|
■4 巨木の長老出現・・・!世界の海へッ!! |

そして何やら雰囲気のある一角「世界の大河から」コーナー。
ここだけ遊園地のアトラクションみたいなデザインでわくわく感高まる!

真ん中の辺りを泳ぐのはオスフロネムス グラミー、アジアアロワナやレッドテールキャット、タイガーシャベルノーズなどもいるぞよね。
なんと言っても水底でじっと動かない格好良いのはアリゲーターガーだ!
ここでは世界中の大河や湖から集められた憧れの大型魚が一堂に会しているぞよ!

最大で全長2メートル以上に達すると言う大型肉食魚のアリゲーターガー。
意外にも大人しく、おろかなにんげんどもを襲って食う・・・という事は無いから安心して良いぞよ。
なぜならこいつは獲物を丸呑みにして食うので、口にすっぽり入らない人間には用が無いと言うワケです。
逆に口に入るモノならなんでも丸呑みしてしまうぞよ。

レッドテールキャットは熱帯産の大型ナマズ。
ペットショップなんかでも買えるみたいぞよね。
丈夫で飼いやすく人気があるが、最大では120センチにもなると言うから普通の家じゃとても飼えんぞよ。

オステオグロッスム、その名も「骨の舌を持つ」の意を持つアロワナの舌と鱗が展示されていた。
現地ではこの舌をおろし金にしたり、鱗はやすりにしたり、様々利用されていると言う。

マスノスケ、所謂キングサーモンの模型ぞよ。
他にも樹のイミテーションの中に蛇の模型が隠れていたり、このエリアは色々面白い工夫があった。

これはグレーターサイレンと言うサイレンの大型種だ!
サイレンは主にアメリカに生息する両生類で、この大型種はヒョウウナギとか呼ばれてなん十年も存在だけは知られていたが、
新種記載されたのは2018年と言う、言わば正体の明らかになったUMAの類であるぞよ。
グレーターサイレンは全長50〜97.8センチにもなると言う化け物で、見ての通りウナギとウーパールーパーを足して二で割ったような奇妙な姿をする。
かなり珍しい生き物だから要チェックだ!

これも可愛い樹の洞を模した水槽に入っているベルツノガエルだ!
中南米のパンパと呼ばれる草原地帯に生息する蛙で、最近は玩具のモチーフになる事も多くお馴染みぞよね!

そしてこのエリア、時間が来ると渋い声で何やら解説が始まるが・・・、

巨木のじじいの妖精が投影され、これが喋っているのである!!
なかなか雰囲気があって楽しい趣向ぞよね!
や〜、この仕掛けはリニューアル後の新しな水にも受け継いで欲しいですよ〜。 |

暗がりを出ると一転明るい通路。
続く「珍しい魚たち」エリアではこれまた奇怪なシルエットの魚達が見られる。

これはトラ模様のその名もトラザメぞよ。
小型で大人しいサメで、成長しても最大50センチ程度。
北海道南部から黄海に分布する普通種だ。
日本語ではトラザメだけど、英語ではキャットシャークと言ってややこしいぞよ。
そして日本語でネコザメと言うサメは別にいる。
お、おいーっ!
揃えておいてほしいぞよーっ!!

アマゾンの人喰い魚と言えばピラニア!
ピラニア・ナッテリーぞよ!!
産卵後にオスが卵を守る時期が特に狂暴と言われるが、
水に落ちただけであっと言う間に食われて血の海ならぬ川に・・・ってのは大分誇張されているみたいぞよね。

南オーストラリア周辺の生物達を飼育する水槽。
オーストラリアの西・南側の海域を特集しており、
この辺りは水温が13〜21℃と低く、他の地域で見られない変わった姿や形の魚が見られると言う。
上のおめめがでっかいヤツがサザングローブフィッシュ、左で正面を向くのがムーンライター
手前がオールドワイフぞよ。

これはポートジャクソンネコザメ。
さっき言ったネコのサメぞよね。
オーストラリアのシドニーにあるポート・ジェクソン湾でよく見られる事からこの名がついたようだ。

こっちの水槽で寝てるのは北海道以北〜オホーツク海・ベーリング海で見られるオオカミウオだ!
世界中では5種類の仲間が知られ、日本ではこの一種のみ生息するぞよ。
こいつ今度「あそべる生物フィギュアシリーズ」で出るみたいなので個人的に注目の一匹だった。

そしてみんな大好きデンキウナギぞよーっ!
ウナギとは言うが、ウナギ目ではなくナマズの仲間に近縁な魚であるぞよ。
1科1属の魚として展示されているが、2019年に仲間が増えて今では3種が知られている。

その最大の特徴は、主器官、ハンター器官、サックス器官からなる電気器官による発電攻撃ぞよ!
主器官からは電気魚中最大威力となる600ボルトもの放電がなされ、
この電気ショックによって獲物を気絶させて捕食したり、身を守ったりするのだ!
水槽は常に放電の様子を計測していて、デンキウナギが電気ショックを放つとその放電電圧が計測され表示される仕組みがあった。
これもわたくしが子供の頃からあるギミックぞよ〜。
懐かしいぞよね〜!

この水槽には二匹デンキウナギが入っていて、すれ違ったりすると僅かにストレスを感じて放電しているみたいだったぞよ。
ちなみにデンキウナギは別に電気を通さない仕組みを体に持っている訳ではない。
従って自分の放った電気でしっかり自分も感電しているぞよ。 |

その向かい側には、更に面白く奇怪な姿の魚達が暮らしている。
一つ一つ見ていくぞよ!!

