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| ■その6・ムシと人 |

ここまでで目玉展示は終了となる!
続くエリアからは出口まで小展示が並ぶぞよ。
「図鑑の中のムシ」として通路に飾られたのは、古い時代の昆虫図鑑。
虫と人との関わりは深く、日本では江戸時代から中国で薬用とされた植物・動物・鉱物をまとめた本草学の書物として、
虫について記したものがあった程である。
現代に至るまで昆虫の図鑑は様々出版されているが、
特に古いものでは国立国会図書館デジタルコレクションでネット閲覧できるものもある事が紹介されていたぞよ。

古い時代には涼を取る為に、鳴く虫を雅なる虫籠に入れて飼い、鳴き声を楽しむ事を遊びとした。
ここには様々な趣向を凝らした虫籠が並ぶぞよ。

この「ひょうたんの虫入れ」など、象牙か何かで美しい細工が施してあって雅である。
中にバネが入っていて、虫が鳴くと振動して音が変わる細工があるというぞよ。

これは中国でコオロギを飼育するのに使われていた壺であるぞよ。
わたくし著「まばゆめ 怪獣綺譚」の中に、このような壺で鈴虫ちゃんを飼っている娘が登場するぞよ。
この娘は実はとんでもねー奴で、壺中に様々の生命を飼い、虐めるのであるが、
鈴虫ちゃんの事はとても気に入っていて大事にしている。
しかし壺中で虫を飼っていると、次第に血が濃くなって絶えてしまうので、
時折家の人にお願いしてよそから愛好家を招き、鈴虫の交換会を開くのだ。
このエピソードはすっかりわたくしが考えたのではなく、
青空文庫で読んだなんかの本にこういう下りがあったので、こりゃあ面白いと気に入って拝借したのである。
わたくしの小説ではこの壺中に住まう鈴虫ちゃんが様々の要素と結びつき、阿鼻叫喚の地獄絵図を描いているぞよ。
その元ネタの壺がこれであったか・・・!
コオロギとスズムシの違いはあれど、ま、似たようなもんだ。
この壺は龍が描かれて実に豪華ぞよね。
まぁなんだか間抜けな顔の龍であるが・・・中国ではコオロギを戦わせて遊ぶと言うので、
これは龍のように強くなれという願掛けかもしれんぞよね。 |

最後のエリアでは「ムシと人」と題して、おろかなにんげんどもと様々の虫との関係を説明している。
花と蜂のように、生物は互いに強く影響し合って進化してきたぞよ。
人は虫を、蜂などは積極的に利用しているが、多くの場合は直接関わる事はなく暮らしているぞよ。
しかし、地球に生きる多様な生命は、無関係な様でどこかできっと関わっている。
人の生活圏にも様々な虫がいて、我々に影響している筈ぞよ!

おろかなにんげんどもが暮らす家の中にも虫はやってくるぞよ。
一説によれば、裕福な人が暮らす家の中程虫の多様性は増すと言われるぞよ。
どっちかと言うと貧しくて不潔な家の中の方がゴキブリとか沢山いそうだが、これは意外な研究ぞよね!
これは「ぜいたく効果」と呼ばれて、要は収入の多い家庭の方がお庭をきちんと作り、
多様な植物を身近に置くので、虫もそれだけバリエーションが増えると言う事ぞよ。
そう言われると、確かにそうだと納得できる。
ここに並ぶ家の中で多く見かける虫は、主に蜘蛛で、確かにわたくしも家の中で蜘蛛を見かける事は多く思うぞよ。

他にゴキブリ、シロアリ、イエバエといったものもポピュラーだが、こういうのは全くと言っていい程見かける事がない。
まぁ〜知らんうちに蜘蛛が食ってくれているのかもね・・・。

わたくしが部屋でよく見る虫に、「ヒメマルカツオブシムシ」がある!
これは乾燥した動植物質に発生し、つまりは衣服の繊維質を食ったりする害虫であるぞよ・・・!
春めいてくると、こやつがわたくしの部屋に一匹か二匹くらい現れて、ぽつんと死んでいる事には毎年ぞっとさせられるぞよねぇっ!!
テントウムシのようなこの姿は成虫なので、湧くと言う事はどこかに幼虫がいる筈である。
しかし、わたくしは部屋で幼虫や、その痕跡、脱皮したあとなどを見たことがない。
かなり虱潰しに探すのだが、全く見つからない・・・。
成虫しかいないと言う事はつまり、どうやら外から飛んで入ってきているみたいなのだ。
それによく考えてみると、もし幼虫が湧いていたら、もっと夥しく成虫が目に付きそうなものだ。
家の庭には植物があるし、近くに大小の公園がいくつもあるので、ひょっとしたらそこからやってくるのだろうか・・・?
カツオブシムシの成虫は花粉や花の蜜が大好きなので、可能性は高そうぞよ。
こうして理論だてて考えて、わたくしはいつも自分を納得させ安心しているのだが・・・。
ひょっとしたら気づかないどこか暗所で繁殖しているのではないかと気が気でないぞよよよよ・・・。

