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摘まんだ生き物ガチャ・ミニフィギュア

レビュー

 

▼摘まんだ生き物ガチャ・ミニフィギュア レビュー

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コーカサスオオカブト
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バンダイ
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オオカマキリとショウリョウバッタ
オオカマキリ(褐色型)
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■バンダイ いきもの大図鑑アドバンス オオカマキリとショウリョウバッタ オオカマキリ(褐色型)

バンダイより、2025年4月第4週登場のプレミアムガシャ!
実機版は1500円、90mmカプセル対応の新型筐体から排出されるデカ玉商品ぞよ。
ガシャポンオンライン版は1800円で、ディスプレイスタンドと後翅セットがおまけに付属しました。

ラインナップは「オオカマキリ」と「ショウリョウバッタ」の二種。
それぞれ「緑色型」と「褐色型」のカラバリが入った全四種となっていますぞよ。

オンライン版はカプセル封入でないのでパーツ折れの心配もなく安心ぞよ。
いつも通り小袋にバラバラ死体が入っています。
今回組み立てがやや難ありであるぞよ・・・!
まず胸部と腹のジョイント、なかなかハマりません!
これはもう温めがどうのとかいう次元でなく、
上手い事噛み合うポジションとそうならず弾かれるポジションがあるとしか言えん!
むぎゅっと合体させてきちんとハマるまで何度も繰り返そう!
そして軟質の腹部から脚ジョイントがすぐに脱落してしまう、これも難儀である!
これなんですけど〜、ジョイント軸が二段階になっていて、
奥まで差し込むともりゅっと固定されるポジションがやはりある。
従って、胴体側を温めながら慎重に差し込み、もりゅっと手ごたえがあったら弄らず冷まして固める。
するとある程度はしっかり食いつく筈ぞよ。
勿論動かしているとぽろっと取れたりするのだが・・・それは仕方がない!
また同じ工程で差し込み直すのだ!

こちらの専用スタンド&後翅セットはオンライン限定のおまけ。
カマキリ後翅はこれまでに単品販売された事がないけど、
いつもの仕様なら後にオンラインで500円販売される筈。
どちらにせよ最初からオンラインで本商品を買った方がちょっぴりお安くお得だったぞよ。

早速中身を見ていこう!
おっと・・・バッタよりボリュームのあるオオカマキリが当たったのはまず嬉しいが、
こりゃ地味な褐色型じゃないか〜っ!
褐色の方がその辺にいっぱいいてリアルと言う見方もあるが・・・
どうも緑色型の方が単純に彩色工程が多く豪華仕様だったようだ。
と言う事で今回は中吉と言う事にしておくぞよ!

しかしなんともリアルなオオカマキリぞよね!
この日本では11種くらいが見られると言うカマキリのうち、
ご存知オオカマキリは最も一般的に見られる身近な普通種であるぞよ!
体長はメスでは9.5センチにもなると言われ、沖縄のマエモンカマキリを除けば国内最大種でもあり、
昼行性で夥しく発生するので人目にもつきやすい!
鋭い鎌が格好良い、ちびっ子の憧れの昆虫の一つであるぞよ!

そんなオオカマキリを本商品は迫真のリアル造形で再現している!
さて、情報量が多く見所があり過ぎてどこから紹介したらよいものか悩ましいが、
まずはこの勇ましくも愛らしい正面向きの目ぞよね!
オオカマキリが「いきもの大図鑑」に登場するのはこれが初めてではない。
2020年11月に登場した500円弾「かまきり」にもラインナップされており、
今回はそのグレードアップ・アドバンスバージョンと言う位置づけなのだが・・・
500円弾ではクリア成型で再現されていた目が、今回はフル彩色で再現されているのだ!
カマキリの目は他の昆虫と同じく、やはり「複眼」であるぞよ。
しかし、どうもこちらをじっと見る瞳のような黒い点が浮かんでいるぞよね?
これは「偽瞳孔」と呼ばれるものであるぞよ!
つまり、複眼は円筒状の小さな個眼が並んで形作られているが、
この底は黒い色をしている。
それを外から覗くと、丁度正面に見える個眼の底が黒い点の様に見えて、
我々を追いかける瞳の様に見える・・・こういう構造なワケぞよ!
このような構造はカマキリだけでなく、他の昆虫でも同様な見え方をする場合がある。
本商品ではこの偽瞳孔がプリントで再現されているんですね。
そしてこれはカマキリの昼間の色である。
夜になると、カマキリは個眼の色素を移動させて黒くし、
暗闇でより感度を高めようとするので、夜間は全体に黒い目に変化するのだ。
全く忍者みたいなヤツぞよね!
更に、カマキリは触覚の間に光を感知する為の三つの単眼も持っている。
これもごく小さなものだが、本商品では造形で再現されており正確ぞよ。

今回アソートされている緑色型と褐色型。
カマキリの一般的なイメージの色で、自然に見られる二色のバリエーションぞよね!
カマキリの仲間は泡のようなスポンジのような卵嚢(卵鞘)として越冬する。
オオカマキリの場合は一つの卵嚢に卵が200個とか300個集まって固まっていて、
春になると夥しい数の前幼虫が出現し、それらが生まれると同時に最初の脱皮を行い、
薄皮を脱ぎ捨てて触覚や脚を外に展開すると1齢幼虫になるぞよ。
カマキリは不完全変態昆虫なので、まず最初からカマキリらしい姿をして生まれてくるのだ。
それから普通二週間に一度くらいの周期で脱皮を繰り返し、
オスでは6齢、メスでは8齢くらいで成虫、つまり本商品のような立派な姿となるぞよ。
生まれたての赤ちゃんカマキリは、大体半透明の茶色っぽい姿か、せいぜい黄緑くらいの色で生れてくる。
それが脱皮をするとやがて緑になる個体が出てくるのだが・・・
この仕組みはイマイチ良く判らんぞよ。
同じ卵嚢から産まれた兄弟でも、緑になったり褐色になったりするものが現れるのだ。
つまり、遺伝的要因ではないみたいぞよね!
飼育下では褐色が多くなると言われ、日光を強く当てると緑に発色すると言われる事もある。
そして恐らくこの体色の変化は環境に溶け込むための工夫である筈ぞよ。
緑のカマキリは緑の草の多い環境に紛れる為に有利であるし、
茶色のカマキリはちょっと枯れ葉の混じる様な景色や、地面やアスファルトなどが近い場所でも便利に隠れられそうだ。
そして、雌雄でも色が違うとされている。
なんでも緑になるのはメスばかりで、オスの緑色個体は極めて珍しいとされているが・・・これも信憑性の程は定かでない。
そして、緑色型でも褐色型でも前翅の外側は必ず緑色に変化するぞよ。
さて、本商品を見てみると・・・お〜っ!
ちゃんと前翅の外側が緑色で彩色されているじゃないか〜!
こりゃあリアルな色分けだ!
まずこっちの褐色型もハズレとは言い切れんぞよね!

身近な昆虫で研究され尽くされているかと思いきや、カマキリは結構謎が多い生き物なのだ!
そんなオオカマキリを、本商品では株式会社JMCの手による実物標本のCTスキャンから原型を起こし製作。
極めてリアルで正確な造形を実現しているぞよ。
彩色モデルはC.S.Model Designの田中寛晃氏が担当し、迫真のリアル彩色に迫っている。

サイズは全長16センチ!
オオカマキリは大体大きくて9センチくらいなので、超ビッグな拡大模型ぞよ!
本体1500円とはいえ、毎度の事ながらガチャ筐体から出てくるボリュームにはとても見えんのだ!

ボトム。
オオカマキリの雌雄は腹部先端を見るとどちらか判るぞよ。
オスでは尾角の間に小さな尾突起が二本生えており、突起が全部で四本ある。
一方メスでは真ん中に産卵管がぷくっと突き出ているぞよ。
従って本商品はメスのオオカマキリであると考えられる。
この見分け方は、おろかなにんげんどもの大嫌いなゴキブリと同じであるぞよ!
そう、実はカマキリはゴキブリとごく近縁な生き物なのだ!
・・・と言うと、オオカマキリに親しみを持つおろかなにんげんどもは怒っちゃうかもしれないぞよね。
あの格好良いカマキリと嫌われ者のゴキブリが仲間だなんて、
そんな事を言ったらカブトムシもクワガタもみ〜んな同じ虫、仲間じゃないかと!
・・・わたくしが言っているのはそう言う事じゃないんだな〜。
おろかなにんげぇ〜ん、カマキリとゴキブリは同じ「網翅上目」の仲間であるぞよ。
これを系統樹に並べると、カマキリ目とゴキブリ目は隣り合う仲間。
祖先を同じくする姉妹群と言う事になるのだ!
方や鋭い鎌を備えた姿から格好良い人気者に、
方や扁平な姿でしゃかしゃか動きばっちい嫌われ者に、
長きに渡る進化の歴史で明暗を分けてしまったが・・・
カマキリとゴキブリには生物学的に様々な共通点があると言う訳ぞよ!
さて、雌雄の見分け方の話に戻るが、オオカマキリはオスよりもメスの方が大型であるぞよ。
そしてオスの方が触覚が長くなるので、これも見分けポイントである。
本商品はメスなので、やはり触覚は短めぞよね!

いきもの大図鑑は各部可動の本格アクションフィギュアでもある!
本商品では34箇所可動と言う驚異の可動域を実現!
およそガチャポントイとは思えぬ迫真のリアルポージングを再現可能ぞよ!

自慢の大鎌は接地ポーズからファイティングポーズに変形可能!
この大鎌には様々なギミックが隠されているぞよ!

ずらりと並んだトゲトゲ・・・。
脛節と腿節の刺列の先っちょまで丁寧に黒で彩色されていて実に細かい!
勿論このトゲトゲは実物標本を元に造形されており、長さや本数まで正確であると言うぞよ。
そして先っちょのフセツは・・・、

展開と収納が可能となっている!
カマキリの前肢はぱっと見はまさに腕の様に発達していて、
まるでケンタウロスの方な身体構造に見えるが、
フセツを展開して接地するとちゃんと六本脚の昆虫である事が判るぞよね!

更に恐らく購入者の多くが気づいていないだろうギミック。
大きく飛び出した内刺列の一本が別パーツになっており・・・、

にょきっと展開する事が出来ます!
カマキリの鎌は、どんな相手でも切断してしまう鋭い武器・・・!
ではなく、獲物をがっちりと捕らえて固定する為の構造であるぞよ。
その時このトゲトゲが相手の表面に刺さって滑り止めのような役割をすると言う訳。
と言う訳でオオカマキリは肉食性。
バッタとかチョウ、セミやハチなど食えそうなものはなんでも食ってしまうのだ!

