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摘まんだ生き物ガチャ・ミニフィギュア

レビュー

 

▼摘まんだ生き物ガチャ・ミニフィギュア レビュー

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いきもん
ネイチャーテクニカラー
日本のカエル 特装版
カジカガエル
いきもん
ネイチャーテクニカラー
日本の清流 増補特装版
アカメ
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■いきもん ネイチャーテクニカラー 日本の清流 増補特装版 アカメ

株式会社いきもんより、2024年9月発売の一回500円ガチャ。
2011年に奇譚クラブより全10種300円ガチャとして登場した「日本の清流」のうち、
6種をピックアップした復刻弾ぞよ!

ラインナップは「アユ」、「ヤマトイワナ」、「ヤマメ」、「オイカワ(婚姻色)」、「カジカ」、「アカメ」の6種となる。
「日本の清流」は2016年にも「特装版」として復刻されていますが、
その時とはまた異なる復刻チョイスとなっているぞよ。

シリーズ共通仕様としてリーフレットがカプセルの中身と合致する専用のものが付属。
集めたくなるおまけぞよ。

そして中身は・・・な、な、なんと・・・アカメぞよ!!
こちらは初代「日本の清流」では50個アソート中2個しか入っていなかったというシークレットにして、
「特装版」の復刻からは漏れていた伝説の一品・・・!
本弾でも最も大きく豪華なアタリ枠ぞよーっ!
ちなみに今回のアソートは他とそんなに変わらないようで入手しやすくなっている模様。

アカメはスズキ目アカメ科に分類され、
高知県、宮崎県の太平洋沿岸に生息する日本の固有種であるぞよ。
稚魚の頃は汽水域のアマモ場・・・海草からなる藻場に紛れて暮らし、
成魚になると沿岸域から河口や内湾まで広く行動する様になる。
全長は最大131センチにもなる巨大怪魚で、古くから食用としても知られたが、
近年では汽水域の環境悪化に伴い数を減らし、
主な生息域として知られる宮崎県では指定希少野生動植物に指定され、
高知県でも同様の取り組みが進みつつある。
これが為に捕獲が禁止され、保護されるようになってきている絶滅危惧種であるぞよ。

特徴はなんと言っても巨大になる事と、
その名の通り成魚では光を反射して目が赤く見える事があげられる。
同じアカメ科の近縁種にインド太平洋に分布する大型肉食魚のバラマンディがある。
1984年頃まではアカメもこの魚と混同されていたが、身体的特徴が一部異なっている事と、
何よりバラマンディは目が黄金に光る事から、アカメは日本固有の種として記載されるに至ったぞよ。

アカメの種内での遺伝子の多様性は極めて低く、
個体数がほんの少ないまま約30000年も姿を変えず生き残ってきた事がゲノム解析によって判っている。
この多様性は魚類では最低レベルでありながら、
免疫系に関わる領域では多様性が高く保たれてきた事も判っており、生命の神秘を感じるぞよ。
元はバラマンディの様に熱帯に生息していた祖先的な種からアカメが枝分かれした後、
温帯域へやってきてこの日本で細々と生き永らえてきたのがアカメであったのだ。

そんな幻の巨大魚アカメを、本商品では優雅に泳ぐ活き活きとした姿で立体化。
シリーズの特徴として、本体を透明支柱などで支えるのではなく、
岩場にヒレで固定する事であたかも水中を泳ぐかの立体造形を魅せている点があげられるぞよ。
また、鱗の枚数など細かな身体的特徴も概ね正確に再現されており、
淡水魚ファンからも一目置かれているのがこの「日本の清流」なのだ。

時を経て色褪せる事のない魅力がぎゅっと詰まっているぞよね!!

勿論台座裏にはフェルトが貼られていてミュージアム感を演出している。
このこだわりがニクイぞよ。

ばっちりおめめも赤いぞ・・・アカメ!
こちらはガチャポン広場ほか、全国の水族館などでも置かれている事があるので欲しい人は要チェックぞよ。
わたくしは2024年10末にしな水に行った時見つけて記念に一回まわしたのであった。
残念ながらしな水にアカメは展示されていないが、
日本の淡水魚は特集されているので
興味のあるおろかなにんげんどもはリニューアル前に足を運んでみるのも良いかもしれませんよ。


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■いきもん ネイチャーテクニカラー 日本のカエル 特装版 カジカガエル

株式会社いきもんより、2024年6月発売の一回500円ガチャ。
2009年にいきもんの前身となる奇譚クラブより300円ガチャとして発売された「日本のカエル」、
この全8種のうち6種を「特装版」として復刻したのが本弾となるぞよ・・・!
両生類ファンの度肝を抜いたと言われる伝説的アイテムが令和の世に蘇るのだ・・・!!

