てくるのは嬉しいもんだ!
最近は色んなチケットがQRコードとかになっちゃって味気ないですよ〜。
この表のキャラクターは公式キャラの「しなフィン」ちゃんであるぞよ。
全く知名度がない事が最大の特徴にしてウリと言う不憫な奴ぞ。
ほか、チケット絵柄は数種類あるみたい。

入場口ではチケット裏にイルカスタンプを押してもらえ、当日はずっと何度でも再入館可能と言うのは嬉しい。
午前中いっぱい遊んで、お昼ご飯を館外の水上レストラン「ドルフィン」で楽しみ、あるいは電車で移動して済ませてから、
戻ってきて夜まで遊ぶなんて事も出来ちゃうぞよね!
しかも大人チケットで1350円とはまずまず安い・・・!
品川を冠する水族館は二つあり、前述のアクアパーク品川は2500円だからしな水のほうが断然お得であるぞよ・・・!

入口では館内マップを配っているので持ち歩くと便利であるぞよ。

もっとも、そんなに広くないので構造はすぐに把握できるだろう。
公式ページでも同じマップがより詳細な情報と共に見られるので、そっちで予習して行くのもアリぞよね!

それでは早速展示を見ていこう!
まず入って左手の順路に現れるのは「東京湾に注ぐ川」のコーナーであるぞよ!
通路中央にミズナラの巨木モニュメントが聳え、木は森を作り、森は川を作り、川は豊かな海を作る・・・というコンセプトで、
地球の生態系本来の姿がモチーフのレイアウトが展開されている!
ミズナラと言えばカブトムシやクワガタの大好きな蜜の出る樹で、特にミヤマクワガタなどが好物とする事でお馴染みぞよね!
手前の小さな水槽にはサワガニもいたぞよ。

ニッコウイワナやヤマメの暮らす淡水レイアウト。
いきなり地味な奴らが出てきたが、こういう素朴な美しい日本の淡水魚のいる水族館は本格的な感があって信頼できるのだ・・・!

サクラマスのうち、河川残留型のものをヤマメと呼ぶぞよ。
食用に用いられる他、渓流釣りも人気だが、絶滅が危惧されており天然のものは幻の存在となりつつある。
なんなら在来のものはほとんどおらず、今見られるものは放流個体が主であるとも言われている。

こりゃオイカワかな。
青みを帯びた模様のあるのがオスで、ギラギラした方がメスであろう。
わたくしは魚の事などちっとも詳しくないので間違っていたらご愛敬ぞよ。

この子はカワムツぞよかな?
顎からお腹が赤っぽいのは、オスの婚礼色であろう!
コイ科の淡水魚で、西日本では身近な魚の一つであると言う。
東日本でもアユなんかに紛れて放流され、分布を広げているみたいぞよ。
おろかなにんげんどものおじさんは良かれと思ってその辺に魚を放し、
生態系をめちゃくちゃに破壊するので全く困ったものである。

この水槽にはヤリタナゴ、モツゴ、タイリクバラタナゴ、キンブナ、ギンブナ、タモロコ、スゴモロコ、ドジョウなどが入っていたようだ。
みんな仲良く泳いでいるが、よく見ると姿の違う何種類かが混泳しているぞよね!

ウグイ、ゲンゴロウブナ、マゴイ、ニホンウナギなどの入っている水槽。
ここにはクサガメやニホンイシガメも暮らしていたぞよ。

一匹だけニシキゴイが入っていて目を惹いた。
いわば逆スイミーと言ったところだが、他の者どもは色の違いなどさっぱり気にした様子がなく、無頓着ぞよ。

岩場にはカルガモ。
まだ早い時間だからか丸くなっていた。

なんでも事故で飛べなくなったところを幸運にも保護され、治療されたものであると言う事ぞよ。
自然界では暮らしていけないのでここで養ってもらっていると言う事です。

前述したとおり、しな水秋の特別展「よこみぞゆりの なんでもいきものハロウィンパーティー」と言う催しが
10月1日〜10月31日まで期間限定で開かれていたぞよ!
わたくしは偶然にもこの最終日に居合わせたと言う事・・・ラッキーだったぞよ!
こちらの様子は後のページで特集するが・・・入口にあった告知水槽、ハリセンボンが入っていると書いてあるのだが、なんにもいない。
最終日だから、ひょっとしてお亡くなりになったぞよか?