カマキリは綺麗好きで、暇さえあれば脚をグルーミングする姿が見られる。
便利に使えば使う程、油や汚れが付着する鎌を常に万全の状態に保つために口器でぺろぺろ舐めるのだ。
鎌の裏側にはお掃除用のブラシがついていて、これで複眼をこすこす拭うと言う事もするぞよ。
本商品ではそんなカマキリの可愛らしく几帳面な一面も広い可動域でポージング再現出来る。

脚なども鎌で器用に支えてぺろぺろ舐めます。
本商品の広い可動域はこのポージングを可能とする為のものでもあり、
ウリの一つとなっているぞよ。

いつもの止まり木台座。
雰囲気は良いけど、オオカマキリは台座とアタッチメント接続なので、
止まり木の軸は太すぎて対応しないぞよ。

鎌をもたげるポーズも格好良いけど、接地ポーズも可愛いぞよね〜。

そして!
オンライン版だけのおまけとして後翅パーツが付属!
こちらはオオカマキリ専用のものとなっており、筐体版には付属しません。
この後翅なのだが・・・実に良く出来ているぞよね!
この日本にはオオカマキリによく似た「チョウセンカマキリ」と言うカマキリもいるぞよ。
チョウセンとかついているので紛らわしいが、こりゃ日本の在来種でその辺で普通に見かけるヤツである。
ぱっと見には区別が付きにくいオオカマキリとチョウセンカマキリ。
最も簡単な見分け方は・・・後翅の色!
そう、オオカマキリの後翅は正に本商品の後翅パーツの様に、
赤みを帯びた線と濃い黒褐色の模様が入るのだ!
一方チョウセンカマキリはあっさりした透明の後翅である。

と言う事でこのパーツの彩色は実によく特徴を捉えているぞよ。

オオカマキリとチョウセンカマキリの簡単な見分け方にはもう一つ、胸の三角形マークの色もある。
オオカマキリでは黄色っぽく、チョウセンカマキリではやや赤みを帯びてオレンジ色をするぞよ。
本商品もばっちり彩色されており、特徴を捉えている!

後翅パーツを合体し、オオカマキリ飛翔モードへ変形ぞよッ!!
わ〜!
カッコいいぞよね〜っ!

今回仕様が豪華過ぎない!?
や・・・毎度のことではあるのだが驚かされるぞよ・・・!

カマキリの玩具は数あれど、飛行形態に変形可能な本格アクションフィギュアは珍しい!
特に今回はアドバンス弾として500円シリーズから一足飛びに決定版クオリティへと昇華されているぞよ!

カブトムシやクワガタの後翅はどれも似ているので玩具では使いまわしても気にならないけど・・・
カマキリの仲間の後翅ってそれぞれ特徴的なので、
本商品の後翅パーツは他のカマキリに使いまわすと妙な事になってしまうぞよ。
たぶん別売りもあるとは思うけど・・・他の後翅より更にスポット販売要素が強めになる予感なので、
筐体版を回した人はガシャポンオンラインをつぶさにチェックする事をおススメするぞよ!

オオカマキリを可動化する際、従来の構造では脚で重量を支えられない事が難点であったが、
数々のシリーズ開発を経て蓄積されたノウハウを活かし、
本商品では可動域と安定性を両立させ、自立可能となっていると言う。
ただしご覧の通り玩具としては貧弱な脚なので
長期展示にはやはり専用スタンドを使用する事をおススメするぞよ!!

トップ。
今回はクレジットされていないが、500円弾には監修として「箕面公園昆虫館」の協力が入っていたぞよ。
日本三大昆虫宝庫として知られた豊かな森を有する昆虫館の協力の元に学んだノウハウが本商品にも活かされており、
シリーズの中でも特に正確な造形と可動域を実現したのが本商品と考えられる。
このオオカマキリはいきもの大図鑑の集大成的一体となっているのだ!

正に遊べる立体生物図鑑・・・!
こんな玩具がその辺のショッピングモールの無人ガチャ筐体で売られている国は、
地球広しと言えどもこの日本くらいなもんだ!
日本に生まれて良かったぞよーっ!!

オオカマキリのオスはこの翅を活かして飛び上がり、滑空する様に移動しメスを探すぞよ。
前述したように、メスの方が体が大きく、また卵を抱えると腹部が肥大化し重くなるため、
メスはあまり飛翔行動は見られないと言う。

飛翔時は前翅を緩やかに、後翅をばたばた羽ばたかせて懸命に飛ぶぞよ!
どちらかと言うと短い距離を飛び移る為に飛ぶと言った感じぞよね。

自然界ではなかなか見られないメスのオオカマキリの飛翔を、
本商品ならじっくり見物できるうえに弄繰り回し放題だ!

前翅を展開する事で露出した腹部も・・・、

こんな風にむにむにと動かす事が出来ちゃいます。
カマキリのお腹と言えばハリガネムシが寄生する事でも有名ぞよね!
最も寄生されやすいのは水辺で暮らし、主にカゲロウを食って暮らしているハラビロカマキリだと言うが、
オオカマキリも勿論寄主になっているぞよ。
ハリガネムシは川底などで生れ、まず水棲昆虫に食われる。
これが羽化して陸上に進出した後、今度はカマキリに食われると、
中に潜んでいたハリガネムシはようやくカマキリに寄生出来るのだ。
寄主となった昆虫は生殖能力を失い、寄生虫はやがて脳にある種のタンパク質を注入しだす。
これを受けたカマキリは洗脳され「キラキラした水に入りたいぞよ〜」と言う考えに取りつかれてしまうぞよ。
この時、カマキリは必ず水平方向の反射に飛び込むようにインプットされている。
ハリガネムシはどうも水面の反射光、即ち電磁波の振動が水平偏光を示す光を目印にしているようなのだ!
例えば植物や石なども自然界では光を反射してキラキラしている。
そんな一見すると水面と同じような反射を寄生されたカマキリに見せても、
彼らは水平方向のキラキラでないそれらを水面と間違って飛び込んだりしないと言う訳ぞよ。
良く出来ているぞよね!!
ただし、この仕組みは自然の中でしか通用しない。
目印となる水平偏光・・・
実はおろかなにんげんどもが地面に敷いたアスファルトからも出ているようで、
カマキリがよく道路で干からびて死んでいるのはこれが原因みたいぞよよよよ・・・。
ともあれ洗脳されたカマキリが水に飛び込むと、
彼らの体内から栄養を横取りして育ったハリガネムシはここぞとばかりに寄主のお腹を食い破って出現。
水の中で交尾をして卵を産み、その子はまた新たな宿主を探して暗躍を始めるのである・・・。
実はこの一連のプロセスは、水辺の生き物たちにとって重要な役割を果たしているぞよ。
ハリガネムシが陸の昆虫を水辺に誘導する事で、抜け殻となったそれらが魚達の良いご飯になっていると言うのだ!
これにより、水棲昆虫達が捕食される確率が減り、結果的に水棲昆虫のご飯である藻などが悪戯に増える事を抑制している。
これが回り回って水辺の環境が健全に保たれる要因ともなっていると言う!
生命はみんなそれぞれ役割を持って輪を描いて循環していると言う事ぞよ!
・・・と言いたいところだが、このサイクル、カマキリはなんも得が無くやられっぱなしぞよね!
ハリガネムシにやられたら卵も残せなくなっちゃうし、カマキリにしてみたら大迷惑な一方的関係なのだ!


メスのオオカマキリでは、後翅はどちらかと言うと威嚇時に広げて迫力を出す為に使われるぞよ!

鎌を揃えて翅を広げた様は実に迫力がある!
縦に長いだけでなく、横に翅が広がるのでこりゃあ効果的に違いないぞよ!

見よ、この情報密度・・・!
このご時世にこんなのが1800円で出せちゃうんですね〜。
版権料無いとは言え、CTスキャンとか使ってどのくらい儲けがでるぞよか〜?

バンダイ・・・散々お前には裏切られてきたが・・・
ことプラモといきもの大図鑑においてわたくしはお前に全幅の信頼を置いているぞよ・・・!!
今後も身近な昆虫から世界の奇虫までどんどこ立体化していっていただきたい・・・!

や〜、格好良いぞよね〜。
ずっと眺めていられるぞよ〜。

フセツを畳むか広げるかで小一時間悩んじゃうぞよ。
わたくしは結構接地ポーズも可愛いと思うのだが、
せっかく後翅がついているから威嚇ポーズで飾っちゃうのだ。

日本最強昆虫対決!
VSキイロスズメバチ!!
このシリーズ大体拡大模型なのでスケールは合わないがご愛敬ぞ!

日本の身近な昆虫達が続々ラインナップ!
生き物玩具ファンは見逃せないシリーズだ!!

オオカマキリと言えば〜・・・我らがアニアシリーズからも発売中
これまではギフトセットのみの収録だったが、6月から単品化されて買いやすくなる。
本商品、実に良く出来た製品ではあるが、最早玩具の域を脱して模型ジャンルに入っている。
特に組み立てが難しく、大人でも放り出してしまう者がいたに違いないぞよ。
従ってちびっ子にはやや本格的すぎる仕様だ。
そんな時、アニアなら弄繰り回し放題、投げてもぶつけても安心と言う事で、
昆虫玩具入門には最適!
わたくしはこっちの素朴な玩具も本商品と合わせておすすめしたいぞよね〜!
並べてみるとなかなか特徴を捉えながらも頑丈さに重きを置き、
デフォルメされた造形が愛らしいでしょ〜。

いきもの大図鑑の集大成・・・!
アドバンスオオカマキリでした!
バッタも欲しいんだけどこの弾は絶対このカマキリを引きたいところ・・・!
一番人気は緑色型だが、こっちの褐色型も十分豪華で格好良いぞよよ〜!


カマキリの姿は葉や枝に擬態するシルエットでもある。
昆虫MANIAC(2024)」でも解説されていたぞよね!
こういう奇妙な形のカマキリや、葉っぱそっくりのコノハムシ出して欲しいぞよよ〜!


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・「アニア AL-32 オオカマキリ
・「最強昆虫ヒーローズ(アニア 金ピカヘラクレスオオカブト)

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■バンダイ いきもの大図鑑アドバンス コーカサスオオカブト コーカサスオオカブト(ジャワ島)

バンダイより、2025年4月登場のプレミアムガシャ。
実機は第3週登場で一回1500円。
「ガシャポンオンライン」では先行予約後、第4週発送で一回1800円+送料となり、
本体に加えて専用ディスプレイスタンド&後翅セットがおまけ封入されているぞよ。
今回紹介するのはオンライン版となる。

ラインナップは「コーカサスオオカブト」が「ジャワ島」、「スマトラ」の産地別に二種。
加えて「モーレンカンプオオカブト」が入った全三種となっている。
どれを引いてもカルコソマ属の三本角オオカブトなので摘みやすいぞよね!
毎回こんなラインナップにしてくれぞよーっ!!

