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摘まんだ生き物ガチャ・ミニフィギュア

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▼摘まんだ生き物ガチャ・ミニフィギュア レビュー

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■バンダイ いきもの大図鑑ディスプレイモデルコレクション 野生のイヌ科動物 狐

バンダイより、2024年10月第4週発売の一回1000円ガチャ。
大人気「いきもの大図鑑」の番外編、造形と彩色にこだわった「ディスプレイモデルコレクション」のイヌ科特集弾ぞよ!

ラインナップは「狼」がノーマルと白で二色に加えて、「狐」と「狸」の全4種となる。
このうち狼のみ自販機筐体版とオンライン版で仕様が異なり、筐体版は台座が分割されるのに対し、オンライン版では一体成型。
そして狼の白はレアアソート(ノーマルと白合わせて狐、狸と同率)となっています。
わたくしの狙いは勿論最も可愛い「狐」である・・・!
なんなら狸でも良いぞっ!
しかしおいぬ族はおきつね族の天敵であるからして、狼はハズレなのだ。

じゃん!
おーっ!狙い通り狐ぞよ!!
なんと賢そうなおきつねであろう・・・アタリぞよ!!

モチーフは所謂日本の普通の狐、アカギツネの中でも北海道で見られる亜種のキタキツネぞよね!
今回特集されているイヌ科動物は、広い分類では食肉目のグループに入る哺乳類であるぞよ。
大体6000万年前くらいにいたミアキスと言う動物から、
大きくネコ亜目とイヌ亜目に分岐した中でも、最も早く分岐したイヌ亜目の一つがイヌ科であるぞよ。

イヌ科は全体に肉食傾向が強いイメージだが、実態としては雑食傾向のやや強めの肉食獣。
有袋類に支配されたオーストラリア大陸を除く全世界に自然分布する大繁栄した哺乳類ぞよね!
北海道の平地から高山帯まで広く生息するキタキツネも同じで、
巣穴を掘って暮らし、果実や木の実、キノコは勿論、小型の哺乳類や鳥類、昆虫や蛇などなんでも食って生き抜いているぞよ。
おろかなにんげんどもにとっても割に身近な動物で、
北海道ではその辺で普通に見かけるのでトコトコ近づいて来ては餌をねだる事もある。
しかし、こうした野生動物に餌付けをするのは大変に危険な事であるぞよ。
慣れてくると次第に警戒心を忘れ、道路なんかに飛び出して車にひかれて死んでしまう。
こういう哀れな末路を辿るおきつねのなんと多い事か・・・!

そしてまた、野生動物と言うのは極めて危険で、
特に狐はエキノコックスと言う寄生虫の終宿主となっている事がある。
これはもともと北海道に存在しなかった、外国から海外の狐と共に持ち込まれた厄介な寄生虫であるぞよ。
この恐るべき寄生虫がおろかなにんげんどもに寄生すると、
肝臓に病巣が形成され、やがて体内に虫が回り苦しんだ後、死に至ると言うのは恐ろしい!
エキノコックス症は主にイヌ科動物の糞尿に混入したエキノコックスの卵胞を
誤って経口摂取する事で感染する。
狐は実に愛らしく健気な動物であるが、可愛い可愛いと触ったおててでうっかり物を食べたりすると、
ひょっとしたら虫も一緒に食うかもしれん。
そして山の湧き水など迂闊に飲む事も危ない。
実は上流で狐の糞尿が混じって寄生虫が入っていたり・・・

なんてこともある。
この病の恐ろしい事は、無症状の潜伏期間が10年とか20年くらいある事ぞよ。
症状が出始めたら体中に虫が回って手遅れという事が多いのだ!
山で湧き水を、自然の美しい水だ〜なんて飲んでいるおろかなにんげぇんっ!
お前はたぶん、もう手遅れ!!
20年以内に寿命がくるような爺さん婆さん以外は絶対に湧き水など飲んではならんのだっ!!

キタキツネはイヌ科動物の中では珍しく、オスもメスも協力して赤ちゃんにエサを与え子育てする動物であるぞよ。
普段は単独行動する狐は、冬の頃になると、毎年同じ雌雄で番になる健気な面を持つ。
再会した夫婦の狐は雪の中を仲睦まじく駆け、交尾してやがて春になると子を産むぞよ。
そうして夫婦で協力して夏まで子育てすると、やがて子供達は親離れしてそれぞれの道を歩み出す。
しかし繁殖の季節がくると時に親子は再会し、協力して新しい子を育てる事もあると言うのはなんと情の深い動物であろうか・・・!
狐の出てくる物語は子狐と親狐の絆を描くものが多い気もするが、
こういう愛らしい習性をおろかなにんげんどもは昔から知っていて、モチーフとしたのであろう!

そんなキタキツネを、本商品は動物造形で知られる「玩具箱(gangubako)」の樹山氏の手による原型で立体化!
毛の一本一本の流れがはっきりと見えるディテール感は、
ともすればうるさくなってしまいそうだが、これが非常に良い塩梅にまとまって実にリアルに見えるぞよね!
誇張され、デフォルメされた実在感が木目調台座の上にぎゅっと凝縮されており、さながら芸術品のような出来栄え。
「ディスプレイモデルコレクション」は造形と彩色に拘ったラインであり、
原型師にフォーカスしたシリーズでもあるからして、
本商品はまさに樹山氏の造形作品の一つ・・・とも言える逸品なのです!

ただ木目調台座に乗ってるだけでも成立するだろうに、情景の足場がついてるのも魅力の一つであるぞよ。
これがある事で世界観に奥行きが生まれ、何かドラマが感じられる作品となっている。
本作は全体に動物の静かな息遣いが感じられるようなラインナップとなっているが、
樹山氏の元来の作家性としては、動きと物語性のある造形が魅力に思われるぞよ。
リアルな生物だけでなく、空想生物なども多く手掛けられており、
特に正体を見破られた玉藻の前が着物を脱ぎ棄てて九尾の狐へと変じ、
去り行くシーンをモチーフとした「九尾の狐」などはまず見事なものである・・・!
このような素晴らしい造形作家の作品が、ほんの1000円のガチャフィギュアで出てくるとは・・・
しかも彩色など、量産品にして作家性をまずまず再現しており、
かなりの仕上がり・・・バンダイ・・・出来るヤツぞよ・・・!!


まるまった尻尾が可愛いね。
ほんの手乗りサイズで飾りやすいのも嬉しい。

しかも台座を外すとちゃんと肉球が塗られているんですよ〜っ!
全方位抜かりなしぞよっ!!

シリーズの恐竜と並べるとこのくらいのサイズ感。
ベースの大きさは同じぞよ。
摘んだガチャ紹介・いきもの大図鑑ディスプレイモデル狐でした!
どれが出ても豪華なのでおすすめ弾ぞ〜。


我らがぞよちゃんもおきつね族! 「ばらむツZ」はいきもの大図鑑を(勝手に)応援しています!


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・「壽屋(KOTOBUKIYA) アルカナディア ユクモ
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■バンダイ いきもの大図鑑アドバンス ナメハダタマオヤモリ アルビノピルバラナメハダタマオヤモリ

バンダイより、2024年6月第5週登場の一回1500円ガチャ。
ウルウルした目が可愛いナメハダタマオヤモリ特集弾ぞよ!!
予約でなく、発売後にオンラインで買ったけど、筐体版と仕様違いが無いので普通にカプセル入りだった。


ラインナップは「ナメハダタマオヤモリ」がレッド、ダークブラウン、イエローの3色。
そして変わり種として「アルビノピルバラナメハダタマオヤモリ」を加えた全4種となる。
原型はすべて共通のカラバリなのでどれが出ても良いけど、
やっぱり黒く艶のあるおめめが可愛い普通のナメハダタマオヤモリが欲しいですよ〜。
という事でいざ、開封!!

はい・・・アルビノピルバラナメハダタマオヤモリなんですね・・・ッ!!
4種中1種だけ入っているのでレア枠・・・かと思いきやそんな事もなく、均一アソートであるぞよよよよ。
そしてご覧の通り左目が著しくズレた個体を引いてしまったのだが、
なぜか遊んでいたらいつの間にか正位置に戻っていたぞよ。
ここ、可動ポイントじゃない気がするのだが・・・謎です。
ちなみに右目にはクラックが入っていたが・・・もうめんどいので交換とかしないのだ。
おい、バンダイ・・・頼むぞよ!!

という事でぺたんと可愛いタマオヤモリぞよ!
尻尾に玉飾りがついているキュートな姿が大人気のタマオヤモリは、全てオーストラリアでのみ見られる固有種である。
なかでもナメハダタマオヤモリは全長12センチ程の国内では最もポピュラーな種で、
その名の通りお肌が滑らかすべすべなタマオヤモリぞよね!
最大種のオニタマオヤモリなどでは皮膚にチクチクと突起が見られるので、ナメハダはより幼く愛らしいイメージがあるぞよ。
そして本商品はその中でも「アルビノピルバラナメハダタマオヤモリ」とある。
これはナメハダタマオヤモリの中でもピルバレンシスと言う西オーストラリア州北部で見られる亜種の、
更にアルビノ個体であるぞよ。

前述の通りおめめがズレちゃってるのはご愛敬・・・記事後半になるにつれてだんだん視線が戻ってゆくぞよよよよ。
ナメハダタマオヤモリはオーストラリアの砂漠や乾燥地帯に生息する夜行性のヤモリで、
普段は巣穴を深く掘って、その中で乾燥や日光から体を守りつつ、虫共を食って暮らしているぞよ。
日本ではペットとしても親しまれているが、こういう希少な固有種では当然な事に、
原産地となるオーストラリアは野生個体の輸出を禁じている。
従って国内で出回っているものは過去に何らかの理由で輸入された者の繁殖個体か、
アメリカなんかで累代飼育され持ち込まれたもの。
あるいは密輸されたものであるぞよ。

ヤモリの類は決して多産ではなく、基本的に一度の産卵で2つの卵を産む。
タマオヤモリも同じであるぞよ。

従って、野外個体の新たな輸入が無い状態ではなかなか数が増えんというワケで、
タマオヤモリちゃんは全体に高価であり、ナメハダタマオヤモリも数万円で取引されているぞよ。
そして砂漠に隠れ住む生態からもわかるように、タマオヤモリらは大変に憶病で、
おろかなにんげんどもと違って夜行性なので生活のリズムも合わん。
そのビジュアル人気とは裏腹に、ペットには向かない生物と言えるだろう。

西オーストラリアのピルバラ地方は砂漠の多い大変に乾燥した地域で、
ピルバレンシスにとってはまさに楽園のような地であろう。
この地域には多種多様な固有種が見られるが、砂漠に隠れ住む生物を探し出して研究するのならともかく、
攫ってきてペットにするとはおろかなにんげんどももつくづく業が深いものぞよ。
特にピルバラタマオヤモリなどはほんの小さく持って帰るのも容易なので、目を付けられたと言うワケぞよね。

そんな哀れなアルビノピルバラナメハダタマオヤモリを、本商品は全長約13センチ、24か所可動の本格可動フィギュアとして再現。
原型は爬虫類や両生類フィギュアで知られる真工房が手掛け、
彩色モデルはC.S.Model Designの田中寛晃氏が製作しており、まず間違いないクオリティぞ!
全体に淡いグラデーションに模様が浮かび、白の透け感など実に美しい出来栄えだ。
わたくし一時ワンフェスなどに足を運んでいた事があるのだが、真工房さんの作品は会場でお見かけした事がある気がしますぞよ。
ドラマ性のあるカエルやトカゲの造形物など数多出典されており、大変に興味深かったが、
その頃わたくしはどちらかと言うとキャラクターガレキを集めていたので、お小遣いが足りず指をくわえて眺めるしかなかったのだ。
あの頃買ったガレキ・・・結構積んだままになっているものもいくつもある・・・
原型師の皆さんには申し訳ない!!
しかしわたくしの作ったゲームやまんがもおろかなにんげんどもに積まれているだろう!!
だからどこかで帳尻があっている筈なので許して欲しいぞよ!!

お腹側も可愛いぞよね。
いきもの大図鑑の可動トカゲは久々に買ったけど、モンスターアーツと見紛う分割には驚かされるぞよ。
このパーツ点数の玩具がほんの1500円でガチャカプセルから出てくるとは・・・。
しかしナメハダタマオヤモリちゃんの場合、前肢が緩く持ち上げるだけでポロっと脱落してしまう事もしばしば。
ま、割れるよりはいいので取れちゃったら優しくくっつけてあげましょう。

全24か所フルアクション!
リアル生物的な動きよりもキャラクター然とした可動が似合うフィギュアとなっている。

だっこーっ!!
きゃきゃきゃきゃんわっ!!

黒目がちなおめめが愛らしいポイントであるナメハダタマオヤモリ、
この子はアルビノ個体なので目が白いぞよ。
アルビノとはメラニン色素を作る遺伝子が正常に働いていないが為に起こる白色化で、
つまりは遺伝子異常の色素欠乏症、所謂白子って奴ぞよ。
こういう遺伝子異常は様々な病変を引き起こすが、
特に目の虹彩や網膜などの色素が欠如して視力障害が見られる場合が多い。
ひょっとしたらアルビノのタマオヤモリもモノが全然見えていないかもしれないぞよね。
夜行性のヤモリの中には、暗闇でも色付きで物が見える高感度のものがいるぞよ。
特にタマオヤモリなどは砂漠の巣穴で暮らすので、闇の中でも優れた視力を発揮するはずぞ。
アルビノでこの能力が失われているとしたら、自然の中では生きていけまい。
アルビノの生物は多くの場合大変に美しく神秘的な姿をするのでおろかなにんげんどもの興味を惹くが、
様々な疾患で短命になりがちの哀れな生命なのである。

オーストラリアでしか見られないタマオヤモリの、更にアルビノとくればそれはそれは希少で高価であるぞよ。
このアルビノピルバラナメハダタマオヤモリなどは色彩や模様によっては数十万円で取引される事もあると言う!
それがガシャポンならほんの1500円で遊べちゃうのだからありがたいもんだ!!

