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■ガチャガチャ系、摘んだもの紹介 |
■バンダイ いきもの大図鑑 かぶとむし07 ヤマトカブトムシ(蛹) バンダイより、2024年8月登場の一回500円ガチャ。 大人気「いきもの大図鑑」シリーズの「かぶとむし」特集第7弾ぞよ。 今回もオンライン先行受注と実機筐体による一般販売が行われ、こちらはオンライン版。 ラインナップは「ヘラクレス・ヘラクレス改(黄褐色)」、「ヘラクレス・リッキー改」がブルーとオレンジのダブル収録、 そして「ランキフェルオオニジダイコク」、「アオカナブン」、「ヤマトカブトムシ(蛹)」の全6種となるぞよ。 うち、ヘラクレスシリーズはオンライン版で頭角の分割が無い上位仕様となるが、 残りは全て実機と共通となる。 それでは中身を見ていこう! こちらは注目アイテムの「ヤマトカブトムシ(蛹)」ぞよ! シリーズ初登場の完全新規造形だ!! カブトムシは卵から幼虫として生まれ、幾度かの脱皮の後、蛹の形態を経て成虫になる。 このような仕組みを完全変態と言うぞよ! 今年の科博の昆虫展「昆虫MANIAC」でも解説されていたぞよね! このような変態の仕組みは分子系統解析によれば、進化史上一度だけ獲得されたものである。 つまり、完全変態昆虫は全て祖先を同じくし、同じルートで進化してきた仲間と言う事ぞよね。 カブトムシの場合、幼虫が秋から春にかけて腐葉土を食し十分な栄養を蓄えると、 体から分泌液を出して蛹室と言う部屋を土中に作る。 その中で幼虫は次第に固まりだし、やがて脱皮して蛹へと姿を変えるのだ。 それから三週間ほどかけて蛹の中で体を作り替え、 また一週間ほどしてすっかり変態を終えると、成虫の姿となって土中から出現するぞよ。 カブトムシは蛹の中ではじめ、神経器官や呼吸器官以外は殆どドロドロの液状になって眠っている。 前段階の幼虫はもともと成虫原基と呼ばれる成虫の体の元となる器官を持っていて、 蛹になると幼虫の構造が分解され、原基に基づいて翅や脚、角、触覚と言った形態が改めて形作られるぞよ。 中身がドロドロに分解されていると言う事は、とっても瑞々しいって事ぞよ。 土中の蛹室でじっとしている蛹を掘り出して素手で触ろうものなら、 それだけで細胞が死んでしまったり、羽化不全が起こったり、 また油汚れや雑菌でカビが生えて死んでしまったりする。 蛹はとってもデリケートなのだ。 そしてまた、こういう構造であるが為に、乾燥標本にする事は余程上手くやらねば難しい。 最近ではグリセリン浸透法によって体内の水分を置換するという方法があるみたいぞよ。 これはもともとの感触を保存し、常温常態で手に取って観察する事もできる。 しかもくにくに動かして遊んだりできると言うのは驚きぞよ。 しかしそれだけに難しく、素人にはなかなか手の出せん領域である。 それがなんと、このいきもの大図鑑のフィギュアならばリアルな造形を手に取って楽しめると言うワケぞよ・・・! 全長は約10センチサイズ、可動箇所は4か所となる。 ヤマトカブトムシの蛹としてはややオーバーな気もするが、まずリアルな存在感ぞよね! 造形はお馴染み株式会社JMCによる実物標本のCTスキャンから起こされている。 JMCの公開する「CT生物図鑑」にある個体だとしたら、標本の全長は6.9センチ、 蛹に変化してから二週間ほどの個体を撮影したものが元になっているみたいぞよ。 彩色モデルはこちらもシリーズでお馴染みの三浦二郎氏が担当しており、信頼の生物感だ! 今回は500円カプセルの簡易可動版ですが・・・、 なんと! 蛹は胸部と腹部に可動域が設けられており、むにっと角度をつける事が可能ぞよ! カブトムシの蛹は蛹室の中でむにむにと動いており、 これは体から音や振動を発する事で外敵から身を守っているのだと考えられるぞよ。 普段は触れないリアルな蛹をむにむに動かして遊び放題! こんなに愉快な事はないぞよねぇ!! ヤマトカブトムシ持ってないので姿の似る亜種のオキナワカブトを並べて〜。 今回の蛹は彩色も非常に凝っていて、陰影でぷにぷに感を再現しておりキモカワなのだ! カブトムシは蛹を脱ぎ捨てて土中より出現する。 蝉などでは硬い幼虫の抜け殻がそのまま残るが、カブトムシの蛹の場合は皮がくしゃくしゃになってしまうので残らない。 従てってこんな風に背中から綺麗に抜け出る・・・と言うシーンはあり得ないぞよ。 じゃあ蛹どうやって飾ればいいんだよって感じだが、自立もしないしころんと転がしておくしかないのである。 これがまた、お間抜けな感じがして可愛いぞよ。 本弾の当選率はヘラクレス3種が各15%、ランキフェルとアオカナブンが20%、 そして蛹が15%である。 ラインナップの半分がヘラクレスで引きやすい事を考えると、蛹はややレアな注目ラインナップと言えるだろう! これまでにない目新しい造形と言う事もあり、やはり人気みたいぞよね! それでは↓レビューへ続くぞよ。 :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ! ・「涅槃 アクティオンゾウカブト」 ・「涅槃 1/1 サイズ カブトムシ」 ▲TOP |
■バンダイ いきもの大図鑑 かぶとむし07 アオカナブン 2024年8月登場 / 一回500円ガチャ。 「かぶとむし07」にラインナップの「アオカナブン」ぞよ! カブトムシとは甲虫の仲間。 ハナムグリの一種であるぞよ。 北海道から九州まで幅広く生息する山地性の緑のカナブンがこのアオカナブンであるぞよ。 全体に鮮やかな色をした金属光沢が美しく、光の反射によって緑から黄色まで色の違って見える事が目にも楽しい。 山地性が強く、涼しい土地を好み、気温が高いと産卵しない。 昨今はどこもかしこもアスファルトが敷かれておろかなにんげんどもは便利に暮らすようになったが、 それが為に山の自然が奪われ、気温も上昇傾向にあるとは、 秋の失われたこの日本でおろかなにんげんどもも実感している事だろう・・・! 各地の環境が平均化された結果、種の多様性もまた失われつつある。 かつては普通に見られたアオカナブンも、涼しい土地の減った事で、 特に都市部で数を大きく減らしている昆虫の一つであるぞよ。 7〜8月頃に出現する成虫は全長2.2センチ〜3センチ程。 本商品ではその姿を株式会社JMCによる実物標本のCTスキャンから起こした原型を用い、 約6センチの2倍拡大で立体化、可動箇所10か所の簡易アクションフィギュアとして仕上げているぞよ。 彩色はこちらもCOUNT BLUE の三浦二郎氏が担当している。 当選率20%なので最も出やすくハズレ枠・・・なのですが! アタリ枠のヘラクレスが上位互換のアドバンス弾で出ている事を考えると、 今回新規造形の甲虫が引きやすいのは嬉しいぞよね! わたくしも本弾はヘラクレス以外が狙いだったので集めやすい設定はありがたいですよ〜。 ハナムグリおしり。 本商品ではアオカナブンの輝きを緑のメタリック塗装とオレンジの差し色で再現している。 これはアオカナブンの偏光特性を雰囲気で再現したものぞよね! コガネムシ類の中でも、リュウキュウツヤハナムグリなどの背中はコレステリック液晶による特殊な偏光特性を備えている。 特定の向きの偏光だけを反射する特性を持ち、環境によって鮮やかに見えたり真っ黒に見えたり、まるで違って見えるぞよ。 これは円偏光の選択反射によっておこる見え方で、体表が左回りの螺旋構造物質で覆われているが為に、 左回りの円偏光だけを反射し輝いて見え、、右回りの円偏光を吸収するから黒く見えるのだ。 一方アオカナブンは体表の構造が全く異なる非コレステリック昆虫に類し、 左回りの円偏光も右回りの円偏光もどちらも反射しているぞよ。 いずれにしても、カナブンの類はこのような構造色の仕組みを備え、 見る角度や光の加減によって鮮やかな緑に見えたり、赤やオレンジ色が浮かんだり、真っ暗に見えたりするのだ。 構造色は甲虫の体表に備わる光の反射構造と色素とが複雑に絡み合って金属光沢を帯びる。 従ってフィギュア彩色の仕組みで再現する事は不可能ぞよ。 本商品はある角度から見えたアオカナブンの雰囲気を切り取って、彩色によって再現していると言うワケぞよね! これを担当した三浦二郎氏も頭を悩ませたことでしょう・・・! カナブンの類はどれも姿が似るが、身近な生き物で研究が進んでいるので見分け方もはっきりしているぞよ。 緑色の美しいカナブン=アオカナブンってワケではなく、単なる緑系のカナブンもいる。 しかし、ひっくり返して後脚の付け根を見ると違いがあるのだ。 付け根のくっついているのがアオカナブンかクロカナブン、離れているのがカナブンぞよ。 本商品はくっついているので正確な造形だ。 そして雌雄差もお腹側に現れ、オスではお腹の真ん中がへこんでいるので見分ける事が出来る。 本商品はお腹がへこんでいるので、恐らくオスのアオカナブンぞよ。 また、共通仕様として専用スタンド用ジョイント穴も開いている。 500円弾なので可動域は最小だが、本商品も各部を動かして表情をつける事が出来る。 くにっと首を持ち上げたり、愛嬌のあるポージングをさせると実に可愛らしい。 円らなおめめもキュートであるぞよ。 シリーズ中では小柄だがこれでも2倍サイズ・・・! オバケアオカナブンぞよーっ!! ハナムグリちゃんの仲間は実に美麗で愛らしい姿をする者が多い。 これらは前翅を閉じたまま僅かに浮かせ、その隙間から後翅を展開して飛ぶ。 空気抵抗が少ない為に飛行は極めて上手で、弾丸のように飛んで行く、これも格好良いぞよね! 彩色の工夫も面白く、本弾の密かな目玉となっているぞよ! 「かぶとむし07」は↓レビューへつづく! :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ! ・「涅槃 1/1 サイズ ムラサキオオニジダイコクコガネ」 ・「涅槃 クリシナ・クリサルギレア」 ▲TOP |