それでは開封ぞよ!
虫のばらばら死体が袋詰めで入っています。
いつもの事だけどジョイントは結構固めなのでドライヤーで温めながら組み立てると容易に組み上がるぞよ。
なんかたまにジョイントの方を温めているおろかなにんげぇ〜んがいるようだが・・・
普通に考えて温めるのはメス側、穴の方ぞよね!?
知恵を使えぞよ〜。

おまけで汎用ディスプレイスタンドと後翅セットが付属します。
毎度お馴染みいつものヤツだ。
台座も大後翅ももういっぱい持ってるので無くても別に良いのだが・・・
やっぱりあると便利なんですよ〜。

組み立てて完成!
おっと・・・これは・・・ジャワ島産のコーカサスオオカブト、所謂ジャワコーカサスだ!!
本弾中でも特に彩色が渋い雰囲気、かつ胸部の淵が唯一彩色されており色数が多い為、
最も豪華な仕様と言える大当たりラインナップ!
やったぞよーっ!!

鞘翅目の中でもアジア最大級のカブトムシとして知られるコーカサスオオカブト!
本商品のモチーフとなる原名亜種のジャワ島産は最大全長12センチで、
コーカサスの中では最小であるが、胸角が細長く優雅に歪曲し、
頭角にはアトラスオオカブトのような突起が見られとても格好良い!
個体数が多く国内でも安価に広く出回っている為、最もお馴染みの亜種でもあるぞよ!
ただ、一時コロナで輸入がストップして最近はちょっと値上がりしているみたい。

この原名亜種は元々1801年に記載された「カルコソマ・コーカサス」の学名で親しまれていたが、
後に1789年の段階で「カルコソマ・キロン」と記載されていたカブトムシがジャワコーカサスだと言う事が判明。
学名は普通最初に記載された方が有効になるので、本種は「カルコソマ・キロン」へと改められたぞよ。
従って和名も「コーカサスオオカブト」ではなく、「キロンオオカブト」と呼ぶのが正確な所であるが・・・
ゲームや玩具ですっかりお馴染みのコーカサスを今更呼び直すのもなかなか難しいって事で、
本商品も潔く「コーカサス」の名前が用いられているぞよ。

本種は複雑な金属光沢を帯びているのも特徴の一つであるぞよ。
普通にしていると全体としては黒っぽく前翅が深い緑をすると言った印象だが、
光と角度の加減によっては青銅色に見えたり、黄色みを帯びたり、
また自然の風景を反射して鮮やかな緑に色付いて見えたりもする。
この構造色の輝きはフィギュア彩色の原理ではとても再現できないのだが、
本商品では銅色に鈍く輝いた瞬間をメタリックのグラデーション彩色で見事に表現しており、
これが実に格好良いではないか!!
この艶感と鈍い輝き・・・少年心を擽られるぞよね!!
ちなみに属名の「カルコソマ」は「青銅の体」を意味し、
「コーカサス」とは古代スキタイ語で「白い雪」を意味する「クロウカシス」に由来すると言う。

カブトムシが光を受けて白んで瞬く様に雪解けの輝きを見るとは、なかなかに風流であるぞよ。

この金属光沢の輝きは自然の環境下では光を反射し風景に溶け込み、天敵から姿を隠すのに有利と考えられる。
それだからコーカサスが昼間樹にくっついている姿はなかなか見つけられないぞよ。
集める時は灯火採集が主に試される。
夜中にライトを煌々と焚いている所にこんな奴がブーンと飛んで来たら悲鳴を上げてしまいそうぞよね!
カルコソマ属の必殺技には、三本角攻撃の他に、頭部と胸部のフチで相手を挟み込む爪切りアタックもある!
鋭く研ぎ澄まされた外殻のフチが刃物の様になっており、
凄まじいパワーで敵を挟むとそのまま切断してしまうと言う恐るべき技ぞ。
おろかなにんげんどもも、
捕まえようとしてうっかり指や皮膚を挟まれると大変な事になってしまうから気を付けるのだ!

原型は毎度お馴染み株式会社JMCの手による実物標本のCTスキャンから起こされており、
極めて正確である。
美しい金属光沢を再現した彩色は、こちらもお馴染みCount blueの三浦二郎氏の手によるもの。
前述した前翅の色味は、スマトラコーカサスで青緑色、モーレンカンプでダークメタリックグリーン、
そして本商品では赤銅色が施されており、
それぞれ光を受けて発色した一瞬の色を切り取ったかの表現が為されているが・・・
わたくしは今回のラインナップだと、このジャワコーカサスの赤銅色が一番格好良いと思うぞよ!!

お腹側もグラデ彩色の丁寧仕上げ。
脚も塗装済みで実に立派な仕上がりぞよ。
今回は触覚も開いた形状の新たなバリエーションぞよね!
カブトムシの触覚の先端は匂いを察知する為の重要な器官であるぞよ。
夜間、餌の樹液を探す時、カブトムシは触覚の先端を三つに開いて、
この中にある小さな穴で匂い成分を捉えるのだ。

「いきもの大図鑑」は各部可動のアクションフィギュア!
更に「アドバンス」弾はフル可動仕様となる豪華版だ!
本商品は全27か所可動で頭部、胸部は勿論、フセツの付け根に至るまで動かして遊ぶ事が出来るぞよ!

カルコソマ属と言えば長い脚も特徴であるぞよ。
本商品ではフセツの感覚器も専用造形で細かく再現されている。
コーカサスを狭い虫籠で飼っていると、この長いフセツはすぐにポロっと脱落してしまう。
本来は木にしっかりと捕まる為の構造だが、
使わないでいると体液の循環が悪くなりすぐにもげてしまうのだ。
成虫のカブトムシは交尾して子孫を残したらもうやる事も無くただ無情に死んでゆくだけぞよ。
フセツを維持するのもコストであるからして、要らんとなればすぐに捨ててしまうのだろう。
それだからすっかり美しいコーカサスの標本を作りたければ、羽化してすぐに絞めなくてはならないぞよ。
もしペットとして飼っていたものを標本にするのなら、
虫籠の中を隈なく探して欠けたフセツを回収し、ボンドかなんかでくっつけよう!!

ずっしり体型の本商品、可動構造を備えた長い脚で重量級ボディを支えるのはちょっと怖い!
そこで役立つのが専用スタンドぞよね!
お腹のジョイント穴に軸を挿せば、こんな立体ポーズでも安定して飾れると言う訳だ!

脚を伸ばして上体を起こすとまるで怪獣のようで格好良いぞよ!
実物標本と見紛う造形を弄繰り回し、お気に入りのポーズを見つけよう!!

巨大カブトにはちょっと小さいけど、過去弾の汎用止まり木パーツにくっつける事も可能だ。
本商品は全長13センチとなり、ジャワコーカサスとしてはややオーバースケールだが・・・
それだけに夢の超特大サイズと言った趣があるぞよね!
サイズ感としてはスマトラが1/1で最もリアルと言えるだろう。

アジア最大のカブトムシを超リアル再現!
つぶらなおめめが可愛いぞよ〜。

カルコソマ属は人気なので過去の500円弾でも一通り登場している。
こちらは「いきもの大図鑑 かぶとむし06 アトラスオオカブト(2024年4月)」ぞよ。
並べると本商品の方が一回り大きく立派である。


本弾にも収録されているモーレンカンプの500円バージョン。
いきもの大図鑑 かぶとむし04 モーレンカンプオオカブト(2022年1月)
これらの500円弾も実に格好良かったが・・・本商品はお値段三倍なだけあってリッチさが違いますよ〜。
本弾はカルコソマの決定版と考えて良いだろう!!

代表的なカルコソマ属を並べて〜。
角の歪曲の具合が異なるのが判るぞよね!
本弾だとやっぱりジャワコーカサスがシャープかつ外に開いた様が勇ましく、一番格好良く思うぞよ。
カルコソマ属にはもう一つ「エンガノオオカブト」って奴もいるが、
これはなかなか国内に生体が入ってこないレアなヤツだ。

そして・・・まだまだこれだけじゃないぞ、アドバンス弾!
フル可動は伊達じゃない・・・!
前翅を展開し、後翅パーツを装着する事で、飛行形態へと変形できるのだ!
超重量級オオカブト、飛翔ぞよ!!

本弾には後翅パーツ大が対応しますよ。
オンライン版ではおまけに封入されているけど、ガチャ筐体版には付属せず、
別売りの台座セットをやはりオンラインで追加購入する必要がある。
台座セットは500円+送料なので、
最初から丸っと込々1800円+送料の本商品をポチった方が200円お得と言う事ぞよ。

前翅を開いた事で露出する腹部も勿論フル可動。
くにくにと動かして遊ぶ事が出来ますよ。
これが可愛いんだよ〜。

飼育下ではなかなか見られない巨大カブトムシの飛翔ポーズをじっくり見物できる!
これがいきもの大図鑑の醍醐味だ!

いきもの大図鑑は好みの奴を摘んでいるだけのわたくしですが・・・
流石にそろそろ飾る場所が無くなってきたぞよよよよ・・・
とにかくこのシリーズ、デカくてボリュームがあるんですね!
本商品なんて翼長21センチもあるんだよ!
実機は本体だけとは言え、こんなのがガチャで出て来るとは驚きぞよよ〜。

カルコソマ属の玩具と言えば、鮮やかな緑のメタリック彩色で表現されるイメージがあるぞよ。
本商品のような渋い色味は珍しくも格好良く、理想的な塩梅だ!
それだけで嬉しくなっちゃうぞよね〜。

前翅の裏も彩色されていて実に豪華な仕上がり!
お腹側から見上げるのも三本角のシルエットが映えて格好良いぞよね!

白んだハイライトは正に雪解けの美しさ!
コーカサスオオカブトの決定版玩具ぞよ!!

浮遊ポーズも格好良いが、わたくしは後翅を展開した状態で接地させるのが一番格好良いと思っているぞよ・・・!
この勇ましいシルエット、痺れるぞよーっ!!