おっと、だんだんおめめの角度が治ってきたぞ・・・!

全体に出来が良く特に文句もないのだが・・・、
公式ページの彩色見本と比べると、模様も目も色が全然違うのはご愛敬。
特にデコマスではグレーに薄っすら血管の浮かぶ目が、製品版では真っ赤に血走っているぞよ。
しかしウルウルを再現する為に今回は目にクリアパーツが使用されているなど、
基本設計は申し分ない。
やはり迫真のデコマスを大量生産の製品で再現するのは難しいと言う事か・・・!

わたくし、意外と爬虫類のいきもの大図鑑買ってない・・・!
特にトカゲは前回買ったの2022年のモトイカブトトカゲ。
ほんとはアルマジロトカゲとかも欲しかったけど・・・終ぞ筐体に出会わなかったので買いそびれたぞよ。

タマオヤモリと言えば・・・スタジオソータから迫真のリアル造形、
アニマリエコレクション 1/1 タマオヤモリ &アルマジロトカゲ」が出ているぞよね!
こちらは最大種のオニタマオヤモリと、超レアなサメハダタマオヤモリを威嚇ポーズで立体化しており、
これが500円にして非常に出来が良かったのだ!
ナメハダタマオヤモリも威嚇する時は四肢をピーンと張るのだが・・・
いきもの大図鑑で再現するのは難しいかも。

ナメハダタマオヤモリは樹上性でないので樹の上にいるのは変かもしれませんが、
シリーズの止まり木パーツに乗せてみるのも可愛いぞよ。

おっと、エサを見つけたぞ。
ぱくっ!

体を持ち上げたポーズを取りたいけどへちょっと崩れてしまいがち。
なかなかポージングが難しいぞよね!

愛嬌のある表情が可愛く、ドラマのある情景を作りたくなるぞよ。

いきもの大図鑑で登場のナメハダタマオヤモリ、
なかでもアルビノピルバラナメハダタマオヤモリちゃんでした・・・!
ラインナップどれが当たってもナメハダタマオヤモリと言うね・・・!
1500円でフル可動の爬虫類フィギュアが手に入るとは、バンダイおそるべし・・・!


号泣のクオッカちゃん&タマオヤモリちゃん・・・オーストラリア大陸に一体何が・・・!?
ばらむツZ」で真相を確かめよう・・・!!


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・「アニマリエコレクション 1/1タマオヤモリ&アルマジロトカゲ
・「博物志 ヤモリ フィギュア 守宮物語

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■バンダイ いきもの大図鑑アドバンス 水生昆虫タガメ ディスプレイスタンドセット (ライトカラー)

2024年10月末着 / 一回1800円(+送料)ガチャ
バンダイより発売の大人気「いきもの大図鑑」シリーズに待望の水棲昆虫が新登場!
ガシャポンオンライン版とガシャ筐体版で仕様が異なり、今回紹介するのはオンライン版のディスプレイスタンドセットぞよ。

ラインナップは全てタガメ!
事前情報では「水棲昆虫」弾としてタガメ、ヤゴ、ゲンゴロウが参考出品されていましたが、
商品化に際してタガメオンリーになっちゃいました。
カラーは3種類で、ライトカラー、ダークカラー、羽化直後色のバリエーションぞ。
インターネットではこの中だと羽化直後だけハズレ扱いされていて不憫である。

それでは開封・・・中身はライトカラーでした!
お〜っ!最もスタンダードなアタリカラーぞよーっ!!

今回紹介するのはオンライン版と言う事で、本体に関しては前翅が分割無しの専用パーツとなっています。
筐体版は二分割されており、都合上若干厚みが増しているみたいぞよ。
その他はほぼほぼ共通仕様。

日本で見られるカメムシ目の水棲昆虫の中でも最大にして最強と言われるのがこのタガメであるぞよ!
トンボやホタル、蚊など、生活史の一部で水中や水上生活をする昆虫は身近にも多く見られるが、
タガメは一生の殆どを水の近くで過ごす虫であるぞよ。
その怪獣然としたフォルムと希少性、最大では6.5センチにもなると言う大きさからおろかなにんげんどもの憧れを集め、
国内でのマニア人気が高い種でもある。
わたくしの幼少の頃にも、虫の本を開けばタガメの事が必ず書いてあったものだが、
当時からしてこんな凶悪そうなヤツを身近に見つけた事は終ぞなかった!
タガメの紹介の下りには必ず絶滅が危惧されていると言う文句がついていて、
あの頃ですら珍しかったのだから、現代においては猶更であろう・・・!

水草が豊富な生命の富む美しく澄んだ水辺に棲むタガメは、待ち伏せ型の忍者的ハンターであるぞよ。
長い脚を使って水草や流木の類を足場に、逆さ向きでくっつき普段はじっと息を潜め、
獲物が目の前を通るなり瞬時に襲い掛かって捕食する、凶悪な肉食性昆虫だ!
その獲物はフナやドジョウ、時にカワムツなどの淡水魚から、
カエル、カブトエビなどの矮小なもの、時にヘビやカメまで食うと言うから怖いもの知らずであるぞよ・・・!
これをして最強水棲昆虫と言うワケで、おろかなにんげんどもの関心を集めるのに十分すぎる魅力を備えているのだ。

タガメは不完全変態昆虫で、初めは矮小な水棲カメムシとして生まれてくるが、
この状態にして両手の鎌にメダカなどを誘い込み抱き着いては食ってしまう。
やがて栄養を蓄えて脱皮を繰り返し羽化すると、このような立派な成虫のタガメが誕生するぞよ。
成虫になるとおよそ水中では敵無しの巨大昆虫と化すが、さしものタガメもより巨大な動物には太刀打ちできず、
鳥類や哺乳類にはむしゃむしゃと食われている。
水温の変化にも敏感で、冬になって水が冷たくなってくると陸上に上がって越冬するという。
野生下における寿命は1年ほどで、越冬したタガメは夏に繁殖し卵を産むと、
未来を後進に託して死んでいくとは潔いヤツである。

本商品はそんな水中忍者・タガメちゃんを迫真のリアル造形で再現。
全長約12センチの拡大模型で、可動箇所は25か所に及ぶ本格アクションフィギュアであるぞよ!
原型は株式会社JMCによる実物標本のCTスキャンを用いた本格造形で、まず正確なものである。
彩色はC.S.Model Designの田中寛晃氏の手によるもので、
ご覧の通り1800円(1500円)とは思えん重塗装っぷりは目を見張るものがある・・・!
今回、マニア人気の極めて高いタガメという事で、これまで以上に気合が入っているように感じられるのは、
やはりライバルに海洋堂の「リボジオ タガメ(8800円)」がある事は無視できないと思うぞよ。
ガシャポンでリボジオを越えてやるぞ・・・!
こういう気概がひょっとしたらあるのかもしれん!!

この2024年夏は蝉に蝶、そしてこのタガメと、いきもの大図鑑アドバンス弾が怒涛の攻勢で昆虫フィギュア界は大いに沸いていた。
蝶はともかく、蝉は構造に大分難ありだったが・・・本商品はサイズが大きい事も幸いしてそこそこ扱いやすいのは嬉しいポイント!
各部可動で大きく表情をつける事が出来ますよ。

もっとも、タガメと言えば基本的にはじっと動かず、獲物が近づくや目にも留まらぬ速さで襲い掛かり、
次には餌を抱いていると言った具合で、あんまりポージングが思いつかんのだが、
そこはアクションフィギュア。
巨大昆虫怪獣として鎌攻撃を繰り出すポーズなど取らせて自由に遊ぶが良かろうなのだ!

肢は大きく動かせるほか、頭部や口器、およそ考え得る全ての箇所を動かして遊ぶ事が出来るぞよ。
おめめはクリアパーツでワンポイントとなっており実に見栄えがする。
先に彩色を褒めたが・・・全体にグラデーションとプリントで情報量が多く、
また前翅はデジタルプリントでリアリティのある彩色が施されて素晴らしい出来だが、
受注時の彩色モデルとそっくりかと言われると・・・これはやや疑問であるぞよ。
特にこのライトカラーは胸部と頭部がかなり明るめの彩色でデコマスと全然雰囲気が違うのだ。
ひょっとしたら元々は胸から上もデジタルプリントを用いる予定が、コストか何かの都合で変更されたのかもしれないぞよね。
ま、ガシャポンフィギュアにしてはお値段以上のクオリティである事は間違いない!

さて、自販機筐体版が1500円である一方、オンライン限定版は1800円でいくつかおまけがついている。
その一つがディスプレイスタンドぞ!
いつもの専用スタンド一式に加えて、今回も止まり木パーツが付属するのは豪華内容だ!

こんな感じで巨大なタガメを逆さまに飾る事が出来るのです・・・!
正に水辺に潜むタガメの姿ではないか〜っ!
タガメの特徴の一つでもある前翅の翅脈が木目と合わさって実に美しいコントラストぞ!


ジョイントは止まり木のアタッチメントがそのまま本体に接続できる仕様。
このパターンだと角度はやや限定されるぞよ。

一方、付属の汎用支柱と差し替えてよりダイナミックな姿勢で飾る事も可能だ!
この状態では上体を反らせて保持する事も出来るようになる。

後ろから見るとこんな感じぞ。
止まり木から外したアタッチメントは裏側に収納する事も可能。
また、いつもの汎用クリップランナー一式も勿論付属しています。

タガメはこんな風に水辺の足場に逆さまにくっついて、
獲物がくるなり自慢の鎌で相手を抱き込み食ってしまうのだ!
本セットはタガメの生態を情景含めて丸ごと再現できる、ガシャポンの域を越えた迫真のリアル模型なのである・・・!

カメムシ目コオイムシ科とあるように、タガメはオスが卵を保育するコオイムシの仲間でもあるぞよ。
コオイムシ亜科ではメスがオスの背中に卵を産み付ける・・・つまりは子負うのに対し、
タガメ亜科では水面上の茎や流木などにメスが卵塊を産み付け、オスがこれを世話する習性を持つ。
如何に水棲昆虫とはいえ、コオイムシ科の虫共は卵の状態で、水は勿論十分な酸素が無いと正常に生育する事が出来ないぞよ。
そこでオスのタガメはメスの産んだ卵塊に甲斐甲斐しく水をかけてすっかり乾燥しないように子守をするのだ。
日の高いうちは卵が渇いて死んでしまわないように覆いかぶさり守ると言うから、なんとも健気な行動である。
しかしこれは、卵を守っている間オスの行動が制限されてしまうという事でもあるぞよ。
せっかく交尾可能になったメスが番の相手を探しても、見つけたオスが既に子持ちで交尾に興味がなくては困ってしまうぞよね!
そこで交尾をしたいメスはどうするかと言えば、なんとオスが保育中の卵塊を容赦なく破壊してしまうのだ・・・!
前述の通り、タガメは数が少ない為、同じ水辺で異性に出会う確率も低くなる。
交尾可能なオスは取り合いぞ・・・!
男の大事に守っている卵を無情にも皆殺しにしてしまうとは・・・げに恐ろしき女の執念よな・・・ッ!!
タガメは普通、メスの方が大きくなる傾向にあるので、オスが懸命に卵を守っても敵わんのだ。
しかし、全てのタガメがこのような子殺しを行う訳ではない。
種や状況によっては、二つの卵塊を並行で子育てするマメなオスもいると言うから甲斐甲斐しいものだ。

保育の時もやはり、水への出入りがしやすい逆さま姿勢で卵を抱くぞよ。
タガメのこの逆さま姿勢には様々なドラマが感じられ、
これもまたおろかなにんげんどもを惹き付ける魅力の一つであろう・・・!

ちなみに止まり木パーツは前回の蝉と共通原型だが、彩色が異なり水辺風の落ち着いた雰囲気となっている。
←蝉/タガメ→

ベースの蓋を外せば止まり木を二つ挿す事も可能ぞよ。

そして・・・スタンド一式と止まり木だけでも300円以上の価値はありそうなのに・・・
なんとオンライン版には専用後翅まで付属するのは太っ腹であるッ!
そう、本商品・・・飛行形態への変形が可能なのだ!!
これぞいきもの大図鑑の真骨頂ぞよねっ!!

じゃーん!
まさかまさかの飛行形態タガメが完成!!
お、おいー・・・っ!
今回・・・ヘラクレスとかより豪華なんじゃないか〜っ!?