■バンダイ いきもの大図鑑 かぶとむし07 ランキフェルオオニジダイコク 2024年8月登場 / 一回500円ガチャ。 ラストはこちら、「ランキフェルオオニジダイコク」を紹介ぞ! こちらは甲虫の中でも糞虫と言われる、動物のうんちを利用して生きているヤツぞよね! ランキフェルオオニジダイコクコガネはブラジルやアルゼンチン、ボリビア、ペルーなど、 南米のアマゾン熱帯雨林に広く分布するニジダイコクコガネの仲間で、 ムラサキオオニジダイコクなどと呼ばれる種であるぞよ。 成虫では小さいものでは2.8センチ〜平均して4.4センチ、 最大で5.6センチにもなり、近縁種のエンキフェルオオニジダイコクコガネと共に フンコロガシでは最大種と言われるぞよ! カブトムシの様な大きな頭角が特徴であり、これはオスの大型個体で顕著に発達するぞよ。 しかし性的二型性は低く、メスでも角があり、小型では雌雄共にあまり差がない。 これはうんちを掘ったり砕いたりするときに便利に使われるようだ。 ランキフェルは糞虫・・・つまりフンコロガシの一種であり、主に動物の死骸を食う死肉性。 うんちや腐った果実、時には腐敗したヤスデを食うとも言われるぞよ。 飛翔性にも優れ、1日に最大5km飛んでうんちを探す事もあると言う。 生活の全てをうんちや死肉に注いで暮らす糞虫でありながら、そのビジュアルはロボット然として極めて格好良い! このような糞虫はうんちを食う都合、標本にしてもそれはうんち臭いぞよ。 それが為に、専門の標本店では中身を綺麗にくり抜いて脱臭処理をするところもあるくらいだ。 そんなオオニジダイコクを、本商品では株式会社JMCのCTスキャンによって実物標本から原型を起こし、 全長7センチの本格拡大模型としてフィギュア化! 可動箇所10か所の簡易可動を実現しているぞよ。 実物と見紛う造形が、清潔に、無臭で楽しめる喜び・・・! 海外産糞虫の中では特別に格好良く、おろかなにんげんどもの憧れを集めるオオニジダイコクとは言え、 全体からすればマイナーな種であるものを、ガチャで気軽にゲットできるとは嬉しいもんだ! しかもこいつ、当選率20%のハズレ枠なんですよ〜っ! 入手しやすくてありがたいぞよね! フンコロガシおしり。 公式ページだと「Megaphanaeus lancifer」として紹介されているけど、 現在は「Coprophanaeus lancifer」が正確な学名であるようだ。 Coprophanaeus属は三つの亜属に別れているが、Megaphanaeが単系統であるか疑わしい為に変更されたと言う事である。 ま〜こういう子細はわたくしには良く判らんぞよ!! 本商品もまた、三浦二郎氏が彩色モデルを製作している。 この種もやはり、構造色による複雑な金属光沢を示す甲虫であるぞよ。 和名がムラサキオオニジダイコクと言うだけあって、本種ははっとするような鮮やかな紫色をするものが多く、 そこに青や緑の光沢が浮かんで見える・・・こういうイメージをわたくしは持っているぞよ。 それで言うと本商品は全体に成型色は暗く、浅葱色のメタリック彩色が成されており、全然紫をしていないではないか! これなら全体を紫メタリックで彩色した方がスタンダードなイメージに近かったんじゃないの?と感じるぞよ。 そこで公式ページを見てみると・・・この画像などははっきりと紫の色味が出ているではないかーっ!! 恐らく彩色モデルの試作段階では紫と青の二色で構造色の微妙な色味を表現するはずだったものが、 細かいニュアンスが伝わらなかったか、あるいはコストカットで製品版では再現できなかったのではないか? わたくしはこのように推理しますぞよ・・・。 もちろん、昆虫の構造色は彩色で再現できるものではないので、微妙な色味の何処を切り取るか、この解釈で仕上がりも変わってくるし、 この種は青から緑っぽい色まで色彩の変異も見られると思うので、製品の色でも間違いとは言えないぞよ。 そしてこの種なんですが、うんちや死肉を掘って地面に埋めて利用するので、 前脚のフセツは退化してシャベル状になっているのではないか?と思うぞよ。 本商品ではフセツがはっきりと造形されているぞよね。 これは正確なのだろうか? 正直、このような海外産糞虫はよくわからん事が多くわたくしには何とも言えんぞよ。 恐らく脚パーツは同シリーズのダイコクコガネの流用なので、 その都合かもしれない。 色々気になるポイントの多いランキフェルであるが、本弾の中では最も格好良い注目枠だと思うぞよ・・・! 少なくとも頭、胸、腹はCTスキャンで正確な造形だろうし、かなり貴重な一品ぞよよ〜っ!! 簡易可動仕様なので表情をつける事が出来ます。 このように頭角を動かして死肉を掘るのだ! 全体にずんぐりしているので可動域は狭めですがご愛敬ぞ。 カッコ良すぎでしょ・・・! 現実は腐った肉ともうんちともつかない塊の中にうじゃっと見つかるランキフェル。 ばっちくてとても触れんが、玩具なら弄り回して愛でる事が出来る・・・ これが嬉しいじゃないですか〜っ! 近縁種にはエンシフェルオオニジダイコクコガネもあり、姿がそっくりぞよ。 こちらはスタジオソータの「アニマリエコレクション 1/1 フンコロガシ(2022)」で発売されており話題を呼んだ。 このソータのエンシフェルは造形が極めてリアルで、1/1サイズと言うのがまず嬉しいぞよね! 微妙な構造色の色味の雰囲気を彩色で丁寧に再現しており、クオリティで言えばこちらが一歩上をゆくぞよ! 一方いきもの大図鑑はなんといっても動かして遊べると言うのは大きなアドバンテージだろう・・・! 以上、「いきもの大図鑑 かぶとむし07」より3種を紹介でした! この弾はハズレ枠が豪華で非常に嬉しい弾ぞよね〜! シリーズを長く追っている人ほどヘラクレスは食傷気味なワケですが、 やはり最も人気があり欲しがる者の多い事もまた事実・・・ それを絶妙なチョイスで補う妙よな・・・! おすすめ弾ぞよ〜っ! 「ばらむツZ」9巻では科博の「昆虫MANIAC」展を大特集ぞよ! :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ! ・「涅槃 1/1 サイズ ムラサキオオニジダイコクコガネ」 昆虫玩具ファンの間で密かに注目されているのが「涅槃」のフィギュアぞよ。 このムラサキオオニジダイコクはランキフェルの事であろう。 鮮やかな青紫色をするのはスタンダードなイメージに近いぞよね。 これ持ってるおろかなにんげんいるぞよか〜? ▲TOP |
■バンダイ いきもの大図鑑 くわがた08 アラガールホソアカクワガタ バンダイより、2024年7月第3週登場の一回500円ガチャ。 大人気「いきもの大図鑑」のくわがたシリーズ第8弾ぞよ! ラインナップはパラワンオオヒラタクワガタ、ダイオウヒラタクワガタ、 チリクワガタ、スペキオススシカクワガタ、アラガールホソアカクワガタの全5種。 当選確率は全て20%の均一アソートぞよ。 ガチャっとトライ。 中身はアラガールホソアカクワガタでした! 本弾では異形のシルエットが眩しい希虫・チリクワガタ辺りが欲しい所だが・・・ 色の美しいアラガールホソアカクワガタもアタリと言って良かろう! ラインナップ中では彩色箇所も多くて豪華な一匹ぞ。 アラガールホソアカクワガタはフィリピンのパラワン島のみに分布する希虫である! 顎のなが〜いイメージのあるホソアカクワガタ属の中では割と馴染みのあるシルエットをするのは、 ミヤマクワガタ辺りに姿が似るのだ。 野外品のオスでは7センチを超えるものも現れるが、飼育個体では小柄になりがちで最大でも6センチ級。 比較的飼育・産卵は容易と言われるが幼虫を大きくする事は難しいらしいぞよ。 オスでもメスでも鮮やかな発色をして、クワガタの中でも特に美しいとされているぞよ。 なんでも幼虫は標高の高い場所の瑞々しく湿った倒木に巣くうというので、 最もよく育つこの環境を飼育下で再現する事が難しいのだろう。 クワガタムシやカブトムシなどは、幼虫の頃に大きさが決まり、 成虫になってからはどれだけ食おうとも鍛えようとも、体がそれ以上大きくなると言う事がない。 クワガタを育てると言う事は、幼虫を育てると言う事なのです! そんな気難しいアラガールホソアカクワガタを、本商品では全長10センチの拡大サイズで立体化! 可動箇所は12か所の500円弾簡易可動仕様となる。 クワガタは割にちっちゃい奴が多いので、フィギュアにするとでっかくなりがちぞよ。 原型は株式会社JMCの手により実物標本のCTスキャンから起こされ、 彩色はいきもの造形で知られる三浦二郎氏が監修。 ぱっと見には標本と見紛うクオリティを実現しているぞよ。 お腹側も重塗装! これで500円は嬉しい〜っ!! また、簡易可動ですが専用スタンドに対応しており、お腹にジョイント穴が設けられています。 各部関節で表情をつける事が可能。 クワガタは結構動きをつけやすく・・・、 大きくシルエットを変える事が出来る! 大顎は勿論開閉可能ぞよ。 標本と見紛うフィギュアを弄り放題なのが本シリーズの良い所。 フセツも繊細な造形で、やや茶色がかった成型色がそれっぽい。 本物は脚も明るい色味が浮かぶのだが、500円弾にそこまでは求むまい・・・っ!! どっこいしょーっ!! シリーズを組み合わせて遊ぼうっ!! フィリピンの希虫が夢の超絶特大サイズで立体化!? くわがた第8弾に登場のアラガールホソアカクワガタでした! つぶらなおめめが可愛いぞよ!! :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ ・「アニア AA-05 世界の昆虫王者セット」 ・「海洋堂 REVO GEO ギラファノコギリクワガタ」 ▲TOP |