同じアドバンス弾のヘラクレスと比べるとこのボリューム感。
角ではヘラクレスの方が長いが、全体的なマッシブ感ではコーカサスがやや勝る印象だ。

奇しくもこの4月末にはタカトミから「アニア AL-18 アトラスオオカブト」が発売され、
ガチャ広場と玩具売り場がカルコソマ特集となっていたぞよ。
わたくしの所には同日着弾し嬉しい忙しさであった!
リアルさではCTスキャン造形の「いきもの大図鑑」が圧倒的だが・・・、
それだけに組み立て&可動はやや扱いづらく、ちびっ子にはとても与えられん!
それで言うとアニアは実に頑丈に出来ており、昆虫玩具入門に相応しいアイテムとなっている!
いきもの大図鑑ファンには是非ともこの素朴なアニアも手に取って遊んでもらいたいぞよね!
おすすめぞ!!

いきもの大図鑑アドバンス弾にコーカサスが仲間入り!
どれが出てもカルコソマ確定の特集弾!
圧倒的リアル造形&彩色をガチャガチャで体感せよ!!

:このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ!
・「アニア AL-18 アトラスオオカブト
・「アニア AA-05 世界の昆虫王者セット

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■バンダイ いきもの大図鑑 かぶとむし08 ポリフェムスオオツノカナブン(レッド)

バンダイより、2025年2月第4週発売の一回500円ガチャ!
大人気「いきもの大図鑑」の「かぶとむし」特集第8弾ぞよね!

ラインナップは「ネプチューンオオカブト(25%)」、「サンボンツノカブト(20%)」、「ヒルスシロカブト(15%)」、
「ポリフェムスオオツノカナブン」のグリーンとレッド(各20%)の全5種となっている。
うち、ネプチューンオオカブトのみ自販機筐体、オンラインで仕様が明確に異なり、
オンラインのみ胸角の分割が無く一体成型、かつ胸角と頭角の長い上位版ぞよ。

ぱかっと開封!
中身はポリフェムスオオツノカナブンのレッドカラーでした!
狙いだったのでアタリぞよーっ!!

中央アフリカ、ガボン、コンゴ、ザイール南東部にかけて分布するオオツノカナブン、
ポリフェムスオオツノカナブンはギリシャ神話の巨人・ポリフェムスの名を冠された、
最大で全長7〜8センチ程になる大きなカナブンぞよ。
オスではカブトムシのような立派な角が生え、
細かな毛の生えた体表に不思議な模様の浮かぶ、ビロードのような美しい姿が特徴的ぞよ。
メスは小柄で3.5〜5.5センチ程度、表面に毛を持たず光沢を帯びて、性的二型が発達している。

アフリカに産するメキノリーナ属の所謂オオツノカナブンは現在5種が知られており、
そのうちポリフェムスオオツノカナブンは原名亜種の「polyphemus polyphemus」と
「polyphemus confluens」という亜種が知られているぞよ。
国内だと原名亜種は標本が流通し、生体は主にコンフルエンスが出回るようだ。
「いきもの大図鑑」の公式ページにおいてはカメルーン産と書かれており、
本商品は最も一般に流通するカメルーン産の亜種コンフルエンスをモチーフとしたものみたいぞよ。

ポリフェムスオオツノカナブンは普通全体に緑色をするぞよ。
それがしばしば赤みを帯びるのだが、
体の中央から外側にぼんやりと広がるようにグラデーションで色付きとても美しい。
本商品のようにすっかり赤くなることは稀ではないかと思いますが、
それだけに理想的な赤色個体と言った趣ぞよね!
前述の通り、本種のオスは体表に微毛を帯びてちょっとフロッキーな感じなのですが・・・
フィギュアで再現する事は難しいだろう。
本商品では普通に彩色と艶消し仕上げで表現されているぞよ。

原型は毎度お馴染み、株式会社JMCによるCTスキャンによって、
実物の昆虫標本から起こされており、正確な造形をする。
このようなオオツノカナブンの類がラインナップにいる事すら稀なうえ、
実物標本の再現モノとは超レアな玩具ぞよね!
ありがたいですぞよ〜っ!
本物は大型個体でも7〜8センチに届くかと言ったところですが、
本商品は全長9センチもあるので拡大模型ぞよ。
アオカナブンは6センチだったし原寸に出来ない事は無いと思うが、不思議とこのシリーズ毎回拡大模型なんですね。

本物は脚も緑や赤みの光沢を帯びているが、500円弾の簡易仕上げな本商品では黒一色。
この辺はいつもと同じ仕様ぞよね。
真っ赤なボディに斑紋が浮かび、サイズも大きいので500円フィギュアとしてはまずまず豪華な仕上がりではあるが・・・、

公式ページの見本画像と比べると・・・全然彩色が違うじゃないかぁ〜っ!!
この見本を見ると、レッドバージョンは内側から赤みのグラデーションが広がり、
外側に緑の色が残っているのが見て取れ、本種の特徴をより正確に再現している事が判る!
この2色のグラデーション要素が製品版では抜け落ちて、
フチが単なる薄茶になっちゃってるのは残念過ぎるぞよ!

そして緑や赤の部分が全体にまだらっぽくなっているのは、毛の表現に思われるぞよね。
この要素も抜け落ちちゃっているじゃないか〜っ!
公式ページに載ってる彩色モデルはこちらも毎度お馴染みCount blueの三浦二郎氏が手掛けられており、
大変豪華で美しい仕上がり。
実質的なWEB受注期間となるガシャポンオンラインの先行予約では、
この豪華な色見本を見て、同じものが製品として手元に届くと信じてみんなWEBガチャを回すわけで、
蓋を開けてみたらダウングレードバージョンでがっかりする・・・
こりゃひとつ文句を言いたくなるのは普通の心理であるぞよ。
おい〜・・・バンダイ〜・・・っ!
こんな事許されるのか〜っ!?

ちなみに筐体公式ページの方で公開された製品版グリーンの見本はこちら。
最初に公開された色見本と全然違うぞよよよよ・・・。

気を取り直してひっくり返すとお腹側も彩色されており、なかなかの再現度ぞよ!
実物はお腹側もグラデーションの輝きを帯びて光沢があり美しいぞよね。
ま〜見本とは全然違うけど500円ガチャにして豪華な仕様である事は間違いない。
何れ1500円のアドバンス弾で立派なオオツノカナブンが出る事を期待しようじゃないか!

06弾のウガンデンシスと並べて〜。
ウガンデンシスはレア枠だったけど、今回のポリフェムスはどちらかと言うとハズレ枠。
わたくしとしては入手しやすくてありがたい設定だが・・・
比べるとやはり彩色ではレア枠のウガンデンシスの方が豪華ぞよね!
造形もちゃんと変更されている。
この2種はどっちもメキノリーナ属の仲間ぞよ。
前述の通りメキノリーナは5種知られているので、
残る「クラッツオオツノカナブン」、
「オーベルチュールオオツノカナブン」、「サバゲオオツノカナブン」がラインナップされたらコンプと言う事になる!
こりゃ是非完全網羅を目指して欲しいですぞよ〜!

本商品は10か所可動の簡易可動フィギュア的側面も備える。
可動域はごく狭いものの、ちょこっと表情を付けて飾る事が出来るのが嬉しいぞよね。

お腹にはスタンド用の穴も開いているので、別売り汎用台座を使用可能だ。
セミやタガメに付属した止まり木台座にも勿論くっつけて飾る事が出来る。

かぶとむし08の変わり種、ポリフェムスオオツノカナブンでした。
今回はグリーンとレッドの2色ラインナップされており、
ポリフェムスとしてはやはり緑がスタンダードなカラーと言えるのだが、
製品の出来としてはこっちのレッドの方が個人的には良く見えるぞよ。
おろかなにんげんどもはどっちが好みぞよか〜?

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・「涅槃 オオテナガカナブン フィギュア
・「アニア AL-18 アトラスオオカブト

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■バンダイ いきもの大図鑑アドバンス ギラファノコギリクワガタとマンディブラリスフタマタクワガタ
マンディブラリスフタマタクワガタ(赤褐色)


2025年2月第4週発売の一回1500円ガチャ!
直径9センチカプセルが排出できる新型自販機での販売となり、
通常の500円弾カプセルと並べると・・・このサイズ感!
と言う事で中身もめちゃくちゃでっかいのです!

ラインナップは「ギラファノコギリクワガタ」が「ケイスケイ」と「ダイスケイ」で2種。
マンディブラリスフタマタクワガタが「黒」と「赤褐色」で2色の全4種となっている。
どれが出ても巨大クワガタ確定が嬉しい特集弾ぞよね!
ちなみにガシャポンオンライン版では後翅とディスプレイスタンドがセットとなって1800円でした。
わたくしは後翅もスタンドもいくつか持っているので今回筐体版を購入したぞよ。
「後翅&ディスプレイスタンドセット」は500円でオンライン限定販売される事が時々ありますが、
本体と合わせると2000円になってちょっと割高ぞよ。
追加パーツを持っていないおろかなにんげんどもは、最初からセット版を買うのが最もお得と言うワケだが・・・、
どちらの場合も送料が追加でかかる事をお忘れなく!


ぱかっと開封!
おっとこちらは〜・・・肝心の大顎が薄紙に包まれて保護されているので、
組み立てるまで中身がよく判らんぞよ!

じゃん!
おうちに帰って組み立ててみると、マンディブラリスフタマタクワガタの赤褐色カラーでした!
お〜っ!
今回のラインナップでは最もはっきり彩色されており豪華な一体!
人気で言えばギラファの方が上だろうが・・・こりゃアタリと言って良いんじゃないぞよか〜っ!?

マンディブラリスフタマタクワガタはボルネオ島、スマトラ島に分布する巨大フタマタクワガタぞよ!
最大全長は11.95センチとなっており、
あのギラファノコギリクワガタと双璧を成す世界最大級のクワガタムシの一つであるぞよ!

見るも巨大な大顎を持つ事から「マンディブラリス(大顎の)」の意を冠された巨大クワガタ!
ボルネオ島の原名亜種「mandibularis」と、スマトラ島の亜種「sumatranu」が知られており、
どちらかと言うと後者のスマトラ島産の方が大きく、ペットとして広く流通するのもスマトラ産であるぞよ。
と言う事で普通に考えたら本商品は最も入手しやすいスマトラ産の個体をスキャンしたものと考えられる。
しかし、スマトラ産が黒っぽいのに対し、ボルネオ産はやや小柄ながら赤く発色しやすく美しい。
本商品の赤褐色バージョンはどちらにしても大変に珍しい理想的な個体を再現したものと言うワケぞよ!