意外な事にタガメは飛翔性の昆虫でもあるぞよ!
夏の香りがしてくる季節の日没後、タガメは思いがけず活発に飛んで水辺を移動する。
どうして移動するかと言えば、タガメはおつむがぽんこつなので、
同じ場所で沢山幼虫を産むとそれらが共食いして全滅してしまうが為に、
新天地を求めて他の池や田に飛んでいき幼虫を分散させるのだ。
そしてまた、タガメは正の走行性の強い昆虫でもあり、つまりは光に集まってしまう。
昔は夜の光と言えば月の光しかなかったが為に、これを目印にする事で昆虫はどちらが天か見分ける事が出来たぞよ。
しかし、おろかなにんげんどもが電気を使うようになると、夜間でも灯火がぴかぴかと瞬くようになった。
タガメなどは騙されて偽物の月に向かって飛んでいき、そこで力尽きてしまうのだ。
この問題はタガメの減少にかなり深く関わっており、絶滅要因の一つでもある。
もしその辺の明かりの下に墜落し、田に戻れず落ち込んでいるタガメを見つけたなら、
どうかそっと水辺に還してあげてくださいね。

今回付属する専用後翅はまさにタガメ専用のもので、当然ながら新規造形。
クリア成型に翅脈も美しく再現されており、
これを装着するだけで存在感がぐんと増してくるからオンライン版の大きな見どころの一つである。
オンライン版から遅れての発売となった実機版にこちらの後翅は付属しないが、
11月より新たに専用ディスプレイスタンドセットがガシャポンオンラインで受注されており、
「バッタ&カミキリムシ」、「ゾウカブト」、「ヘラクレスオオカブト」、
「甲虫(小)」、「止まり木&タガメ」に対応する後翅セットがそれぞれ500円で別途購入可能となったぞよ。

つまり、後から買うと200円高いと言うワケで、本商品はお得な先行商品でもあったワケぞよね!
特にタガメの場合は本体も前翅が一体成型という違いがあるので、
オンラインセットは完全上位互換と言って良いだろう。

ご覧の通りタガメは翅の極めて発達した昆虫であるぞよ。
前翅裏側の縁にはフック状の構造があって、これが後翅と合体する事で一枚の大きな翅として機能し、飛行能力をアップさせる。
また、翅を収納する時には今度は腹側についているフックが機能し、前翅を固定・ロックする仕組みがある。
水中でもし不意の水流にでも飲まれ、衝撃で翅が開いては矮小な虫など簡単にばらばらになってしまうだろう。
それを防ぐために、タガメは容易に翅の開かない構造を持っているのであろう!
なんとも機能的で、まるで機械のような仕組みであるが、これも自然の神秘よな。

田圃にいる所も見た事ないのに、飛んでいるタガメをまじまじと観察する事などなかなか出来るものではない!
本商品はおろかなにんげんどもの憧れを満たす、本格リアルタガメフィギュアなのだ・・・!

さて、ここまで説明した通り、タガメは実に生きにくそうな虫であるぞよ。
水の中にいるくせに、卵は水中で生きられず、
交尾の相手を探すのも一苦労で、メスは癇癪を起してしばしば同族を子殺しする。
水中にいるからカビの類にも敏感で、時々陸に上がって体を天日干しして殺菌せねばならんとは実に面倒な暮らしぞよ。
水中にいると言う事は、農薬の類が溶け込んでは一瞬で死んでしまう・・・これもタガメ減少の大きな要因の一つである。
そしてまた、おろかなにんげんどものマニア人気が高い。
これもタガメにとっては厄介な問題ぞ!
なんでもおろかなにんげんどもの中には、タガメの卵塊を見つけるとそれを根こそぎ持って帰って、
インターネット闇市に出品して小金を稼ぐ、こういう浅ましい者までいる始末・・・!
おろかなにんげんどもは昔からこうしてタガメを持ち帰り飼育しては玩具にしていた。
古い虫屋の本などを読むと、虫は世界に数多溢れ、おろかなにんげんどもがほんの少し持って帰ったくらいでは自然に何の影響もない。
こういう驕った考えが書かれてあるのを見つける事が出来るぞよ。
わたくしはこれは、ある意味では間違いではないと思う。
虫は普通、自然の中で死んでしまうのが当たり前ぞよ。
誰かに食われたり、戯れに殺されたり、また雨や風に流されて勝手に命を落としてゆく。
その中でたった一匹か二匹大人になれば、それがまた無数の卵を産んで生命を繋いでゆくのだ。
おろかなにんげんどもが躍起になっても、これを絶やす事はなかなか出来ん。
しかし、時は進み、人はより欲深く狡猾で、また心が貧しくなったぞよ!
今ではインターネットを通じて素人が容易に生命を金に換える事が出来るようになった。
その辺のおじさんも主婦も、虫が金になると知ったら目の色を変えてこれを狩り、根こそぎ持って帰ってしまう。
これではあっと言う間に自然の生命が根絶やしになってしまうぞよね!?
こうした状況から生命を保全する為に、政府はタガメを絶滅危惧種の中でも特定第二種国内希少野生動植物種に指定。
現在飼育しているペットはそのまま飼っても良いが、
新たな採集に警告を発し、特に販売・頒布は厳しく罰せられるようになったぞよ!
頒布もダメって事は、金銭の有無に関わらずこっそり誰かにあげるのもダメって事!
これまで自由に捕って愛でていたマニアはこうした決定に大きなショックを受けただろうが、
これも生命を保全してゆく為の大事な決まりである。
これからは出来の良い玩具で我慢しようではないか・・・!!

さて、国内では殆ど絶滅状態で知る人ぞ知る水辺に限られた個体群ばかり見られると言っても過言でないタガメであるが、
世界にはタガメ類が広く分布しており、より大型のタイワンタガメなどはなんと食用に用いられるほどであると言う・・・!
よりにもよってタガメを食うとは・・・はっきり言ってマズそうであるが、
タガメは臭腺から独特の芳香を分泌してメスを誘引するが為に、これが香辛料代わりに利くと言うのである。
なかなか信じ難い食文化であるが、世界は広いと言う事か・・・!
ちなみにわたくし、喜んで玩具買っといてなんですが・・・蝉にタガメ・・・
カメムシの仲間ってなんか気持ち悪いな〜と思っていると言うのが正直な所・・・!
この扁平なボディ、実に不気味ぞよねぇ・・・!?
近年大量発生しておろかなにんげんどもを慄かせるカメムシちゃんが未だいきもの大図鑑にラインナップされていない事からも、
多くの人間は扁平な虫に嫌悪感を抱いているのではないぞよかな?
ま、タガメは脚が太くてがっしりと勇ましい姿をするので大分中和されているが。

その扁平なお腹・・・アドバンス弾と言う事でむにむに可動する!
カブトムシではむっちり可愛いポイントですが、タガメだとちょっと不気味ぞよ。

しかしこうしてむにっと持ち上げると・・・おーっ!
飛行怪獣然としてカッコイイではないかーっ!!
やっぱりお腹の可動がいきもの大図鑑の見所ぞよねーっ!!

むにっ!
そして忘れちゃいけないタガメのポイントがこちら。
腹端の呼吸管の伸縮、これがギミックで再現されているぞよ!

タガメが逆さまに足場に掴まる理由の一つがこの部位にある。
つまり、お尻を水面に向け、呼吸管を水面上に突き出す事で尻から呼吸するのである・・・!
そしてまた、タガメの翅裏には撥水性のある毛が密に生えており、
呼吸管を通じて取り込んだ空気を毛の隙間から腹部の気門に送る仕組みがある。
特に幼虫の頃はまだ呼吸管が未発達である為、単にお尻を突き出して空気を毛に取り込み呼吸するぞよ。
これらの構造によって、タガメは長時間の水中活動を可能としているって訳ぞよね!

知れば知る程奇妙な生態をするタガメ・・・!
あんまり複雑な生き方なので、こりゃあ絶滅の危機に瀕するのも仕方がないように思われるぞよ!
しかしそれだけにタガメは水中では敵無しの大型昆虫として発展を遂げたのだ!!

こんなに豪華な仕様だと飛行形態のフル装備で飾りたくなるものですが・・・
タガメと言ったら逆さま姿勢なのでそちらも捨てがたいのは悩ましい所ぞ。

この形態では開翅長約21センチにも及ぶビッグサイズ!
およそガチャカプセルから出てくるとは思えんボリューム感だ!!

止まり木パーツは寝かせて情景として使っても良い。
玩具は自由に遊んでこそ玩具なのだ・・・!

せっかくなので獲物と組み合わせて遊んでみよう!!

タガメはこのように左右の鎌で獲物に抱き着き拘束してしまう。

そして鋭い口吻を獲物の軟らかい部位に突き刺し、消化液を注入し、肉を溶かしてドロドロにしてから吸引するのだ!
言わばご飯を予め消化してから食うと言うワケで、こういう捕食行動を体外消化と呼ぶぞよ。
タガメもなかなか考えたものぞよね・・・!!

この消化液は極めて強力で、タンパク質をドロドロに分解してしまうばかりか、骨まで溶かしてしまう恐るべき毒素である。
ほんの小さな生物などは、無惨にも皮しか残らんと言うぞよ。

色んな生き物と組み合わせて遊べる玩具ぞよね!
なにか丁度良いサイズの淡水魚がいると良かったが・・・持ってないのでこいつはコンゴの怪魚ムベンガぞよ。

ちゅーちゅーちゅー。
なかなか様になるじゃないか〜っ!!

うわーっ!!
食べられちゃうぞよーっ!!
超巨大タガメ現る・・・ッ!!
ちょっと虫嫌いのおろかなにんげんどもにはキツめのビジュアルなので・・・可愛いルッタを食わせて中和ぞよ!

いきもの大図鑑2024年傑作の一つ・水棲昆虫タガメでした!
や〜、これはかなり気合の入った逸品ぞよね〜。
タガメはマニア人気も高いし、ヘラクレスに次ぐ人気弾となるかもしれないぞよね!
惜しむらくはカブトムシなんかと違ってバリエーションを稼ぐにはどの種もシルエットが似ていて、
中でも日本のタガメは前脚が鎌のように逞しく一番カッコイイ・・・つまり1/1スケールでない本シリーズの場合、
世界のタガメ弾とかは地味で出そうにないって事ぞよかね。
ま、何年かしたら更なる改良型のアップデートverとか出るかもしれないからタガメファンは気長に今後の展開を見守ろうではないか〜。


昆虫特集もあるぞ、「ばらむツZ」もよろしくぞ!


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・「香る昆虫 タガメサイダー
・「つくるんです ポケットバグズ (タガメ)

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■タカラトミーアーツ あそべる生物フィギュアシリーズ トカゲキングダム 巨大トカゲ登場!! サバンナオオトカゲA

タカラトミーアーツより、2024年9月登場の一回300円ガチャ。
大人気「あそべる生物フィギュアシリーズ」の中でも特に人気の高い一群
「トカゲキングダム」の最新弾で、新たに「サバンナオオトカゲ」が注目ラインナップされているぞよ!

ラインナップは「サバンナオオトカゲ」が濃いグレーのA、白みを帯びたグレーのBで2色新規ラインナップ。
過去弾からはフトアゴヒゲトカゲが鮮やかなオレンジカラーになって、
グリーンイグアナが黄緑カラーになって再録される全4種となる。

という事で新規ラインナップとなるこちらが「サバンナオオトカゲ」のAカラーぞよ!
今回は本体色のグレーの明度の違いのみで、
A・B共にお腹側はクリーム色のグラデ、背中には斑点模様がプリントされ遜色ない出来となっているぞよ。

モチーフとなるサバンナオオトカゲは、アフリカに広く分布し、
国内でもペットとして親しまれる最も身近なオオトカゲであるぞよ!
その割に今ひとつ実態がぼんやりして学術的な研究が進んでいないのは、
過去に近縁種のアフリカンロックモニターのうち、
ノドジロオオトカゲの幼体と混同されていた為に情報がごちゃまぜになっていたせいみたいぞよ。
全長は1メートルから最大でも120センチ程度で、オオトカゲの中では最小種とされるが、
日本でその辺に見られるトカゲの類からしたらかなり巨大ぞよね!

全体に灰褐色をして、背中に斑紋が浮かぶ特徴を、
本商品では300円と限られた予算の中でデフォルメして再現しているぞよ。
国内では英名からサバンナモニター(Savannah Monitor)、略してサバモニと親しみを込めて呼ばれる事も多く、
愛好家の多い種であるのは、ペットとして比較的広く出回るからだ!
なんでもこの種はサバンナの草原に住まい、普段はもったりした体でのそのそと這いまわっているが、
乾季には他の動物の巣穴やシロアリのうち捨てた蟻塚などを拝借して休眠し、
雨期になると活発に活動を始めると言う。
彼らはこの活動期に繁殖活動を行い、雨期の終わりにメスは一度に最大で数十個もの卵を穴や蟻塚に産み付ける。
つまり多産であるぞよ!
雨季のサバモニは活発とは言えこんなに足も短いうえ、
またほんの1メートル程度で御しやすく、おろかなにんげんどもに簡単に卵を奪われてしまう。
日本で流通するサバモニはガーナやトーゴなどの野生の卵を誘拐し、
これを飼育下で孵化させたものなのだ。

こんなに恐竜然として人目を惹く珍しい巨大トカゲ、普通なら高額になりそうなものだが、
アフリカでは普通に見られるばかりか多産という事情もあって、
ペットショップではほんの5000円とか1万円とかで売っているとは驚きである!
とは言え1メートルもあるでっかいトカゲを日本の住宅事情で健全に飼うのはなかなかに困難ぞよ。
疑似日光浴用のライト、温度調整用のヒーターの類は必須、
サバモニは水遊びも大好きなので水辺も作りたいし、それは広い飼育スペースが必要となる。
愛好家の中には放し飼いにしている者もいるくらいだ!

それが為に、サバモニはしばしば脱走しておろかなにんげんどもの街を混乱に陥れる事もある・・・!
サバモニは爬虫類における犬猫であって、比較的温厚で人を害したりしないから、
ちょろっと逃げ出したくらいで騒ぎすぎである・・・
愛好家の中にはこのような事を言う者もいるが、ある一面ではそれは正しいかもしれんが、
普通の日本人にとってはこんな1メートルもあるでっかいトカゲが街を闊歩しているのを見たら驚き、
怖いと思うのは極めて一般的な感性であろう。
第一、オオトカゲの中では大人しいと言ってもサバモニは結構力も強く乱暴だし、
積極的におろかなにんげんどもを襲って食うと言う事は無論あり得ないが、
悪戯されたら狂暴に噛みついてくる。
しかもこいつ、不潔で口内に毒の類を持ち噛まれると腫れるのだ・・・!
こりゃあ愛好家が思う程ペットに向かんと言うのが実情で、
温度管理、安全性の疎かになる放し飼いなどもってのほかであるぞよ。

住処から誘拐されてきて狭いケージの中で飼われ、死んでゆくとは哀れなヤツぞ・・・!
もっとも、同じ事は他の全てのペットにも言える。
愛玩動物などと言うものはその名の通り、おろかなにんげんどもが戯れに遊ぶ為だけに飼われているのであって、
独り善がりでエゴにまみれた生物との付き合い方なのだ。
そこんとこ言うと本商品はサバンナオオトカゲをまさに玩具に落とし込み、安全安心に遊べるのは嬉しいではないかーっ!!