近年猛威を振るう恐ろしい虫には「トコジラミ」がある!
これは所謂「南京虫」って奴で、人家に侵入しては夜間に這い出し、哺乳類の血を吸う恐ろしい吸血害虫であるぞよ。
刺されるとアレルギー反応で猛烈な痒みが出るばかりか、昨今問題となるスーパートコジラミは殺虫剤の類が効かず、
猛烈な勢いで増えて手に負えないと言うから恐ろしい!
絶対家に入れたくない虫ナンバーワンがこの南京虫ぞよね!!
たのむーっ!
殺虫剤メーカーは早くこいつを絶滅させてくれぞよーっ!!

このように、おろかなにんげんどもに直接危害を加えたり、また見た目に不快なものを害虫と言うぞよ。
逆に虫は様々の場面で人に利用される事もあり、こういう場合は益虫と呼ぶ。
さっきトコジラミを絶滅させてくれと書いたばかりだが、こんな風に安易に虫を根絶させると、他の生態系にどんな影響が出るか判らず大変に危険であるぞよ。
絶対的な害虫、益虫と言う者は存在せず、みんな広い世界を支える小さな仲間である事を忘れてはならない。
・・・まぁ・・・トコジラミは哺乳類の血しか吸わず、そもそも外から持ち込まれた外来種であるので、根絶して問題無いと思いますが・・・。

このコーナーで一つピックアップすると、これは「カイガラムシ」ぞよ。
幼虫、成虫共に針状の口器を持ち、木に固着すると汁を吸い始め一生をそこで過ごす事も多い。
体内からワックス成分を分泌して貝殻のように固まり、これが実に気持ち悪い見た目ぞよ・・・。
わたくしの家の庭にも昔大量に発生した事があって、身近にも嫌いな虫の一つぞよよよよ・・・。
これが不気味なだけでなく樹の発育にも関わり、病気を引き起こすので大変に迷惑なのである。
一方で、カイガラムシのワックスは抽出する事で工業、食品用途などでコーティングに利用される。
体液も色素などの染料に利用され、大変便利な虫なのである。
つまりご家庭では害虫だが、社会的には益虫なのだ。
・・・ん、食品利用・・・?
そう、カイガラムシから抽出されるコチニール色素は赤っぽい食品の着色に使われている・・・。
おろかなにんげんどもーっ!
お前達も知らず知らずに虫から得られた成分を食っているのだ!!
お、おそろしいーっ!!

最近夏が異常な猛暑で、おろかなにんげんどもが熱中症でお亡くなりになるニュースも珍しくないぞよね!
虫も同じで、あんまり暑いので生きられず、減ってきている種もあると言うぞよ。
どこもかしこもコンクリートの道路で舗装され、日本中が一律同じ環境になりつつあるので、生物の多様性も薄れ、どこでも似たような虫を見かけるようになったとも聞く。
今、日本中で様々な虫が絶滅の危機に瀕し、減りつつあるぞよ。

「フチトリゲンゴロウ」は体長3.3センチ〜3.9センチの日本最大の水棲昆虫の一つである。
鹿児島県奄美大島以南の南西諸島に分布するが、国内希少野生動植物種に指定された絶滅危惧種であるぞよ。
前述したとおり、ゲンゴロウは2023年から全面的に採集・販売などが禁止されたばかりの昆虫ぞ。

「フクイアナバチ」は福井県で1957年に新種記載されたアナバチで、現在は亜種として扱われる。
この種は巣作りに適した未舗装の土地と、エサとなるコロギス類が生息する森林とが隣接した環境が無ければ生きていけないぞよ。
おろかなにんげんどもが頑張って日本中に道路を引いた事で、人々の暮らしは豊かになったが、一方で消えて行く虫達もいるのだ。