■バンダイ いきもの大図鑑アドバンス カメ01 ミシシッピアカミミガメ(ダークカラー) バンダイより、2024年8月第2週登場の1回1500円ガチャ。 大人気「いきもの大図鑑シリーズ」では500円「かめ」シリーズが第6弾まで登場していましたが、 2022年で途絶えていたところ、新たにアドバンス弾「カメ」として初登場したのがこちらぞよ。 今回紹介するのはオンライン版だが、実機版との仕様違いは無し。 オンライン版は同月発売のものを複数回すと月末着弾でおまとめされるので送料がお得になるのです。 従って実機版よりやや遅れて届くのはやきもきさせられるポイントでもあるぞよよよよ。 ラインナップは「ミシシッピアカミミガメ」がライトカラー、ダークカラーで2種に加えて 「クジャクガメ」、「フロリダレッドベリー」がそれぞれ幼体の姿でラインナップされている。 全て同造形のカラバリなので気軽に回せるのが嬉しいぞよね! アドバンス弾はこうあって欲しいものぞ・・・! じゃん! 中身は「ミシシッピアカミミガメ」のダークカラーでした! ライトカラーよりもやや暗めの彩色が施されたカラバリぞよ。 一番スタンダードな種なのでアタリと言って良いだろう・・・! ミシシッピアカミミガメとは本来アメリカに広く分布する亀であるが、1980年代以降に日本にも大量に輸入された種であるぞよ。 特に幼体は「ミドリガメ」などの名前でペットショップのみならず縁日やホームセンターなどで気軽に買う事が出来た。 しかし、赤ちゃんの頃はほんの手乗りで愛らしい亀も、 あっという間にすくすくと育ちいつの間にか甲長28センチの成体に育つ。 するとおろかなにんげんどもはこれを飼いきれなくなって、その辺の川や池にぽいっと捨ててしまうぞよ。 逞しいミシシッピアカミミガメはどんな環境でも物ともせず暮らし、やがて増え、日本全国に定着してしまった。 そう、ミシシッピアカミミガメとは可愛い顔をして日本に入って来た恐るべき侵略外来生物なのである・・・! なぜミシシッピアカミミガメが恐ろしいのか? それは生命力に優れ、逞しく、在来の健気な亀達の暮らしを脅かす為であるぞよ。 例えば在来のニホンイシガメは性成熟に10年かかり、一度の産卵で卵を最大で12個くらい産む。 ところがアカミミガメの類はほんの5年で卵を産めるようになり、一度の産卵では23個産む事もあると言うのだ! 単純に比較しても、これではあっと言う間にミシシッピアカミミガメの数がニホンイシガメを上回ってしまうぞよね!? こりゃあ大変な事だとおろかなにんげんどもも薄々気づいていたけれど、 これまであんまり有効な対策は取られてこなかった。 しかし、在来の日本のカメがいよいよピンチだという2023年6月になって、 ようやくアカミミガメの規制が始まったぞよ! これまでペットとして親しまれたアカミミガメは、条件付き特定外来生物に指定され、 これにより販売は勿論、野外に逃がす事、頒布する事も全て禁じられたのである! と言う事で本商品はそんな在りし日のペットとして親しまれた愛らしいミドリガメの幼体姿で立体化されているぞよ。 原型制作は亀のガレージキットで知られる佐藤真啓氏が手掛け、 彩色モデルを田中寛晃氏が担当。 甲長約6センチ、全長約10センチサイズのリアル亀フィギュアに仕上がっているばかりか、 バンダイ脅威の技術力により16か所可動の本格アクションフィギュアともなっており、 およそガチャフィギュアとは思えん本格仕様だ! ミドリガメと呼ばれる幼体はほんの500円玉サイズから30センチ近くにまで育つ。 本商品は手のひら大で、ちょっと育ってきたがまだまだ子供のサイズ感だ。 近年では格好良いワニガメあたりがメインのモチーフになる事の多いガメラも、 昭和の昔にはミドリガメから成長していたぞよ。 本商品の大きな特徴としては、密度の高い彩色が非常に豪華である事があげられる! 特に甲羅はデジタルプリントによってリアルな模様を再現しているとして、本商品の見所になっているぞよ。 亀の甲羅は種によって形、鱗の枚数が決まっている。 ミシシッピアカミミガメの場合は左右の肋甲板が4枚、真ん中の椎甲板が5枚であるぞよ。 そして首元の項甲板が1枚、お尻の臀甲板が2枚、周囲の縁甲板が左右合わせて22枚ぞよ。 本商品の甲羅を数えてみると・・・きちんと正確ぞよね! お腹側の板の枚数も正確だ。 目玉模様も抜かりなくプリントされており、またグラデ彩色も施されるなどかなり丁寧な仕上がり。 手足も両面ともプリントされていて非常に凝った仕様となっている。 全身フル可動なので様々な表情をつけて遊ぶ事が可能! 勿論口も開閉するぞよ。 ぽけ〜っとした表情が愛らしいぞよね!! 亀の甲羅は肋骨や背骨が板のように発達し、体を守るように形を変えたものである。 従ってヤドカリの殻のように、脱いだり引っ越ししたりできるものではない。 体と甲羅は皮と肉で張り付いて、隙間もない筈ぞよ。 しかし本商品では可動域を確保する都合、首や手足の付け根に大きな隙間が空いていて、向こう側が見えてしまう。 特に甲羅の彩色が見所と言う事もあって、本商品は俯瞰で見るのが最も自然だろう! 名前の由来である耳みたいな赤い模様もはっきり見えてキュート。 写真では隙間が顕著に見えるかもしれないが、実際には影が落ちるし、 手の平に乗せてみると実にリアルな亀フィギュアぞ。 遊泳ポーズなども似合うが、本商品はスタンド用ジョイント穴が無い。 こんな時はクリップタイプのアタッチメントが隙間に引っかかって便利であるぞよ。 リアルなぬめぬめ感を再現する為、甲羅の彩色に導入されたデジタルプリント。 複数色を一度に印刷でき、ズレもなく非常に見栄えがするが・・・ よ〜く見るとちょっと解像度が低い気もする。 しかしこのにじみが亀の場合はまずまずそれっぽい、と言う事ぞよかね! さて、本商品の見所は彩色に加えて可動であるが、この柔軟な可動域は亀特有のギミックに大いに関わる。 そう、収納形態への変形だ! と言う事で首関節はスライド式になっていて、すぽっと収納可能。 尾は横に折り曲げて甲羅に沿わせ格納する。 後ろ足も折り曲げてぴたっと収納できるが、 残念ながら前脚は甲羅に添わせるだけで完全に収納は出来ない。 本物はもっと蓋のように縮むのだが、流石にスペースが無かったようだ。 しかし俯瞰で見た時は概ね甲羅に収まって見えるし、 顔や手足をちょこっと覗かせたポーズなども取れて大変に愛らしいぞよね! 生態系を脅かす危険な外来種であり、去年から流通が禁止されたとはいえ、 ミドリガメはペットとして日本人にも親しまれてきた身近な生き物である。 従ってガチャフィギュアなどにもよくラインナップされるぞよ。 並べたのはどちらもタカラトミーアーツの「あそべる生物フィギュア」シリーズで、 真ん中は「みずべのなかま みんなの大自然(2023)」のアカミミガメ、 右は「世界の亀たち2(2024)」のアカミミガメぞ! どちらも300円ガチャと侮るなかれ・・・! ほんの小サイズですが手足の収納ギミックを再現しており、「いきもの大図鑑」にも負けないプレイバリューなのだ!! なんなら「みずべのなかま」verは前足もすっかり収納出来て良く出来ているぞよね! こちらは2023年verの簡易塗装版ですが、過去販売のバリエーションは彩色ももっと豪華だったと言う・・・。 持ってる人羨ましいぞよーっ!! 亀フィギュアを集めて遊ぼう!! ほんの赤ちゃんと子供と言う想定で並べても楽しい。 おや、サワガニさんぞよ。 あ〜、食べられちゃった・・・! ミドリガメは食欲旺盛で美味しそうなものは何でも食べちゃうぞよ。 どんどん増えるぞ、水辺の仲間達!! いきもの大図鑑アドバンス弾で新登場のアカミミガメでした! シリーズでも群を抜いて情報量のある彩色が見どころとなっている・・・! どれが出ても幼体亀でハズレ無しなのも嬉しいぞよね! おすすめ弾ぞ〜。 :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ! ・「アニア 大自然の最強いきものセット」 ・「エクスプラス ガメラ 1999 1/700スケール」 ▲TOP |
■バンダイ いきもの大図鑑アドバンス ゾウカブトとヘラクレスオオカブト ヘラクレス・エクアトリアヌス バンダイより発売の大人気「いきもの大図鑑」シリーズ、夏の目玉弾。 ガチャ筐体版は2024年8月第2週より販売開始の一回1500円ガチャ。 オンライン版は先行受注後2024年8月末着の一回1800円+送料ガチャ。 実機とオンラインで仕様が異なり、オンライン版は後翅&専用スタンドが付属する他、 ヘラクレスの胸角が1パーツ成型で分割無しとなるなど、完全上位互換バージョンとなっているぞよ。 今回はオンライン版を紹介する。 ラインナップは「アクティオンゾウカブト」、「マルスゾウカブト」、 「ヘラクレス・エクアトリアヌス」、「ヘラクレス・オキシデンタリス(ゴールドヘッドver)」の全4種。 本弾の何が凄いかと言うと・・・まずその大きさである! ラインナップ中完全新規造形となるゾウカブトは、シリーズ最大サイズとなっており、 従来のカプセル(直径79mm)に収まらなかった為、バンダイはどうしたかと言うと、 なんとガシャポン筐体の方をアップデートし、更なる大玉直径90mmカプセルを排出出来るようにしてしまったのだ! う〜む・・・こりゃあ断然ゾウカブトが欲しい・・・! 一回1800円+送料など、庶民にはとても気軽に回せん! この一撃で・・・決める! ゆくぞ、バンダイ! 勝負ぞーっ!! ヘラクレスなんですね・・・! って事で「ヘラクレス・エクアトリアヌス」ぞよよよよ・・・。 憧れのヘラクレスの筈なのにハズレ感が否めないのは、 2023年11月に特集弾の「いきもの大図鑑アドバンス ヘラクレスオオカブト」が出ている事。 そして本商品と同時期のリリースとなった500円弾の「いきもの大図鑑 かぶとむし07」に ヘラクレスが3つも入っていてやや食傷気味な為である。 