ビックベリーシーホース、所謂タツノオトシゴの仲間ぞよね!
オーストラリア南東部沿岸及びニュージーランド沿岸に分布する種であるぞよ。
タツノオトシゴはメスがオスの育児嚢と呼ばれる腹部の袋に卵を産み付けるので、
オスが出産する魚として知られている。

最近タツノオトシゴは沢山新種記載されて、研究が進んでいるぞよ。
この子はヒメタツと言って、2017年10月に新種記載された種である。
タツノオトシゴより小さく、お姫様のように可憐である事からヒメタツと名前がついた。

これはヘコアユと言う、世にも奇妙な逆立ち泳ぎをする魚であるぞよ。
普段はこのように逆さまに浮かぶが、危険が迫ると普通の姿勢で早く泳ぐのはますます奇妙である。

毒を持たない生物が毒を持つ生物に姿を似せ擬態する事をベイツ型擬態と言う。
南日本のサンゴ礁で暮らすシマキンチャクフグはテトロドトキシンと言う毒を持つ。
ノコギリハギはこの毒フグに姿を似せる事で、外敵に食われない工夫をし身を守るのだ。

にゅるんと姿を現したモヨウタケウツボに、

みんな大好きチンアナゴ・・・ではなく、こっちは縞々のニシキアナゴぞよ。

これはアマゾン川、ネグロ川の流れの緩やかな水域に生息するリーフフィッシュ。
その名の通り枯葉に擬態しており、近づいてきた小魚を素早く吸い込んで食う忍者のような奴だ。

キフォティラピア・フロントーサはアフリカ大陸の南北に走る大地溝帯によって形成されたタンガニーカ湖に棲む魚であるぞよ。
アフリカ大陸最大の水量を持つこの湖には、300種もの固有種が生息すると言う。

ちょこまかと忙しなく動き回っていたこちらはブルーカンディル。
ブラジル、ペルー、アルゼンチンなどの河川に見られる15センチほどのナマズの仲間だ。
弱った魚や動物を鋭い歯で襲い、時に体内に入り込んで肉を貪り食う恐怖の魚として現地ではピラニア以上に恐れられている!

キッシンググラミーはその名の通り、オス同士が互いの口を突き合わせ闘争行動を取る、
つまりキスで喧嘩する魚であるぞよ!
世界には奇妙な奴がいるもんだ! |

このレポートを書いていて気付いたが、成程ここが本来は「アシカ“海のライオン”」コーナーであったか・・・!
見ての通りゴマフアザラシが入っていたが、どうやら出産に際してアシカから借りたまま占領中みたいぞよ。

今年の2月に生まれたゴマフアザラシの赤ちゃんはしぶきという愛称で親しまれている。
もうすっかりでかくなって、ゴマちゃんの面影はないぞよ。

奥へ進むと「共生水槽」コーナーだ。
異なる生物が協力して生活する事を共生と呼ぶとは、おろかなにんげんどももご存知ぞよね!

特にクマノミとイソギンチャクの共生は良く知られている。
クマノミの仲間はイソギンチャクの傍で生活し、危険を察知するとその中に逃れて隠れるぞよ。
イソギンチャクは刺胞という毒針を持つので、普通の魚は近づけない。
しかしクマノミは特殊な粘液で体を守っているので、ご覧の通り触れる事が出来るのだ。
イソギンチャクの刺胞はマグネシウムの量によって発射される。
触れたもののマグネシウムの量が海水より少ないとちくっと刺すぞよ。
クマノミは粘液でマグネシウムを多く纏うので、海水に紛れて敵として認識されないと言うワケだ。
イソギンチャクもまたクマノミが弄り回す事で新鮮な海水が循環し、より成長速度が上がると言う。

ハゼの仲間もテッポウエビと共生する種がいるぞよ。

この種のハゼは自分で巣穴を掘る事が出来んので、テッポウエビの掘った巣穴に住み着く。
一方でテッポウエビは視力が弱いので、巣穴を提供する代わりにハゼに見張りに立ってもらうのだ。
外敵が近づくとハゼは尻尾を振ってテッポウエビに危険を知らせてあげるとは厚かましくも親切な奴ぞ。

生き物との背比べコーナーぞよ!
ゴマフアザラシ、マゼランペンギン、ハンドウイルカのしな水のアイドルと一度に背比べが出来る。
おろかなにんげんどもはどの子と一番近いサイズだったぞよか〜?
ま〜大体ゴマフアザラシであろうが、でっかいヤツだと人間も200センチを超える事があると言うぞよからね!

そして「カワウソ“小さな狩人”」のコーナーぞよ。
ここではカワウソの中でも最小種で最も可愛いとされるコツメカワウソがちょこまかと動き回る姿が見られる。

きゃきゃきゃきゃんわ〜っ!!

コツメカワウソと言えば、アニメ「アニアキングダム」の主人公であるルッタも青いコツメカワウソでお馴染みぞよね!
愛くるしいキュートな姿におろかなにんげんどもは誰しもくぎ付けとなってしまうぞよ!

しかし本当に忙しなく動き続けているので、綺麗に全身を撮るのがなかなか難しい。
なんでもペットとして飼う者もいると言うが・・・こんな活発な動物をどうやって屋内で飼えるものか疑問であるぞよ。

いなくなったと思いきや、水槽の端っこに階段がかけてあって、天井の筒に繋がっているのであった。
もたっと詰まっていてどこがどこの部位やらわからんぞよ! |

しな水レポート(2024年10月)
その5へ続く→
|
:このリンクから何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ!
・「アニア AS-19 カマイルカ (水に浮くVer.)」
・「アニア AS-20 アオウミガメ親子 (水に浮くVer.)」
・「カロラータ 海の生き物 立体図鑑」
・「ハセガワ 1/72 しんかい 6500」
|
■TOPへ |