毎度お馴染みの仕様として、ほんの300円で全長14センチを超えるボリューム感。
造形も比較的リアルな塩梅で、サバモニのもたっと感を再現している。

お腹側もぽてっとして可愛い。
ペットとして親しまれるサバモニであるが、おろかなにんげんどもとは生活のサイクルが合わずぽっくり死にがちぞよ。
野生化では20年とか30年生きると言われるが、ペット個体はほんの数年で死んでしまう。
食欲旺盛だが、それは本来乾季に向けて栄養を貯める為の元気なのだ。
日本の気候や、年中電気で室内の温度を管理しているおろかなにんげんどもの安穏とした暮らしでは、
休眠の必要が無く肥えるだけ肥えて、やがて肥満で死んでしまうぞよ。
上手に飼っている愛好家は餌の量を調整し、これを防ぐ努力をしている。
食うだけ食って可愛いからと言って餌をやりまくってはいかんのだ!
ちなみにサバモニのご飯は昆虫やムカデ、サソリ、つまりは広義の虫の類ぞよ。
虫嫌いな人も飼えんと言う事だ・・・!

「あそべる〜」とつくように、本商品は動かして表情をつける事が出来る。
サバモニは口が開閉する他、四肢と尾がちょっぴりロールします。

簡易可動でちょっぴりシルエットを変える事が出来る。
シリーズでは共通のギミックぞよ。

瞳が一色で目が死んでるのだが、ハイライトが入ると活き活きして可愛い。
ライティングが肝ぞよ。

300円にしてこのボリューム感!
ディテールも割に細かく、重塗装で化けそうな造形ぞよね。

奇妙ないきもの博物誌」を前身に2023年にはじまった「トカゲキングダム」、
2024年1月に「トカゲキングダム2」が登場し、
この10月の本弾は早くも第三弾となる!
「あそべる生物」の中でも人気の高さが窺えるぞよね・・・!
次弾あたりでそろそろ人気のアルマジロトカゲなんかが来そうな気もするが・・・
意外と通なチョイスをしてくるので聞いた事もないようなトカゲがラインナップされても全然驚かない。
期待ぞよ!!

だんだん増えてきたぞ、トカゲキングダム!
これまでのラインナップからすると見た目に華が無いようにも思えるサバンナオオトカゲだが、
最も身近で愛好家も多い種なので人気も高そうぞ!
今後の発展にも要注目のシリーズだ!!


春の「オダイバ恐竜博覧会」ではコモドオオトカゲの複製骨格が展示されていた。
ばらむツZ」でレポ漫画を読み復習だ!!

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・「SCHLEICH シュライヒ ワイルドライフ コモドオオトカゲ
・「三英貿易(Sanei Boeki) ポケットモンスター ALL STAR COLLECTION ヒトカゲ

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■スタジオソータ アニマリエコレクション 1/1オオヒラタクワガタ スマトラオオヒラタ(内歯上がり)

2024年6月28日発売 / ひとつ660円(税込
スタジオソータより発売のリアル生物フィギュアシリーズ「アニマリエコレクション」に、
ラインナップ全てオオヒラタクワガタの特集弾が登場!
生体と見紛う造形美の1/1サイズぞよ!

ラインナップはパラワンオオヒラタクワガタに加えて、
スマトラオオヒラタが内歯上がり、内歯下がり、極太と大顎の形状違いを3種入れた全4種。
他に公式通販でコンプボックス買いするとおまけでレッドアイ仕様のパラワンがつきました。
また、ガチャ版も同時展開されており、そちらは500円だが差し替え顎パーツが付属しない違いがあるぞよ。

通販で一個摘み買いしたらタグ付いていたぞよよよよ・・・。
アニマリエコレクションは作家性に重きを置いたシリーズ。
本商品は原型・監修を国内の昆虫標本の第一人者として知られる福井敬貴氏が担当。
実物標本に精通する専門家ならではの視点から、
理想のオオヒラタクワガタの再現を試みているぞよ。
パケにはTwitter(X)アカウントまで載っているのが今風である。

スマトラオオヒラタとパラワンオオヒラタの2亜種をラインナップする本作。
原型は腹部や脚が共通で、頭部、胸部が別パーツ。
さらにスマトラは大顎の変異が3種別ラインナップとなる実にマニアックな内容ぞよ。
ちなみにボックス買いはコンプ確定ないつもの親切アソートである。


組み立ては要接着剤となっているが、まずまず精度もよくなくても形になる。
触覚だけは小さく紛失しやすいので接着しちゃった方がいいかもね!
ほか、ランナーの切り離しに要ニッパーぞよ。

ごちゃ・・・
完全に虫の死骸ぞよーっ!!

組み立てると・・・中身はスマトラの内歯上がりでした!
ベンクール産に多く出る傾向にある大顎の形ぞよね!
どちらかと言うとスマトラは大型個体の出やすく内歯下がりの傾向にあるアチェ産の人気が高く、
こっちは二番手って感じぞよ。

スマトラオオヒラタクワガタとはその名の通りインドネシアはスマトラ島に産するヒラタクワガタの亜種ぞよ!
遺伝子的にはスラウェシ島のヒラタクワガタ原名亜種に最も近しいタイプで、
パラワンに続いて大型個体が出やすく、
全ての亜種の中でも最も恰幅が良くなることで人気が高いオオヒラタクワガタであるぞよ!

全体に光沢が強いとされる本種、殆ど黒一色なのが潔く格好良い!
本商品では前翅の微妙なディテールなども再現されており、光を反射して複雑な表情を見せる様は趣があるぞよ。
フィギュア全長は大顎含めて10.8センチの1/1大型個体となる!

脚を踏ん張り上体を持ち上げた攻撃姿勢の固定ポーズも勇ましく、最強甲虫の名に相応しい気高い姿!
生物の動きの一瞬を切り取ったかの造形美だ!!

ヒラタクワガタは飼育方法が確立されており、幼虫飼育から産卵セットの組み方まで広く研究され、
日本では特に愛好家も多く生体から標本まで様々に愛される種であるぞよ。
それであるからして、半端な立体物では納得できないと言う者も多くある。
本商品はまさに昆虫展足の第一人者である福井敬貴氏が原型から監修まで手掛けられており、
実物の標本を観察し、研究の末に手ずからCG原型をフルスクラッチで起こしていると言うだけあって迫真のリアル感ぞよ。
そもそも福井氏は多摩美術大学で彫刻を専攻しておられたので、造形にも精通する。
甲虫を自然の生み出した彫刻と言う観点で捉え、アート性を見出すが為に、
本商品は生体再現でありながら、理想のヒラタクワガタの美を追求しているのである。
甲虫フィギュアは数あれど、ここまで奥行きのある作品はなかなかあるまい・・・!

それが展足ポーズじゃなくてバトルポーズと言うのも面白いポイントぞよね。
やはりクワガタは戦っている姿が勇ましく格好良いのである。
本商品からはそんな無邪気な幼心も感じられるぞよ。

ヒラタクワガタと言えば漆黒のボディ。
彩色するならばお腹側をほんのり茶のグラデと言ったところでしょうが、
本商品では毛の茶色意外未塗装と言う潔い仕様だ・・・!
まさに造形を味わう一品と言った趣ぞよね!

一応自立できるけど補助用のクリア台座が付属。
本体と接続はされず乗せるだけぞよ。
更にボックス版のみ差し替え顎パーツが付属します。

顎を差し替える事で閉じた状態も再現できる・・・!
クワガタの大顎は斜めに回転軸があり、ボールジョイントで開閉を再現すると不自然な隙間が空いて格好悪くなる。
それが為に本商品ではあえての差し替え再現としているのである・・・!
これは生体の身体構造に精通していないと思いつかないこだわりポイントぞよね・・・!

こだわりにこだわり抜いた逸品・・・!
大顎の関節の仕組みなど、わたくしはこれまでの玩具を不自然な姿と考えたこともなかったぞよ。
やはり違うものだな・・・ホンモノの専門家というヤツは・・・!!

台座無くても自立します。
とは言え長期展示の際は噛ませた方が良いだろう。

艶感があって色気のある立ち姿。
円らなおめめが可愛いね。

一般的には7センチクラスのものが広く出回るオオヒラタクワガタ。
10センチ越えのスマトラオオヒラタともなるとその迫力は物凄いものである。
特大スマトラが雄々しく立つ勇姿を、手に取って体感できる喜びぞ・・・!

ヒラタクワガタは世界中を見ても、日本で絶大な人気があり、研究も盛んであるぞよ。
特にむし社の藤田宏氏は甲虫の第一人者であり、クワガタに関しても多数の研究を発表されている。
2010年の記載・再分類は大きな注目を集めたが、
このような人気のある格好良い昆虫のセンセーショナルな話題の常として、
藤田氏による分類も諸説ありで、様々な議論を呼んだぞよ。

研究が盛んであると言う事は広く親しまれ、また玩具のモチーフになる事も多いと言う事である・・・!
本商品はそんな中でも極めて本格的な立体物の一つであり、
歴史に残る決定版と言えるだろう・・・!

本物過ぎるぞ、アニマリエコレクション・・・!
昆虫フィギュアでは標本のCTスキャンが見所ポイントのバンダイ「いきもの大図鑑」が最大勢力である近年ですが、
通なマニアはこの「アニマリエコレクション」に最も注目しているのではないか・・・!?
わたくしはそのように感じておりますぞよ・・・!
今回は大人気のヒラタクワガタ特集だったけど、次弾は是非希虫の類をラインナップしていただきたい・・・!
今後の展開も楽しみぞよね!


ばらむツZ」9巻の上野科博「昆虫MANIAC」レポを読み、虫に詳しくなろう!!


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・「アニマリエ コレクション 1/1 オオヒラタクワガタ
・「涅槃 1/1 サイズ ヒラタクワガタ

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■スタジオソータ アニマリエコレクション ジャクソンカメレオン パターンA

2024年8月31日発売 / ひとつ660円(税込
スタジオソータの放つ超絶リアル生物フィギュアシリーズ「アニマリエコレクション」新弾!
今回のモチーフは3本角の格好良いジャクソンカメレオンぞよ!!

ラインナップはライトグリーン、パターンA、B、Cの全4色。
収録内容全てがジャクソンカメレオンと言う特集弾だ!

いつも通りガチャ筐体版も同時展開されており、仕様が一部異なる。
ガチャ版は一回500円で、
ライトグリーン、グリーン、ブラウン、ブルーの全4色。
このうちライトグリーンはボックス版と共通カラーで、残りは柄無しのカラバリであるぞよ。
つまり、パターン柄のあるボックス版の方が彩色がやや豪華である。
そしてボックス版にはおまけパーツとして差し替え頭部が付属するので上位互換なのだ。
また、公式通販でコンプ予約するとおまけでなが〜く伸びた舌パーツも貰えました。

各社が鎬を削る生き物ガチャフィギュア戦国時代にあって、
スタジオソータは毎回「作品」よりのコンセプトで攻めるマニアックな一角であるぞよ。

本商品も原型・監修をリアルな爬虫類造形で知られる蟹蟲修造氏が手掛けられており、
パッケージにはTwitter(X)アカウントまで載っていると言うのは面白いコンセプトぞ。
作家をリスペクトし、全面に押し出してゆく姿勢・・・応援したくなるぞよね!!

中身は組み立て式で、要接着となっているが
ま、なくても組める精度ぞよ。
基本的に説明書通りに組み付けてゆくだけで完成するので初心者向きである。

パーツがごちゃっと入っています。
これらを組んでゆくと・・・、

超絶リアルなジャクソンカメレオンが完成!
中身は一番豪華なパターンAだ!!
お、おい〜・・・ッ!
本物過ぎるだろーっ!!

え!?
これ660円で良いんですか!?
と驚くような出来栄え・・・極まり過ぎぞよーっ!!

ジャクソンカメレオンはケニアやタンザニアの高地に分布する奇妙な姿をしたカメレオンであるぞよ。
しばしばトリケラトプスに例えられる三本角が最大の特徴であり、
樹上性で、四肢と尻尾で枝にしっかりと掴まり暮らしているが、
一度縄張りを荒らす同族が現れると、この三本角で突いて決闘し、敗者を地面に落としてしまうぞよ。
気高くも猛々しいカメレオンなのである!!

その人目を惹く容姿からペットとしても愛され、原産地のケニアでは乱獲された歴史を持つが為に、
ケニアでは1981年から輸出が禁じられている。
過去に第二の輸出元として知られたのはハワイであるが、
これは販売目的でほんの36匹程度持ち込まれたものが弱って死にそうだからと、
ペットショップがその辺に捨てたら大繁殖したものであるぞよ。
このような外来の生き物は健気な在来種を食い生態系を乱すので邪悪なのである。
ハワイに跳梁するジャクソンカメレオンもその辺のバッタとか食って大問題となったが、
そのうちにこれも保護されるようになって輸出が禁じられた。
従って現在国内に出回るジャクソンカメレオンは全て繁殖個体ぞよ。

ジャクソンカメレオンは爬虫類には珍しく卵胎生をして、羊膜に包まれた赤ちゃんをそのまま産み落とすぞよ。
そしてまた薄情者であり、産んだら産みっぱなしで世話をする事なく、
一度に10〜20匹くらい産み落とされる赤ちゃんは自分の力で羊膜を破り、
たった一人で餌を食う事を覚えるのは逞しいもんだ!
はじめはほんの5センチ程度で生れてくる赤ちゃんは、大人になると15〜30センチ程度まで育つと言うぞよ。
大体10か月くらいすると性成熟を迎えて一人前となり、
オスが角を振って求愛するのをメスが受け入れるとカップル成立、
かと思えばメスは特定の番を作らず、その辺のオスと見境なくまぐわうと言うのはお盛んであるぞよ。
そもジャクソンカメレオンはあんまり物の区別がついているとは思えず、
こうして産まれてきた赤ちゃんを見つけると我が子と知らず食ってしまう事もあると言う。
全く非情なトカゲである。

カメレオンと言えば背景の色に合わせて色の変わる事が有名だが、このような事実は実は無いぞよ。
確かにカメレオンは体色を変える能力を有するが、
それは彼らの感情表現であり、背景の色を読み取って自在に色を変えているのではないのである。
ジャクソンカメレオンもまた、普段は明るい緑色をするが、ストレスを受けると暗い色に変化する能力を持つ。
危険を感じると暗い色に変身してじっとし、鳥などの襲撃から逃れるのは、
背景に同化していると言えなくもないぞよね。

またオスは求愛の時にも色を変えて異性の気を惹くと言う。
本商品は緑の体色に黒っぽいモザイク模様が入っているので、
かなり興奮状態にあるカラーっぽいぞよね!