しかし、本商品は前回の完全流用かと言えばそうではなく、 新規パーツ豊富な新たな亜種である為、気を取り直してみていくぞよ!! 多くの地域性変異が亜種として数えられるヘラクレスオオカブト、 その数は13にも細分化し、現在では10亜種が有効とも言われて諸説ありですが、 本商品のモチーフとなったエクアトリアヌスはその名の通りエクアドル、ボリビア、コロンビア、ペルーなどに産する亜種であるぞよ。 アンデス山脈東部のアマゾン河支流、その上流〜中流にかけて広く分布し、 生息地の重なる亜種リッキーよりも低地に見られ、棲み分けていると言われるが、 時には二つの交雑種と見られるものも現れると言う。 また、エクアトリアヌスに似た特徴を備え、ボリビア西部の高標高に分布するものは ヘラクレス・モリシマイとして記載されており別亜種として区別される。 ヘラクレスオオカブトの特徴であるなが〜い角は、特に大型個体で顕著に形の違いが現れると言い、 小型のもの、またメスでは外見上亜種間の区別が殆どつかない事もしばしば。 じゃあ混ざっちゃったらもう良く判んないんじゃないの!? って感じだが、実際国内で出回っているもの、特に累代されたものは殆ど全て雑種と考えて良いだろう・・・。 現地のものも毎回遺伝子検査とかしているとは思えないし、どうやって区別しているのか謎ぞよ。 大体の場合見た目でなんとな〜く区別されているのが実態だろう。 こういう背景もあってヘラクレスオオカブトの亜種は時にシノニムとして整理されたり、 全体で一種と言われたり、いやこいつは種に昇格だ!という説が出てきたり、ごちゃごちゃしているのは、 本種が非常に格好良く人気があり、高値で取引される都合があるのです。 愛好家の間ではこのエクアトリアヌスもまた、とても人気があるヘラクレス亜種ぞよ。 飼育は比較的容易でよく育ち、角の大きい事、色の美しい事この上なく、 ゲーム「ムシキング」のラスボスを務めたこともある事から多くのおろかなにんげんどもから憧れを集める甲虫なのである。 ま、わたくしはムシキング良く知りませんが! 良く言われる特徴としては、前翅の黒斑が少なく、また黄色みが強く鮮やかに発色する為に美麗であると言う点。 本商品でもオレンジに黄色グラデの鮮やかな彩色が為されているぞよ。 斑点は比較的はっきりと描かれていて、つるんとしたのとどっちが綺麗かは好みによるところだろう。 もっとも、ヘラクレスオオカブトの前翅の色は周囲の環境・湿度によって変化すると言われており、 色・模様は生まれついてのもの以上に環境に左右されるのでこうしたオレンジ色がエクアの色、と言うワケではないぞよ。 おしりの毛もわさわさに造形されています。 アドバンス弾と言う事で彩色がとても美しいぞよね! トップ。 毎度ながら標本と見紛う造形美。 公式ページではゾウカブトを主に特集しておりヘラクレスに関してははっきりしないが、 恐らく頭と胸は株式会社JMCの手により新規でCTスキャンから起こされた原型を用いているだろう。 彩色モデルはシリーズではお馴染みの田中寛晃氏が担当しており、信頼の実在感ぞよね! お腹側もびっしり彩色されていますよ〜。 前弾の「アドバンス ヘラクレス」より鮮やかで密度の高い彩色となっており、 よりもふもふ感の再現に磨きがかかっている。 ま、本物と見紛う程にリアルかと言われるとそうでもない気もするが・・・、 単純にフィギュアとして見て楽しく、誇張されたリアル感と言う感じで満足度が高いぞよね! 胸角ブラシの彩色もより丁寧になった印象ぞ。 いきもの大図鑑シリーズはガチャフィギュアにして全身フル可動の本格アクションフィギュアでもある! 本商品は全長約16センチと1/1スケールでエクアトリアヌスの造形を再現するばかりか、 可動箇所は29か所にも及び、頭、胸が独立して動く事は勿論、 触覚やフセツの先までボールジョイント可動するなど死角無しの出来栄えぞ!! これにより様々なポージングが可能で、標本と見紛う造形を生態イメージで弄り放題と言うのは、 長い昆虫フィギュアの歴史の中でもいきもの大図鑑のみがたどり着いた境地であろう・・・! 可動と言えば、前弾では頭部の毛の彩色が胸に張り付いて、動かすと必ず剥がれてしまうと言う弱点があったが、 今回は癒着する事なく無事だった事もアップデート箇所と言えるだろう! いきもの大図鑑驚異の可動! 前脚付け根は軸入りボールジョイント関節で柔軟に可動。 肘も曲がる他、フセツもボールジョイントでフル可動仕様となる。 アドバンス弾だけの特徴ぞよね! ちなみに胸部や足は組み立て式だが・・・硬くてパーツが上手くハマらないとピーピーわめいているおろかなにんげぇんッ! この手のガチャフィギュアは開封したらとにかくドライヤーで温めるのだ! さすればぬるんと容易に組み付ける事が可能となるでしょう・・・。 パーツによっては硬い方が入りやすい部位もあるのでオツムを使って適切に試してみよう!! 勿論前翅は持ちあがる他、腹部もこのように・・・、 うにうにと動かす事が出来てとっても可愛いのだ! 昨今のコスト上昇により、いきもの大図鑑通常弾からはこの腹部可動が削られてしまった事はつくづく残念でならんぞよ。 また、前翅の裏側もばっちり彩色済みで大変に豪華だ! そして、本商品のオンライン版には後翅パーツが付属し、装着する事で飛行形態への変形が可能である! 全身のフル可動はこの為の可動域でもあるワケぞよね! 一つ注意せねばならん事は、 2023年11月の「アドバンス ヘラクレス」弾では実機版にも後翅が付属したものが、 本弾からはオミットされ、オンライン版のみの特典となっている点ぞよ。 つまり実機版はちょこっと値上げしているのだ・・・! ま、シリーズを熱心に追いかけている人はヘラクレス用の大後翅を既にいくつか持っている筈なので、 そんなに困る事もないかもしれないが・・・ 問題なのは本弾の目玉であるゾウカブト。 ヘラクレスより更に巨大なゾウカブトには、ゾウカブト専用後翅が対応する。 そしてこの専用後翅は今のところ本弾のオンライン版にしか付属しないのである! つまり、ガチャ筐体版でゾウカブトを入手した人は、一生完全な飛行形態に出来ないと言う罠・・・! 一応これまでの大後翅も装着できる筈なのでそちらで我慢するしかないのです・・・。 ま、わたくしは今回ゾウカブトを手に入れそびれたのですが・・・ せっかく大玉の出る筐体にアップデートしたのだし、きっとまた特集弾があるだろうと踏んで 今回は深追いしないぞよ!! ちなみに大玉を排出出来る新筐体はまだ数が少ないので、実機版を探すのもちょっと大変ぞよ。 エクアトリアヌス、飛翔ッ!! オンライン版には専用スタンドがデフォで付属するので、開封したらすぐに飛行ディスプレイで遊べるのが嬉しいぞよね! ちなみにスタンドは「アドバンス スズメバチ02」にも入っていた新型ぞよ。 説明書ではアタッチメントを使用するように書かれているけど、スタンド軸がそのまま入る。 ま、アタッチメントをつけた方が見栄えは良いかもしれんのでお好みぞ。 こんなに角の長く、またデカいのでは飛行はきっとヘタクソに違いない。 爆音を立てて飛翔し、障害物に激突する事もしばしばあるだろう・・・ 角折れちゃわないのか心配ぞよ。 こんな風に体を持ち上げて、今にも飛翔するというライブ標本風に飾るのもカッコイイ! 必ず送料がかかるのでオンラインで一個だけ買うと割高ですが、 このフルセットで1800円は間違いなくお得ぞよ・・・! 前弾「いきもの大図鑑アドバンス ヘラクレスオオカブト ヘラクレス・リッキー(2023)」と並べて〜。 どちらもエクアドルで見られるヘラクレス亜種! 近しい親戚ぞよ。 左のリッキーはガチャ筐体版で胸角に分割がある。 右はオンライン版なので一体成型、これはオンライン版の大きなアドバンテージぞよね! 胸は本弾の方がつるんとして、前弾の方がゴツゴツしており、形状だけでなくディテールの違いも見られるぞよ。 本シリーズにおいてエクアトリアヌスは、 胸角突起は頭角突起より基部寄り、頭角先端は強く曲がらず先端は尖る、頭角はやや細長い 頭角突起は0〜5本まで、先端は尖る ・・・事を特徴としており、頭と胸は新規造形でリッキーと区別されている。 しかし、前述したとおり同じ地域に住まう二つの虫を見た目だけではっきりと区別する事は不可能な筈ぞよ。 この特徴は、あくまで虫屋の間で信じられている特徴が顕著に出た場合を、玩具的に表現しているワケぞ。 おろかなにんげんどもは、古くは動物を見た目や色で区別した。 虫の場合は特に様々な色形が地域変異で現れ、コレクション欲をそそるものである。 また、生態や交尾器の形もその虫の正体を探る上で重要ぞよ。 しかし、近年では種と言うものは、もっと学術的にはっきりと区別できるようになっている。 分子系統解析により、遺伝子の違いで進化の道筋が解るようになった為だ。 これにより、これまで数多あると言われた亜種がまるっと一種に統合されたり、 同じと思われた生き物が実際には別種である事が解ったりする事もしばしばある。 ひょっとしたらヘラクレスオオカブトも今後分類が更に整理される事があり得るかもしれないぞよ。 そして前弾と比べると・・・なんとびっくり! フセツがさらに細く繊細になっている驚きッ!! 正直エクアが当たった時はまたヘラクレスのカラバリか〜・・・とがっかりしたものだが、 届いたら全体的にアップデートされていたのは嬉しい驚きであった! フセツのみならず、触覚も新規造形でやはり細くなっています。 付属の後翅は一体成型のものが付属する。 左のガチャ版と比べるとより美しいぞよね! 翅脈がズレてるの引いちゃったがまぁご愛敬ぞよ・・・。 リッキーと並べるとフセツが細くなり全体に繊細な造形にアップデートされた。 もっとも前弾の方が逞しくて格好良いと言う人もいるだろうから細部はお好みぞよ。 彩色も、特に毛の表現がより豪華で丁寧になった印象です。 リッキーは胸がゴツゴツしてワイルド、エクアの方はつるんとして、色も相まってオシャレさんに見えるぞよ。 戦え、ヘラクレス!! フセツがより繊細になったのでアクションポーズで展示する際はよりスタンドが重宝するぞよね! 必殺、エクアツノスマーッシュッ!! 更なるアップデートを遂げたアドバンス・ヘラクレス! いきもの大図鑑はどこまで進化し続けるのか・・・!? この2024年夏は新規造形の目玉弾が数多く出てムシムシラッシュで大変だったぞよ。 わたくしもいくつかオンラインでぽちったので着弾したら紹介する予定ぞ。 昆虫と妖異怪獣を特集する「虫屋ときつね」もよろしくね! :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ! ・「ザ・アクセス 昆虫 おもちゃ バトルステージ」 ・「アニア AA-05 世界の昆虫王者セット」 ▲TOP |