館内もハロウィン仕様で、あちこちに「なんでもいきもの」のおばけキャラ達があしらわれていたぞよ。

続くコーナーは「東京湾の干潟と荒磯」というテーマで、海へと注ぎ込む河川が作り出す砂地や干潟が特集されている!
淡水魚から海水魚へ・・・!
東京湾周辺の浅瀬で見られる環境と生物がまるっと展示されている一角だ。

カワハギやクサフグぞよかな。
アマモなどの海生の顕花植物が群生した場所を「アマモ場」と言って、多様な生態系を育むゆりかごとなるぞよ。
ここではそんな水草の環境も再現されている。


水槽内にしなフィンちゃんと「なんもの」ぬいが展示されていました。
どっちも外の売店で買えるぞよ。

東京湾の浅瀬が再現されていると言うだけあって、水槽内には荒々しく波が打ち寄せる荒磯ギミックが設けられており、
ざぱーんと打ち付けては引いて・・・を繰り返していた。

実はわたくし、この水族館に来るのは初めてではない。
子供の頃にも母と妹と夏休みに遊びに来た事があるぞよ。

その頃から全体のギミックや構造がちっとも変わっておらず、思い出を刺激される懐かしい一日であった。
しかしそれが為に施設の老朽化も問題となっており、実はしな水・・・現在のこの施設を解体し、
新施設を建設し完全リニューアルする事が決定しているのだ・・・!
リニューアル後は1.2倍の規模に拡大され、2027年にオープン予定という事で、現施設の運営は2026年度いっぱいまでとなる。
あと1年以上もあるならそのうち行けるかな〜と思ったおろかなにんげんどもよ・・・
断言しよう、お前達はきっと行かないッ!!
旧しな水を見に行くなら明日、すぐに、思い立ったら足を運ぶのだ・・・ッ!!
無くなってから寂しくなっても遅いぞよ・・・っ!!

「品川と海」のコーナーでは品川の海岸地域のジオラマが再現されている。
怪獣でも置きたくなるような景色ぞよね!

クロダイ、イシダイ、ドチザメ、マアジ、マアナゴ、メジナ、シマイサキ、アイゴ、マダイ
イサキ、コショウダイ、カサゴ、マハタ、ウマヅラハギ、カトヒキ
オヤピッチャ、カゴカキダイ、アカササノハベラ、ホシササノハベラ、ミノカサゴなどがごちゃっと入っているみたいぞよ。

「潮の満ち干と生物」では潮溜まりに取り残された生き物たちが再現されていた。
ボタンがついてて、潮の満ち干ギミックが遊べる。
ランプが消えたらボタンを押してみよう!

潮溜まりに取り残された生き物達。
右の方に隠れているのは紅色のイボイワオウギガニぞよ。
オウギガニには毒のあるものもいるから、多分食えない蟹だ。

この奥の通路の水槽でぽつんと展示されているのは、絶滅危惧種の「ムサシトミヨ」ぞよ!
ほんの小さなコーナーであるが、極めて重要な展示であるので注目ぞ。

ムサシトミヨはトビウオ科の小さな淡水魚で、水草が良く茂った湧水のある所に住まい、甲殻類やユスリカなどを食って暮らしている。
繁殖期になるとオスが腎臓から粘液を出して水草に3センチ程の巣を作り、
その中でメスに産卵させ、オスが卵を守るとは、鳥のような習性をもつ珍しい魚であるぞよ。

昭和30年ごろまでは埼玉県や東京都内で普通に見られた種であるが、急速な都市化による開発で湧水が枯れ、みんな姿を消してしまった。
現在では埼玉県のごく限られた地域でのみ見られ、絶滅危惧IA類に分類されているので、
ごく近い将来に野生で絶滅してしまう事が危ぶまれている魚である。
おろかなにんげんどもが街を発展させ、治水をし、世界は住みよく豊かになったが、
それは人間の都合であるぞよ。
その裏でひっそりと絶えゆく種がいる事を、我々は忘れてはならないのだ!


しな水レポート(2024年10月)
その2へ続く→


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