「奇譚クラブ」が2008年より展開し、40シリーズ以上がリリースされた「ネイチャーテクニカラー」シリーズ。
2014年に製作部門が「株式会社いきもん」として独立し今に至るぞよ。
こだわりの造形と彩色で生物ガチャ界でも一目置かれる存在であるが、
近年では「特装版」と称したセレクト復刻が主となり、シリーズに連なる新作が発売されていないぞよ。
2024年夏に「ネイチャーテクニカラー古生物」と称して恐竜骨格が新発売される予定で、
ネット通販では予約も取られていたが、アナウンスもないまま立ち消えになってしまったのは残念である。

いきもんガチャの特徴としては、このリーフレットも上げられるぞよ。
なんとカプセルの中身に対応したミニブックがそれぞれ付属すると言う豪華さ!
大手のガチャでは見たことがないこだわりの仕様で、このリーフレットも集めたくなっちゃうぞよね!

と言う事でリーフレットで中身がバレているが・・・今回入っていたのは「カジカガエル」ぞよ!
「ニホンアマガエル」、「ニホンヒキガエル」、「カジカガエル」、
「オキナワイシカワガエル」、「エゾアカガエル」、「トウキョウダルマガエル」からなる全6種のうち、
アマガエル、エゾアカガエルと共に最もアソートの多い枠ぞよよよ・・・。
そう、このNTC、豪華な仕様が災いしてアソートが均一でないのだ!!
今回はトウキョウダルマガエルが最もレアみたいぞよ。

カジカガエルは本州、四国、九州などで見られる日本固有種のアオガエルであるぞよ。
渓流や湖、およびその周辺などで見られ、
囀るような鳴き声が鹿に似る事から、河鹿の名で呼ばれ古くから知られた生き物である。
日頃は水に濡れた樹上や下草などで暮らし、小さな虫を食って生きている。
大きさはオスで3〜4センチ、メスの方が大きく最大7センチにもなるぞよ。

優雅な鳴き声と名前に反して、見た目は地味でやや黄緑色を帯びた灰褐色をして、
不規則な斑紋が浮かび岩場などに紛れる保護色となっているぞよ。
オスは4〜7月頃にかけての繁殖期になると岩の上を縄張りとして盛んに鳴き、
メスを呼ぶので、この時に地味な体が役立つというワケだ。
見事に恋が成就すると、流れのゆったりした水辺にある石や草陰に、
50個から100個もの卵を含む寒天状の卵塊を数度産み付ける。
メス一匹辺り、約500個ほどの卵を産むと言うぞよ。
これらは二週間ほどで孵化してきてオタマジャクシとなり、4センチくらいの大きさまで育つのだ。

四肢に大きめの吸盤を持つ事もカジカガエルを他と見分ける特徴であるぞよ。
例えば似たように地味な色をするツチガエルでは、指先に吸盤を持たないのだ。
この大きな吸盤で樹や石にくっつき、綺麗な水辺に暮らすカジカガエル。
しかしおろかなにんげんどもが暮らしの為に河川を整備し利用しだすと、
環境が変わってカジカガエルの住みにくい水辺が増えてきてしまった。
昔はこの日本の何処にでも見られ、
江戸の世には河鹿籠と呼ばれる専用の籠まで出回り人々に身近に愛されたカエルだが、
近年は姿を消しつつあると言うのは切ない事です。

本商品はネイチャーテクニカラーシリーズ共通の仕様として、
木目調のミュージアム台座に、カジカガエルの大好きな岩場と共に造形されているぞよ。
カエルだけでも十分なのに、環境も一緒に造形する事で、
動物の生きた姿を再現しようと言うコンセプトがNTCの魅力の一つなんですね!
この台座をして本作品群は「台座シリーズ」などと呼ばれる事もあるぞよ。

ハズレ枠と侮るなかれ・・・!
斑紋も綺麗にプリントされていて美しいぞよ。
石と見分けがつかない程地味な色をする事も多いカジカガエルだが、
本商品では割と鮮やかに色付いた姿で再現されている。

台座裏には緑のフェルトが貼ってあり、これも豪華仕様だ!
NTCは毎回ひっくり返してもそのこだわりに驚かされるぞよ。

令和の世に復刻・・・!
伝説のNTC・日本のカエルでした!
NTCはコアなファンも多く、また日本の身近な生き物をリアルに再現している事もあって、
博物館や動物園、水族館なんかに置いてあるのもよく見かけるぞよね!
大人気であっと言う間に無くなっちゃうので、見かけたら早めにゲットぞ!!

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・「カロラータ カエル 立体図鑑
・「LIFEGE 1/1 サイズ ニホンヒキガエル

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