■ベネリック株式会社 ぶんぶくちゃがま 横からたぬきさん べリック株式会社より、2024年3月下旬発売の一回400円ガチャ。 筐体レバーをガチャっと回すと何とも味わい深い茶釜がコロンと出てくる、 最近流行のカプセルレストイぞよね! 中にいきものパーツが入っていて、カプセルに組み付けて完成するぞよ。 ラインナップは「上からたぬきさん」、「横からたぬきさん」、「上からきつねさん」、「横からねこさん」 の全4種となる。 どれが出ても可愛いハズレ無しアイテムだ! 組み立てると・・・変化完了! 中身は横からたぬきさんでした。 どちらかと言うと上から〜の二体が狙いであったが・・・ 冷静に考えてみると茶釜口から覗いては煮えてしまうぞよ。 茶釜狸としてはこのスタイルが最もスタンダードであろうからアタリかもしれない。 モチーフとなる分福茶釜とは、狸が主役の昔話ぞよね! 上野国館林の茂林寺には茶の湯が趣味の和尚さんがおり、ある時気に入った茶釜を買って帰る。 すると和尚の居眠り中、その茶釜は足と尻尾を生やすので小坊主達は驚いた。 そんな事があるものかと和尚さんが茶釜を炉にかけると、やはり足が生えるのでびっくり仰天! 和尚さんは恐ろしくなって茶釜を道具屋に売ってしまうぞよ。 その晩、道具屋が茶釜を磨いていると、妖異は正体を現したのは文福茶釜を名乗る狸である。 茶釜狸は寺で粗末に扱われた事に怒り、道具屋では良い暮らしがしたいと宣う。 その代わりに芸を見せ、貴様に福を齎そうと言うのだ。 茶釜狸は宣言の通り綱渡り芸など披露すると、これがたちまち人気になって道具屋は財を成した。 なるほど文福茶釜であると納得した道具屋は、和尚さんに訳を話して茶釜を寺に返してやる。 こりゃあ申し訳ない事をしたなと反省した和尚さんは、それから茶釜狸を大事に大事に扱ったとさ・・・ と言うのが「文福茶釜」のおはなしである! 茶釜に命が宿ったのか? 狸が茶釜に化けたのか? なんだかよくわからんけれども、茂林寺という寺は群馬県に今でも現存し、 分福茶釜ゆかりの寺として親しまれ、驚いた事に分福茶釜を現代にも所蔵している。 ただし、その昔古狸の愛用した福を呼ぶ茶釜・・・として、狸が化けたものとは宣伝していないみたいぞよ。 茶釜の正体がバレたら、またどんな意地悪をされるかわからないので、 狸の化けた事は内緒にしているのであろう・・・! そんな茶釜狸をモチーフにしたガチャフィギュアがこちらと言うワケだ。 カプセルが茶釜になっていると言うアイディアも面白いが、 フィギュア部分も割に丁寧な仕上がりで全体に豪華である。 狸が結構綺麗に塗装されているので、茶釜にも色をつけてあげたいようだ。 おたぬたぬ肉球・・・確認ッ!! 円らなおめめが可愛いね。 わたくしの祖父も趣味で茶を立てたので、家に茶道具一式揃っており、 巨大な岩だか木だかに埋った炉(?)もでーんと置いてあったが、 終ぞ活躍している所を見たことが無かったので、ありゃあ一体どうやって使うものだったのか今にして不思議ぞよ・・・。 すぽっと茶釜にささった狸。 わたくしが思うに、茶釜に足が生えて歩くと言うのだから、 ほんとは茶釜の底に足が生えるのではないか? ま、寝そべりポーズも可愛いもんだ! 400円ガチャの茶釜狸でした。 どれが出てもアタリなのでおすすめぞよ! 茶釜狸も出てくる「ばらむツ」&「まばゆめ」もよろしくね!! :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ! ・「伊藤庄鋳造(Itousyouchuzou) 茶釜」 ・「三英貿易 スーパーマリオ フィギュアコレクション タヌキマリオ」 ▲TOP |
■タカラトミーアーツ こむしちゃんかんづめ パート35 タカラトミーアーツより、2024年7月発売の一回100円ガチャ! 1990年に発売がスタートし、35年の歴史を数える夏の風物詩「こむしちゃんのかんづめ」がこの2024年も登場! おろかなにんげんどもが物価高に苦しむこの令和に100円を守り続けるロングセラー商品ぞよね! ミニブックに燦然と輝くメイドインジャパンの文字・・・! そう、この商品輸送の手間を省略する為、国内生産するなどの涙ぐましい努力で100円を維持しているのである・・・! ラインナップは今年も大虫8種×2カラー、かんづめ4種の全20種! 去年から大虫ちゃんのメンバーは入れ替わっているぞよ。 まずはこちら、「ヤマトカブトムシ」ぞよ! お馴染みふつーのカブトムシぞよね。 「こむしちゃんのかんづめ」と言うタイトルですが・・・ このシリーズ、長らく缶詰がレアアソートになっており、 大半が大虫ちゃんで占められているというのは世知辛い事情がありそうだ! わたくしも毎年何回か回しているのだが、未だに缶詰には出会えたことがないぞよよよよ・・・。 つづいて出たぞ、「ネプチューンオオカブト」! これはちょっと大きくてアタリ感あるぞよ。 意外と言ってはなんですが、造形はキャラクター的デフォルメ感ではなくリアル調。 翅のシワなど結構細かいぞよ。 お腹側もきちんと造形されている。 パート35と言う事は35年続くと言う事なワケですが・・・ なんと今弾、通販サイトの事前予約告知では「涙涙の最終弾!」とアオリがついていたぞよ。 これを見てわたくしは、一つの歴史が終わる・・・ッ!! と驚愕したのだが、蓋を開けてみると(缶詰だけに)、 公式サイトやミニブックにその様な記載はなく、平常運転であるのはどうしたことだ!? これって来年も続けることにしたのか・・・あるいは来年からは200円に値上がりするなどのリニューアルの予兆か・・・ 来年になってみないとわからないぞよね〜。 「メタリフェルホソアカクワガタ」 大虫ちゃんは組み立て式ですが、 クワガタの方がぺたんとしている分パーツ分割が少ないのです。 おっと、こちらは「ヒラタクワガタ クリアホワイトver.」ぞよね! 大虫ちゃんには通常カラーとクリアホワイトカラーの2種があり、 クリアホワイトの方がレアアソートで大当たり枠となっているが・・・ これよりも出にくい缶詰は一体1アソートにいくつ入っているのだろうか・・・。 今年もクリアホワイトを一匹引けたのでまず良かったぞよ。 これ以上はドツボにハマりそうなので撤収だっ!! と、言う事で今年もやっぱり缶詰は引けないわたくしであった・・・。 パート34の「パリーフタマタクワガタ」のクリアホワイトverとバトルだっ!! パート33のヒメカブトと並べて〜。 ヒメカブトは今年も続投していますよ。 こちらも34の「ノコギリクワガタ」と「パリーフタマタクワガタ」、 ノコギリクワガタもやはり続投している。 一部足を踏ん張っている大虫ちゃんはこのようにお尻を潰して・・・ 放すとぴょいんとジャンプ遊びが出来ます。 とんとん相撲なんかでも遊べそうぞよね! 色々工夫して楽しめる素朴な玩具となっている。 残りの2玉はダブりでしたぞよよよよ・・・。 と言う事で来年どうなるのか謎に包まれている「こむしちゃんのかんづめ」でした! いよいよ値上げの危機が迫っているのなら、来年は200円でラインナップ全部缶詰にして欲しいな〜と思ったり・・・ あるいはメッキ大虫ちゃんやダイキャスト大虫ちゃんの復活も・・・!? どうなる、2025年夏休み!! 「ばらむツ」はガチャガチャを(勝手に)応援しています!! :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ! ・「アニア AA-05 世界の昆虫王者セット」 ・「アニア 大自然の最強いきものセット」 ▲TOP |
■バンダイ いきもの大図鑑ディスプレイモデルコレクション 恐竜02 ティラノサウルス(壮年期) バンダイより、2024年7月第3週登場の一回1000円ガチャ。 あの「いきもの大図鑑」シリーズに待望の恐竜が登場・・・!? というディスプレイコレクション「恐竜」の第二弾ぞよ。 わたくしはガシャポンオンラインで購入したが、梱包以外はカプセル版と同仕様だ。 ラインナップは「ヴェロキラプトル」、「ティラノサウルス(壮年期)」、「エラスモサウルス」、「スティラコサウルス」の全4種。 この中だと羽毛復元のヴェロキラプトルかエラスモサウルス辺りが欲しい所だが・・・果たして中身は・・・!? おっとっと、ティラノサウルス(壮年期)ぞよ! ま〜一番大きそうな人気恐竜なのでアタリと言って差し支えあるまい!! ベースが7センチ、ティラノ全長約13センチサイズと言う、ガチャフィギュアとは思えん大ボリュームぞよ! 原型制作は古生物造形などで知られる竹内しんぜん氏の手によるもので、 迫力と実在感を手のひらサイズに凝縮した一作となっている!! CTスキャンを用いたリアル造形&本格可動がウリの「いきもの大図鑑」本家シリーズに対し、 こちらの「ディスプレイモデルコレクション」や「ミニコレクション」などの番外編は、 固定造形で原型師の作家性を前面に押し出した印象を受けるぞよね! 木目調でミュージアム台座風の高級感ある仕様やジオラマ背景は 「いきもん」の「NTC台座シリーズ」を彷彿とさせる。 