そんなジャクソンカメレオンをモチーフとする本商品、
まず生物感極まる鱗のディテールも物凄い実在感なら、彩色の細かい事には驚かされるぞよ・・・!
こりゃあ2024年の生物フィギュアで一等賞かもしれんぞよーっ!!

トップ。
パターン柄だけでなく、鱗は全体に陰影がつき、頭部の色分けには目を見張るものがある。

台座に組み付けると隠れてしまうお腹側も抜かりなく再現されているぞよ・・・!
カメレオンの足は樹に掴まる為に面白い構造をしており、
指は2本と3本に分かれる対向指の構造を持つが、
前足では内側が3本なのに対し、後ろ足は逆で外側が3本指なのだ。
これに加えてゼンマイ状に丸めた尻尾で樹を掴む事によって、より安定を図っているのである。
本商品ではジャクソンカメレオンの身体構造も正確に再現しているぞよね!!

台座の枝もめちゃくちゃリアルな塩梅ですよ〜。
最小の手数でリアリティを演出する彩色・・・見習いたいぞよね・・・!!

こんな風に手乗りにも出来て実に愛らしいぞよ。
色んな所に乗せても面白いかもね。

ボックス版だけのおまけとして、差し替え頭部パーツが付属。
こちらは獲物を見つけて舌を出す捕食表情となっているぞよ。

カメレオンと言えば粘性のあるなが〜い舌を射出し、昆虫などを捕らえて食す忍者の如き技を持つ事でも有名ぞよね!
ジャクソンカメレオンもこの能力を有し、舌は体長の1・5倍にも伸び、
打ち出す瞬間はハイスピードカメラで撮影しないと見えない程の速度であると言う。

そしてカメレオンは左右の目で別々の方向を見る事が出来、視野がとても広いのも特徴の一つであるぞよ。
本商品の通常顔は目が横を向くのに対し、
こちらの舌出し顔では獲物を見つけたのか正面を見据えている。
黒目は艶感があって、照明でハイライトが入るとめちゃくちゃ可愛くないぞよか!?

こっちの表情も色数が増えてすごくいい感じですよ〜。

全体に動きのあるポージングで見る角度によって様々な表情を見せる楽しいフィギュアである。
正にジャクソンカメレオンの決定版だ・・・!!

ジャクソンカメレオンと言えば、タカラトミーアーツのあそべる生物フィギュアシリーズ
トカゲキングダム」にもラインナップされていたぞよ。
わたくしはこちらも気に入っているのだが・・・並べてみると本商品の造形レベルの高さに驚かされる・・・!
しかしあそべる生物も300円にして舌が伸びると言うギミックが面白く、楽しさでは負けていないぞよ・・・!!

台座の枝は手のひらの凸ジョイント一か所で固定されるが、
指で掴んでいるので逆さまにしても落ちない。
ダブったらこんな風に掴まりポーズで飾っても良さそうぞ。

これまた別な表情を見せるようだ・・・!
見て飾って飽きる事のないフィギュアぞよ。

本物と見紛うクオリティ・・・!
アニマリエコレクション「ジャクソンカメレオン」でした。
このシリーズはハズレ無しなのだが、今回は特に凄い・・・!
この感動・・・おろかなにんげんどもにも是非手に取って体感して欲しいぞよねぇ・・・!
そしてまた、なんと言っても660円で中身全部ジャクソンカメレオンって言うのが
わたくしのような庶民にも嬉しいじゃないですか〜・・・!
2024年で最もおススメの生物フィギュアの一つぞよ・・・!!

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・「アニマリエコレクション ジャクソンカメレオン 4個入りBOX
・「アニマリエコレクション

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■バンダイ いきもの大図鑑アドバンス セミ01 ミンミンゼミ

2024年9月末着 / ガシャポンオンラインにて一回1800円ガチャ+送料
大人気「いきもの大図鑑アドバンス」に新シリーズ「セミ」が登場・・・!
すっかり本物は姿を消した時期の着弾となった!!

ラインナップは「ミンミンゼミ」、「ミカドミンミン」、「ミンミンゼミの幼虫」の全3種で、
実機版は1500円ぞよ。
オンライン版は明確に仕様が異なり、いつもの汎用ディスプレイスタンド一式に加えて、
豪華な止まり木パーツがおまけでついてくる。
こりゃあどう考えてもオンライン版の方がお得ぞよね!?

いきもの大図鑑はディスプレイに拘る時代に突入・・・ッ!!
この2024年夏は「セミ」、「チョウ」、「タガメ」と豪華仕様・高額ガチャの連発で
コンプを目指しているおろかなにんげんどもには大変なラインナップであった。
ま、わたくしは庶民なのでいきものガチャは摘むだけぞよ。

そんなワケで中身は「ミンミンゼミ」でした!
一番ポピュラーかつ、最も彩色が豪華な内容なのでアタリぞよーっ!!

ミンミンゼミは「ミーンミンミンミー」と鳴く事でお馴染みの普通種ぞよね。
北海道の局所、本州・四国・九州では一般に見られるポピュラーな蝉で、
東日本では平地の緑地に住まい、西日本ではやや標高の高い山地で見られるぞよ。
日光のよくあたる傾斜地を好み、乾燥した土壌の温まる事を切っ掛けに、成虫は7月から9月頭にかけて出現する。
それまでは幼虫の姿で土の中に暮らすワケだが、羽化までには6〜7年かかるとも言われ、
地上に出てくるのは番を探し交尾をする為だけ。
繁殖を終えると儚く散ってゆくのは美しくも哀れであるぞよ。

体色は全体に緑の濃淡をして、胸や背には黒い斑紋が浮かぶ風流な姿であるぞよ。
色彩変化に富み、時に斑紋の無い淡い緑のものが現れる事があり、これをミカド型・「ミカドミンミン」と呼ぶ。
本商品にも通常色とミカド型がカラバリラインナップされているぞよね!
このミカドミンミンはミンミンゼミの中にごく稀に出現する希虫であるが、
どうして色の違いが現れるのかよくわかっていないぞよ。
局所的にはミカド型の個体ばかり見つかる地域もあって、
なんでも一説によれば気温が高いとミカド型の割合が増え、低いと黒化傾向が強いとされるが俗説である。
何れにしても、蝉は標本になると鮮やかな色が抜けてくすんでしまう事が多いぞよ。
生きている時の鮮やかな緑を残す事は難しい・・・それが!
このフィギュアは生体の美しい色彩を再現するばかりか、手に取って弄り回し放題と言うのは嬉しいじゃないか〜っ!!

日本は蝉の種が豊富な土地で、35種程が知られるぞよ。
ミンミンゼミはアブラゼミと共に最も一般的なもので、
他にはニイニイゼミやクマゼミ、ヒグラシやツクツクホウシなどが有名ぞよね!

南北に長い日本列島には様々な気候が網羅されているので、そこに住まう蝉の種も豊富なのである。
このような豊富な蝉達は、赤褐色の翅を持つアブラゼミの仲間以外では殆どみんな透き通った透明な翅を持つぞよ。
本商品でもミンミンゼミの透き通った美しい羽がクリアパーツで再現されている。

この翅は一見するとツルっとして単純な構造に見えるが、実はそうではない。
ほんの0.5マイクロメートル以下の突起が規則的に密集して出来ているのである。
このような微細な突起の林立する構造はナノパイル構造と呼ばれ、強い光の反射を抑制する効果があるぞよ。
そしてまた、耐水性に優れ、超撥水効果を併せ持つ事も判っている。
実はミンミンゼミの、黒斑紋の浮かぶ背もこのナノパイル構造を持っており、
白い粉状の分泌物に覆われるのは、この付近の長毛から噴き出しているのである。
こうした構造を持つが為に蝉は木にくっついているとすっかり風景に同化する事が出来、
外敵から身を守り、また雨水から身を守る事も出来る。
蝉の美しい装いは、実はカモフラージュ機能なのだ。
この事を考えると、ミカド型はより淡い緑の景色に同化する為の遺伝子が現れたものとも考えられるぞよね。

そんなミンミンゼミを、本商品は全長約9センチ、可動箇所21箇所の本格可動フィギュアとして立体化。
原型は実物標本を、株式会社JMCの手によるCTスキャンから起こし、
彩色はC.S.Model Designの田中寛晃氏が設計しており、極めてリアリティのある仕上がりぞよ。
本物のミンミンゼミは割に体は小さく、最大でも3.6センチ程。
翅を入れても6センチ程であるぞよ。
従って本商品は拡大模型と言う事になる。

お腹側。
ミンミンゼミは幼虫も成虫も木の汁を吸って生きている。
口から飛び出した長い口吻を突き刺してチューチュー吸うワケぞよね。
本商品ではお腹側にスタンド用ジョイント穴が設けられており、
口器が穴にかかってしまっているが、ここも可動部なのでスタンドを用いる時は避ける事が出来るぞよ。
また、オスの蝉では鳴き声を発する為の腹弁が発達しており、本商品でも膨らみが見られる。
鳴き声が特徴的な虫なので当然と言えば当然ですが、
従って本商品はオスのミンミンゼミの立体物と言う事になるぞよね!

いきもの大図鑑の真骨頂・・・飛行形態への変形・・・!
蝉は透明な翅が見たまんま生えているので、甲虫のように差し替えでなくデフォで変形可能ぞよ!
前翅は軸入りボールジョイントで、後翅は簡易ボールジョイントで可動し、展開可能だ。
翅脈の形も彩色の都合かややデフォルメが見られながらも概ね正確な塩梅ぞよ。


標本の蝉ではこのように翅を広げた姿で展翅される事も多いので、飛行形態への変形は実に嬉しいギミックぞよ。
しかし、本商品・・・蝉第一弾と言う事もあってか、全体的にめちゃくちゃ設計がタイトです!
翅もギチギチで動かすのが怖い・・・特にジョイント部はクリアパーツで脆そうなので、
変形時は一度引き抜いてから慎重に角度をつける事をおすすめするぞよ。

そしてまた、可動域を確保する為か全体に頭が浮いているのも奇妙であるぞよ。
恐らく原型では正確だったが、関節を仕込む際に違和感のある仕上がりになってしまったのだろう・・・
本シリーズは可動玩具としての側面も強いので、まず仕方のない部分であるかもしれないが、
そもそもミンミンゼミは活発に頭を動かしたりするのか?
って事ぞよね。
わたくしが思うに、蝉の可動なら鳴く為の腹部の動きの方が重要で、頭部はロールくらいでいいのではないかとも思う。
あとはちょっと引き出してむにむに出来るとかね。

ま、そこに目をつぶっても説得力のある造形に
ガチャフィギュアとは思われんような豪華な彩色で実に見栄えのするミンミンゼミぞよ!
流石は一個1500円するだけはある・・・!

ぶーん。
なかなかまじまじと見られないミンミンゼミの飛行ポーズを間近で弄り放題。
こんなに楽しい事はないのだーっ!!

前述の通り頭部がくりくり動かせるので、表情をつける事も可能となっている。
標本では見られない可愛らしく愛嬌のある姿で遊べるのは見所ぞよ。
おめめがクリアパーツなのもワンポイントになって可愛いぞよね。


勿論、お腹もくにくに動かせる。

むにゅっ!
蝉では鳴く時に腹部を震わせるので、この動きは重要ぞよね!

まだまだ改善の余地はあるものの、蝉フィギュアの決定版と言える仕上がりでしょう・・・!

ころん・・・セミファイナル・・・。
本商品は脚もフル可動となっており、夏の終わりに死にゆく蝉を再現できる仕様となっているぞよ。
蝉を可動フィギュア化するにあたって、このポーズは絶対必要な仕様である。
設計した人はこう思い込んでいたに違いないぞよ。
しかし・・・!
本商品、致命的な欠点として、繊細な脚を可動仕様にした事によって、
関節が脆く簡単に破損してしまうと言う欠陥が生まれてしまったぞよ・・・!
わたくしの引いた個体も、足がぷらぷらですぐもげてしまうな〜と思ったら、
関節にクラックがあるが為の不良であった。
翅の可動と言い、全体にかなり脆く遊びにくい設計と言わざるを得ん!
インターネットでもおろかなにんげんどもがあちこちで壊しまくって阿鼻叫喚の声が聞かれるぞよ。
これなんですけどー・・・いくら何でもあんまり破損報告多すぎじゃないぞよか?
脚はABSにフル彩色の豪華なものだが、
設計か製造工程に問題があったのではないかとも思われるぞよ。
何れにしても、次弾では蝶のように非可動差し替えにするとか、なんか対策が欲しいものだ。

そしてこれだけではないぞ、蝉弾・・・!
今回はガチャ筐体版とオンライン版で明確に仕様が異なり、
ガシャポンオンライン版に限ってのみ、専用スタンド一式に加えて、新規造形の止まり木パーツが付属するのだ!
これは全高約21センチもあるのに加えて、きちんと彩色済みの立派なものぞよ!!
こちらはシリーズではお馴染みの三浦二郎氏が原型から手掛けている。


本体側のジョイント穴に対応しており、蝉をくっつけて立体展示する事が可能ぞよ。
リアルな夏の風景が卓上に出現・・・!!