本種は標高1000メートル以上の熱帯雨林に生息し、
ラタンヤシを寄主として成虫は樹液を、幼虫は朽ち木などを食べるぞよ。
性質は極めて狂暴で好戦的。
見るもの全てを自慢の大顎で挟むや、たちまち真っ二つに捻り裂いてしまう為に、
ペットとして飼う時も単独飼育が必要な程だ。
飼育下で繁殖する際には大顎をワイヤーなどで封印する工夫が要るのは難儀であるぞよ!
こんなに気性が荒くて、野生下ではどうやって交尾しているのか不思議であるが、
メスもオスの性質を心得ていて、事が済んだらさっさと逃げてしまうのだろう!
強かな奴らぞ!!

野生下においてはパリーフタマタクワガタなどの同じフタマタクワガタ属のクワガタ達と生息域が被っており、
時々交雑種が見られる事もあると言う。
特にメスは全く見分けがつかないと言って良い!
それが為に、ペットとして日本に輸入されてくる際には誤同定される事もしばしばあるぞよ。
交雑種は繁殖能力を持たず、卵を産まない為に通常増やす事は出来ないとされる。

前述の通り、スマトラ産のものは黒い艶消しカラーが多く、
ボルネオ産のものは赤みが強く光沢を帯びる事の多いマンディブラリスフタマタクワガタ。
赤くなる場合は前翅のお尻側に色が乗るのだが・・・本商品でもその特徴をばっちり再現しているぞよね!
そして「くわがた09」でも見られた頭と胸のツブツブテクスチャ表現が本商品でも受け継がれており、
実に生き物めいたリアルなディテール感ぞよ!

お腹側も丁寧に彩色されており、脚まですっかりフル彩色なのは流石アドバンス弾だ!
フタマタクワガタの決定版を作ってやるぞ・・・と言う気概を感じるぞよね!
原型は毎度お馴染み株式会社JMCの手による実物標本のCTスキャンから起こされており、
彩色モデル作成はこちらもお馴染みのCount blue・三浦二郎氏が手掛けられている。
信頼のタッグにより標本と見紛う仕上がりとなったが・・・、
なんとこの商品、デカ玉対応の結果全長16.8センチもあるぞよ!
で、でっかすぎーっ!!
もうここまでデカいと圧巻と言いますか・・・1500円でこんな豪華なの出せるんですね!
と言う驚きしかない!!
玩具としても満足度の高い逸品となっておりますぞよぉ・・・っ!
って事で本商品、例によって拡大模型ぞよ。

いきもの大図鑑のアドバンス弾と言えば本格可動仕様ぞよね!
本商品では全身29か所が可動ポイントとなっており、
フルアクションフィギュアの仕上がり!
顎の開閉も・・・、

ばっちり再現!
クワガタ玩具では外せないポイントぞよね〜っ!

足もフセツの付け根までフル可動ぞよ!
セミ弾の塗装足は阿鼻叫喚の脆い仕様でしたが、流石巨大甲虫はこなれており、安定の仕上がりだ!
フセツも爪の鋭く立派な格好良い王道造形ぞよね!
使いまわしでも良さそうな巨大甲虫のフセツ、毎回別造形なのがシリーズの見所の一つともなっている。


頑丈さを備えたフル可動仕様ですが、全長17センチ近くもあるのでそのまま置いておくのは心配ぞよ。
そこで役立つのが毎度おなじみの汎用ディスプレイスタンドだ!
お腹にジョイント穴があるので、こんなダイナミックなポーズでも安定して展示可能となっております。

超巨大フタマタクワガタ現るッ!
500円クワガタよ・・・見るが良いッ!
これが1500円の力ぞよーっ!!

足が動くのでセミやタガメに付属した止まり木台座に掴まらせて飾る事も出来る。
どうやら6月発売の「くわがた10」では新たな樹皮台座が発売されるみたいぞよね。
いきもの大図鑑の環境ディスプレイもどんどん発展していきますな〜。

円らなおめめが可愛いぞよ。

これだけじゃないぞ、いきもの大図鑑アドバンス・・・っ!
こっちのアドバンス弾クワガタはフル可動仕様なので、
500円弾ではオミットされているお腹も・・・、

くにくにと動きます。
更に前翅も展開可能となっており、これらのギミックに追加パーツを組み合わせる事で・・・、

超絶豪華な飛行形態を作る事が出来るのだ!
これぞアドバンス弾の真の姿ぞよーっ!!

前翅の裏側もディテール&彩色再現で抜かりなしッ!
今回はガチャ版ヘラクレスの組み立て後翅を合体しています。

マンディブラリスフタマタクワガタ、飛翔ッ!!

こんなに体が大きく、そして立派な顎を持つのでは、恐らく飛行はヘタクソな筈ぞよ。
マンディブラリスの飛行シーンはなかなか見られまいが・・・
玩具なら手に取って自在に遊び放題!
これが楽しいじゃないですか〜っ!

この情報量!
密度感ッ!
こんな立派な玩具が1500円とはいえガチャ筐体から出て来るとは・・・毎度驚きぞよねっ!!

ヘラクレスと並べてもこのボリューム感っ!
おろかなにんげんどもはカブトムシとクワガタ、どっちが好きぞよか〜?

意外と翅展開状態で接地させるのが格好良いとわたくしは思っている。
お気に入りのポーズスタイルを探すのも楽しみの一つぞ。


立体標本と見紛う実在感・・・ッ!!
これは生物フィギュア史に残る逸品と言って良いのではないぞよかな〜っ!?

ちなみに今回ラインナップされており、わたくしが逃してしまった「ギラファノコギリクワガタ」の2種。
「ダイスケイ」と「ケイスケイ」は
世界のクワガタ研究で著名な水沼哲郎氏の長男・大輔氏と次男・敬典氏にちなむ学名ぞよ。
つまり、海外のクワガタに日本人の名前がついているんですね!
長男のダイスケ氏はゲーム会社でキャラデザやアートディレクターやってるらしいぞよよ〜。
よく新種の生き物を発見したら自分の名前を付けよう!みたいな下り、アニメやまんがで出て来るぞよね?
例えばわたくしが新種恐竜を見つけたらなんちゃらかんちゃら「ぞよちゃんサウルス」と命名しよう!
みたいに、自分の名前を自分自身で命名記載すると言うコト、
現実では恥ずかしいのでやらないぞよ。

こんな時は誰か他の人に命名記載してもらって、名前を入れてもらうのが普通ぞよ。
この様にリスペクトを込めて特定の人名を学名に含む事を「献名」と言う。
世界中には論文記載した人のお父さんやお母さん、子供や恋人の名前がついた動物達が沢山いるが、
それはその人への感謝やロマンを込めた献名と言う事ぞ!
現地の人々がさっぱり興味を示さなかった巨大クワガタを、
日本人が研究してその存在を明らかにし、日本人の名前が冠されるとは・・・
全く全然関係ないがわたくしも誇らしい気分だッ!
これは大変な偉業であるぞよーっ!!


同じ1500円アドバンス弾のニジイロクワガタと並べてもこのボリューム感ッ!
どれが出ても巨大クワガタ確定の特集弾なのでシリーズ入門にもおすすめぞ!


新学期のお供に「虫屋ときつね」もよろしくぞ!


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・「アニア 昆虫大決戦スタジアム
・「アニア AA-05 世界の昆虫王者セット

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■いきもん ネイチャーテクニカラー 大きなイエアメガエル 深緑色

株式会社いきもんより、2025年3月19日より発売の一回500円ガチャ。
リアル生物フィギュアで知られる「NTC」のうち、新たにシリーズ化された「大きな」シリーズの最新弾ぞよ!

ラインナップは全てイエアメガエルのカラバリで、
緑色、深緑色、青色、灰色の全4種!
ほぼ実物大となる全長8センチのイエアメガエル(組み立て式)がごろんとカプセルで排出されるのが見所ぞよ!

付属のリーフレットは本体カラー専用のものが付属。
と言う事で中身は深緑色でした!
わたくしは青いカエルに憧れがあるので青が欲しかった気もするが・・・
スタンダードなカエルカラーもまず悪くない!

全長8センチの1/1スケールで立体化!
NTCイエアメガエルぞよ!!

ニューギニア、オーストラリア、インドネシアなどの草原や森林に生息するイエアメガエルは、
全長7センチ〜12センチ程になる半樹上性の大きなアマガエルであるぞよ!
生息数が多い普通種で、しばしば人家に入り込んで来る為に和名の由来となった。
特に水を求めてトイレなどの水場に現れる事が多く、カエル嫌いなにんげんを驚かせると言う。

昔からおろかなにんげんどもの身近で暮らしてきたカエルなので、その存在は古くから知られていたぞよ。
性質は大人しく、野生下でも10年、飼育下においては20年近く生きるとも言われ、
安価に流通する為ペットとしても人気があり、
現在は繁殖個体とニューギニアからの野生個体とが広く出回っている。
1790年代にイエアメガエルが記載された頃、このカエルはイギリスの人々に青いカエルだと信じられていたぞよ。
それは記載したイギリスの軍医にして植物収集家、ジョン・ホワイトが、
標本に防腐剤を使ったところ、表面の黄色い色素層が破壊され、すっかり青いカエル標本になってしまったからだ。
おろかなにんげんどもがイエアメガエルを本格的に飼うようになって、
繁殖にも凝るようになると、様々な色の品種が生み出され、
現在では本当に青やグレー、様々な色彩・模様のイエアメガエルが誕生し、出回るようになっている。

長寿で大きく成長してゆくイエアメガエル、
大型個体では頭の皮膚がだるんと垂れ下がり厳つい風貌になる事もあるが、
本商品ではきゅるるん、と可愛いお顔をしているぞよ。
オスの場合は指に黒い抱きタコがついていて容易に見分ける事が出来るのだが・・・
本商品では上手い事隠れていて見えない。
オスでは喉に鳴嚢を持ち、メスへのアピールの為に鳴くので、これも目印であるが、
本商品では萎んでいるので良く判らんところであるぞよ。
実際のイエアメガエルも、はっきりとした特徴が現れない段階では雌雄判別が難しい事もあるのだ。

湿った所が大好きで、水辺に現れるイエアメガエル。
皮膚からはワックス状の物質が分泌されており、乾燥を防いでいるぞよ。
カエルは肺呼吸もするが、皮膚からも酸素を吸収しており、効率的に酸素を取り込むために皮膚に湿り気が必要なのだ。
しかし、常に湿っていると細菌やカビなどが繁殖しやすく、病気になってしまう原因ともなるぞよ。
これに対抗する為、カエルは病原体を破壊する抗菌ペプチドを分泌し、皮膚を守っている。