モチーフとなるティラノサウルスは説明不要! ご存知恐竜界の一番人気にして、鳥類を除けば最も有名な獣脚類恐竜ぞよね! こちらは最新研究を汲んだ姿と言うよりも、往年のカッコイイ最強恐竜のイメージと言ったところだろう! 歯も剥き出しで、映画怪獣然とした姿をするぞよ。 竹内しんぜん氏の手によるティラノサウルスと言えば、 「恐竜科学博」でも展示されたティラノサウルスの成長段階模型が思い出される! こちらの壮年期verなど、まさにあの作品群の壮年期を縮小化したようなカラーとポージングぞよ! 本シリーズの第一弾にはティラノサウルスの「老体」がラインナップされていた事からも、 弾を跨いで成長段階シリーズを再現する意図が読み取れる。 ひょっとしたら「ディスプレイモデルコレクション恐竜」はシリーズを集める事で大きな作品が完成する様な仕掛けなのかもしれないぞよ。 それにしても原型もさることながら、彩色も非常に手間のかかった仕様で驚かされる。 流石はランダム販売1000円と言ったところか・・・!! 目などはほんの小さな瞳まで入っているし、歯も比較的シャープでスミイレされている細かさ。 体の模様もワイルドで美しいぞよ〜っ! この木目調の台座もとっても高級感があるぞよね! そのうえジオラマ背景まで乗っていて雰囲気抜群だ。 お腹側の皮膚のディテールもたいへんに細かい。 口内は艶アリで塗り分けされているのも丁寧だ。 最早ガチャポン玩具の域を越えた一つのアート作品と言っても過言ではあるまい・・・! 数ある恐竜フィギュアの中に、また一つ侮れんシリーズが頭角を現してきたものぞ・・・! ま〜商品仕様には納得なのですが、それにしても公式ページに載っている彩色見本の格好良すぎる事よ! あれと比べると実物はややグレードダウンしている感が否めないが、 まず量産品では仕方のない事ぞ・・・。 正直な所、わたくしは「いきもの大図鑑」には標本再現や可動玩具を求めており、 固定ポーズの恐竜と言うと然程強い興味が無かったのが本音である。 なぜならばわたくしはタカラトミーのアニアで恐竜を集めているからだ・・・! ちびっ子向け玩具と侮るなかれ、アニアは様々な恐竜を可動ラインナップしており、 特に日本の福井恐竜を網羅するなどマニアックな点でも見所が多いのだ。 しかも割引ならほんの数百円で買えてしまうお手頃感ときたらない・・・! そこんとこ言うと固定ポーズかつ1000円でランダム販売のガチャはちょっと決め手に欠ける気がしたが・・・ 実際手に取ってみると造形の勇ましさ、情報量の多さは見ごたえがあり、まず間違いない商品と言う印象を受けた! 何より原型師ファンにはたまらん逸品であろう・・・! と言う事でいきもの大図鑑の恐竜をさらっと紹介でした。 ライバルの多い恐竜玩具ですが、個人的には日本の恐竜や骨格模型のラインナップなど期待したいぞよね〜。 ティラノサウルスについては「ばらむツZ」でも解説しているのでこちらもよろしくぞ! :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ! ・「アニア 『 映画 クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記 』すごいゾ! 恐竜対決セット」 ・「ジュラシックパーク ハモンドコレクション T-レックス」 ▲TOP |
■いきもん サイエンステクニカラー サカバンバスピス マスコット&ボールチェーン グリーン/台座 いきもんより、2024年2月発売の一回400円ガチャ。 インターネットで話題騒然となったあのおまぬけ古生物が、まさかの公式立体化!? ラインナップは全てサカバンバスピスのカラバリ4種×台座付きorボールチェーン付きの全8種ぞよ! ノーマル、ブルー、グリーン、ピンクとあるうちのこちらはグリーンカラー。 各カラバリ台座仕様とキーチェーン仕様の2種ありますが、こちらは台座付きぞよ。 やっぱりフィギュアとして飾るなら台座付きが欲しいぞよね! サカバンバスピスとはオルドビス紀の海に生息していた無顎類の古生物であるぞよ。 1986年にボリビアの中央部で発見された後、各地から同種の化石が発掘されており、 この種はゴンドワナ大陸の周辺海域に広く生息していたと考えられている。 発見当初は尾が短く、団扇状の鰭を持つ姿で復元されていたが、 後の研究によれば尾はもう少し長く、鰭の形状もどうやら逆異尾である事がわかって来たが、 あんまり注目されない古生物なので、今でも古い復元のまま更新されず博物館に飾られている事がある。 本商品などはまさにそんな尾の短い古い姿で復元されているぞよね! このフィギュアはフィンランドのヘルシンキ自然史博物館に展示されている、 そんな古い復元像を忠実に縮小フィギュア化したものであるぞよ。 見るからにお間抜けで独特の愛嬌を備えたこの模型を面白がったおろかなにんげんが、 SNS上に面白おかしく写真を紹介すると、この投稿は瞬く間に拡散。 日本中がこの愛すべき古生物にほんの一瞬熱狂し、様々関連グッズが出たのはびっくり仰天! 本商品などはモチーフとなったサカバンバスピス模型の作者Elga Mark-Kurik博士のご子息にして、 現在の権利所有者であるSimo Mark氏とのライセンス契約のもとに発売されたもので、 ガチの公式立体化と言うから恐れ入るぞよ!! インターネットのニワカブーム、所謂「バズり」ほど胡乱で底の浅く、またつまらないものはないが、 時には珍しい古生物玩具が発売される火種ともなるとは・・・侮れんものだな、バズりとやらは!! そしてまた、これを最速立体化してガチャに投入するメーカーのスピード感よ・・・ ほんのミニフィギュアで400円はちょっとお高い気もするが、ライセンス商品だし止む無しと言ったところだろう。 トップ。 メタリックのグラデ彩色が美しいぞよ・・・! ボトム。 台座仕様はお腹に穴が、キーチェーン仕様は頭に穴が開いている。 サカバンバスピスの大きな特徴としては、目が体の正面に並んで付き、 頭部が上下の板骨によって挟まれていた事などがあげられる。 当時の海ではまずまず繁栄した種であったが、胸鰭などを持たない姿では優雅に泳ぐとはいかず、 浅い海の底をゆるゆると泳いで暮らしていたみたいぞよ。 現代に生きる殆どの動物に共通した形質として、顎の在る事があげられるが、 太古の昔には顎のない者達が跳梁した。 これら無顎類の殆どは淘汰され絶滅し、サカバンバスピスもまたそんな原始的な生物の一つであるが、 ごく少数ながら現生でも無顎類の子孫が生き残っている。 それはヤツメウナギ類とヌタウナギ類ぞよ! 脊椎動物は、おろかなにんげんどもや顎のある魚類などを含む顎口類と、 現生のヤツメウナギ、ヌタウナギなどを含む無顎類の2大グループに分けられるが、 無顎類は全然盛り上がらなかった方の一群ってワケぞよね! 本商品は古い復元であるが、インターネット上で「情けない」と虐められる素っ頓狂な姿は模型としてヘタクソであるとは必ずしも言えず、 目が正面にある事や、顎の無い事など特徴はしっかり捉えていると言えるだろう! わちゃわちゃ集めよう、古生物玩具! 沢山集めれば君のお部屋が博物館ぞよ!! まさかの登場、サカバンバスピス特集ガチャ! ヘルシンキ自然史博物館公式立体物と言う事で、これを逃したら二度と手に入らないであろう貴重なものとなっているぞよ! 大人気なのであっと言う間に売り切れてしまったようだが・・・ひょっこり売り場で見つけたら即確保をおすすめぞ!! :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ! ・「カンブリアモンスター ミニモデル」 ・「フェバリット ダイナソーソフトモデルセット BLACK」 ▲TOP |
■タカラトミーアーツ あそべる生物フィギュアシリーズ ザ・シャーク ジンベエザメ発見! ジンベエザメ/ホホジロザメ/シュモクザメ タカラトミーアーツより、2024年7月発売の一回300円ガチャ。 大ボリュームでお馴染みの「あそべる生物フィギュア」の中でも、 大人気サメシリーズ「ザ・シャーク」1年ぶりの新弾ぞよ! 前弾はシロワニ特集でしたが、今弾は新たにジンベエザメが新規造形収録されており目玉となっているぞよ。 ラインナップは「ホホジロザメ」 「シュモクザメ」 「ジンベエザメ A」 「ジンベエザメ B」の全4種。 ジンベエザメはベースの体色のみ異なり、どちらも彩色箇所は同じ。 つまりどちらもアタリ枠と言う事で回しやすいラインナップが嬉しいぞよね! アソート半分アタリと言うのは嬉しいですよ〜。 と言う事で目玉の「ジンベエザメ」、こちらはグレーを基調とするBカラーだ! 全長約16センチ級と言う、およそガチャフィギュアとは思われないビッグサイズフィギュアとなっている! おまけでいつも巨大ザメについてくるダイバーフィギュアが今回も付属します。 Bカラーはグレー、Aカラーは紺色を基調としており、 どちらもグラデ彩色に斑紋は全身びっしりとプリント再現と妥協無しの仕上がり! 6月の同シリーズ・プレシオサウルスが19センチクラスと最長級だったが、 長くほっそりした首で全長を稼いでいた。 一方こちらは全身むっちりの正真正銘大ボリュームとなっており、 300円カプセルから飛び出すとは思えない物凄いボリューム感ぞよ!! モチーフとなったジンベエザメは、ご存知世界最大級の魚類として知られる巨大海洋生物! 成長すると10〜12メートルにもなると言われ、 最大全長では20メートルと言うのは盛り過ぎな気もするが、とにかくでっかいヤツなのです! 世界中の温帯の海に生息し、オスは広く回遊する事でも知られ、 この日本近海でも初夏から秋にかけて見られると言う。 ジンベエザメ科に属する唯一のサメである本種は、 一見するとサメとは思われないような幅広の体に扁平の頭部を持ち、 穏やかな姿に見えるが、実際おろかなにんげんどもに危害を与えるような事はなく、 危険性は極めて低い。 