「タイワンモンシロチョウ ツシマ・朝鮮半島亜種」
国内では対馬のみに分布する亜種で、2000年頃まで普通に見られたが、短期間で激減し現在はほぼ絶滅状態。
どうやら鹿の増えた事で、寄主植物を根こそぎ食われ、それに依存して生きていた蝶もいなくなってしまったみたいぞよ。
最近、鹿の激増は様々な問題を引き起こしているぞよね!
かつてはマタギの様な人が山に住まい、動物を撃って管理していたが、そう言った人々もいなくなって久しい。
天敵のいなくなった鹿は際限なく増え、山を丸裸になるまで植物を食う。
山から木の実やどんぐりが無くなった事で、今度は熊もお腹が減る。
すると熊はその辺にいくらでもいる鹿を食う、このようにして本来は植物食よりの熊の肉食性が高まるぞよ。
最後に熊は人里にやってきて、人を襲うと言うワケぞよね。
生物のバランスは様々な方面に影響を及ぼすのだ。
まぁ、対馬に熊はいないのでこれは別の話ですが・・・。

「イシガキニイニイ」は沖縄県の石垣島のごく狭い地域のみが生息地として知られている。
1971年に発見、74年に記載されたが、鳴き声判別に基づく環境省の調査では2017年以降確認されていないと言う。
どうしていなくなったのか、その原因は定かでないぞよ・・・。

「ヨツボシカミキリ」は40年ほど前までは各地で最も普通に見られるカミキリムシの代表格であった。
ところが現在は全国35都道府県で何らかの絶滅危惧種指定を受けているぞよ。
これもどうして減ったのかわかっていない。

「ドウシグモ」は環境省カテゴリーでは「情報不足(DD)」とされる・・・ちょっとカッコイイぞよね・・・!
詳しくは良く判らんが、樹上性の蜘蛛で都市部でも森林環境があれば発見事例があるみたいぞよ。
こうした採集例が少なすぎてよくわからん日本固有種を守る為にも、自然を切り開く事には慎重にならねばならない。
「キムラグモ(広義)」は地中棲の蜘蛛で、2016年の熊本地震では生息地の土砂崩れ、また復興の為の工事で数が減ったと言われるぞよ。
原始的な形質を保っており、生きた化石と言われる事もある。 |

普通、地域の昆虫層は構成種が入れ替わっても大きく減る事は無いとされているぞよ。
つまり、減る虫がいると言う事は、一方で、増加傾向にある虫も同じだけいるってことぞ。
特に最近は日本中が温暖な気候になりつつあるので、海外からやってきた熱帯の生物がいつの間にか増えている事がある。
そのうち熱帯のカブトムシが日本に定着するなんて事もあるかもしれんぞよねぇ・・・!
ま〜でも、冬を越えられないか!

この可愛いのは「タイワンタケクマバチ」であるぞよ。
台湾、中国大陸南部〜インドで見られる蜂で、枯れた竹に巣を作る習性があり、
小学校の竹ぼうきなんかに巣を作る事もあると言うので要注意ぞ!!
クマバチの体には普通ダニが共生しているので、タイワンタケクマバチが現れたと言う事は、一緒に共生ダニも日本に入ってきていると言う事である。

「フェモラータオオモモブトハムシ」は中国大陸、インドシナ半島、インドで見られる甲虫だ。
2009年に三重県松坂市で発見され、どうやらその時点で日本に定着していたみたいぞよ。
移入経路はペットとして密輸されたものが逃げたか、故意に放たれたものと考えられており、
市内で見つかるのが赤色個体ばかりである事も、もともとが少数の個体に由来する事を示唆している。
ペットだったものが、それも密輸個体が外来種として定着してしまうとは・・・おろかなにんげんどもは罪深いぞよ・・・!
虫や爬虫類、希少生物を扱うペットショップなどは、どうしても密輸や乱獲と無関係ではいられんぞよ。
勿論大手程、常に警察に見張られているので、このような問題には敏感で、よく注意しているのも事実である。
ほんとはこっそりやるべき趣味なのに、こうして外に逃がす奴がいたり、
最近はインターネットで法律すれすれの自慢をしたり、時に無秩序な者が必ず場を荒らすので、お国も仕方なく規制に乗り出すのだ。