皮膚の防衛能力が優れ、一般に病気し辛いと言われるイエアメガエルですが、弱点もあるぞよ。
近頃カエルツボカビ症と言う、両生類の皮膚で増殖し、
皮膚呼吸機能など様々を阻害する恐ろしい病気が世界中で流行っていて、
両生類が大量死しているぞよ。
2006年には日本でも感染が確認されており、日本のカエル絶滅の危機とまで言われたが、
これは外国から輸入されるペットカエルに由来するものだと言う事が判った。
おろかなにんげんどものせいで、外国の病気が日本に入ってきてしまったのだ・・・!
ところが、この危険と言われるのと同じタイプのカエルツボカビ菌は、
もともと日本にも生息しており、両生類と共生していたみたいぞよ。
日本のカエルやオオサンショウウオは皮膚の防御機能がカエルツボカビに抵抗性を持っていたのだ。
一方外国のイエアメガエルはこれに対する抵抗力が弱く、ペットとして飼っていたものがカエルツボカビ症で全滅・・・
なんて事もしばしばあるようだ。

むちむちのおしり。
500円にして彩色が豪華で実在感を演出しているぞよ。

トップ。
基本的には緑色をするイエアメガエルだが、
環境によって体色を変える事もあり、薄緑から褐色を帯びる事もあるぞよ。
カエルの皮膚は黄色素胞、虹色素胞、黒色素胞の3層からなるが、
このうち黒色素胞の中の黒色の色素がホルモンの分泌量によって広がったり集まったりする事で、
見え方が変わっていると考えられるぞよ。

お腹側のぶつぶつ感・・・イイ感じに気持ち悪いぞよね!
メスでは薄っすらと卵が透けて見える事があり、お腹側の色も雌雄判別ポイントであるぞよ。
本商品もお腹に薄っすら黒っぽいグラデ彩色が施されており、
ひょっとしたら抱卵の表現かもしれないぞよね〜。


いつもしっとりぬめぬめの分泌物を纏っているイエアメガエル。
ほんの掌に乗るくらいのサイズだと愛らしく、ついつい触ってみたくなるが・・・
うっかりカエルを触った手で目をかいたりすると、結膜炎になってしまう事もしばしば。
カエルの分泌液は毒なのだ!

それがこのフィギュアならべたべた触り放題、弄繰り回し放題と言うから嬉しいぞよね!
わたくしも生き物は大好きだが、とても正しく面倒を見る自信がないので玩具でガマンするぞよ〜!

同じく500円のNTC「土まみれのフクラガエル」、
こちらはフロッキー加工が見所だったが、本商品はリアル彩色に大ボリュームのサイズ感がウリとなっているぞよ。

NTCのアマガエルと並べるとこんなにでっかいんです・・・!
昨今の物価高で玩具はズンドコ値上がりの一途を辿っているが・・・
このシリーズは原型一種のカラバリラインナップだから気軽に回せて楽しいぞよね!

ネイチャーテクニカラーに大きなイエアメガエルが仲間入り!
どれが出てもイエアメガエル確定なのでシリーズ入門編にもオススメぞよ。
せっかくアマガエルも発掘したので合わせてかる〜く紹介する。
↓レビューへ続くぞよ!

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・「ポケットモンスター ALL STAR COLLECTION ゲッコウガ (S)

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■奇譚クラブ ネイチャーテクニカラーMONO アマガエル・改 みどりいろ

もとは2011年2月に奇譚クラブより発売された一回200円ガチャ。
こちらは「東日本大震災 震災復興支援商品」となっており、3月以降の再販バージョンみたいぞよ。
8色×マグネットorストラップの全16種となっている。


2008年から株式会社奇譚クラブよりリリースが開始された「ネイチャーテクニカラー」シリーズは、
2014年12月に「株式会社いきもん」として分社化・独立を果たし、現在まで続いている。
本商品「アマガエル改」もいきもんから再販されており、
「ネイチャーテクニカラー MONO PLUS アマガエル」として
一部仕様を変更した新バージョンも出ているが、こちらは300円へ値上がりしているぞよ。

原型制作はリアル生物造形で知られるKOW氏。
豊平両生爬虫類研究所の監修により本格的なアマガエルを再現している。
サイズは全長3センチ程。
アマガエルはオスでは2〜4センチ、メスでは2.5〜4.5センチになると言うので、
まずリアルな1/1サイズと言って良いだろう!


ほんの指先大のフィギュアですが実に良く出来ているぞよね!
本弾にはストラップバージョンとマグネットバージョンがあり、
こっちのマグネットバージョンはお腹に磁石が入っていて金属にぺたっとくっつけて飾る事が出来ます。

どちらかと言うとお顔に穴が開いていないこっちのマグネットバージョンの方がアタリぞよ!

このアマガエル、わたくしは沖縄かなんかに旅行に行った時に見つけて回したのをよく覚えているぞよ。
気に入ったのでフィギュア棚のネジの所にぺたっとくっつけてず〜っと飾っていて、
ご覧の通りかなりくたびれているがご愛敬だ!
ストラップバージョンも持っていて、そっちもお気に入りの鞄にずっとつけているのだが、
流石に10年ぶら下げているとぼろぼろなので紹介は割愛するぞよよよよ・・・。
そんな旅先で回したガチャのリーフレットをきちんと保管しているわたくし・・・我ながらマメである!

トップ/ ボトム。
奇譚クラブバージョンなので「KITAN」の刻印が入っている。
お腹がマグネットになっており・・・、

ぺたん!
と金具にくっつけて飾る事が出来ます。

磁石はかなり強力なので垂直に貼り付けておいても10年以上一度も落下した事がない優れものぞ!
これほんとお気に入りのカエルですよ〜。
最近は300円の「マグネット&ボールチェーン」バージョンとして販売されているみたい。
おすすめぞ!


全く関係ないが「虫屋ときつね」もよろしくぞ!


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■バンダイ いきもの大図鑑 くわがた09 アスタコイデスノコギリクワガタ(ライト)

バンダイより、2024年12月第3週登場の一回500円ガチャ。
大人気「いきもの大図鑑」のくわがた特集第9弾となっているぞよ。

ラインナップは「オオクワガタ(改)」、「ラコダールツヤクワガタ」、「ババオウゴンオニクワガタ」、
「モセリオウゴンオニクワガタ」、「アスタコイデスノコギリクワガタ(ライト)/(ダーク)」の全六種類となっている。
このうちオオクワガタとラコダールツヤクワガタは当選率20%、
残りは15%となっており、アソートにやや偏りがあるぞよ。

それではぱかっと開封!
中身はアスタコのライトカラーでした!
お〜っ!
鮮やかな彩色が美しいぞよね〜っ!!

アスタコイデスノコギリクワガタは東アジア、東南アジア、南アジアにかけての低山地に広く分布する
色鮮やかなノコギリクワガタぞよ!
多くは7センチ前後、最大では8.9センチ程になり、あのギラファノコギリクワガタに次いで大きくなる。
森林の浅い部分や畑地を好み、若いマメ科植物やつる植物などの細い枝を齧って樹液を吸って暮らしている。
つまり、太い樹木の樹液を舐めるような他の甲虫類とは喧嘩しないように棲み分けているぞよ。
従って本種はあまり他のカブトムシやクワガタと戦う事は無いのだが・・・
そこは外国産ノコギリクワガタ。
気性は極めて荒く攻撃的であるぞよ!

生息地ではごく普通に見かける種のようで、国内にもペットとして沢山入荷されてきており、
入手が容易で比較的飼育しやすい事から外国産クワガタムシの中でも入門的種とされているぞよ。
形態は比較的近縁とされる日本のノコギリクワガタに似るが、
赤みが強く、一部は黄褐色を帯びるものもいてとても美しい。

同じ親から生まれた兄弟でも不思議と発色が違ったりして、増やす楽しみもあるぞよ。
しかし、このような鮮やかな色をしたクワガタの類、死ぬと色抜けがち!
アスタコも死んで乾燥すると黒っぽくくすんでしまうぞよ。
なんなら寿命が近づくにつれて黒っぽくなってしまう事もある。
本商品「ライトカラー」は、まさにアスタコの黄褐色個体が鮮やかに発色する生前の姿を再現したものと言えるだろう!

原型はお馴染み株式会社JMCの手による実物標本のCTスキャンから起こされており、極めて正確である。
彩色は数々の生き物造形で知られるCount blue・三浦二郎氏が手掛けており、
標本には残せない昆虫の生きた姿を鮮やかに表現しているぞよ。

実物は最大級の野外品で9センチ近くと言われるのに対し、本商品は全長約12センチの拡大模型。
掌からはみ出さんばかりの超大型個体となっている!
500円弾と侮るなかれ、めちゃくちゃでかいぞよ!!

実物では脚も割と鮮やかな色味で、節が黒くなるのが格好良いが、
500円弾の常として本商品も脚は未塗装の一色。
しかしそのぶん本体の彩色は非常に凝っており、見栄えのする一品となっているぞよね!

この裏側の彩色、実にそれっぽいぞよね!
お腹にはジョイント穴も設けられており、別売り専用スタンドにも対応する。
そして本弾なんですが・・・受注時の見本画像と製品が全く別の仕様となっております!!

これが公式ページの見本画像なのですが・・・頭部と前胸部がつるつるしてるぞよね!?
ところが製品ではテクスチャが盛られてざらざらした質感が追加されているのだ!
どうやら土壇場で製品仕様がアップデートされたみたいなんですね!

確かにクワガタの頭と胸って前翅と比べるとざらざらしているぞよ!
本商品ではその質感の違いをテクスチャでリアルに再現したと言うワケですね!
こういうのはCG原型の得意技であるからして、今までのクワガタも一応部位によって異なるディテールが入ってはいたが・・・
今弾は過去弾と明らかに質感が異なるぞよ!
ここにきて新たな表現に挑戦してみたと言ったところでしょう。
このザラザラ感なんですけど〜・・・おろかなにんげんども、どう思うぞよか?
ちょっとやり過ぎの感もあるのは、目が荒いのかもしれない。
でも、拡大模型だからこんなもんか?
ともかくわたくしは非常に生き物感出ていて面白い仕上がりだと感じました!
誇張された実在感があってその辺に置いとくだけでもギョッとしちゃうリアルさがあるぞよ!

本商品は全12か所可動の簡易アクションフィギュアとなっている。
頭、胸は勿論、大顎の開閉、触覚や脚部も付け根で可動し、表情付けが可能だ。
ざらざらディテールのお陰で適当に写真を撮るだけでも深度合成写真かのくっきり感ぞよ!

いきもの大図鑑甲虫もすっかり腹部と羽が動かない仕様がお馴染みとなったが・・・
案外数を集めるならこっちの仕様の方が遊びやすいかもね。
勇ましいポーズを付けて飾っちゃおう!!