お、おいーっ!
いきもの大図鑑・・・ここまで来たか・・・。
超リアル感!
まさに新次元の驚き・・・!!

なんとなく遊園地とかテーマパークにあるイミテーションの樹って感じの趣。
ま、木なんてその辺に落ちてるし、見栄えの良い流木の類も容易に購入できるだろうが、
生き物由来だと虫がついたり、プラを変色させたりフィギュアに何か悪さをする事も考えられる。
この止まり木は模型なのでそれらを木にせず飾れると言う安心感があるぞよ。

ジョイント部は丸抜きで、後ろ側から支柱を挿して飛行形態での展示にも対応する。
専用スタンドにはいつものクリップの類も一式付属するが、本商品では使わないぞよ。
また、ラインナップ中の「幼虫」を抜け殻形態に変形させ成虫と合体させ、
止まり木にディスプレイする事で羽化シーンを再現できると言うギミックもあり。


ミンミンゼミは背の高い木を好み、ケヤキや桜なんかにいつもくっついている。
鳴きまくって満足するとこんな風にぱっと飛んでまた別の木で異性を探す為に鳴くのである。

裏面はこんな感じ。
上方の穴には外したアタッチメントを収納できる他、支柱を挿す事も出来て様々なディスプレイに対応するぞよ。

もうこんなの芸術作品じゃん・・・!?
いきもの大図鑑って博物館とかのガチャコーナーにも売っている。
今のところはまだガチャガチャフィギュアに留まっているけど、
そのうち図鑑と合体させるとか別な売り方もあり得そうぞよね。

当然シリーズの他の昆虫達にも、この止まり木は対応するぞよ。
これまでの動物フィギュアに新たな魅力を+する拡張アイテム的な側面も持つ。

意外と幅が無いので足が簡易可動の500円弾甲虫なんかだとはみ出しちゃうけど・・・

こんな風に木を寝かせて展示するなど、様々活用方法が見出せそうだ。

肘の動くアドバンス弾だと抱き着きポーズが容易なのでおさまりが良い。

カミキリ似合いすぎでしょ・・・!!


しかも本セットには汎用支柱も含まれるので、こんな風に1セットで二体いっぺんに飾る事も出来ちゃうのだ!
プラス300円でこりゃあお得な内容ぞよね!!

上方のスタンド穴に支柱を挿す事で高低のあるレイアウトを作る事も出来る。

裏面はこんな感じ。
同月発売のアゲハチョウなどは軽いので保持しやすく相性ピッタリぞよ。


2024年夏の終わりに登場した新たなライン「セミ」・・・!
様々な欠陥を抱えながらも、見栄えは実によく、今後の発展に期待が持てる内容となった!!
この夏の蝉フィギュアと言えば、
タカトミアーツから「あそべる生物フィギュアシリーズ 昆虫の森 怪音波のなぞ」として
アブラゼミが登場しており、お値段衝撃の200円はお得が過ぎる・・・!!
超絶リアル仕上げのバンダイに、ちびっ子に向けて遊びやすさを重視するタカトミアーツと、
各社のコンセプトの違いも見られて面白いぞよね!
いきものフィギュアは今後も様々なアプローチで発展していきそうぞよ・・・
今から来年の夏も期待大だ!!


ばらむツZ」9巻の上野科博「昆虫MANIAC」展レポを読んで、虫に詳しくなろう・・・!


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■バンダイ いきもの大図鑑アドバンス アゲハチョウ ミヤマカラスアゲハ

2024年9月末着 / ガシャポンオンラインにて一回1800円ガチャ+送料
大人気「いきもの大図鑑」シリーズに、待望の鱗翅目成虫が登場・・・ッ!!
2024年夏の終わりに現れた目玉弾ぞよーっ!!

実機版1500円に対し、ガシャポンオンライン版は1800円。
本弾は販路で明確に仕様が異なり、

実機版がナミアゲハ、キアゲハ、アオスジアゲハの3種ラインナップなのに対し、
オンラインではアオスジアゲハの代わりにミヤマカラスアゲハが限定ラインナップされているぞよ。

更にオンライン版には ディスプレイスタンド一式が付属する他、
コスモスの茎パーツは分割無しの一体成型で長め、
かつディスプレイスタンドに挿す為のコネクションパーツが付属。
更に蝶本体の飛行用脚パーツに加えて、飛行用コネクションパーツのおまけ付きぞよ。
オンライン版が基本的に上位互換セットですが、今弾では蝶のラインナップもそれぞれ限定枠がある為、
コンプを目指す者は実機とオンライン両方回さねばならんと言うのは鬼の様な仕様である・・・!

わたくしはオンラインで一発で限定のミヤマカラスを引けたので早々に撤退したぞよ。
実機版も引きたいけど出不精わたくし、売り切れ前に筐体に遭遇できるか不安があるぞよよよよ・・・。

と言う事でいきもの大図鑑に満を持して登場した鱗翅目の成虫である・・・!
この世に100万種も溢れる昆虫達のうち、最も美しいとされるものがこの鱗翅目達であるぞよ!
色彩の変化に富み、地域性の変異も味わい深く、コレクターの多い分野であるのに、
これまで不思議と一般販売の造形物が少なかった理由は、
繊細な造形と、色素と構造色によって生み出される複雑な模様をとても再現できない・・・これに尽きる!!
それを我らが「いきもの大図鑑」は、これまでの経験と最新技術とで遂にガチャフィギュア化する事に成功したのだ・・・!
この美しい蝶の模型が、ガチャポンカプセルから飛び出してくる驚き・・・!
まずは諸手でこれを歓迎し、称賛したいではないかーっ!!

国内では北海道、本州、四国、九州に分布する、日本で最も美しい蝶の一つがこのミヤマカラスアゲハぞよ!
ミヤマと名のつく通り、自然豊かで涼し気な山地に多く見られ、水辺に夥しく降り立って吸水する様は実に雅な光景である。
カラスアゲハに姿が似るが、より色彩が複雑で鮮やかになる事が多く、特に寒冷な地域ほど発色が良いとされる。

蝶は完全変態昆虫なので、ミヤマカラスアゲハも勿論可愛いイモムシの姿で卵から生れてくるぞよ。
初めはトゲトゲした矮小な毛虫が、キハダやカラスザンショウなどのミカン科の葉をもりもりと食べて脱皮を繰り返し、
やがてぷくぷくのイモムシの姿になると、最後には蛹になって越冬する。
成虫の出現は普通2回で、5〜6月に出てくるものは春型。
7〜8月頃には夏型が姿を見せるぞよ。
暖かい地域だと3回発生する事もあると言う。
大体の場合、春型の方が小さく、夏型の方がでかい。
しかし一般には春型の方が鮮やかで明るい色が美しいとされるぞよ。

開長8〜13センチ、前翅長5〜8センチ程度とされるミヤマカラスアゲハ。
本商品は開長14センチ、前翅長は8.5センチ程度でやや大振りながら大型としては概ねリアルなサイズ感。
本商品最大の見所としては、デジタルプリントを用いて徹底再現された翅模様がある。

蝶や蛾をはじめ、鱗翅目の仲間はみな翅や体が鱗粉に覆われているぞよ。
これは体毛が平たく変形して出来たもので、防水や防寒などの防御能力を有する。
特に翅は規則正しく並んだ様々な色の鱗粉がモザイク画を成す事によって複雑な模様を描くのである。
これは主に特定の光の波長を反射する事で異性の気を惹いたり、
また毒のある種に似せたり、目玉模様などを成したり擬態する効果も持ち合わせるぞよ。
何れにしても、このような構造が色彩を成すのであるから、フィギュア彩色の仕組みでこの美しさを再現する事は不可能である。

ミヤマカラスアゲハの場合も、特に表面では金属光沢を帯びた複雑な輝きを放ち、
微妙なグラデーションを成す複雑な模様は、とてもおろかなにんげんどもが絵に残す事は出来ん。
そこで本商品では、ミヤマカラスアゲハの鮮やかな翅模様のある一面を切り取り、表現しているワケぞよね。
通常のプリントでは各色に分けて印刷する都合、そのぶんだけズレが生じてしまうところ、
デジタルプリントで一度に印刷する為に、均一な仕上がりを実現しているのだ。

このデジタルプリントはなんとな〜く解像度が低く、ぼんやりしているのだが、
それが蝶の場合特有の粉っぽさにも繋がって、趣があるのである。
実際にミヤマカラスアゲハの美しさを表現できているか・・・?
と言うとかなり疑問ではあるが、開封して組み立ててみて、まずその情報量の多さを目の当たりにすると、
納得の仕上がりと言った感がある・・・!
わたくしも写真で見ている時は玩具然としているな〜と思ったが、実物を手に取ったらすっかり気に入っちゃったぞよ!!
ちなみに、ミヤマカラスアゲハは同シリーズの他の蝶よりやや翅が大きく、オンライン限定の豪華仕様である。

後翅の赤が目立ち寒冷な地域の春型のメスっぽい鮮やかさ。
しかし大きさで言ったら夏型かつ大型の部類ぞよ。
オスでは前翅に性標が現れるが、本商品では見られないのできっとモチーフはメスだろう。
前述したとおり、ミヤマカラスアゲハは河原などに降り立ってみんなで吸水する姿が見られるが、
この時集まってくるのはオスばかりでメスは見られないのが不思議であるぞよ。
なんでも塩類などを摂取したり、体温調整の為でもあると言われるが、蝶の不思議の一つである。

ちなみに生きた蝶が翅を開いて休む時は、もっと前翅を垂らした姿でいるものぞよ。
本商品では可動域の都合このくらいまでが限界だが、ほんとはもっとナナメに傾けたいところだ。
しかしこの姿勢では後翅の美しい模様が隠れてしまう為に、
学術目的や観賞用では翅を開いてよく観察できる状態で展翅するのである。
本商品はどちらかというと展翅後の姿勢で作られており、
翅の可動は開閉に重きを置き、前後可動は今ひとつで、
ここが生体再現としてはこなれていない感もあるが、
第一弾なので致し方あるまい・・・!


そして本商品にはもう一つ、特大のお花台座が同梱されている・・・!
コスモスの花をモチーフとしたディスプレイスタンドは、
筐体版ではカプセルに収める都合、茎が分割されているが、
このオンライン版では一体成型でより長く、また汎用ディスプレイスタンドと合体できると言うアドバンテージを持つぞよ!

「セミ」もそうだけど、クリップランナー入ってるのにまるっと使わないのは勿体ない。
この中では細軸のアタッチメントが蝶本体に対応しており、クリア支柱で浮かせて飾る事も出来るぞよ。

オオハルシャギク、所謂コスモスをモチーフとしたお花台座。
コスモスとは秩序とか調和を意味するギリシャ語が語源となっている。
宇宙のコスモと一緒ぞよ。
つまり、花弁が均等に配置されていて分割してカプセルに収めるのに都合が良い為にモチーフに選ばれたのだろう!

このお花台座が、しっかりと彩色され一枚一枚薄紙に包まれて封入されており、
実にコストがかかっていそうな立派なものぞ。
しかも組み立てると全高20センチを超えるかと言うビッグサイズで、
カプセル版に収まるのが信じられないボリュームだ!
間違いなく本弾の目玉ポイントと言えるだろう・・・!!

アタッチメントを差し込んで蝶を給蜜状態で展示する事が出来ます。
このアタッチメントが花びらと同成型色で一見すると目立つのだが、
飾っている分には然程気にならない。

蝶を合体させる事でまるでアート作品の様な情景が完成する・・・!
お花と言い蝶と言い、遊園地のアトラクションに飾られているようなイミテーションみたいぞよ。

ミヤマカラスアゲハはアザミやツツジの花などで吸蜜し、他にはズミの花も大好きでよく蜜を貰いに来ると言うぞよ。
アゲハはコスモスからも蜜を吸うが、
このフィギュアの光景は現実には見られないぞよ。
なぜなら青いオオハルシャギクというものは存在しないからである。

普通桃色をするオオハルシャギクは、おろかなにんげんどもが観賞用に品種改良を重ね、
現在では白や黄、赤やオレンジなども生み出された。
しかしキク科植物には青色色素の元になる遺伝子が含まれない為、青い花を品種改良で作る事は出来ないのだ。
もし青色のコスモスがあったなら、それは着色料を吸わせて色付けしたものであるぞよ。
しかし、おろかなにんげんどもは賢かった。
なんでもキクにデルフィニジン型アントシアニンと言う青色色素を蓄積させる方法が発明されたと言うのである。
他の植物から取り出した青色遺伝子をキクに導入する事で花びらを青っぽくする技術だが、
これを以てしてもやや紫色を帯びる程度で、真っ青にはならなそうである。
やはり自然に真っ青になるコスモスは幻の存在なのだ。

お花にちょこんと乗るミヤマカラスアゲハ・・・可愛すぎぞよーっ!!
蝶の最大の特徴にはもう一つ、口がゼンマイ状を成す事も上げられる。
普段はくるくると巻いておいて、吸蜜の時には伸ばしてストローとして使用するのだ。
このような口吻は、もともとは他の昆虫同様顎状の口であったものが変化して出来た仕組みぞよ。
約2億4000万年前の三畳紀に、顎を癒着させストロー状にして使う蛾が現れた。
この時期には蜜のある花を咲かせるものがまだいなかった為に、
この仕組みは主に吸水の為に進化したものだと考えられる。
そのうちに植物の方も昆虫共を利用して花粉を運んでもらう事など考え付いたために、
蜜を出して虫を呼ぶようになり、現在に至るのである。
最も、ストローを伸ばして蜜を吸う蝶は蜂どもと違ってあんまり花粉を運んでいるようには思えんが、
まず共生関係を結んで仲良くしているようである。

そして、まだまだあるぞオンライン版限定要素・・・!
蝶とお花の合体でもこのボリュームであるが・・・、

オンライン版限定で蝶を飛行姿勢にする為の脚パーツが付属し、
更に飛行状態で展示する為のロングアタッチメントが付属する。
これを組み合わせる事で更なるボリュームで本セットを展示可能なのである・・・!