「アカボシゴマダラ名義タイプ標本」
朝鮮半島〜中国地方〜ベトナムの蝶ぞよ。
これも1990年代後半に人為的に関東地方南部へ移入された種であると推定される。
虫を可愛がるにんげんは、こんな可愛い生き物がその辺に普通に見られたらきっと楽しいに違いないとお花畑な事を考えがちぞよ。
軽い気持ちで手放した外来種が定着してしまうと、様々な困った事が起こる。
まず、その環境で生きられる生物の総数は決まっているぞよ。
一つの種が増えると言う事は、在来の生き物のご飯が減り、取り合いになる事を意味する。
そしてまた、もし外来種と在来種が交配可能であった場合、その地方固有の遺伝子が汚染されてしまう事もあるぞよ。
虫の場合は近縁であっても交尾器の形が合わず交尾できない事もあるが、一度混ざり合ってしまえば取り返しがつかなくなる。
外来種であっても、もう定着して長い場合は、在来の生き物として扱って良いのではないか?
みたいな妙な理屈を出して生き物を守ろうとする者もあるが、駄目なもんは駄目ぞよ。
このアカボシゴマダラも可愛い蝶ですが、もちろん特定外来生物に指定されている。

「クビアカツヤカミキリ」、これも迷惑な外来種ぞよ!
もとは中国、朝鮮半島、ベトナム、ロシア極東の生き物で、桜や桃の木に穴を空けて中を食い荒らす凶悪な奴ぞ。
そもそも、カミキリムシは生木を食うので大体の場合迷惑なのであるが、
こいつは他所からやってきて街路樹として綺麗に管理されている桜並木などを食い荒らすので甚だ迷惑なのである。
見つけたらぷちっと殺すのが世のため人のためぞ。

「サビイロクワカミキリ」
これもインド、インドシナ半島、中国、朝鮮半島からやって来たカミキリムシぞよ。
最近外来のカミキリムシは本当に問題となっていて、気付くとほんの身近に沢山増えていると言うから恐ろしい。
これも見つけたら殺すべきぞよ。

「ツヤハダゴマダラカミキリ」
これは中国、朝鮮半島、アメリカ、ヨーロッパ原産だ。
カミキリムシは格好良い生き物なので、持って帰りたい気持ちも湧くだろうが、
その場合はその場でシメて、家に持ち帰って標本とするが良いのだ。
決して生きたまま動かしてはならんぞよ。
このような特定外来生物を生きたまま移動させる事は法律で禁じられているのだ。
ただし、このツヤハダゴマダラカミキリは在来のゴマダラカミキリとよく似ている・・・!
この事は注意したいぞよね・・・まぁ・・・在来のゴマダラカミキリも害虫として嫌われているので、
特に農園などでは見つけ次第抹殺されていると思いますが・・・。

「アメリカピンクノメイガ」
アメリカ〜メキシコ原産のピンクの蛾。
これは園芸植物と共に日本にやってきた種であるぞよ。
外国からは様々な植物もやってくるが、それは同時に虫もくっついて入ってくる事を意味している。

「スギヒメハマキ」
アメリカからやはり植物にくっついて入って来たと思われるが、詳細な経路は不明ぞよ。
1976年に日本で新種記載されたが、最近アメリカ原産のものと同種である事が判明した。

「クロガケジグモ」
オーストラリア原産の蜘蛛で、関東から九州まで分布を拡大中。
建造物の隙間など人工物に潜んでいる事が多いので要注意ぞ。

「オダカユウレイグモ」はアフリカから入って来た蜘蛛で、
いつの間にか日本中に分布を拡大していた外来種である。
どうやら家畜用飼料などにくっついて広範囲に拡散し、定着してしまったみたいぞよ。
おろかなにんげんどもは飛行機や車で昔より広い世界中を移動するようになったので、
それに便乗して虫も遠く離れた地方に拡散してゆく事は、防ぎようがないのである。 |

生物学における「新種発見」は一大イベントのように思われるが、昆虫の様な矮小な生命体では日常的に新種が発表されているぞよ。
既知種数が100万種に上ると言う事は、新種があとどれだけいるか判らんと言う事でもある。
時には思いがけない所から新種の虫が見つかっており、
ここではお笑いコンビの「アンガールズ」の山根氏がテレビ番組の企画で偶然に見つけた
「モトナリヒメコバネナガハネカクシ」が紹介されていたぞよ。

「サンショウバラハタマバチ」
2023年に記載されたばかりの新種のバラタマバチ。
日本固有種で絶滅危惧種であるサンショウバラを寄主としている。
寄主が絶滅危惧種と言う事は本種も絶滅の危機に瀕すると言う事であるぞよ。
生物を守るには、一つを守れば良いのではない。
環境丸ごと保全しなくては守れんのだ。

「ネムロハマキ」は北海道根室市の湿地に生息する。
もともとは利尻島に分布するリシリハマキとして記録されたが、どうも新種っぽいみたいぞよ。
まだ記載されてないので、インターネットでも全然情報も出てこない。

「イワドハマベダニ」と「チョウシハマベダニ」
この二つはマニアが生体写真をSNS上に投稿したものが、どうも新種っぽいと話題になり発見につながったダニであるぞよ。
これに倣い、種小名に「Twitter」と名前がついたのは実に名誉な事に思えるが、
今ではイーロンマスクの陰謀によってSNSの方が「X」に改名されてしまったとは可笑しいぞよね!