巨体を維持する為に、 大量のプランクトン、オキアミや小魚、海藻などを海水と一緒に吸い込んで賄うとは不思議な感じもするが、 巨大生物こそこのような濾過摂食性である事が多いぞよ。 温厚で臆病な性格で、環境の変化には敏感と言うから、その巨体と相まって飼育困難にも思われるが、 日本の水族館ではいくつも長期飼育の記録があり、各地で目玉となっている巨大ザメでもある。 石川県七尾市ののとじま水族館でも2010年からジンベエザメの飼育展示を行っていたが、 2024年1月に起きた能登半島地震で被災すると、水槽のシステムが停止し水位や水温の低下に見舞われ、 この頃飼育されていた二匹ともが死んでしまったと言うのは残念な事です! 見よ、この斑点模様・・・! これぞジンベエザメのジンベエザメたる所以! なんでもこの斑紋が甚兵衛羽織に似る事からその名がついたと言われるぞよ。 ボトム。 サメやエイの性別の見分け方は簡単で、腹鰭の付け根にある交接器の有無で雌雄を見分ける事が出来るぞよ。 交接器のあるのがオス、無いのがメスと言うワケぞよね! このジンベエザメは交接器の造形が見られないので、たぶんメスであろうと考える事が出来る。 遊べる生物フィギュアはその名の通り、各部可動のアクションフィギュア! ジンベエザメは口が開閉する他、尾がスイングし動きをつける事が出来ます。 優雅に泳ぐジンベエザメ。 ダイバーとの対比を見ても、かなりの大型個体である事が窺えるぞよ! 円らなおめめが可愛いビッグな人気者。 遊べる生物でも超巨大サイズで登場ぞよ!! 続いてこちらは「ホホジロザメ」 映画「JAWS」に登場する人喰いザメのモデルともなったもので、 一般にサメと言うとこの種を連想する事が多い、こちらも人気者ぞよね! こちらは10センチサイズでまず常識的なサイズ感。 シリーズでは2023年を除く毎回ラインナップの常連で、 登場の度に彩色の異なるカラバリ収録となっているが、 本弾では鼠色一色に見えこれまでで一番地味な仕上がりぞ。 一応背中側に薄っすらグラデ彩色が施されているようだが、あまり目立たない。 サメ映画などでおろかなにんげんどもを景気よく貪り食う様はとても人気があるが、 それだけに立体物も数多溢れており、飢餓感が無いサメである為、本シリーズではややハズレ感もあるぞよ。 ひっくり返してみると、おや・・・? 腹鰭に薄っすら交接器っぽい膨らみが見える・・・? 判断に迷うところだがひょっとしたらオスかもしれんぞよ。 本当は後ろに長く造形したかったところ、 丁度尻尾との分割部分なので強度を取ってこのような形になったのかもしれない。 ラストは「シュモクザメ」! 最大の特徴は左右に張り出したT字型の頭部で、 ハンマーヘッドシャークなどと呼ばれるように金槌にそっくりな奇妙な見た目をするぞよね! シュモクとは鐘を鳴らす時に用いるT字型の木槌・撞木に由来するぞよ。 一口にシュモクザメと言っても、世界には9種ほど数が知られ、 中にはハンマーの小さいものもいるなど形状は様々。 本商品はハンマーが大きく張り出し、前縁にへこみが無くカーブを描く姿から、 シロシュモクザメをモチーフにした造形に思われるぞよ。 これは全長4メートルに達する大型種で、他の魚類を襲う活発な捕食者であるとされる。 アカシュモクザメ、ヒラシュモクザメと共に、この日本にも広く分布しているのだ。 食用にされる事もあるが、沢山食うと中毒症状を引き起こす可能性がある為あんまり食わんほうが無難みたいぞよ。 一方でフカヒレは高級食材として重宝されていたりもするようだ。 サメにしては珍しく群れを成す事で知られるシュモクザメもまた、 全体に基本的には大人しく、おろかなにんげんどもを直接害する種ではないとされているぞよ。 しかし食欲旺盛、また数の夥しい事この上なく、人間の漁を邪魔して獲物や漁具を攫って行くなど食害で知られ、 おろかなにんげんどもは電気パルスを用いた撃退装置でこれを遠ざけたりと様々知恵を絞っているぞよ。 過去に日本ではシュモクザメによる人食い事件も知られるが、 シュモクザメは基本的におろかなにんげんどもには無関心、近寄ると邪魔に思って逃げてしまう程である。 そもそもが、こんなハンマーヘッドに口はごく小さく、にんげんを食うにはやや不便そうだ。 恐らく他の要因で死亡したものを、原因が特定できなかった為傍に群れていたシュモクザメのせいにされてしまったか、 あるいは死体をちょっと齧ったであるとかが真相であろう・・・。 ま、こんなでっかい肉食魚、海で出会っても積極的に近寄らん方が良いのは間違いないぞよね! こちらもシリーズでは2023年弾を除き毎回ラインナップされている常連ぞよ。 初出の2021年ではグレーカラー、2022年には茶色カラーで収録されたが、 今回は再びグレーに戻っている・・・がっ! 悲しいかな、グラデ塗装が省略されており簡素な仕上がり・・・。 これって明らかにアタリのジンベエザメに予算吸われているぞよね!? ま〜止む無しであるぞよよよよ。 腹鰭の形は・・・おっと、このシロシュモクザメは交接器が無いのでメスぞよ。 と言う事で本弾はジンベエザメに加えてこちらのホホジロザメ、シュモクザメを含む全3造形となる。 今回はカラバリを除きセミコンプだ!! サメおしり。 トップ。 一応グラデ彩色されているっぽいホホジロザメに比べて、シュモクザメはつるんとして簡素であるぞよ。 「あそべる生物フィギュア」シリーズは長いスパンで再録も行われるが、 やはり初出が最も豪華仕様な傾向にある。 ホホジロザメは口開閉・尾が一か所スイングとなり、遊泳ポーズを再現可能。 ホホジロザメは口の開閉ギミックが面白い。 下顎と上口内が一体化しており、口を開くと歯が迫り出す構造をするのだ。 多くのサメでは吻が邪魔をして獲物を食いづらい。 そこで口を開くと上顎が前に突き出す仕組みを備えるが、このギミックは簡易的ながらその再現と言えるだろう。 シュモクザメは首と尾が左右スイング。 体を大きく振る事が可能となっている。 ハンマー型の特殊な頭部を持つシュモクザメは、左右に幅広い視野を持つ一方、正面が死角になる。 そこで頭部を大きく振る事でこれを補うぞよ。 ハンマーの先には鼻孔も備わる為、シュモクザメは獲物の匂いを追いかける際にも頭部を大きく振ると言う。 この特徴を本商品はギミックで再現していると言うワケだ! と言う事で本シリーズは300円と言う低価格ながら、 サメの生態をよく汲んだ本格フィギュアと言う事がお判りいただけたぞよかな!? なんならアニアよりデカいぞ、300円ジンベエザメ!! 斑紋も細かくかなりリアルな塩梅ぞよね。 ジンベエザメについてはアニアレビューも参照のことぞ! 細部は流石にアニアの方がしっかりした作りだが、まず匹敵のクオリティと言って過言ではない。 ジンベエザメは目の後ろに噴水孔を持つ。 これは軟骨魚類に特有の器官で、これによって水を取り込み呼吸を助ける仕組みがあるぞよ。 アニアでははっきりと彩色で強調されているが、本商品でも薄っすらモールドがある。 こうした細かいポイントから見ても、本商品は実物に極めて正確な造形であると言えそうぞよ。 前弾収録の巨大ザメ・ウバザメと並べてもこのサイズ感・・・! どちらもプランクトンを吸い込んで栄養を得るサメぞよね! 2022年版の「青き海の世界 ザ・シャーク2」収録のホホジロザメと並べて〜。 やはり過去弾の方が彩色は豪華ぞよ。 そう言えば今弾からは「青き海の世界」のメインタイトルが外れているぞよね。 集めれば集める程広がるサメワールド! 特大ジンベエザメが満を持しての登場だ!! ジンベエザメはこのように立ち泳ぎでオキアミを吸い込む。 圧巻のその姿をフィギュアで再現しよう!! へんてこ頭のシュモクザメ、可愛いぞよ〜! わちゃわちゃわちゃ・・・。 遊べる生物フィギュアシリーズのサメも集まって来た。 シリーズだとメガマウスとミツクリザメを取りこぼしているが・・・ ま、そのうち再販でゲットする機会もある事でしょう!(たぶん 大人気サメシリーズ、2024年弾の目玉は特大ジンベエザメ! 300円にして過去最大級のボリュームは圧巻ぞよ!! サメ映画に狂うおろかなにんげんどもよ、ガチャガチャ広場へ急げッ!! :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトの運営費となるのでよろしくぞ! ・「アニア AL-05 ジンベエザメ (水に浮くVer.)」 ・「ザ・アクセス ロボット フィギュア ジンベエザメ」 ▲TOP |