飛行脚に換装した形態。
ほんのおまけと思ったが、この縮めた脚も可愛くて気に入っちゃったぞよーっ!!

延長支柱がクリアパーツで無いのは残念なポイントだが、
これはミヤマカラスアゲハの脚パーツと同金型の都合だろうか。


蝶と言えば立体化に際して問題となる部分に、長い触覚も上げられるぞよ。
本商品ではポリアミド樹脂によるナイロン紐がにょきっと生えて再現されている。
実物の蝶では触覚の先っちょにはぷくっとした膨らみがあり、これが愛らしいポイントでもあるのだが、
本商品では再現されていない。
ぼてっとした口吻、繊細さを欠き太い脚などは、蝶にしてはあんまり作り物めいてイマイチなんじゃないか?
と思われるかもしれんが、実物を見ると案外これらの点は気にならんものである。
これらのポイントは蝶の立体物、特に一般販売される量産品では如何ともしがたい部位であり、
本商品はこの難所を比較的リアルに落とし込んでいると言えよう・・・!

そしてまた、翅の翅脈が再現されている点もポイントの高い部分であるぞよ。
てっきりシルエットだけ取ったものと思ったが、
シリーズの目玉ポイントとして、本商品もやはり株式会社JMCの手による実物標本のCTスキャンから原型が起こされている。
そして点描画の如き美しい翅模様の再現は三浦二郎氏が手掛けており、
本商品ではコスモスの原型も担当されている。

可動箇所は全12ポイントとなっており、
最大の特徴である4枚の翅はボールジョイントで角度変更可能。
着陸脚ではそれぞれ付け根で表情をつける事が出来るが、
飛行脚は固定である。

頭と胸の付け根もむにっと動かす事が出来るぞよ。
頭部は可動の関係でやや浮いて見えるが・・・そもそも蝶って頭動くのか?ってトコぞよね。
勿論吸水や吸蜜の際にはむにむにと上下するだろうが、
まず活発にくりくりとは動くまい。
ここはロールでも良かったんじゃないかと言う気もするが、
お陰でこんな風にモスラっぽく首を傾げた愛らしいポージングなどで飾る事も出来るぞよ。

蜜を求めてすいーっとやってくる蝶。
蝶は色や匂いで好みの花を探し寄ってくるぞよ。

前述の通り、リアルな生体風に飾りたいのならば翅は斜めに傾けるべきぞよ。

そうは言ってもせっかく綺麗な模様なのだから、
すっかり鑑賞できるように展翅ポーズで飾りたいと言うのも普通の考え方である。
ま、お好みで飾れば良いだろう・・・!!
あと、あんまり無理にナナメにするとバキっといっちゃいそうなので心配と言うのもある。


お花台座とアタッチメントのお陰で立体的なディスプレイが出来るようになった。
まさにいきもの大図鑑新時代・・・!!

これからは可動に加えて情景も再現する時代なのか・・・!?
ますますお高い弾が増えそうで戦々恐々ぞよ!!

まるで立体標本のように飾れ、見所の多い本商品。
しかしせっかくのディスプレイセットも、延長アタッチメントが黒成型色なのはやや勿体ないポイントである。

同梱の軸変換アタッチメントを使えばクリア支柱で飾る事も出来るが、お花と合わせるとやや短い。
過去には「ベタ」に付属したカプセル台座のアタッチメントが同形ロングのクリア成型色だったが、
根元が楕円なので汎用台座に対応しないのは残念である・・・!
そしてまた、本商品のお花台座の茎もこのカプセル台座用に軸が楕円で、
汎用ベースに挿すにはオンライン限定のアタッチメントが必須である。
つまり、筐体版をいっぱい買っても汎用ベースに複数挿す事が出来ないのだ・・・!
こりゃあちょっと厄介な仕様ぞよね・・・!
そもそもこのカプセル台座、なんで軸が楕円なんだよって話で、
シリーズ初期に独自規格を作ったせいでちょっと足を引っ張っているように思われるぞよよよよ・・・。

そんなワケでもどかしい仕様がありつつも、ベタの支柱で飛行展示するとより美しく見栄えが良いのである。

満を持して登場した鱗翅目の成虫・・・!
様々なハードルがありながらも、程よいリアル感で玩具に落とし込んでいる印象ぞよ!
やはり蝶は最も人気のある昆虫の一つであるからして、こうなると続弾も期待大ぞよね・・・!
定番な所ではメタリックなモルフォ蝶の類、絢爛なトリバネアゲハ、小さく可愛い高山蝶に、
シルエットの様々な蛾の類も欲しくなる。
雌雄が出たら合体させてギナンドロモルフに出来るなど、様々な期待も膨らむぞよ・・・!
しかしわたくしは庶民なので、1800円はちょっと高い。
バンダイにおかれましては、次弾はお花台座をオミットして是非とも1000円弾にしていただきたい・・・
なんなら500円でも良いぞ!!
無理ですか?

ま、お花も一個ある分には楽しいのですが、筐体版が汎用ベースに挿せないからいっぱいあってもね。
こんな風に他の生き物を乗せるのも楽しいぞよ。

鱗翅目としては、シリーズ初期には「いもむし」も出ていた。
これは2021年のナガサキアゲハ幼虫ぞよ。
2022年には「02」も出ているが、わたくしは回しそびれてしまった・・・。
成虫が出るならもっといっぱい買っておくんだったぞよーっ!!

本セットにはお花台座と汎用クリア支柱とで軸が二つあるので、
1セットのみでシリーズの生き物を2体飾れるのも嬉しいぞよ。
シリーズを集めて自分だけの世界観を表現しよう!!

期待が高まる新弾「アゲハチョウ」!
注目ポイントの多い新シリーズとなった。
鱗翅目は今後の展開も気になるぞよね・・・!
是非とも様々な世界の蝶を網羅して欲しいものである・・・!!
おすすめ弾ぞーっ!!


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■海洋堂 恐竜博2019 会場限定オフィシャルカプセルフィギュア モササウルス類/むかわ竜

2019年7月発売
こちらは海洋堂より、「恐竜博2019」の会場限定で発売された一回500円ガチャ。
2024年9月末の今、改めてこれを紹介するぞよ・・・!

ミニブックはカラー。
造形総指揮をネイチャーフィギュアの第一人者として知られる松村しのぶ氏が取っており、
当時の最新研究に基づいた復元・造形が見どころとなっている。

ラインナップはデイノケイルス・ミーリフィックス、むかわ竜(通称)、ティラノサウルス・レックス、
モササウルス類、デイノニクス・アンティロプスとなっており、どれも会場で見物できた恐竜・古生物達となる。
今回はこのうち、むかわ竜とモササウルス類を紹介するぞよ!

まずはモササウルス類から見ていこう!
恐竜じゃないけど絶滅種の海棲爬虫類ぞよね。

尻尾が組み立て式ぞよ。

モササウルス類。
台座仕様はシリーズ共通で、クリア支柱で遊泳ポーズが再現されている。
大きく動きのあるシルエットが実に活き活きとして格好良いぞよね!

名前に「sp」とあるように、2019年時点ではこのモササウルス類がなんの種であるのか定まっていなかった。
つまりは新種のモササウルス類の可能性があったぞよ。
それが為に名前が「モササウルス類」なワケぞよね!

そんな謎のモササウルス類はこの日本、和歌山県有田郡有田川町鳥屋城より産出したものであるぞよ!
推定全長は6メートルとされ、全身骨格の8割程度がいっぺんに見つかった稀有な例。
この当時までに日本で見つかっていたモササウルスの化石40点はほぼ部分化石ばかりだった為に、
大変な発見であり、また貴重なものであったぞよ。

化石のクリーニングには5年以上の年月が労され、判明した所によれば、
他のモササウルス類よりも肢ヒレが非常に大きいと言う事ぞよね!
他のモササウルス類においては前後のヒレは頭骨より短いのが基本だが、
この標本に関してはいずれも頭骨より大きく異彩を放っている。
後ヒレが前ヒレより大きい事も珍しい特徴ぞよ。
モササウルス類は尾ヒレの力で推進力を得たものが多かったために、肢ヒレの発達したものはごく稀なのだ。
また、頭部は比較的華奢で眼窩が大きく、目は前を向き、小型の獲物を捕食していたと考えられる。

そんな珍しい和歌山のモササウルス類ですが・・・時を経て2023年にめでたく新種として記載されている!
その名も「メガプテリギウス・ワカヤマエンシス」と名付けられ、愛称は「ワカヤマソウリュウ」ぞよ!
約7200万年前の後期白亜紀に日本に生息したモササウルスとして、
前述の肢ヒレで推進力を得るウミガメの様な構造が大変に珍しいとされたが、
更に驚くべきことには、胴椎の形態から背ビレを有していた可能性が示唆されている点ぞ!
これまでモササウルス類には背ビレの痕跡は確認されておらず、ないものと考えられていた。
それがワカヤマソウリュウの登場で可能性が広がったと言うワケぞよね・・・!

収斂進化で姿の似るイルカやクジラなどの鯨類、サメ、あるいは絶滅種の魚竜など、みんな背ビレがある事を考えれば、
モササウルスだけついていないというのも不思議な話ぞよ。
背ビレはそれだけ水中での活動を有利にする構造なので、
モササウルスについていてもおかしくないぞよね!
と言う事でこの2019年のフィギュアは背ビレのないやや古い復元と言う事になる。

北アメリカをはじめ世界の海に跳梁したモササウルス類であるが、
東アジアでモササウルス類の化石が産出した地域は日本のみであると言う。
特にこのメガプテリギウス(ワカヤマソウリュウ)は保存部位が多く、研究価値が非常に高いとされているぞよ。

トップ。
このフィギュアでは全身に斑紋のある姿で復元された。

ボトム。
お腹側は白く、これは保護色の役割を果たすカラーぞよね。
現生のイルカとかシャチも背は暗く腹は明るい色をするので説得力があるぞよ。

恐竜博会場限定で販売された本シリーズですが、
このモササウルス類のみ和歌山県立自然博物館で「和歌山 モササウルスフィギュア」としてガチャ販売されたみたいぞよ。

と言う事で出回っている数は一番多いかもね。

続いてこちらは「むかわ竜」ことカムイサウルス・ジャポニクス!
記念すべきカムイサウルスが初めて・・・そして唯一ガチャフィギュアにラインナップされた最初の一体ぞよ!!

恐竜博2019会場最大の目玉とされたむかわ竜、その復元姿がこちらぞよね。
むかわ竜は会期中に学名がついて「カムイサウルス」として記載されたのだが、
本商品はそれに先んじて製造された為、ネームプレートが「むかわ竜」表記となっているぞよ。

ご存知日本で発見され、最も保存状態が良い奇跡の化石として知られるのがこのカムイサウルスだ。
ハドロサウルス科の恐竜では平均的な全長8メートル程度の大きさであるが・・・
8メートルってかなり巨大ぞよ。
おろかなにんげんどもと並ぶと、丁度カムイサウルスに見下ろされるくらいのサイズ感、
現実にいたらめちゃくちゃ迫力のある動物だったに違いない。

このフィギュアは現在知られるカムイサウルスの復元では最もスタンダードな姿をしている。
頭部のトサカも再現されており、2024年現在イベントなどで見られる生体復元模型もこのガチャフィギュアにごく近い姿ぞ。

後述するが、カムイサウルスは過去のイベントレポートや玩具レビューなどで何度も詳細に紹介しているので、
ここでは繰り返さんぞよ・・・!

皮膚のディテールや彩色などもごく丁寧。
動きのあるポージングが格好良い。

日本の恐竜研究においても極めて重要な存在であるカムイサウルス。
しかしある理由から玩具界では冷遇されており、この2024年にも新しいフィギュアが出そうにない・・・。
カムイサウルスのフィギュアってこの2019年のもの以外、きちんとしたものが一度も、どのメーカーからも出ていないぞよ!!

福井の恐竜なんてアニアからいっぱい出てるのに・・・
しかもアニア、10月にディロンとドラコレックスを出すと言う。
マニアック過ぎない!?
ここにカムイサウルスが入って来られない事情・・・
それは、産出地であるむかわ町が商品化ライセンス料を取っている事が大いに関係しているとわたくしは睨んでいる。
ひょっとしたら水面下でご当地アニアの開発が進んでいるんじゃないか・・・?
ともわたくしは推理しているのだが、なかなか発売されんぞよ・・・。

トップ。
背中の濃いグラデも丁寧で嬉しいポイントぞ。

ボトム。
台座には足跡の窪みも再現、ぴったりフィットだ。

ごく小さなフィギュアだが目元も2色でプリントされていて情報量増し。
穏やかな表情が可愛いぞよ。

ほんとカムイサウルスの動かして遊べる玩具が欲しいですよーっ!