2023年に記載されたばかりの新種「カシワハスズマタマバチ」は柏の葉に虫こぶを形成する。
これは直径1センチ程の丸い球で、空洞の中に3mm程の幼虫室が転がり、自由に転がる事で虫こぶ全体が揺れる仕組みがあるぞよ。
どうも転がる事で寄生バチを遠ざけようとしているみたいなのだ。
面白いぞよね!

東京から約1000km南方に位置する小笠原諸島は過去に他の大陸と繋がった事のない事から東洋のガラパゴスと呼ばれ、独自の生態系を築いているぞよ。
そんな中で、高く飛ぶ蝶などは風に乗ってたどり着いたものが独自の種に分化し、繁栄している。
これまではその事が関心を呼びながらも、特に小ガの類の解析は一部に留まっていたが、
近年は専門家が入って小笠原諸島の小ガ類相の調査が進行中であると言う。
今後も様々な新種が発表される事でしょう!! |

長く詳細にお伝えしてきたレポートも終了が近づいてきた・・・!
再入場は不可なので、ここまで会場を出るともう引き返せない。
続く第二会場はお土産コーナーを主体としており、欲深いおろかなにんげんどもを誘う楽園の蜜であるぞよ。
しかしここでもちょこっとだけパネル展示などあるから、最後まで見逃せないのだ。

昆虫採集アイテムコーナーとして実物が展示されていた。

三角紙は蝶の採集では欠かせないアイテムぞよ。
蝶の鱗粉は非常に脆く壊れやすいので、持ち歩いてはたちまち価値を失ってしまう。
そこでこのような三角紙に挟んでしまっておくのだ。
後ろの黄色い皿はイエローパントラップに使う皿ぞよ。
蜂とか蝶は匂いはもちろんだが、視覚で給蜜源を察知している。
つまり、美味しそうな花と同じ色があると寄ってくるのだ。
黄色い皿は蜂などを惹き付けるのに有効ってワケぞよ。

トラップやなが〜い捕虫網など。
蝶はめちゃくちゃ高い所を飛んでいる事もあるので、網で取る場合はこのように柄の長いものを使う。
それで容易に採れるものではないので、トラップなど仕掛けて捕えるのだ。
虫を採るには、その習性を利用するのが一番の近道であるぞよ。

最後に素顔を明かす昆虫博士達・・・
みなさん、そんな綺麗な瞳をしていらっしゃったんですね・・・!
とオチがついたところで、おろかなにんげんども、いかがだったぞよかな!?
「昆虫展」と言う事でうげげ〜と思った人も中にはいただろうが、それはキミが虫を知らんから不気味に思うのである。
誰であっても、未知の生命体が間近に潜んでいたら気味が悪くて当然ぞ!
しかしその正体を知り、虫を学んだ今、あれ程あった嫌悪感が少しは薄れたんじゃないぞよか!?
ちなみにこのエリアのパネルで、監修の昆虫博士達が好きな虫、嫌いな虫について語っているが、
中には昆虫学者なのに嫌いな虫について嫌悪感を露わにする方もいらっしゃってちょっと可笑しいぞよ。
虫は健気で可愛らしい生き物だが、同時に気持ち悪い存在でもある。
これは全く素直な心の動きであり、誰しも持つ普遍的な感覚を否定できるものではないぞよ!
だから、虫が好きだろうが苦手だろうが、それは人それぞれなの。
しかし、どんなに嫌いな生物でも、生物の多様性を支える大事な地球の生命である事は、心にとどめておいてもらいたいぞよね!!
さて、本レポートでは会場の様子を詳細にお伝えしたが、もちろんそれはほんの触りであるぞよ。
会場に展示された実物標本を眺めながら、深掘りのキャプションを読めば、更なる気づきがある筈ぞ!
幸いな事に、本企画展の会期はこのレポートをアップした今からでも丸ひと月残っている!!
まだ見物に行っていないおろかなにんげんどもは、ぜひ会場で昆虫の世界を体感して欲しいものぞ!
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その7・おみやげコーナー 限定グッズレビューへつづく→
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