シリーズを集めてバトル展示しよう!
いきもの大図鑑くわがた09のアスタコちゃんでした。
今回はなんと言ってもざらざらディテールが面白い仕上がりの弾だったぞよ。
この仕様は正直賛否両論あると思うが・・・後の弾で継続されるか要注目だ。

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■いきもんネイチャーテクニカラーFLOCKY 土まみれのフクラガエル アメフクラガエル オレンジ

株式会社いきもんより、2024年12月発売の一回500円ガチャ!
リアル生物フィギュアで知られるネイチャーテクニカラー新境地!
今度のアメフクラガエルはフロッキー加工のきなこもち仕様ぞよ!!

ラインナップは全て同原型のカラバリ4種。
「モザンビークフクラガエル」が一色、「アメフクラガエル」がオレンジ、イエロー、ブラウンの3色いずれかとなっている。
気軽に回しやすい設定が嬉しいぞよね!

いつも通りリーフレットは封入カラー専用のものが入っています。
解説は公式ページでも読むことが出来るぞよ。

じゃん!
中身はオレンジカラーのアメフクラガエルでした。
きゃきゃきゃきゃんわっ!!

アメフクラガエルはアフリカ南部に生息するフクラガエルであるぞよ。
ほんの4〜6センチの手乗りサイズでずんぐりまん丸の体が愛らしく、
地中性である事から普段は乾燥した森林や草地の砂に埋っているが、雨が降るとエサや番を求めに現れるぞよ。
これが為に、アメフクラガエルはいつも砂を被って汚れているのだが、
その姿がまるできなこ餅のようでますます可愛いのである。

穴掘りが得意で、地下20センチくらいまで潜る事もあると言うアメフクラガエル。
体が地中性に特化した結果、カエルなのに泳ぐ事も跳ねる事も出来なくなってしまったのはご愛敬。
怒ると四肢を突っ張って体を更に丸く膨らませてキューキューと鳴き声を上げるのは、
まるでソフビ玩具のようであるぞよ。
このような性質から、ペット人気が高くおろかなにんげんどもを魅了するも、
とても希少で安定した流通がない為、近頃は2〜3万円くらいする高級な奴ぞ。

環境を整え、大事に飼えば、他のカエル同様5〜10年以上も生きると言うアメフクラガエル。
しかし繁殖は容易では無く、国内で成功した人は誰もいないと言われているぞよ。
アメフクラガエルは一生の殆どを土中で過ごす地中性のカエル。
そして雨が降る事も重要な要素で、アメフクラガエルは土の濡れる事を刺激に地上へ出現し、
シロアリやアリなどの矮小な虫を捕らえて食う。
そして番となる相手を探すぞよ。
アメフクラガエルはオスよりもメスの方が大きくなる傾向にあり、
オスは交尾の最中体の大きなメスに振り落とされぬよう、接着剤のような分泌液を出して必死にしがみつく。
このように包接してくっついたまま後ろ向きに土中に潜り、
30センチくらいの深さに掘った部屋の中で最大50個ほどの卵を産卵するのだ。

この繁殖形態がまた不思議で、アメフクラガエルはオタマジャクシの形態でなくカエルの子として孵化する
・・・つまり、直接発生すると言われる事が多いぞよ。
しかし実際は地下の卵塊の泡の中でオタマジャクシが発生し、それがカエルになって出現しているのだ。
フクラガエルの卵には栄養が沢山詰まっているので、
オタマジャクシは孵化したあと何も食わずに変態を終える事が出来ると言うワケぞよ。

つくづく地中性に特化したカエルなのである。
このような生態から、アメフクラガエルを正しく飼う事は土を飼う事と同義であると言えるぞよね!
アフリカ南部の土と雨期をおろかなにんげんどもの手で再現し、
アメフクラガエルの産卵に適した状態を作り出す事はほんのケージの中では不可能に近いという事だ・・・!

アメフクラガエルの繁殖が容易でない事は、当然国外でも同様であるぞよ。
従って日本に輸入されてくるアメフクラガエルは全て生息地から攫ってきた野外品である。
大体の場合、11月〜12月の雨季に地上に現れた所を捕まって日本に誘拐されてくるぞよ。
その愛らしさからペット人気が高まり、価格も高騰を続ける状況でこんな事を続けていれば、
何れ土中のカエルが全て刈り尽くされないとも限らないぞよ。
これが為に愛好家はなんとしてもこの種の人工繁殖を確立させたいと試みているが、なかなか上手くいかないようである。

そんな愛らしくも哀れなアメフクラガエルちゃんを、本商品では1/1サイズで立体化したばかりか、
フロッキー加工を施したもふもふバージョンで商品化!
フロッキー加工とは一言で言えば、シルバニアファミリーのアレである。
つまり、接着剤を散布したフィギュアに静電気の力でごく細かな毛を直立植毛する事で、
ほのかにもふもふした手触りと見た目を再現しているのだ。
これがまさに・・・土まみれのアメフクラガエル!
土中から現れ、乾燥した砂を纏ったきなこ餅のような姿を表現しているというワケぞよね!!

これがめちゃくちゃ可愛いですよ〜。
リアル感がウリのネイチャーテクニカラーの中では玩具然とした仕様だが、
写真で見るより実物は案外それっぽいと感じたぞよ。

ちゃんと目だけは別パーツで質感が分けられているのも嬉しいぞよね。
模様もはっきり出て綺麗ぞよ。
ちょっと不機嫌そうな顔がきゃわわですよ。

このもっちり感がおろかなにんげんどもを狂わせる・・・。
実物のアメフクラガエルはもっと表皮のディテールがはっきり見えるでしょうが、そこはフロッキー加工のもふもふ感優先。
これはこれでアリと言う感じぞよね。

どれが出てもフクラガエル確定!
気軽に回しやすいネイチャーテクニカラーの新カテゴリが登場ぞよ!
フクラガエルファンはガチャ広場へ急げっ!!

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・「テイクオフ キーホルダー アメフクラガエル
・「サン・アロー フクラガエル

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■いきもん ネイチャーテクニカラー 大きなオオハシ サンショクキムネオオハシ

株式会社いきもんより、2024年10月登場の一回500円ガチャ!
ラインナップ全部オオハシと言う特集弾ぞよ!

「オニオオハシ」、「ウスヒムネオオハシ」、「サンショクキムネオオハシ」、「チョコキムネオオハシ」の全4種が、
全て同一原型の彩色違いによるカラバリでラインナップされているぞよ。
リアルな生物フィギュアを特集する「ネイチャーテクニカラー」シリーズのうち、
2023年7月に登場した「大きなヒキガエル」に続く「大きな」シリーズの第二弾となる。

リーフレットはカプセル内フィギュアと対応する専用のものが付属。
ネイチャーテクニカラーでは毎度お馴染みの仕様ぞよね!

本商品の面白い仕様としては、組み立てると全長約14.5センチにもなるビッグサイズがカプセルに収まりきらない為に、
脚が一本胴体のジョイント穴の中に収められた状態で封入されている点。
これ見つけられなくて欠品連絡入れちゃったおろかなにんげぇん・・・絶対いるぞよねぇ!?
カプセルの中身はくまなく探すのだーっ!

じゃん!
中身はサンショクキムネオオハシでした!
彩色が最も多くカラフルなオオハシなのでアタリぞよーっ!!

きゃきゃきゃきゃんわ!!
生き物ガチャフィギュアは数あれど、不思議と身近な鳥類がリアルに特集される事はごく少ない。
それは造形と彩色の難易度によるところが大きいと思われるぞよ。
その点このオオハシは見た目がファンキーでユニークなキャラクター然として可愛らしく、
ぱきっと鮮やかに色分けされているのでフィギュア彩色への落とし込みも向いていそうで、
打って付けのモチーフと言えるだろう!

サンショクキムネオオハシはメキシコ南部からコロンビア北部にかけての熱帯林に生息するオオハシであるぞよ。
色鮮やかかつ、少し街を外れるとその辺で普通に見られる事からベリーズの国鳥に指定されており、
キールビルド・トゥーカン(Keel-billed Toucan)の名前で親しまれている。
キールビルドとは船底や竜骨のような形のクチバシを指してつけられた愛称ぞよね。
これまでに2亜種知られており、メキシコ南東部やベリーズ、グアテマラ北部で見られるものが
「Ramphastos sulfuratus sulfuratus」として記載されており、これが代表的なサンショクキムネオオハシであるぞよ。
もう一つ「Ramphastos sulfuratus brevicarinatus」と言うものもいて、
グアテマラ南東部からコロンビア北部、ベネズエラ北西部で見られるこちらはもともと別種として記載されていたが、
後に改められサンショクキムネオオハシの亜種として数えられるようになったものだ。
この二つは見た目も色もそっくりであるが、どちらかと言うとsulfuratusの方がほっそりとして、
brevicarinatusの方がほんのり青みが強い気もするが・・・
たぶん両方出てきたらどっちがどっちかひと目には見分けられんぞよ。

なんと言っても特徴はその弧を描いた巨大なクチバシぞよね!
サンショクキムネオオハシは最大全長55センチにも達する大きな鳥であるが、
クチバシは15センチ以上にもなり体長の3分の一を占める事もあると言うから大迫力である。
日本で言えばカラスにでっかいクチバシがついたようなサイズ感と思えばわかりやすいぞよね。

鳥は空を飛ぶ動物であるので、体の軽量化にはとても気を使っているぞよ。
こんなに巨大なクチバシが頭にくっついていたのではさぞ重かろうと思うなかれ、
ケラチン質からなるクチバシの中身はスポンジ状になっており、軽量化を極めているから全然邪魔にならないのだ!
このクチバシは好物の果実を食う時に切り裂いたりほじくったり器用な道具として用いるばかりか、
虫や小鳥、爬虫類などを捕らえて食う時にも便利なのである。

サンショクキムネオオハシを含むオオハシ科の鳥類はとても社会性が発達していて、寂しがり屋であるぞよ。
一人でいる事は殆どなく、普通数羽〜12羽くらいの群れでのんびりと飛んでは、
気に入った木の上でほとんどの時間を過ごす。
このような家族間の関係は極めて密で良好であり、クチバシでつつき合って遊んだり、
時に相手の口に果物をぽいっと投げ込むボール遊びに興じたり仲がよく、愛らしい性質を持つ。
樹の洞を巣として利用し、メスはこの中に1〜4個ほどの卵を産むと、これを雌雄交代でお世話をするというのも健気であるぞよ。
20日ほどで卵から雛が孵ると、これも雌雄交代で餌を与え愛しみ、9週間ほどかかる巣立ちの時まで大事に面倒を見るのだ。
そんな見た目にも性格にも可愛くて美しいサンショクキムネオオハシ。
近年は生息域の破壊やペット目的の乱獲によって数を減らしており、
準絶滅危惧種にまでなっているというからおろかなにんげんどもも業が深いものです。

趾(あしゆび)のつき方も特徴的ぞよね!
オオハシは第二趾と第三趾が前を向き、第一趾と第四趾が後ろを向く構造をしているぞよ。
このような趾のつき方を対趾足と言うぞよ。
つまり、第一趾が後ろを向く事で枝を掴みやすくなり、樹上での活動がしやすくなっているというワケだ。
鳥は様々な生活環境に合わせてそれぞれ足を変形させているが、
オオハシは体がでかいので特にこの第一趾の向きが重要だったという事だろう。

と言う事で一見すると玩具然に見えるこの大きいオオハシですが、
趾のつき方ひとつとってもとてもリアルで正確に作られている事が解る。
流石はコアなファンの多いネイチャーテクニカラーだ!!