のっしのっし。
これも後期白亜紀の恐竜ぞよ。

わちゃわちゃ集めよう、恐竜博フィギュア!
2023のティラノは実は2019のカラバリぞ。

そして毎回台座は使いまわされている。
すっかり共通でなく、接続の関係で微妙に別造形ぞよ。

前述の通り、「カムイサウルス」と言う名称はむかわ町がライセンス料を主張しており、独占しているが、
格好良く人気のある肉食獣脚類でないカムイサウルス自体にそれ程商品価値があるとは思えず、
ライセンス契約も地元企業のごく数例に留まっており、つまりは玩具が全く出ていない・・・!
カムイサウルスの立体物は、ほぼすべてむかわ町産であり、基本的に通販とかもないので入手難ぞ。

この骨格ペーパーパズルは恐竜博2019で発売され、
わたくしは後に日本最大のジャスコと名高いイオンレイクタウンにカムイサウルスがやってきた時に購入した。
このイベントの様子はレポートに詳細にまとめたので、カムイサウルスに関してはこちらもご覧くださいぞよ。

そしてこの大きなカムイサウルスフィギュアも恐竜博2019で販売されたものである。
株式会社シオニーと言うむかわ町の会社が作っていたもので、地元のお土産ぞよ。
このフィギュアのレビューでもカムイサウルスとむかわ町の関係を特集しているので、こちらも合わせてご覧くださいぞよ。

同時期の販売だが、シオニー版はトサカがついていない。
これはシオニーがフィギュア製造経験の浅い会社である為に、
早い段階で製造を開始するなどして最新学説を汲めなかったなど色々考えられるぞよ。
原型自体は田中寛晃氏が手掛けており、まず本格的なものである。

と言う事で2019年当時の学説・復元を色濃く残した二体を紹介した!
古生物研究は日進月歩、日々新たな発見があり、時には姿ががらっと変わる事もある!
たまに古いフィギュアを出してきて、この時はこうだったな〜と懐かしむのも楽しいものぞよね!


そろそろカムイサウルスの新しい玩具を出して欲しいぞよーっ!!
ばらむツ」はカムイサウルスを(勝手に)応援しています・・・!!


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・「カムイサウルス=世紀の大発見物語
↑2024年に出たこの絵本だと黄色いトサカじゃなくておでこのでっぱりとして復元されている。
シオニー版の頭部もちょっとでっぱってて案外リアルなのかもしれんぞよ。

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■ゼスプリ キウイブラザーズ フィギュア2024

今年もキウイの季節がやって来た!!
毎年恒例のキウイブラザーズ販促フィギュアが2024年も登場ぞよ!

ゼスプリのフィギュア販売方法は超ユニーク!
なんと本物のキウイパックにフィギュアがこっそり混じっているぞよ。
2024年の第1弾は8月27日から登場、
「ゼスプリ サンゴールドキウイ8個入りパック」には「ゴールド」のフィギュアが付属したぞよ。

こんな感じで袋入りで入っている。
パッケージに帯がついているのでわかりやすいぞよね!

ゴールドゲット!!
全国のスーパーなどで販売されており、お値段は地域によってまちまちみたいぞよ。
だいたいジャスコ(※わたくしの言うジャスコとはイオンのことぞ)にあるみたいだけど、
わたくしはいつも徒歩圏内の近所のスーパーで買っている。

続く第二弾は9月3日から流通開始。
「ゼスプリ グリーンキウイ 14個入りパック」に「グリーン」のフィギュアが付属しました。
今年は中身とキャラが合致していてわかりやすいぞよね!

小粒キウイ。
おろかなにんげんどもはどっちの味が好きぞよか?
季節限定のレア味・ルビーレッドもあると言うが、毎年探すの忘れるぞよ。

中身はやっぱり袋入り。

グリーンフィギュアゲットぞよ!!
そう言えばこのフィギュア付パックの発売と前後して、
日本最大のジャスコと名高いイオンレイクタウンにキウイブラザーズの着ぐるみがやってきたみたいぞよ。
たまたま出くわした妹の話によると、めちゃくちゃ大人気で、
10時開店の十数分後にはぬいぐるみが完売したというのは驚きである・・・!


キウイブラザーズ2024年ver!
今年は麦藁帽子をかぶった夏バージョン。
お、おい〜っ!
過去一可愛いんじゃない!?

「キウイブラザーズ」とはゼスプリ・インターナショナル・ジャパン株式会社のマスコットキャラクター。
主力商品であるキウイフルーツをモチーフにしたマスコットユニットで、
2016年に登場するとインパクトのあるCMでたちまち人気者になったぞよ。
前述の通り、ニュージーランドに本拠を置く「ゼスプリ」の日本法人が有するキャラクターで、
つまりは日本生まれ。
後には海外展開も開始され、現在では世界中で人気を博すキャラクターとなっている。

ニュージーランドではマスコットキャラよりも人気タレントの方が信頼が根強く、
日本がキウイブラザーズを起用しようとした当時は反発の声が大きかったと言う。
しかし日本法人側は根強く説得を続け、遂にテレビCMを打ったところ、人気大爆発!
ニュージーランドのゼスプリ本社も驚きと共に納得し、現在に至ると言う事である。

日本人は可愛いキャラクターが大好きですから、マスコットキャラを作るとなったら諸手で歓迎するところが、
ニュージーランドではイマイチ初見のウケが悪かったと言うのは面白い文化の違いぞよね!

そんな経緯で生れたキウイブラザーズ、グリーンは真面目で正義感の強いしっかり者。
ゴールドは陽気で呑気な甘えん坊と設定されており、
全く性格の異なる兄弟ながらその絆は誰よりも固いぞよ!
レアキャラにレッドもいるけど、これは今のところキウイの特典フィギュアになったことはないみたい。

ボトム。
今年はどちらも共通原型で、成型色と彩色が異なるカラバリ仕様となっている。

赤ラインの麦藁帽子は大人気漫画「ワンピース」を彷彿とさせるぞよ。
創作の麦藁帽子と言えば白とか、黄色とか、水色のイメージもあるが、
ワンピースが登場してからすっかり赤が定着した気がするぞよね〜。

並べて飾ろう、キウイブラザーズ2024!
残念ながらこのレビューを書いている9月末現在では既に売り場で入手出来なくなっている・・・!
毎年1回、キウイの時期を覚えていて探しに行かねばゲットできない販促フィギュアなのです。

2019年より始まった販促フィギュア、わたくしは集め出して今年で3年目・・・!
2024年バージョンも無事にコンプぞ!
おろかなにんげんどもも、キウイの時期を覚えて来年は是非売り場へ探しに行ってみてほしいぞよね!

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・「GLOW(グロー) 2023年9月号
・「<ゼスプリ>サンゴールドキウイ

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■タカラトミーアーツ あそべる生物フィギュアシリーズ メガロドンと大むかしの海 メガロドンA

タカラトミーアーツより、2024年8月登場の一回300円ガチャ!
大人気「あそべる生物フィギュアシリーズ」のなかでも、
古生物にフォーカスした「大むかしの海」シリーズの第4弾ぞよ!
今回は目玉ラインナップとして新規造形のメガロドンが登場した。

2020年の「大むかしの海」にはじまり、2021年の「はじまりの世界」、
2022年の「古代海洋記」と続いてきたシリーズの2024年弾ぞよね!
前回の「古代海洋記」は過去弾を網羅したカラバリ再録弾だったが、
今回は「ダンクルオステウス」、「アーケロン」、「ウミサソリ&アンモナイト」と
3種+αをカラバリ&一部セット内容を変更して再録しながら、
メインには「メガロドン」のAカラーとBカラーを据えた全5種となる。
再録の3種+αは全体的にカラーチェンジし、彩色箇所が減っている。
過去弾は彩色が非常に豪華だったのですが・・・やはりこのご時世にお値段据え置き300円は辛いのか・・・!

と言う事でメインの「メガロドン」、こちらはグレーを基調としたAカラーだ。
ちなみにBは青を基調としたカラバリぞよ。

全長約16センチで立体化のメガロドン!
相変わらず300円カプセルから出てくるとは思えん巨大感ぞ・・・!
おまけでダイバーフィギュアが付属し、スケール感を表現しているぞよ。

メガロドンは約2300万年前〜360万年前の前期中新生から鮮新世にかけて生息した巨大ザメぞよ!
過去にはホホジロザメと同じカルカロドン属と考えられたが、
近年ではそれとは別のオトドゥス属、あるいはカルカロクレス属(有力)ではないかと考えられるようになった。
つまり、現生のサメの仲間ではなく絶滅種と言う事ぞよね!
一般に「メガロドン」の名前で知られるが、これは属が定まっていない為に種小名が浸透した珍しいパターンぞよ。
最近では映画の主役にも抜擢され、こんなに有名になったのに
正式な学名すら決まっていないとは面白い古生物だ!

ご存知サメは軟骨魚類である為、骨格が極めて貧弱で死ぬとすぐにばらばらになって化石に残らない。
メガロドンの場合も化石は歯が見つかるばかりで、全身像はさっぱり不明である。
過去の推定ではホホジロザメと近縁であると考えられていた為に、巨大なホホジロザメとして描かれる事が多く、
本商品も太古の狂暴な巨大ホホジロザメ・・・と言った雰囲気で造形されているぞよ。
前述の通り、メガロドンはホホジロザメの仲間では無さそうである。
すると本当はどんな姿をしていたかわからないので、このフィギュアはすっかり想像上の姿なのだ。

その全長にしても諸説あり、20メートルだとか40メートルだとかアホみたいに巨大であるとされる事もあるが、
これは発見された巨大な歯から適当に推定したもので、まったく信憑性に欠けるぞよ。
ホホジロザメの最大全長4.8メートルよりも大きい事は確実だが、
恐らくは最大でも10メートルとか、せいぜい13メートルくらいであろう。
現生のジンベエザメが10メートルくらいになると言うのであり得る話である。
これでもホホジロザメの倍大きいのだから十分な迫力ぞよね!?
近年では不完全な脊椎化石が発見されており、
ホホジロザメよりややほっそりして長かったのではないか?とも言われているぞよ。

かつては世界中の海に広く分布したメガロドンは、360万年前までにはすっかり姿を消し絶滅してしまった。
メガロドンは体の一部の体温が高い局所的内温動物であったが為に世界の海に跳梁する事が出来たが、
やがて海水温の低下に伴い餌となるクジラなどが寒冷な海域に逃れるようになったので、
メガロドンは環境に適応できず絶滅の道を辿ったのではないかと言われるが、定かではないぞよ。

商品仕様としては、一見するとグレー一色だが腹側が仄かに明るい色で彩色されている。
また、エラにもスミイレが入っていてちょっと豪華な仕上がりだ。

付属のダイバーフィギュアは水中スクーター仕様の新規造形。
シリーズの巨大ザメに付属した従来のダイバーフィギュアと比べると半分サイズで、
メガロドンの巨大感を演出するが、こりゃあちょっとオーバーなスケールぞよ。

「あそべる生物フィギュア」は一部可動のアクションフィギュア的側面を持つ!
本商品では口内と上顎が別造形になっており、大きく開く事が出来るぞよ。
これによって・・・、

ただ口を開閉するだけでなく、上顎をグワっと開いて歯茎を剥き出しに出来るのだ!
ホホジロザメは餌を食う時に上顎が前に突き出す仕組みを持つので、これをギミックに取り入れたと言うワケぞよね!
や〜、毎回面白い仕掛けを考えるもんだ!

尾も左右に可動し、遊泳ポーズを再現可能ぞよ。
サメは予備の歯列を持っていて、乱暴に使っても何度でも歯が生えてくる仕組みを持つが、
本商品でも口内にはぎざぎざと予備の歯列が造形されていてツボをついているぞよ。

同シリーズ「ザ・シャーク」のホホジロザメを並べて〜。
前述の通り、本商品ではメガロドンがホホジロザメに近縁と言う過去の説に基づいており、姿がそっくりぞよ。
二倍とはいかんが同じ300円でかなり巨大!
案外リアルな対比ぞよね!
2つの違いを一つ上げるとするなら、このメガロドン、エラが4枚しかないぞよ。
サメの鰓孔は5〜7対と決まっている。
殆どのサメでは5対で、現生のホホジロザメもやはりエラは5枚である。
つまり、このメガロドンはエラが少なく、サメの持つ共通の構造から外れているのだ。
これは恐らく、メガロドンが古代の絶滅種のサメである事を演出した造形だと思われるぞよ。
そしてまた、エラの少ない事でこれが現実に基づかない架空の種(復元)である事も表現しているに違いないぞよね!

メガロドンは本家タカトミのアニアでも通年販売されている。
こちらはアニアキングダムの「メガーロ」カラーぞ。
こちらもホホジロザメをモチーフにした架空復元で、エラは5対ある。
比べると本商品の方がワイルドに誇張されて狂暴なイメージぞよね!

毎月出るぞ、遊べる生物フィギュア!
この夏は海を特集した弾が続き、目玉のアタリ枠も従来にも増して豪華で巨大なものばかりだった。
これ全部300円って信じられないぞよーっ!!

アニアと合わせれば海の仲間達が大集結するぞ!
古生物も現生生物も、海に住む大型の動物はどれも姿が似る。
生物が進化の袋小路に陥り、概ね似たようなシルエットになる事を収斂進化と言うぞよ。
このサメ型のシルエットは海で暮らすのに極めて都合が良い洗練された姿なのだ!

太古の巨大ザメ・メガロドンは絶滅していなかった・・・!
ダイバーが水中遊泳を楽しんでいると、周囲が不意に暗闇に・・・!
いつのまにかメガロドンに接近され、そこは口の中・・・っ!
おろかなにんげんどもなどひと飲みぞ!
お、恐ろしいーっ!!

成敗ッ!!
ドカーンッ!!
胴体が真ん中から割れるのでこんな遊びも出来ちゃいます。
8月登場の古生物弾、新規造形メガロドンはボリューム満点のアタリ枠ぞ!
おろかなにんげんどもよ、ガチャ広場で謎多き超巨大古代ザメをゲットせよ!!


「あそべる生物」では魚竜がまだ出ていない・・・!
タカトミアーツ、収斂進化弾で魚竜も頼むぞよーっ!!


:このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ!
・「アニア AL-11 メガロドン (水に浮くVer.)
・「PNSO メガロドン ホホジロザメ

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