■タカラトミーアーツ あそべる生物フィギュアシリーズ ガチャアクションTHE恐竜 海をゆく影 プレシオサウルス / アンキロサウルス タカラトミーアーツより、2024年6月発売の一回300円ガチャ! お手頃価格&ビッグサイズでお馴染みの「あそべる生物」シリーズの中でも人気のある 「ガチャアクションTHE恐竜」の最新弾として登場した今作は、 後期白亜紀の海や水辺にフォーカスした特集弾となっているぞよ。 ラインナップは「プレシオサウルス A」 「プレシオサウルス B」 「スピノサウルス」 「アンキロサウルス」 「ティロサウルス」の全5種。 このうちスピノとアンキロ、ティロサウルスは過去弾からのカラバリ収録。 新規造形のプレシオサウルス×2が大きな目玉と言って良いだろう! まずはそんな注目アイテム「プレシオサウルス A」ぞよ! 全長19.5センチと言う超ビッグサイズ・シリーズ最長級で登場の首長竜! こちらのAカラーは彩度の高い青、Bカラーは彩度の低いグレーを基調とし、 彩色は目と歯を除けば背中の差し色のみと言う潔い仕様となっている。 ABどちらも遜色ない色数なのでどっちが出てもアタリぞよね。 このような首長竜類は主にジュラ紀〜白亜紀に繁栄した大型の海棲爬虫類であるぞよ。 中生代の海棲爬虫類の中では最も多様化したグループであり、 その化石は南極を含む全ての大陸から発見されており、太古の海にはとてもポピュラーな存在だった事が窺える。 世界中の海の他、一部の首長竜は汽水域や淡水域にも進出していたと言う。 中でもプレシオサウルス類は首が長い事が特徴的な首長竜ぞよね! 首長竜なのに首の短いグループもいると言うのは何だかややこしく、 更にこの首の短いプリオサウルス科の全てが首が短い訳ではないと言うのはわけわからんぞよ! プレシオサウルスは最大全長3.5メートル程で、頭部が小さく長い首をして扁平な胴に繋がっているぞよ。 この首は32個もの頸椎で支えられており、 主に海底に垂らしてアンモナイトや貝類、イカなど、小さな動物を食べていたと考えられる。 頭部や歯の構造から、海底の堆積物を口に吸いこみ、 余分なゴミを濾過して獲物だけを食っていた事も判っているぞよ。 首長竜では、複数の時代の様々な種類で胃や腸の内容物が明らかになっている。 腹部にはアンモナイトの残骸と共に、胃石の混じったものも保存されており、 どうやらプレシオサウルスの仲間は貝や甲殻類を捕食すると、 硬い殻を胃の中に溜め込んだ石で壊すなどして消化していたみたいぞよ。 プレシオおしり。 なが〜い首に対し、尻尾はごく短いのだ。 トップ。 いかにもスタンダードな首長竜の造形ぞよね! わたくしの幼少の頃は首長竜と言えばとても人気のある古生物であったが、 近年はモササウルスが活躍していてお株を奪われた感があるぞよ。 やはりアニメや映画の影響が大きいと言う事か・・・! ボトム。 ほぼほぼディテールで魅せるフィギュアとなっており、彩色は最小限。 それでも300円でこのボリュームはお得感が強い。 「あそべる生物フィギュア」はその名の通り動かして遊ぶ事の出来る生き物フィギュア! こちらのプレシオサウルスは口、頭、首、足、尾が簡易ボールジョイント仕様となっており、 ぐにぐにと動かして表情をつける事が可能となっている! ゆるく柔軟にシルエットを変える事が出来る長い首は、触っているとぽろぽろ落ちるがご愛敬だ!! カチっとした玩具も良いが、こういうチープなトイもたまには楽しいではないか〜。 なにせ300円だから文句もない! うにうに動かしてはぽろっと落ちた頭を付け直す、これが楽しいじゃありませんか〜! 意外にもこんな風に美しいカーブを作る事が出来る。 海中を優雅にゆくプレシオサウルスの姿が手のひらからはみ出す程のボリューム感でガチャから飛び出してくると言うワケぞ! 首の根元を反転させれば角度が大きく変わり、このようにネッシーモードにも変形可能だ! ネッシーとはネス湖で目撃されるプレシオサウルス型の未確認生物として有名であるが、 これはかなり研究が進んでおり、実在しないホラ話である事が確定していると言って良い。 その理由の一つに、首長竜はこのように首をもたげた姿勢を取る事が出来ないと言う事実がある。 おろかなにんげんどもも、おきつね族も、ほぼ全ての哺乳類は七つの骨で首を支えると言う共通の形質を持つ。 そこんとこ言うと首長竜は数十個もの骨で首を支えており、 このような構造では左右や上方には首を殆ど動かせなかった筈なのだ。 つまり、ネッシー風のポージングをするプレシオサウルスは学術的に誤った復元なのである。 そもネッシーの元ネタは映画「キングコング(1933)」であると割れている。 元ネタの首の長い古生物は竜脚類であったのに、水中に生息するリアリティを首長竜に求めた結果、 辻褄が合わなくなってしまったとはお間抜けさんなのだ!! 続いて「アンキロサウルス」を紹介ぞよ! こちらは2023年4月発売の「ガチャアクション THE恐竜 3大恐竜登場」にて初登場したもので、 今回はカラバリ再録となった。 元のバリエーションでは目が金色をしていたものが、今弾では黒目になって可愛さが増したぞよ。 その他のカラーリングはほぼ変わらないと言って良いだろう。 「ガチャアクションTHE恐竜」は近年金目恐竜が続いており、シリーズの特徴の一つでもあった。 しかし、元を辿れば初期のシリーズでは白目に瞳の描かれた弾もあったぞよ。 今回の黒目はシリーズ新時代を予感させる仕様変更かもしれない。 アンキロサウルスは後期白亜紀の鳥盤類恐竜で、 装盾類の中でも背中に皮骨を備えた鎧竜の代表格であるぞよ。 このような鎧竜は、尻尾にハンマーのついたものはアンキロサウルス科、 つかないものをノドサウルス科に分けられる。 どちらかと言えば堅牢なのはノドサウルス科で、防御に特化するのに対し、 アンキロサウルスはやや軽量化されており、素早く動いてはハンマー攻撃を繰り出すなどの戦法を取ったとされる。 現生で皮骨を持った動物はご存知アルマジロがあげられる! アルマジロは哺乳類なので、恐竜とは違ったルートで進化して皮骨を備えるに至ったが、 機能、見た目がよく似るのは生物の不思議と言わざるを得ん! このような恐竜の皮骨は勿論捕食者に対する防御の為にあるが、そればかりではない。 雌雄のディスプレイであったり、体温調節やカルシウムの貯蔵というような、 様々な機能が隠されており、生存に役立ったと考えられるぞよ。 アルマジロもやはり、地球の寒冷化する頃に皮骨を進化させた事がわかっていて、 保温に重要な器官であったと考えられているのだ。 アンキロサウルスと言うと皮骨はゴツゴツと背中に並ぶ印象だが、 本商品では殆ど鋭利なトゲ状に発達しており、誇張が見られる。 全体に怪獣然として格好良い印象ぞよね! トップ。 これも300円とは思えないボリューム感・クオリティで満足度高いですよ〜。 ボトム。 お腹側のディテールもリアルな塩梅ぞ。 アンキロサウルスは口が開閉、四肢・尻尾がロールし表情をつける事が可能! なんだか可愛い仕草ぞよ! とても機嫌が良さそう。 過去弾の金目も格好良かったが、黒目になると可愛さが増した雰囲気ぞよね。 ぺたんと伏せポーズも出来ちゃいます。 愛嬌のあるアンキロサウルスだ! 首長竜は本家タカトミのアニアシリーズにおいて「AL-09クビナガリュウ(フタバサウルス)」としてラインナップされている。 並べてみるとガチャの方がデカいと言うね・・・! 遊びやすさではアニアの方がずっと頑丈だが、ガチャは簡易ボールジョイントで意外にもしなやかな首の動きを表現しており、 どちらが勝るともないギミックぞよ。 アンキロサウルスは「AL-14アンキロサウルス」としてラインナップ、写真はアニメ彩色の「ゴッツ」ぞよ! このアニアのアンキロサウルスであるが、かなりリアルで正確な造形をしているのでお気に入りだ。 比べてみると、ガチャはアニメか映画に出てきそうな怪獣然としたスタイルをしているぞよね! トゲが発達し、脚などやや長めで全高が高いのも特徴である。 アンキロサウルスは植物食で、主に低い位置の葉を食っていたと考えられる。 すると頭部は地面に近い方が良さそうだ。 ガチャは頭が結構高い位置にあるから、草を食む時にはちょっと難儀しそうである。 本商品の原型となったアンキロサウルスの初出は2023年。 この年は上野の科博で「恐竜博2023」が催され、 この最大の目玉はカナダ・ロイヤルオンタリオ博物館より来日した極めて保存状態の良いアンキロサウルス科の鎧竜 「ズール・クルリヴァスタトル」であったぞよ。 タカトミアーツは恐らくこの展示会に合わせて 2023年にアツいジャンルだったアンキロサウルスをラインナップしてきたというワケぞよね! 侮れんぞよ〜っ!! アニアと一緒に並べると世界観が広がるぞよね! 激突・尻尾ハンマー! アンキロサウルスはこのような尻尾のコブを肉食恐竜に対する武器とするほか、 仲間同士の決闘にも用いたかもしれないぞよ。 アニアやあそべる生物シリーズでは様々な海棲爬虫類が網羅されている。 まだ出ていないのは魚竜ぞよね! 首長竜やモササウルスと比べると、魚竜はより原始的でアニメや映画でもあんまりピックアップされず、 人気では一歩も二歩も劣る印象があるが・・・ここまで来たら並べて遊びたいですよ〜。 タカトミアーツ、頼むぞよ!! さて、本弾のタイトルは「海をゆく影」となっており、 海生爬虫類のプレシオサウルスとティロサウルスは勿論、 水中生活者であったとされるスピノサウルスはやや外れる気もするがまず納得がいかなくもない。 この中に混じるアンキロサウルスは何なんだよ!ってコトですが・・・。 このような鎧竜最大の特徴である皮骨はケラチン質からなり、 通常化石に残る事はまずないとされる。 堅牢な皮骨で体を守っている鎧竜は、一見すると化石に残りやすそうなイメージであるが、 その実全身の構造がまるっと保存される事はごく稀なのだ。 しかし、ズールやボレアロペルタなど、 ミイラと見紛う程の保存状態の良い鎧竜の全身化石が発見されている事もまた事実ぞよ。 彼らが生前の姿を色濃く残した化石として保存される最大の条件こそ、 死後速やかに水中に流され、海底の泥に埋ってしまう事なのだ・・・! つまり、「海をゆく影」とは後期白亜紀の海を優雅に泳ぐプレシオサウルスらの事であると同時、 命の尽きて海中に没し、悠久の時の彼方へ旅立つアンキロサウルスも表しているに違いないぞよ! この弾にアンキロサウルスが並ぶのは、大変に通なラインナップと言えるでしょう!! 侮りがたし、タカトミアーツ! 昨今際限なく値上がりしてゆくガチャ業界、バンダイでは1000円2000円するものも当然になりつつあるが・・・、 タカトミアーツはちびっ子向けに楽しい玩具を開発し続けてくれるのがありがたいぞよね! 300円ガチャは我々庶民の味方ぞよ・・・!! 首長竜エラスモサウルスも登場! 「ツZ」4巻で読もう、「恐竜科学博」レポ!! :このリンクを踏んで何かポチるとわたくしにささやかな報酬が入りサイトのサーバー代などになるのでよろしくぞ! ・「アニア AL-09 クビナガリュウ」 ・「AL-14 アンキロサウルス」 ▲TOP |
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