台座シリーズと並べるとこんなにデッカイんです・・・!
クチバシだけでルッタ一つ分くらいあって500円はお得ぞよ!!
しかもどれが出てもオオハシと言うラインナップが嬉しいじゃないか〜!
可愛くデッカイオオハシが手に入る特集弾・・・気軽に回せるのでおすすめぞよ!!


現生鳥類は竜盤類獣脚類恐竜が飛行能力を帯びて現代まで生き残ったもの。
つまり鳥は最も進化した爬虫類で現生恐竜そのものであるぞよ。
ばらむツZ」の恐竜展レポを読んで恐竜に詳しくなろう!!


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・「ぬいぐるみオオハシS
・「ポケットモンスター サン

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■いきもん ネイチャーテクニカラー 日本の清流 増補特装版 アカメ

株式会社いきもんより、2024年9月発売の一回500円ガチャ。
2011年に奇譚クラブより全10種300円ガチャとして登場した「日本の清流」のうち、
6種をピックアップした復刻弾ぞよ!

ラインナップは「アユ」、「ヤマトイワナ」、「ヤマメ」、「オイカワ(婚姻色)」、「カジカ」、「アカメ」の6種となる。
「日本の清流」は2016年にも「特装版」として復刻されていますが、
その時とはまた異なる復刻チョイスとなっているぞよ。

シリーズ共通仕様としてリーフレットがカプセルの中身と合致する専用のものが付属。
集めたくなるおまけぞよ。

そして中身は・・・な、な、なんと・・・アカメぞよ!!
こちらは初代「日本の清流」では50個アソート中2個しか入っていなかったというシークレットにして、
「特装版」の復刻からは漏れていた伝説の一品・・・!
本弾でも最も大きく豪華なアタリ枠ぞよーっ!
ちなみに今回のアソートは他とそんなに変わらないようで入手しやすくなっている模様。

アカメはスズキ目アカメ科に分類され、
高知県、宮崎県の太平洋沿岸に生息する日本の固有種であるぞよ。
稚魚の頃は汽水域のアマモ場・・・海草からなる藻場に紛れて暮らし、
成魚になると沿岸域から河口や内湾まで広く行動する様になる。
全長は最大131センチにもなる巨大怪魚で、古くから食用としても知られたが、
近年では汽水域の環境悪化に伴い数を減らし、
主な生息域として知られる宮崎県では指定希少野生動植物に指定され、
高知県でも同様の取り組みが進みつつある。
これが為に捕獲が禁止され、保護されるようになってきている絶滅危惧種であるぞよ。

特徴はなんと言っても巨大になる事と、
その名の通り成魚では光を反射して目が赤く見える事があげられる。
同じアカメ科の近縁種にインド太平洋に分布する大型肉食魚のバラマンディがある。
1984年頃まではアカメもこの魚と混同されていたが、身体的特徴が一部異なっている事と、
何よりバラマンディは目が黄金に光る事から、アカメは日本固有の種として記載されるに至ったぞよ。

アカメの種内での遺伝子の多様性は極めて低く、
個体数がほんの少ないまま約30000年も姿を変えず生き残ってきた事がゲノム解析によって判っている。
この多様性は魚類では最低レベルでありながら、
免疫系に関わる領域では多様性が高く保たれてきた事も判っており、生命の神秘を感じるぞよ。
元はバラマンディの様に熱帯に生息していた祖先的な種からアカメが枝分かれした後、
温帯域へやってきてこの日本で細々と生き永らえてきたのがアカメであったのだ。

そんな幻の巨大魚アカメを、本商品では優雅に泳ぐ活き活きとした姿で立体化。
シリーズの特徴として、本体を透明支柱などで支えるのではなく、
岩場にヒレで固定する事であたかも水中を泳ぐかの立体造形を魅せている点があげられるぞよ。
また、鱗の枚数など細かな身体的特徴も概ね正確に再現されており、
淡水魚ファンからも一目置かれているのがこの「日本の清流」なのだ。

時を経て色褪せる事のない魅力がぎゅっと詰まっているぞよね!!

勿論台座裏にはフェルトが貼られていてミュージアム感を演出している。
このこだわりがニクイぞよ。

ばっちりおめめも赤いぞ・・・アカメ!
こちらはガチャポン広場ほか、全国の水族館などでも置かれている事があるので欲しい人は要チェックぞよ。
わたくしは2024年10末にしな水に行った時見つけて記念に一回まわしたのであった。
残念ながらしな水にアカメは展示されていないが、
日本の淡水魚は特集されているので
興味のあるおろかなにんげんどもはリニューアル前に足を運んでみるのも良いかもしれませんよ。


ばらむツZ」10巻でしながわ水族館レポを読もう!


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■いきもん ネイチャーテクニカラー 日本のカエル 特装版 カジカガエル

株式会社いきもんより、2024年6月発売の一回500円ガチャ。
2009年にいきもんの前身となる奇譚クラブより300円ガチャとして発売された「日本のカエル」、
この全8種のうち6種を「特装版」として復刻したのが本弾となるぞよ・・・!
両生類ファンの度肝を抜いたと言われる伝説的アイテムが令和の世に蘇るのだ・・・!!

「奇譚クラブ」が2008年より展開し、40シリーズ以上がリリースされた「ネイチャーテクニカラー」シリーズ。
2014年に製作部門が「株式会社いきもん」として独立し今に至るぞよ。
こだわりの造形と彩色で生物ガチャ界でも一目置かれる存在であるが、
近年では「特装版」と称したセレクト復刻が主となり、シリーズに連なる新作が発売されていないぞよ。
2024年夏に「ネイチャーテクニカラー古生物」と称して恐竜骨格が新発売される予定で、
ネット通販では予約も取られていたが、アナウンスもないまま立ち消えになってしまったのは残念である。

いきもんガチャの特徴としては、このリーフレットも上げられるぞよ。
なんとカプセルの中身に対応したミニブックがそれぞれ付属すると言う豪華さ!
大手のガチャでは見たことがないこだわりの仕様で、このリーフレットも集めたくなっちゃうぞよね!

と言う事でリーフレットで中身がバレているが・・・今回入っていたのは「カジカガエル」ぞよ!
「ニホンアマガエル」、「ニホンヒキガエル」、「カジカガエル」、
「オキナワイシカワガエル」、「エゾアカガエル」、「トウキョウダルマガエル」からなる全6種のうち、
アマガエル、エゾアカガエルと共に最もアソートの多い枠ぞよよよ・・・。
そう、このNTC、豪華な仕様が災いしてアソートが均一でないのだ!!
今回はトウキョウダルマガエルが最もレアみたいぞよ。

カジカガエルは本州、四国、九州などで見られる日本固有種のアオガエルであるぞよ。
渓流や湖、およびその周辺などで見られ、
囀るような鳴き声が鹿に似る事から、河鹿の名で呼ばれ古くから知られた生き物である。
日頃は水に濡れた樹上や下草などで暮らし、小さな虫を食って生きている。
大きさはオスで3〜4センチ、メスの方が大きく最大7センチにもなるぞよ。

優雅な鳴き声と名前に反して、見た目は地味でやや黄緑色を帯びた灰褐色をして、
不規則な斑紋が浮かび岩場などに紛れる保護色となっているぞよ。
オスは4〜7月頃にかけての繁殖期になると岩の上を縄張りとして盛んに鳴き、
メスを呼ぶので、この時に地味な体が役立つというワケだ。
見事に恋が成就すると、流れのゆったりした水辺にある石や草陰に、
50個から100個もの卵を含む寒天状の卵塊を数度産み付ける。
メス一匹辺り、約500個ほどの卵を産むと言うぞよ。
これらは二週間ほどで孵化してきてオタマジャクシとなり、4センチくらいの大きさまで育つのだ。

四肢に大きめの吸盤を持つ事もカジカガエルを他と見分ける特徴であるぞよ。
例えば似たように地味な色をするツチガエルでは、指先に吸盤を持たないのだ。
この大きな吸盤で樹や石にくっつき、綺麗な水辺に暮らすカジカガエル。
しかしおろかなにんげんどもが暮らしの為に河川を整備し利用しだすと、
環境が変わってカジカガエルの住みにくい水辺が増えてきてしまった。
昔はこの日本の何処にでも見られ、
江戸の世には河鹿籠と呼ばれる専用の籠まで出回り人々に身近に愛されたカエルだが、
近年は姿を消しつつあると言うのは切ない事です。

本商品はネイチャーテクニカラーシリーズ共通の仕様として、
木目調のミュージアム台座に、カジカガエルの大好きな岩場と共に造形されているぞよ。
カエルだけでも十分なのに、環境も一緒に造形する事で、
動物の生きた姿を再現しようと言うコンセプトがNTCの魅力の一つなんですね!
この台座をして本作品群は「台座シリーズ」などと呼ばれる事もあるぞよ。

ハズレ枠と侮るなかれ・・・!
斑紋も綺麗にプリントされていて美しいぞよ。
石と見分けがつかない程地味な色をする事も多いカジカガエルだが、
本商品では割と鮮やかに色付いた姿で再現されている。

台座裏には緑のフェルトが貼ってあり、これも豪華仕様だ!
NTCは毎回ひっくり返してもそのこだわりに驚かされるぞよ。

令和の世に復刻・・・!
伝説のNTC・日本のカエルでした!
NTCはコアなファンも多く、また日本の身近な生き物をリアルに再現している事もあって、
博物館や動物園、水族館なんかに置いてあるのもよく見かけるぞよね!
大人気であっと言う間に無くなっちゃうので、見かけたら早めにゲットぞ!!

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・「カロラータ カエル 立体図鑑
・「LIFEGE 1/1 サイズ ニホンヒキガエル

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